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七章
むかしばなし⑥
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周囲を見渡して人目がないのを確認してから飛翔の魔術を使い、ひらりと壁を越えて、見張り台に登る。
誰もわたしに注意など払わないだろうが、念のため体はまた男に戻しておく。
さも今までここにいたかのように、いつも通りまた飛び降りて住まいへと帰った。
今夜は幸い雲が多くて月も隠れている。深夜、皆が寝静まった頃に決行すると決めて、わたしは食事の用意に取りかかった。
朝のうちに焼いておいたパンと根菜のスープ。
鍋を温め直して食卓につくと、珍しいことに父が自室から出て来て正面の卓についた。
「受胎の儀式が始まるそうだな」
しかも話しかけてきた。会話など殆どしたこともないのに。
「…………ええ」
上役から伝言でもされたのだろう。昨夜、わたしが上役に呼ばれた時に父はいなかったから。
気まずい沈黙が落ちて、わたしが匙を動かし皿に触れる音さえ大きく聞こえる。
サークと昼食を共にするときは話をしなくても心地いいのに、今は沈黙が苦しくて、食べ物が喉につかえる気がした。
「今日は配給の日でな。
いつもより蓄えが減っていた」
ぴくり、と思わず匙が止まる。
下げていた視線をそろりと上げれば、薄い水色の瞳が感情なくわたしを見ていた。
「……外は暑くなってきましたので。
体力をつけようかと多めに昼食を食べていました」
誤魔化されてくれるだろうか。
皺の多い面を出来るだけ自然に見つめ返す。
「書庫にも足しげく通っていると聞いた。
才もないのにご苦労な事だと管理人が皆に話していたよ」
「これまでの不勉強を恥じて学び直そうかと」
「一月前、久方ぶりに試練を越えてきた者を追い返したとも聞いた」
「…………そうですね。
情けなくも人間などに苦戦しました。それがきっかけで意識が変わりまして。
番人の務めにやりがいを持ち出した所でしたが、無駄になりました」
何が言いたいのだろう。こんなに饒舌な父は初めてだ。
動揺を悟られないよう食事を終わらせ、感謝の祈りを捧げて食器を片付ける。
ーー何か勘づいたのか。
まさか、サークの存在に気がついている?
瓶から流し台のたらいに水を移して皿を洗いながら、ざわりと背が震えた。
ーー万が一そうだとして。
彼を害そうなどと、考えていたならば。
意識が作り付けの引き出しに向かう。
そこに収められている包丁の存在を思い出して。
「ルナ」
ふいに真後ろで呼ばれ、勢いよく振り返る。
ぬっと眼前につきだされたものに、目を瞬いた。
「…………これは」
差し出されていたのは、一枚のクッキー。
相変わらず無表情で、何も話さない。
受けとれ、ということだろうか。
「儂は御子に干渉しない。お前は我が一族の未来を繋ぐ者。
イズティスが、儂と成した子を育てるよう遺言したのでこれまで共に暮らしてきたのだ」
イズティス。久しぶりに母の名を聞いた。
あまり多くの子をもうけられなかったその人が、最後に産んだのがわたしなのだと聞かされた事があった。
わたしが赤子の時に彼女は死んだので記憶はないが。
「母は美しかった。
……お前はよく似ている」
「父上。先程からなんの話を」
口を挟んだ途端、クッキーを口に押し込められた。
ほんとうにわけがわからない。
「どのような生き方になろうとも、息災で。
お前を抱き上げた彼女が最期に言っていた」
幼い頃に時たま与えられた懐かしい味。
「儂はもう休む。
明日は陽が昇りきるまで起きるつもりはないので、部屋に防音の術をかけるから覚えておくように」
左指に鈍く光る、赤い筋が沈んだ琥珀石の指輪。
乾いたクッキーを咀嚼していて口をきけずにいると、飲み込む前に父はぎこちなく頬を歪ませてから背を向け、自室へと戻って行った。
飲み水を入れた瓶から杓でコップに水をうつし、一息に飲み干してから呟く。
「……最後になって……何のつもりだ」
明日の禊が済めば、わたしは二度と堂から出られない。
順番が巡ってくれば父が相手になる日もくるのだろうが、それまでにわたしの体がもつかわからないのだ。
だから、今生の別れを告げたというのか。
「今さら、情なんて」
聞くもののない呟きが落ちる。
口に残る甘いはずのクッキーの味は、何故かとても苦く感じた。
誰もわたしに注意など払わないだろうが、念のため体はまた男に戻しておく。
さも今までここにいたかのように、いつも通りまた飛び降りて住まいへと帰った。
今夜は幸い雲が多くて月も隠れている。深夜、皆が寝静まった頃に決行すると決めて、わたしは食事の用意に取りかかった。
朝のうちに焼いておいたパンと根菜のスープ。
鍋を温め直して食卓につくと、珍しいことに父が自室から出て来て正面の卓についた。
「受胎の儀式が始まるそうだな」
しかも話しかけてきた。会話など殆どしたこともないのに。
「…………ええ」
上役から伝言でもされたのだろう。昨夜、わたしが上役に呼ばれた時に父はいなかったから。
気まずい沈黙が落ちて、わたしが匙を動かし皿に触れる音さえ大きく聞こえる。
サークと昼食を共にするときは話をしなくても心地いいのに、今は沈黙が苦しくて、食べ物が喉につかえる気がした。
「今日は配給の日でな。
いつもより蓄えが減っていた」
ぴくり、と思わず匙が止まる。
下げていた視線をそろりと上げれば、薄い水色の瞳が感情なくわたしを見ていた。
「……外は暑くなってきましたので。
体力をつけようかと多めに昼食を食べていました」
誤魔化されてくれるだろうか。
皺の多い面を出来るだけ自然に見つめ返す。
「書庫にも足しげく通っていると聞いた。
才もないのにご苦労な事だと管理人が皆に話していたよ」
「これまでの不勉強を恥じて学び直そうかと」
「一月前、久方ぶりに試練を越えてきた者を追い返したとも聞いた」
「…………そうですね。
情けなくも人間などに苦戦しました。それがきっかけで意識が変わりまして。
番人の務めにやりがいを持ち出した所でしたが、無駄になりました」
何が言いたいのだろう。こんなに饒舌な父は初めてだ。
動揺を悟られないよう食事を終わらせ、感謝の祈りを捧げて食器を片付ける。
ーー何か勘づいたのか。
まさか、サークの存在に気がついている?
瓶から流し台のたらいに水を移して皿を洗いながら、ざわりと背が震えた。
ーー万が一そうだとして。
彼を害そうなどと、考えていたならば。
意識が作り付けの引き出しに向かう。
そこに収められている包丁の存在を思い出して。
「ルナ」
ふいに真後ろで呼ばれ、勢いよく振り返る。
ぬっと眼前につきだされたものに、目を瞬いた。
「…………これは」
差し出されていたのは、一枚のクッキー。
相変わらず無表情で、何も話さない。
受けとれ、ということだろうか。
「儂は御子に干渉しない。お前は我が一族の未来を繋ぐ者。
イズティスが、儂と成した子を育てるよう遺言したのでこれまで共に暮らしてきたのだ」
イズティス。久しぶりに母の名を聞いた。
あまり多くの子をもうけられなかったその人が、最後に産んだのがわたしなのだと聞かされた事があった。
わたしが赤子の時に彼女は死んだので記憶はないが。
「母は美しかった。
……お前はよく似ている」
「父上。先程からなんの話を」
口を挟んだ途端、クッキーを口に押し込められた。
ほんとうにわけがわからない。
「どのような生き方になろうとも、息災で。
お前を抱き上げた彼女が最期に言っていた」
幼い頃に時たま与えられた懐かしい味。
「儂はもう休む。
明日は陽が昇りきるまで起きるつもりはないので、部屋に防音の術をかけるから覚えておくように」
左指に鈍く光る、赤い筋が沈んだ琥珀石の指輪。
乾いたクッキーを咀嚼していて口をきけずにいると、飲み込む前に父はぎこちなく頬を歪ませてから背を向け、自室へと戻って行った。
飲み水を入れた瓶から杓でコップに水をうつし、一息に飲み干してから呟く。
「……最後になって……何のつもりだ」
明日の禊が済めば、わたしは二度と堂から出られない。
順番が巡ってくれば父が相手になる日もくるのだろうが、それまでにわたしの体がもつかわからないのだ。
だから、今生の別れを告げたというのか。
「今さら、情なんて」
聞くもののない呟きが落ちる。
口に残る甘いはずのクッキーの味は、何故かとても苦く感じた。
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