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七章
魔人族の郷
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霧の中に足を踏み入れた途端、ぶわりと濃い気配がまとわりついた。
霧に混じるあまりにも濃い魔力のせいだ。
噎せ返りそうな不快さに眉を寄せながら、オレは静かに呼びかける。
『おいで、サラマンデル』
掲げた掌の上に、ぽふんと小さな爆発と共にサラマンデルが現れた。
ちょこんと座って小首を傾げてくれるので、頬に笑みがのぼる。
『さびしくなんてない。僕はひとりじゃない。
君たち皆がいるもの』
幼い頃からずっと。
人間に虐げられてきたその間も。
知らないふりをしていただけで、いつも彼らは側にいてくれていた。
『さあまずは淀んだ空気を払おうか。いくよ!』
魔力を解放すると、サラマンデルのルビーの瞳が強く煌めき、尻尾の炎がぼうっと大きくなる。
オレの周囲に、円形に展開した炎の壁は天を高く貫き、巻き上がったそれは一気に霧を払い飛ばす。
徐々に視界が晴れて、鬱蒼とした森が姿を現すと、乾いた空気がさらりと頬を撫でた。
『一緒にやる?シルフィ』
問いかけに薄い羽音が合図のように耳許で響いた直後、竜巻のような強風は瞬く間に炎を巻き込んで立ち上る。
『大丈夫だよドリアード。燃やしたりしないから』
足許で不安げにオレのコートの裾を掴むドリアードに笑いかける。
『燃やすのは、この先にあるものだけだから。
きみも一緒に行こう、深緑の乙女』
大地に視線を向けると、傍らに音もなく翡翠色のユニコーンが現れた。
『どうぞタリュスティン。
何処へでも、貴方の心の赴くままに』
『ありがとう』
ひらりとユニコーンの背に跨がったオレは、木々の間を縫うように滑り出す。
バチンと耳障りな音がした途端、前方に突然魔力を帯びた透明な壁が立ち塞がった。
『サラマンデル、お願い!』
肩に乗ったサラマンデルが、ごうっと口から紅蓮の炎を吐き出す。
高温の炎は壁にぶつかって爆発し、腹に響く音を上げて霧散させた。
粉塵をくぐり抜けて風をまとい、森の中を進んでいくと、前方に小川が現れた。
飛び越えようとユニコーンの脚が宙に浮いた瞬間、上流から激しい水の奔流が生き物のようにうねりながら立ち上がり、押し流そうと襲ってきた。
『ウンディーネ、流れを逸らして!』
青いドレスを纏い、同じ青の肌色をした女性がオレと濁流の間に立ち塞がる。
水の流れはウンディーネのかざした指先から左右に割れ、激しい飛沫を上げて豪雨のように降り注ぐ。
その間に小川を越えて立ち止まり振り返ると、周囲を濡らした濁流はおさまり、また小さなせせらぎに戻っていた。
「性格の悪い仕掛けだな」
遠くに大きく水の落ちる音がするから、恐らく下流には滝があるのだと思う。
川を跨いだ瞬間に膨大な濁流に襲われれば、たちどころに流され滝から落ちてしまう。
侵入する者を拒み、魔力の高い魔獣を引き寄せる為の罠だとロフィは言っていた。
魔術を使えない人間や普通の獣であれば、先程の仕掛けを越えられず、魔人族の郷へたどり着けないのだろう。
もしかしたら、一定の水準を越える魔力を持った魔獣なら、おびきよせるために仕掛けが反応しないのかもしれないが、今は調べる時間がない。
隠れ郷に着くまでに、あと幾つ罠があるかわからないが。
「……越えられる。大丈夫」
消費した魔力は少なくないけれど、こうして心を落ち着かせればすぐに元通りになる。
魔人族の姿になってから、以前より魔力の回復速度も上がっているのだ。
「完全体、か。確かに便利なものだね」
皮肉を込めて呟いて、オレはまた深緑の乙女と共に駆け出した。
それから三つの罠を突破した。
下に無数の刃物が埋め込まれた大きな落とし穴、道に迷わせ切り立った崖下へと誘う幻覚、拳程の大きさの石が大雨のように落下してくる岩場。
自然物を使ったそれらはどれも魔力を帯びていて、防ぐにも相当の魔力を失った。
流石に疲労感を感じて大きく肩で息をつくオレの眼前には今、丸太を組んで造り上げられ身長の三倍ほどもある壁があった。
恐らく、ここが。
「……魔人族の隠れ郷」
周囲にはまた深く霧が立ち込めている。
魔力を帯びていないので、そういう地形の場所なのだと思うが、とにかく視界が悪い。
深緑の乙女の背中から降り、一人になったオレは呼吸を整えながら塀伝いにゆっくりと歩く。
破壊するか飛び越えるか思案していると、ごうっと何かがこちらへ飛来する音が聞こえた。
その場から後ろへ飛びすさると、地面に幾つも矢が深く突き刺さる。
普通の弓矢の威力ではない。
「魔力を帯びてる……」
「何用だ」
呟いたオレにかけられた声は、どこかくぐもっていたが男の声だった。
周囲を見回すが、霧に隠れて居場所が判然としない。
「魔人族の門番か!」
壁に向かって顔を上げ問うと、しばしの後に同じ返事が帰ってくる。
「何用だ、人間」
素直に答える気はないらしい。
キリキリと弦を引き絞る小さな音を耳が捕らえる。黙っていれば次は当てに来るだろう。
だから宣言した。
「お前達を屠る死神だ」
言い終わると同時に、音がした方と丸太の壁へ風の刃を放つ。
一抱えもある丸太は、容易く薪のように切り刻まれてがらがらと崩れ落ちていった。
あがる粉塵の中から影が飛び出して、刃の軌跡が振り下ろされる。
護りの壁で刃は阻んだが、長剣を構えた相手の姿にオレは目を見開いた。
獣人。……いや違う。
上半身だけ服を着ていて形は人間だが、皮膚が全く違う。
顔は例えるなら虎。剣を握る太い両腕も虎のような毛が生えている。
牙を剥き出すそれの下半身はしかし、腰から下が蜥蜴の鱗にびっしりと覆われていた。
口が獣の構造なら、人の言葉は確かに発音しにくいだろう。
「死神だと?大層だなあ醜い人間」
剣の刃をぎりぎりと護りの壁に押し付けながら、魔人族の男がさらに牙を剥き出した。
声の調子から察するに、どうやら笑っているらしい。
「聖地へ辿り着いたのは褒めてやる。
貴様が我らの糧となるに値するモノならば迎え入れよう。幸福に思うがいい」
「ふうん。それは折角のお言葉だけど残念だな。
君とはここで永遠にお別れだ」
物を選別する黄色く濁った獣の目に不快さが募る。
だからオレは言い終わると同時に、魔力の枷を解放した。
瞬時にあがった竜巻が、真空の刃となって魔人族の男を至近距離から切り刻む。
血飛沫が護りの壁を彩るように円形に張り付き、肉を断ち骨を砕く不快な音が耳を打つ。
悲鳴を上げる暇すらなく、それはどさりと崩れ落ち、モノと変した。
「……はあっ……」
むせ返るような鉄の臭いに吐き気がする。
どくどくと鼓動が早まって、全身が小刻みに震えてきた。
肉を頂くために、狩りをした事はあった。
生き物から命を奪うのは初めてではない。
けれど、人間と呼べるモノを殺したのは……はじめてだった。
ーーばかだ、今さら怖がるなんて。
わかっていたんでしょう?どんなにひどいことをしようとしてるのか。
押し込めた「タリュス」の非難する声が、涙で滲んでいる。
「……うるさいよ」
崩した丸太の壁の向こうからは、異変に気付いた魔人族達が騒ぐ声がしていた。
震える手を、固く拳に握ってオレは声のする方へと踏み出した。
「貴様がやったのか!?」
「デグリーは何をしている!」
次々に集まってくる魔人族の姿に戸惑う。
どれもこれも人間の形をしているが、一部が獣や爬虫類のような皮膚をしているのだ。
言葉は共通の言語だけれど、どこか耳慣れない訛りがある。
個体が宿す魔力の多さと、かれらから感じる精霊の気配は、これまでに接したどのいきものとも違っていた。
「門番なら殺した」
自分でも驚くほど静かに言い放つと、魔人族達に動揺が走る。
「馬鹿な……人間ごときに番人が……」
「自己紹介してやるよ。オレはタリュスティン。
……ルーナスティーナ、いや……あんた達流に言うなら、ルナ・ステラの息子だ」
「ルナの児だと!?あ奴、脆弱な人間の子など造ったのか!」
「尊き役目から逃げた裏切り者が!」
「ロフィリードの奴が早く捕らえんからだ!
あの無能め、魔力も持たぬ汚れた体の屑よ!」
口々にルーナやロフィの事までも罵り、殺気が膨れ上がっていく魔人族達を眺めているうちに、こちらの頭は逆に冷えて、口許に冷笑まで浮かんでくる。
「本当に同族を物としか扱わないんだな。
良かったよ」
ふう、と息を吐き出して目を閉じる。
「心置きなくお前らを排除出来そうだ」
解き放った魔力に乗せて呼びかける。
『ノーム、サラマンデル、ウンディーネ、シルフィ。
ーー囚われた仲間を解放しよう』
四方に高位精霊が顕現する。
莫大な魔力が吸われていくが、どうでもいい。
オレの殺意を感じ、次々に凄まじい魔力をこちらに向けてくるモノたち。
ひとつひとつが桁違いに強い。
それがなんだと言うんだ。
オレの方がこいつらよりも強い。
醜悪な姿のこいつらを全力を以て潰す。
ただそれだけをすればいいのだ。
霧に混じるあまりにも濃い魔力のせいだ。
噎せ返りそうな不快さに眉を寄せながら、オレは静かに呼びかける。
『おいで、サラマンデル』
掲げた掌の上に、ぽふんと小さな爆発と共にサラマンデルが現れた。
ちょこんと座って小首を傾げてくれるので、頬に笑みがのぼる。
『さびしくなんてない。僕はひとりじゃない。
君たち皆がいるもの』
幼い頃からずっと。
人間に虐げられてきたその間も。
知らないふりをしていただけで、いつも彼らは側にいてくれていた。
『さあまずは淀んだ空気を払おうか。いくよ!』
魔力を解放すると、サラマンデルのルビーの瞳が強く煌めき、尻尾の炎がぼうっと大きくなる。
オレの周囲に、円形に展開した炎の壁は天を高く貫き、巻き上がったそれは一気に霧を払い飛ばす。
徐々に視界が晴れて、鬱蒼とした森が姿を現すと、乾いた空気がさらりと頬を撫でた。
『一緒にやる?シルフィ』
問いかけに薄い羽音が合図のように耳許で響いた直後、竜巻のような強風は瞬く間に炎を巻き込んで立ち上る。
『大丈夫だよドリアード。燃やしたりしないから』
足許で不安げにオレのコートの裾を掴むドリアードに笑いかける。
『燃やすのは、この先にあるものだけだから。
きみも一緒に行こう、深緑の乙女』
大地に視線を向けると、傍らに音もなく翡翠色のユニコーンが現れた。
『どうぞタリュスティン。
何処へでも、貴方の心の赴くままに』
『ありがとう』
ひらりとユニコーンの背に跨がったオレは、木々の間を縫うように滑り出す。
バチンと耳障りな音がした途端、前方に突然魔力を帯びた透明な壁が立ち塞がった。
『サラマンデル、お願い!』
肩に乗ったサラマンデルが、ごうっと口から紅蓮の炎を吐き出す。
高温の炎は壁にぶつかって爆発し、腹に響く音を上げて霧散させた。
粉塵をくぐり抜けて風をまとい、森の中を進んでいくと、前方に小川が現れた。
飛び越えようとユニコーンの脚が宙に浮いた瞬間、上流から激しい水の奔流が生き物のようにうねりながら立ち上がり、押し流そうと襲ってきた。
『ウンディーネ、流れを逸らして!』
青いドレスを纏い、同じ青の肌色をした女性がオレと濁流の間に立ち塞がる。
水の流れはウンディーネのかざした指先から左右に割れ、激しい飛沫を上げて豪雨のように降り注ぐ。
その間に小川を越えて立ち止まり振り返ると、周囲を濡らした濁流はおさまり、また小さなせせらぎに戻っていた。
「性格の悪い仕掛けだな」
遠くに大きく水の落ちる音がするから、恐らく下流には滝があるのだと思う。
川を跨いだ瞬間に膨大な濁流に襲われれば、たちどころに流され滝から落ちてしまう。
侵入する者を拒み、魔力の高い魔獣を引き寄せる為の罠だとロフィは言っていた。
魔術を使えない人間や普通の獣であれば、先程の仕掛けを越えられず、魔人族の郷へたどり着けないのだろう。
もしかしたら、一定の水準を越える魔力を持った魔獣なら、おびきよせるために仕掛けが反応しないのかもしれないが、今は調べる時間がない。
隠れ郷に着くまでに、あと幾つ罠があるかわからないが。
「……越えられる。大丈夫」
消費した魔力は少なくないけれど、こうして心を落ち着かせればすぐに元通りになる。
魔人族の姿になってから、以前より魔力の回復速度も上がっているのだ。
「完全体、か。確かに便利なものだね」
皮肉を込めて呟いて、オレはまた深緑の乙女と共に駆け出した。
それから三つの罠を突破した。
下に無数の刃物が埋め込まれた大きな落とし穴、道に迷わせ切り立った崖下へと誘う幻覚、拳程の大きさの石が大雨のように落下してくる岩場。
自然物を使ったそれらはどれも魔力を帯びていて、防ぐにも相当の魔力を失った。
流石に疲労感を感じて大きく肩で息をつくオレの眼前には今、丸太を組んで造り上げられ身長の三倍ほどもある壁があった。
恐らく、ここが。
「……魔人族の隠れ郷」
周囲にはまた深く霧が立ち込めている。
魔力を帯びていないので、そういう地形の場所なのだと思うが、とにかく視界が悪い。
深緑の乙女の背中から降り、一人になったオレは呼吸を整えながら塀伝いにゆっくりと歩く。
破壊するか飛び越えるか思案していると、ごうっと何かがこちらへ飛来する音が聞こえた。
その場から後ろへ飛びすさると、地面に幾つも矢が深く突き刺さる。
普通の弓矢の威力ではない。
「魔力を帯びてる……」
「何用だ」
呟いたオレにかけられた声は、どこかくぐもっていたが男の声だった。
周囲を見回すが、霧に隠れて居場所が判然としない。
「魔人族の門番か!」
壁に向かって顔を上げ問うと、しばしの後に同じ返事が帰ってくる。
「何用だ、人間」
素直に答える気はないらしい。
キリキリと弦を引き絞る小さな音を耳が捕らえる。黙っていれば次は当てに来るだろう。
だから宣言した。
「お前達を屠る死神だ」
言い終わると同時に、音がした方と丸太の壁へ風の刃を放つ。
一抱えもある丸太は、容易く薪のように切り刻まれてがらがらと崩れ落ちていった。
あがる粉塵の中から影が飛び出して、刃の軌跡が振り下ろされる。
護りの壁で刃は阻んだが、長剣を構えた相手の姿にオレは目を見開いた。
獣人。……いや違う。
上半身だけ服を着ていて形は人間だが、皮膚が全く違う。
顔は例えるなら虎。剣を握る太い両腕も虎のような毛が生えている。
牙を剥き出すそれの下半身はしかし、腰から下が蜥蜴の鱗にびっしりと覆われていた。
口が獣の構造なら、人の言葉は確かに発音しにくいだろう。
「死神だと?大層だなあ醜い人間」
剣の刃をぎりぎりと護りの壁に押し付けながら、魔人族の男がさらに牙を剥き出した。
声の調子から察するに、どうやら笑っているらしい。
「聖地へ辿り着いたのは褒めてやる。
貴様が我らの糧となるに値するモノならば迎え入れよう。幸福に思うがいい」
「ふうん。それは折角のお言葉だけど残念だな。
君とはここで永遠にお別れだ」
物を選別する黄色く濁った獣の目に不快さが募る。
だからオレは言い終わると同時に、魔力の枷を解放した。
瞬時にあがった竜巻が、真空の刃となって魔人族の男を至近距離から切り刻む。
血飛沫が護りの壁を彩るように円形に張り付き、肉を断ち骨を砕く不快な音が耳を打つ。
悲鳴を上げる暇すらなく、それはどさりと崩れ落ち、モノと変した。
「……はあっ……」
むせ返るような鉄の臭いに吐き気がする。
どくどくと鼓動が早まって、全身が小刻みに震えてきた。
肉を頂くために、狩りをした事はあった。
生き物から命を奪うのは初めてではない。
けれど、人間と呼べるモノを殺したのは……はじめてだった。
ーーばかだ、今さら怖がるなんて。
わかっていたんでしょう?どんなにひどいことをしようとしてるのか。
押し込めた「タリュス」の非難する声が、涙で滲んでいる。
「……うるさいよ」
崩した丸太の壁の向こうからは、異変に気付いた魔人族達が騒ぐ声がしていた。
震える手を、固く拳に握ってオレは声のする方へと踏み出した。
「貴様がやったのか!?」
「デグリーは何をしている!」
次々に集まってくる魔人族の姿に戸惑う。
どれもこれも人間の形をしているが、一部が獣や爬虫類のような皮膚をしているのだ。
言葉は共通の言語だけれど、どこか耳慣れない訛りがある。
個体が宿す魔力の多さと、かれらから感じる精霊の気配は、これまでに接したどのいきものとも違っていた。
「門番なら殺した」
自分でも驚くほど静かに言い放つと、魔人族達に動揺が走る。
「馬鹿な……人間ごときに番人が……」
「自己紹介してやるよ。オレはタリュスティン。
……ルーナスティーナ、いや……あんた達流に言うなら、ルナ・ステラの息子だ」
「ルナの児だと!?あ奴、脆弱な人間の子など造ったのか!」
「尊き役目から逃げた裏切り者が!」
「ロフィリードの奴が早く捕らえんからだ!
あの無能め、魔力も持たぬ汚れた体の屑よ!」
口々にルーナやロフィの事までも罵り、殺気が膨れ上がっていく魔人族達を眺めているうちに、こちらの頭は逆に冷えて、口許に冷笑まで浮かんでくる。
「本当に同族を物としか扱わないんだな。
良かったよ」
ふう、と息を吐き出して目を閉じる。
「心置きなくお前らを排除出来そうだ」
解き放った魔力に乗せて呼びかける。
『ノーム、サラマンデル、ウンディーネ、シルフィ。
ーー囚われた仲間を解放しよう』
四方に高位精霊が顕現する。
莫大な魔力が吸われていくが、どうでもいい。
オレの殺意を感じ、次々に凄まじい魔力をこちらに向けてくるモノたち。
ひとつひとつが桁違いに強い。
それがなんだと言うんだ。
オレの方がこいつらよりも強い。
醜悪な姿のこいつらを全力を以て潰す。
ただそれだけをすればいいのだ。
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2023/09/23……エブリスタ、トレンドBL 5位
2023/09/23……小説家になろう、日間ファンタジー 39位
2023/09/21……連載開始
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