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第8章 スピカの恋愛事情
閑話☆鋼の理性
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スピカとカストルが出て行って、ルナと2人残された。
抱きかかえたまま、考える。
本当に酔っているのか?
恥ずかしがりのルナが、人前で口付けをしてくるなんて……まぁ、可愛いから俺は嬉しいが……
スピカが、チョコを食べたからと言ったが……
まだそれらしい菓子がテーブルに置いてある。
ルナをベッドに乗せて、箱ごと取って来たその菓子を一口食べた。
「あまっ」
思わず、声を出すとベッドが揺れた。
少し瞬きをしてぼーっとしたままのルナが俺の半分かじった菓子を見ている。
「悪い。起こしたな」
目を擦り、起き上がって俺の手を掴み……パクリって言う表現通りチョコを食べた。
少しだけ残った菓子を指ごと、口に含まれる。
「おいっ、ルナ?」
溶けたチョコを小さな舌で舐めてくる。
「ん。おいし。もう一個ちょうだい」
思わず、もう一つを口元に持っていくと……3口目は指ごと含まれてしまう。
やばい、このままいたら手を出してしまいそうだ。
「ルナ、もう寝ろ。お前が寝るまで側にいるから」
「嫌」
あ、マジでこの菓子で?
「1人は嫌」
泣きそうな顔をする。
「──横にいるよ。手は出さない。フェルもそれなら良いだろ?」
ルナは、満面の笑みを見せてギュッと抱きついてくる。
だから、くっつき過ぎだ。
引き剥がそうとする前に、ルナから離れた。
ホッとすると同時に惜しい気がして、首を振る。
手を出したら、セス様に殺される。
「ルナ、ほら寝よう」
平常心、平常心。
「んー。暑ぃ。これ、嫌」
寝衣の上衣を脱いでしまう。
まて、まってくれ。
肩紐が割と細めの下着の胸元が薄らと汗で張り付いている。
サイズが大きいのか、肩紐が肩から下がる。
可愛い。やばい、触りたい。
「汗で、気持ち悪い。コレも嫌だ」
「クリーンで、汗は取るから!」
理性を試されているのか?己の中心に熱が溜まっていくのがわかる。
「あ、アルありがとう。サラサラだねぇ。気持ちぃ」
胸元を自分の手でさすりながら、
あははと笑う。
やばい、なんの試練だ。
「ほ、ほら横になって」
さっさと寝かせないと駄目だ。
下着を触っているだけなのに、ドキドキしてくる。何故か、やたらと胸を気にしている。
視線が俺の胸の所で止まる。
その手が、俺の胸に触れてくる。
上下に触って、俺の乳首辺りを確認している。
「んー。胸、がっしり?僕と全然違うね。乳首も僕より大きいのかな?僕の胸ペラペラだね」
また、ルナの手が自身の両胸を掴む。形がなんとなく分かる。
「アルは、女の子のオッパイの方が気持ちよくないの?丸くて柔らかそうなやつ。僕の触り心地悪そうだよ?」
やわやわと、もむ仕草が……やめてくれ。
「ルナなら良いんだよ」
次の瞬間、ルナが下着の前を引っ張り両胸を晒す。
ルナは元々暗い部屋が駄目だ。
部屋は、明るいままだ。
可愛いらしい、ピンク色の粒を見せられる。
「こんなのが、好きなの?」
細い指が、粒を摘みクニクニと触り心地を確かめて……
「アルが、好きなら……良いかなぁ。へへ」
胸から離れた手が俺の背に回されてた。
「朝まで抱っこして、てね」
触れるだけの優しいキスをして、
あっという間に寝てしまった。
ルナが、完全に寝たら一度処理に行かなければ……やばい。
後1年の辛抱だ。
チョコは、その時に山ほど買ってやる。
抱きかかえたまま、考える。
本当に酔っているのか?
恥ずかしがりのルナが、人前で口付けをしてくるなんて……まぁ、可愛いから俺は嬉しいが……
スピカが、チョコを食べたからと言ったが……
まだそれらしい菓子がテーブルに置いてある。
ルナをベッドに乗せて、箱ごと取って来たその菓子を一口食べた。
「あまっ」
思わず、声を出すとベッドが揺れた。
少し瞬きをしてぼーっとしたままのルナが俺の半分かじった菓子を見ている。
「悪い。起こしたな」
目を擦り、起き上がって俺の手を掴み……パクリって言う表現通りチョコを食べた。
少しだけ残った菓子を指ごと、口に含まれる。
「おいっ、ルナ?」
溶けたチョコを小さな舌で舐めてくる。
「ん。おいし。もう一個ちょうだい」
思わず、もう一つを口元に持っていくと……3口目は指ごと含まれてしまう。
やばい、このままいたら手を出してしまいそうだ。
「ルナ、もう寝ろ。お前が寝るまで側にいるから」
「嫌」
あ、マジでこの菓子で?
「1人は嫌」
泣きそうな顔をする。
「──横にいるよ。手は出さない。フェルもそれなら良いだろ?」
ルナは、満面の笑みを見せてギュッと抱きついてくる。
だから、くっつき過ぎだ。
引き剥がそうとする前に、ルナから離れた。
ホッとすると同時に惜しい気がして、首を振る。
手を出したら、セス様に殺される。
「ルナ、ほら寝よう」
平常心、平常心。
「んー。暑ぃ。これ、嫌」
寝衣の上衣を脱いでしまう。
まて、まってくれ。
肩紐が割と細めの下着の胸元が薄らと汗で張り付いている。
サイズが大きいのか、肩紐が肩から下がる。
可愛い。やばい、触りたい。
「汗で、気持ち悪い。コレも嫌だ」
「クリーンで、汗は取るから!」
理性を試されているのか?己の中心に熱が溜まっていくのがわかる。
「あ、アルありがとう。サラサラだねぇ。気持ちぃ」
胸元を自分の手でさすりながら、
あははと笑う。
やばい、なんの試練だ。
「ほ、ほら横になって」
さっさと寝かせないと駄目だ。
下着を触っているだけなのに、ドキドキしてくる。何故か、やたらと胸を気にしている。
視線が俺の胸の所で止まる。
その手が、俺の胸に触れてくる。
上下に触って、俺の乳首辺りを確認している。
「んー。胸、がっしり?僕と全然違うね。乳首も僕より大きいのかな?僕の胸ペラペラだね」
また、ルナの手が自身の両胸を掴む。形がなんとなく分かる。
「アルは、女の子のオッパイの方が気持ちよくないの?丸くて柔らかそうなやつ。僕の触り心地悪そうだよ?」
やわやわと、もむ仕草が……やめてくれ。
「ルナなら良いんだよ」
次の瞬間、ルナが下着の前を引っ張り両胸を晒す。
ルナは元々暗い部屋が駄目だ。
部屋は、明るいままだ。
可愛いらしい、ピンク色の粒を見せられる。
「こんなのが、好きなの?」
細い指が、粒を摘みクニクニと触り心地を確かめて……
「アルが、好きなら……良いかなぁ。へへ」
胸から離れた手が俺の背に回されてた。
「朝まで抱っこして、てね」
触れるだけの優しいキスをして、
あっという間に寝てしまった。
ルナが、完全に寝たら一度処理に行かなければ……やばい。
後1年の辛抱だ。
チョコは、その時に山ほど買ってやる。
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