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【四】《34》
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「静さん、急にすいません。今、大丈夫ですか?」
「ああ、もちろん。それにしてもさすが裕だなあ。仕事場が暑くて、席を外す口実が欲しかったところなんだ」
「そうでしたか、お役に立ててよかったです。今度なんか驕ってください」
裕一郎はこれまで何度も静生を支えてきた最も有能で信頼の置ける男だが、まさか会社を辞めたあともこうして助けられるとは思わなかった。もしかすると裕一郎とは、目に見えない因縁のようなもので繋がっているのかもしれない。
「わかったよ、近日中に時間を作ってみる。それはそうと、今日はどうしたの?」
「はい、この間の電話の件なんですけど、まだ探してます?」
おそらく黒ずくめの能力を探るために訊ねた、筋肉増強剤の件だろう。
「いや、あれはもういいんだ。すっかり諦めがついたよ」
「そうだったんですか。それを聞いて安心しました。あれから方々に当たってみたんですが、結局力になれそうもなくて。もしやと思って、スポーツだけでなく軍事関係の情報にも目を通してみたんです。でも、そっち方面も完全に空振りでした」
「軍事関係?」
「ええ、もしそんな能力を持った軍隊がいたら、さぞ強いだろうと思って。でも予想は見事に外れました。考えてみれば、現代の戦争に超人は必要ありませんし」
「そうなの?」
「いやだなあ、本当はわかってるくせに。相変わらず聞き上手ですね。現代の戦闘では、兵士同士の白兵戦なんてほとんどありません。展開されるのは空爆、ミサイル攻撃、そしてサイバー戦。地上部隊が必要になるのは、最終的に土地を占領するときか、少人数のゲリラを制圧するときくらいで、そんな場面でも今は優秀な兵器が兵士何十人分もの活躍をしてくれます。要するに、莫大な資金を投入して超人を開発するくらいなら、高性能のミサイルや自爆ドローンを買ったり、サイバー攻撃を専門としたコンピューターのエキスパートを育成したり、もしくは抑止力としての核武装を検討するほうがよっぽど現実的ってことです。僕は静さんと違ってそれに気づくのが遅くて、無駄に情報を漁ってしまいました」
「いや、まあ、何と言うかその、骨を折ってくれてありがとう……」
軍が絡んでいる可能性など、露ほども考えていなかった。さすが裕一郎、やる事にそつがない。
「まあ僕としては、怪しい薬を飲んでマッチョになった静さんも見てみたいですけどね。でも、この世に存在しないんじゃ仕方がない」
「やめてくれよ。僕がマッチョなんて、夢に出そうだ」
電話の向こうから、裕一郎の陽気な笑い声が聞こえる。ここ数年は激務が続いていたので、裕一郎と気楽に談笑するのは久し振りだった。誰かと暢気に笑い合える余裕があることに、懐かしさと喜びを感じずにはいられない。
「ところで、静さんはお変わりありませんか?」
「うん、特に変わったことはないけど」
「ということは、引き続き警備員のお仕事をされているんですね」
振り返って、古びた豆腐店の軒先を眺める。二階建ての一階部分は半分が店舗兼作業場になっており、その奥は鈴子の住居だ。建物自体はなかなかの広さで、新築時は立派な家としてさぞ目を引いただろう。だが今となっては痛みも目立ち、軒の上に掲げられた〝上田豆腐店〟という看板の文字もすっかり色褪せてしまっている。一緒に歳を取った鈴子は化粧や服選びで若作りできるが、建物が重ねてきた年月は隠しきれない。
「いや、今は警備員じゃなくて配達員をやってる。待てよ、雑用係かな」
「──これを機にいろんな経験をしてみるのもいいかもしれませんね。でも、静さんほどのキャリアがあれば、他の製薬会社が放っておかないと思いますけど」
「いざとなったらそれも考えるけど、今はまだそういう気分じゃないんだ。幸い貯金はそこそこあるし、もうしばらくはのんびりしようと思ってる」
正直な気持ちだった。今はまだ、未来と真剣に向き合う余裕がない。家庭の不和、一度死んだという事実、アマテラスという謎の存在、そして大量虐殺を企てた黒ずくめ。しかもこれまでの激務によって、心身はすっかり疲弊しきっている。できることなら豆腐店などで働かずに、朝から晩まで海でも眺めていたいくらいだ。
「わかりました。ちなみに静さん、何か気になっていることはありませんか?」
「気になってること? 特にないけど」
ほんの一瞬だったが、裕一郎の戸惑いがありありと伝わってきた。たった今の何気ない返答が、それほど意外だったのだろうか。
「静さん、変わりましたね。あれほど入れ込んでいた新薬の進捗、気になりませんか?」
ほんの数か月前まで、裕一郎や他のスタッフたちと共に心血を注いできた抗ストレス薬の開発。道半ばで現場を離れた静生は、新薬のことをさぞ気にしているだろう。裕一郎がそんな気遣いをするのも当然だった。
「そういえば僕は、あの薬のために辞めたようなものだったね。何だかすごく昔のことのような気がするよ。そろそろ完成してるかな」
裕一郎は遠慮する様子もなく苦笑を漏らした。辞職後に色々ありすぎて失念していただけなのだが、彼は静生のことを、仕事を辞めてすっかり惚けてしまったと思ったようだ。
「環境の変化は、こんなにも人を変えてしまうんですね。でも、この大らかさが本来の静さんなのかも。それならそれで、僕も気兼ねなく報告ができます」
ゆっくりと息を吸い込んだ裕一郎は、少し改まった声で言った。
「あの薬の開発は、無期延期になりました」
「無期延期? 世に出せばたくさんの人を救える薬なのに」
「ええ、社内の誰もがそう思っています。でも社長の命令なので、どうしようもありません」
ふと、社長に海外出向を命じられたことを思い出した。そのことと開発延期には、何か関係があるのかもしれない。
「外国企業と何かあったのかな。揉め事になっていなければいいけど」
「これ以上は、僕の口からは言えません。ただ……」
「ただ?」
「静さんと僕たちの苦労は、決して無駄にはしません」
その宣言はただならぬ気迫に満ちていて、決意以上の執念めいたものさえ感じられた。開発の頓挫を最も恨めしく思っているのは、今や部外者となった静生ではなく、残された裕一郎のほうに違いない。
「裕の気持ち、すごくわかるよ。あの薬が完成すれば、世界中のストレス被害を最小限に抑えることができる。この間の爆弾テロだって、犯人を狂わせたのは心の病かもしれない。僕はもう開発の一員じゃないけど、できる限り協力する。これからも諦めずに完成の機会を探ろう」
「──爆弾テロ?」
裕一郎の怪訝そうな声を聞いて、自分の迂闊さに気づいた。黒ずくめが企てた爆弾テロは、静生が阻止したので表沙汰にはなっていない。海上で炸裂した爆弾も、世間的には原因不明の現象ということになっていて、爆弾やテロとは何一つ結びついていなかった。
「あ、いや、世界中で起きている無差別テロのことだよ。あんなことをやる人間の精神は、きっと病んでいるんじゃないかなって……」
何とかごまかしたが、その後も釈然としない空気が払拭されることはなかった。それにしても、爆弾テロと聞いた裕一郎の過剰とも言える反応。何か思うところがあったのか、はたまた単なる思い過ごしか。そこはかとない違和感が喉に刺さった小骨のように残り続けたが、静生にその真相を知る術はない。
「ああ、もちろん。それにしてもさすが裕だなあ。仕事場が暑くて、席を外す口実が欲しかったところなんだ」
「そうでしたか、お役に立ててよかったです。今度なんか驕ってください」
裕一郎はこれまで何度も静生を支えてきた最も有能で信頼の置ける男だが、まさか会社を辞めたあともこうして助けられるとは思わなかった。もしかすると裕一郎とは、目に見えない因縁のようなもので繋がっているのかもしれない。
「わかったよ、近日中に時間を作ってみる。それはそうと、今日はどうしたの?」
「はい、この間の電話の件なんですけど、まだ探してます?」
おそらく黒ずくめの能力を探るために訊ねた、筋肉増強剤の件だろう。
「いや、あれはもういいんだ。すっかり諦めがついたよ」
「そうだったんですか。それを聞いて安心しました。あれから方々に当たってみたんですが、結局力になれそうもなくて。もしやと思って、スポーツだけでなく軍事関係の情報にも目を通してみたんです。でも、そっち方面も完全に空振りでした」
「軍事関係?」
「ええ、もしそんな能力を持った軍隊がいたら、さぞ強いだろうと思って。でも予想は見事に外れました。考えてみれば、現代の戦争に超人は必要ありませんし」
「そうなの?」
「いやだなあ、本当はわかってるくせに。相変わらず聞き上手ですね。現代の戦闘では、兵士同士の白兵戦なんてほとんどありません。展開されるのは空爆、ミサイル攻撃、そしてサイバー戦。地上部隊が必要になるのは、最終的に土地を占領するときか、少人数のゲリラを制圧するときくらいで、そんな場面でも今は優秀な兵器が兵士何十人分もの活躍をしてくれます。要するに、莫大な資金を投入して超人を開発するくらいなら、高性能のミサイルや自爆ドローンを買ったり、サイバー攻撃を専門としたコンピューターのエキスパートを育成したり、もしくは抑止力としての核武装を検討するほうがよっぽど現実的ってことです。僕は静さんと違ってそれに気づくのが遅くて、無駄に情報を漁ってしまいました」
「いや、まあ、何と言うかその、骨を折ってくれてありがとう……」
軍が絡んでいる可能性など、露ほども考えていなかった。さすが裕一郎、やる事にそつがない。
「まあ僕としては、怪しい薬を飲んでマッチョになった静さんも見てみたいですけどね。でも、この世に存在しないんじゃ仕方がない」
「やめてくれよ。僕がマッチョなんて、夢に出そうだ」
電話の向こうから、裕一郎の陽気な笑い声が聞こえる。ここ数年は激務が続いていたので、裕一郎と気楽に談笑するのは久し振りだった。誰かと暢気に笑い合える余裕があることに、懐かしさと喜びを感じずにはいられない。
「ところで、静さんはお変わりありませんか?」
「うん、特に変わったことはないけど」
「ということは、引き続き警備員のお仕事をされているんですね」
振り返って、古びた豆腐店の軒先を眺める。二階建ての一階部分は半分が店舗兼作業場になっており、その奥は鈴子の住居だ。建物自体はなかなかの広さで、新築時は立派な家としてさぞ目を引いただろう。だが今となっては痛みも目立ち、軒の上に掲げられた〝上田豆腐店〟という看板の文字もすっかり色褪せてしまっている。一緒に歳を取った鈴子は化粧や服選びで若作りできるが、建物が重ねてきた年月は隠しきれない。
「いや、今は警備員じゃなくて配達員をやってる。待てよ、雑用係かな」
「──これを機にいろんな経験をしてみるのもいいかもしれませんね。でも、静さんほどのキャリアがあれば、他の製薬会社が放っておかないと思いますけど」
「いざとなったらそれも考えるけど、今はまだそういう気分じゃないんだ。幸い貯金はそこそこあるし、もうしばらくはのんびりしようと思ってる」
正直な気持ちだった。今はまだ、未来と真剣に向き合う余裕がない。家庭の不和、一度死んだという事実、アマテラスという謎の存在、そして大量虐殺を企てた黒ずくめ。しかもこれまでの激務によって、心身はすっかり疲弊しきっている。できることなら豆腐店などで働かずに、朝から晩まで海でも眺めていたいくらいだ。
「わかりました。ちなみに静さん、何か気になっていることはありませんか?」
「気になってること? 特にないけど」
ほんの一瞬だったが、裕一郎の戸惑いがありありと伝わってきた。たった今の何気ない返答が、それほど意外だったのだろうか。
「静さん、変わりましたね。あれほど入れ込んでいた新薬の進捗、気になりませんか?」
ほんの数か月前まで、裕一郎や他のスタッフたちと共に心血を注いできた抗ストレス薬の開発。道半ばで現場を離れた静生は、新薬のことをさぞ気にしているだろう。裕一郎がそんな気遣いをするのも当然だった。
「そういえば僕は、あの薬のために辞めたようなものだったね。何だかすごく昔のことのような気がするよ。そろそろ完成してるかな」
裕一郎は遠慮する様子もなく苦笑を漏らした。辞職後に色々ありすぎて失念していただけなのだが、彼は静生のことを、仕事を辞めてすっかり惚けてしまったと思ったようだ。
「環境の変化は、こんなにも人を変えてしまうんですね。でも、この大らかさが本来の静さんなのかも。それならそれで、僕も気兼ねなく報告ができます」
ゆっくりと息を吸い込んだ裕一郎は、少し改まった声で言った。
「あの薬の開発は、無期延期になりました」
「無期延期? 世に出せばたくさんの人を救える薬なのに」
「ええ、社内の誰もがそう思っています。でも社長の命令なので、どうしようもありません」
ふと、社長に海外出向を命じられたことを思い出した。そのことと開発延期には、何か関係があるのかもしれない。
「外国企業と何かあったのかな。揉め事になっていなければいいけど」
「これ以上は、僕の口からは言えません。ただ……」
「ただ?」
「静さんと僕たちの苦労は、決して無駄にはしません」
その宣言はただならぬ気迫に満ちていて、決意以上の執念めいたものさえ感じられた。開発の頓挫を最も恨めしく思っているのは、今や部外者となった静生ではなく、残された裕一郎のほうに違いない。
「裕の気持ち、すごくわかるよ。あの薬が完成すれば、世界中のストレス被害を最小限に抑えることができる。この間の爆弾テロだって、犯人を狂わせたのは心の病かもしれない。僕はもう開発の一員じゃないけど、できる限り協力する。これからも諦めずに完成の機会を探ろう」
「──爆弾テロ?」
裕一郎の怪訝そうな声を聞いて、自分の迂闊さに気づいた。黒ずくめが企てた爆弾テロは、静生が阻止したので表沙汰にはなっていない。海上で炸裂した爆弾も、世間的には原因不明の現象ということになっていて、爆弾やテロとは何一つ結びついていなかった。
「あ、いや、世界中で起きている無差別テロのことだよ。あんなことをやる人間の精神は、きっと病んでいるんじゃないかなって……」
何とかごまかしたが、その後も釈然としない空気が払拭されることはなかった。それにしても、爆弾テロと聞いた裕一郎の過剰とも言える反応。何か思うところがあったのか、はたまた単なる思い過ごしか。そこはかとない違和感が喉に刺さった小骨のように残り続けたが、静生にその真相を知る術はない。
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