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五章
開戦
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先だってティムト国からアズヴァルド国へと侵入を試みた俺は、オルフォード山脈の深い森に分け入っていた。
故郷の年寄どもから、秘術を盗み逃げ出した同族を捕らえるよう指示されてから二十年弱。
幾度か足取りを掴んだ事もあるが、その度に上手く逃げられてきた忌々しい同族の手がかりが、昔魔術具を売り付けた若い魔術師とは可笑しな縁だ。
しかし、ある時期からぱたりと足跡が辿れなくなった。
理由を考える内に、奴は俺の追えないアズヴァルド国に入り込んだ可能性を考えた。
適当に雇った人間に、感知術を施した魔術道具をアズヴァルド国に配置させるようにして、隣接しているティムト国側から不愉快な結界の破壊を試す事数年。
ようやく反応が返ってきた。
俺のような、魔力の高い人間外の種族のみを阻む面倒な結界の向こうに、追っていた面倒事がいる。
どうやって奴が潜り抜けたのかは知らないが、自分から袋小路に入ったようなものだ。
アズヴァルド国の国境内側に、壁のように張り巡らされている結界を辿るうち、こんな山奥まで来たが、小癪にも緩み一つない。
しかし所詮は人間の児戯。人里を離れれば監視も疎かになる。
以前見つけて破壊した箇所のように。
目的のモノはもうすぐだ。
まとわりつく煩い虫を、放つ魔力の冷気で全て払い落としながら、俺はさらに足を進めた。
途中で違和感を感じて、ぴたりと立ち止まる。
左手方向に遥か続く壁の一角が、ゆらゆらと揺らめいて、魔力の流れが定まっていない。
……同じだ。
口許に嘲りの笑みが浮かぶ。
ここも結界の緩みがある。
手に入れたアズヴァルド国の地図と現在地を照らし合わせれば、向こうには街らしき印もない。
確信を持って揺らぎの最も大きい箇所を探り、懐から水晶の六角柱を取り出し狙いを定める。
今度は以前と違い、込めた魔力も破壊の術式も強化した。
芯に当たらずとも、周囲の魔力を吸収する術式が四散して壁に穴を穿つだろう。
「……もうすぐだ」
知らずに言葉が零れ落ちる。
ふっと呼吸を止めて、俺は鋭く水晶柱を、揺らぐ壁へと投げつけた。
どうどうと大きな水音が遠くに響いている。
大きな岩の目立つ広場のように開けたその場所で、長い白金の髪を緩い風に撫でられながら、水色の瞳は鋭く周囲を睨み付けていた。
激しい爆発音が側の木々の間から上がって、吹き飛ばされた枝葉がばらばらとその場に落ちる。
「随分と遅かったね」
まるで知人と待ち合わせていたかのような軽い声で、少女姿のルーナは口端を優雅につり上げた。
視線の先、爆風によりトンネルのように空間の空いた木々の間から、のそりと灰色のマントを身につけた人物が歩みでる。
マントはあちこちが擦りきれ、焼け焦げた痕すらあった。
引きずるような重い足取りで開けた箇所まで歩いたその人物は、ばっと頭を覆う帽子を跳ね上げた。
青白い面に巻かれた眼帯に塞がれていない右目の下には、疲労を示す隈が色濃く浮いている。
「……貴様の仕業か!?」
「なにが」
「ふざけるなよ、この俺に罠など!
地雷に蠢く蔦に、落とし穴に無数の槍だと!?殺す気か!」
「あんただってわたしを殺すつもりだろう。
死にもの狂いで抵抗して何が悪い」
腕組みしてふんと鼻をならし、顎を反らして醒めた視線を送るルーナの前で、男は腕に絡みついたまま生き物のように蠢く太い蔦を力任せに引きちぎり、ばしんと地面に叩きつけた。
「貴様が大人しくすれば殺しはしない。郷の連中からは生け捕りを命じられているからな。
繁殖能力を持つ「御子」の命は奪えない」
「……耳が腐れ落ちるほど聞かされた二つ名だ。
二度と思い出したくなかったよ」
「始祖の父の尊き血を濃く引いた証だぞ。何を不満に思う」
「羨ましいならくれてやりたいくらいだ。
お前、郷では見なかった顔だな」
男は赤い宝石のような片目を細める。
「若輩者では知らんだろうな。老人どもは存外臆病なのだよ。
例えば人間がいつか力をつけ、我らの郷を脅かすのではないかとな」
「……間諜の真似事か。
御苦労な事だね、ついでにわたしの始末も言いつけられたのか」
「首輪を引きちぎってまで逃げ出すような、駄犬の躾は命じられている」
男が暗く嗤う。
ぱき、ぱきとその足元に薄氷が覆い初め、大地を凍らせていく。
やれやれと溜め息をついたルーナはしかし、腕組みをしたまま半眼で眺め、逃げる素振りもない。
「抵抗は無駄だと悟ったか?
少しは利口になったようだな!」
男が言葉と同時に右手を振りかざすと、氷の柱が大地を這うように幾つも連なりルーナに襲いかかる。
氷が身体に触れる直前、身動ぎもしないルーナが豪然と微笑んだ。
「生憎わたしはお前よりかお利口さんだ」
どうっとルーナの眼前に炎の壁が前触れもなく立ち上る。
氷の溶ける激しい音と蒸気に視界が煙り、男は片腕で顔を庇った。
「誰が駄犬だ。
てめぇの方が体のいい犬のくせに」
もうもうと上がる煙の中、男とルーナの間を阻むように立つサークが、杖を肩にかけ苛々と言い放った。
「ルーナ大丈夫?待たせてごめんね」
その隣に立つ僕は、肩越しに振り返りルーナに怪我が無いことを確認する。
「問題ないよ。そっちは上手く行ったかい?」
「ん、結界はちゃんと直してきたよ。
時間稼いでくれてありがとう」
「貴様ら……何処から現れた!?」
攻撃を防がれた男は怒りを露に怒鳴ってくる。
「どこって」
僕は空を指差した。
「よくもまあ見え透いた罠に引っ掛かるもんだな?
お前が意気揚々とぶっ壊してきた結界はな、のんびり罠と遊んでるうちに直して来てやったぞ。
人間様を見くびんな馬ぁ鹿」
サークの挑発に、男は憎々しげに此方を睨み付けてくる。
わざと弱めていた結界に異常を感じて移動した僕達は、あらかじめ仕掛けていた罠に男が苦戦している所でここに到着した。
気付かずに踏むと突然爆発する地面、僕がドリアードに頼んで動くものを捕まえる強固な蔦、落とし穴の先には刃物並みに鋭く尖った土の槍。
全てサークと二人で、侵入者の移動経路を予測して準備していた仕掛けだ。
殺傷能力高めな仕掛けなのはまあ……ティムト国での恨みを晴らしたいサークのせいだけど。
それでも男を足止めできる時間が少し足りなかったために、ルーナが自ら囮役を買って出た。
心配ではあったけど、「白金の魔術師様なら、結界が粉々でも紅茶の茶葉が蒸れる位の時間で直すんだろ?」と挑発的に微笑まれ、負けず嫌いのサークは無論だと返してしまった。
少しでも早くルーナの所へ戻れるように、ユニコーンに乗せて貰ったまま破壊された結界を目指した僕は、惨状に言葉を失った。
魔術を込めた大岩が、僅かに根本を残しただけでほぼ原型が無かったからだ。
かろうじて機能していた虹色の壁は、力なく揺れるカーテンのように、薄く頼りなくなっていた。
魔人族の男の魔力はかなり削いだだろうけれど、これなら恐らく、意識を保ったまま結界を通り抜ける事は出来る。
すぐさまサークは修繕に取りかかり、ルーナの言うとおり数分で効果を取り戻させ、急いで上空へとユニコーンを駆ってこの場にたどり着いたのだ。
「いい加減つまらない鬼ごっこと隠れんぼにも飽きた。
攻守交代をさせて貰う」
水色に煌めく瞳をすっと鋭くしたルーナの周囲に、大小の十個を越える水球が宙に浮かび上がる。
「迷惑な魔術具あちこちに売りさばきやがったせいで、俺も相棒も被害に遭ってんだ。
今ここで罪を償え」
艶やかに陽光を照り返す杖をぴたりと魔人族の男に突きつけ、サークが睨み付けた。
「……今度はティムトの時のようには行かないから。覚悟してね」
僕自身に降りかかった事件より、サークの時間を止めた事、ティムトの山中で怪我を負わせた事、そして長い時間ルーナを脅かしてきた事。
全てに腹の底から怒りが湧いてきて、自然と僕の声音も固いものになった。
「はっ、大した力も持てない御子と人間ごときが!」
男が怯む事無く酷薄に嗤った。
身につけた灰色の長い外套に両手を隠し、例の水晶柱が前触れもなく放たれて、螺旋を描く激しい竜巻が僕達に向かい来る。
「上等だ魔人族ごときぶっ潰してやるよ!」
金色の瞳を好戦的に煌めかせながら、サークが怒鳴り返し。
それが開戦の合図だった。
故郷の年寄どもから、秘術を盗み逃げ出した同族を捕らえるよう指示されてから二十年弱。
幾度か足取りを掴んだ事もあるが、その度に上手く逃げられてきた忌々しい同族の手がかりが、昔魔術具を売り付けた若い魔術師とは可笑しな縁だ。
しかし、ある時期からぱたりと足跡が辿れなくなった。
理由を考える内に、奴は俺の追えないアズヴァルド国に入り込んだ可能性を考えた。
適当に雇った人間に、感知術を施した魔術道具をアズヴァルド国に配置させるようにして、隣接しているティムト国側から不愉快な結界の破壊を試す事数年。
ようやく反応が返ってきた。
俺のような、魔力の高い人間外の種族のみを阻む面倒な結界の向こうに、追っていた面倒事がいる。
どうやって奴が潜り抜けたのかは知らないが、自分から袋小路に入ったようなものだ。
アズヴァルド国の国境内側に、壁のように張り巡らされている結界を辿るうち、こんな山奥まで来たが、小癪にも緩み一つない。
しかし所詮は人間の児戯。人里を離れれば監視も疎かになる。
以前見つけて破壊した箇所のように。
目的のモノはもうすぐだ。
まとわりつく煩い虫を、放つ魔力の冷気で全て払い落としながら、俺はさらに足を進めた。
途中で違和感を感じて、ぴたりと立ち止まる。
左手方向に遥か続く壁の一角が、ゆらゆらと揺らめいて、魔力の流れが定まっていない。
……同じだ。
口許に嘲りの笑みが浮かぶ。
ここも結界の緩みがある。
手に入れたアズヴァルド国の地図と現在地を照らし合わせれば、向こうには街らしき印もない。
確信を持って揺らぎの最も大きい箇所を探り、懐から水晶の六角柱を取り出し狙いを定める。
今度は以前と違い、込めた魔力も破壊の術式も強化した。
芯に当たらずとも、周囲の魔力を吸収する術式が四散して壁に穴を穿つだろう。
「……もうすぐだ」
知らずに言葉が零れ落ちる。
ふっと呼吸を止めて、俺は鋭く水晶柱を、揺らぐ壁へと投げつけた。
どうどうと大きな水音が遠くに響いている。
大きな岩の目立つ広場のように開けたその場所で、長い白金の髪を緩い風に撫でられながら、水色の瞳は鋭く周囲を睨み付けていた。
激しい爆発音が側の木々の間から上がって、吹き飛ばされた枝葉がばらばらとその場に落ちる。
「随分と遅かったね」
まるで知人と待ち合わせていたかのような軽い声で、少女姿のルーナは口端を優雅につり上げた。
視線の先、爆風によりトンネルのように空間の空いた木々の間から、のそりと灰色のマントを身につけた人物が歩みでる。
マントはあちこちが擦りきれ、焼け焦げた痕すらあった。
引きずるような重い足取りで開けた箇所まで歩いたその人物は、ばっと頭を覆う帽子を跳ね上げた。
青白い面に巻かれた眼帯に塞がれていない右目の下には、疲労を示す隈が色濃く浮いている。
「……貴様の仕業か!?」
「なにが」
「ふざけるなよ、この俺に罠など!
地雷に蠢く蔦に、落とし穴に無数の槍だと!?殺す気か!」
「あんただってわたしを殺すつもりだろう。
死にもの狂いで抵抗して何が悪い」
腕組みしてふんと鼻をならし、顎を反らして醒めた視線を送るルーナの前で、男は腕に絡みついたまま生き物のように蠢く太い蔦を力任せに引きちぎり、ばしんと地面に叩きつけた。
「貴様が大人しくすれば殺しはしない。郷の連中からは生け捕りを命じられているからな。
繁殖能力を持つ「御子」の命は奪えない」
「……耳が腐れ落ちるほど聞かされた二つ名だ。
二度と思い出したくなかったよ」
「始祖の父の尊き血を濃く引いた証だぞ。何を不満に思う」
「羨ましいならくれてやりたいくらいだ。
お前、郷では見なかった顔だな」
男は赤い宝石のような片目を細める。
「若輩者では知らんだろうな。老人どもは存外臆病なのだよ。
例えば人間がいつか力をつけ、我らの郷を脅かすのではないかとな」
「……間諜の真似事か。
御苦労な事だね、ついでにわたしの始末も言いつけられたのか」
「首輪を引きちぎってまで逃げ出すような、駄犬の躾は命じられている」
男が暗く嗤う。
ぱき、ぱきとその足元に薄氷が覆い初め、大地を凍らせていく。
やれやれと溜め息をついたルーナはしかし、腕組みをしたまま半眼で眺め、逃げる素振りもない。
「抵抗は無駄だと悟ったか?
少しは利口になったようだな!」
男が言葉と同時に右手を振りかざすと、氷の柱が大地を這うように幾つも連なりルーナに襲いかかる。
氷が身体に触れる直前、身動ぎもしないルーナが豪然と微笑んだ。
「生憎わたしはお前よりかお利口さんだ」
どうっとルーナの眼前に炎の壁が前触れもなく立ち上る。
氷の溶ける激しい音と蒸気に視界が煙り、男は片腕で顔を庇った。
「誰が駄犬だ。
てめぇの方が体のいい犬のくせに」
もうもうと上がる煙の中、男とルーナの間を阻むように立つサークが、杖を肩にかけ苛々と言い放った。
「ルーナ大丈夫?待たせてごめんね」
その隣に立つ僕は、肩越しに振り返りルーナに怪我が無いことを確認する。
「問題ないよ。そっちは上手く行ったかい?」
「ん、結界はちゃんと直してきたよ。
時間稼いでくれてありがとう」
「貴様ら……何処から現れた!?」
攻撃を防がれた男は怒りを露に怒鳴ってくる。
「どこって」
僕は空を指差した。
「よくもまあ見え透いた罠に引っ掛かるもんだな?
お前が意気揚々とぶっ壊してきた結界はな、のんびり罠と遊んでるうちに直して来てやったぞ。
人間様を見くびんな馬ぁ鹿」
サークの挑発に、男は憎々しげに此方を睨み付けてくる。
わざと弱めていた結界に異常を感じて移動した僕達は、あらかじめ仕掛けていた罠に男が苦戦している所でここに到着した。
気付かずに踏むと突然爆発する地面、僕がドリアードに頼んで動くものを捕まえる強固な蔦、落とし穴の先には刃物並みに鋭く尖った土の槍。
全てサークと二人で、侵入者の移動経路を予測して準備していた仕掛けだ。
殺傷能力高めな仕掛けなのはまあ……ティムト国での恨みを晴らしたいサークのせいだけど。
それでも男を足止めできる時間が少し足りなかったために、ルーナが自ら囮役を買って出た。
心配ではあったけど、「白金の魔術師様なら、結界が粉々でも紅茶の茶葉が蒸れる位の時間で直すんだろ?」と挑発的に微笑まれ、負けず嫌いのサークは無論だと返してしまった。
少しでも早くルーナの所へ戻れるように、ユニコーンに乗せて貰ったまま破壊された結界を目指した僕は、惨状に言葉を失った。
魔術を込めた大岩が、僅かに根本を残しただけでほぼ原型が無かったからだ。
かろうじて機能していた虹色の壁は、力なく揺れるカーテンのように、薄く頼りなくなっていた。
魔人族の男の魔力はかなり削いだだろうけれど、これなら恐らく、意識を保ったまま結界を通り抜ける事は出来る。
すぐさまサークは修繕に取りかかり、ルーナの言うとおり数分で効果を取り戻させ、急いで上空へとユニコーンを駆ってこの場にたどり着いたのだ。
「いい加減つまらない鬼ごっこと隠れんぼにも飽きた。
攻守交代をさせて貰う」
水色に煌めく瞳をすっと鋭くしたルーナの周囲に、大小の十個を越える水球が宙に浮かび上がる。
「迷惑な魔術具あちこちに売りさばきやがったせいで、俺も相棒も被害に遭ってんだ。
今ここで罪を償え」
艶やかに陽光を照り返す杖をぴたりと魔人族の男に突きつけ、サークが睨み付けた。
「……今度はティムトの時のようには行かないから。覚悟してね」
僕自身に降りかかった事件より、サークの時間を止めた事、ティムトの山中で怪我を負わせた事、そして長い時間ルーナを脅かしてきた事。
全てに腹の底から怒りが湧いてきて、自然と僕の声音も固いものになった。
「はっ、大した力も持てない御子と人間ごときが!」
男が怯む事無く酷薄に嗤った。
身につけた灰色の長い外套に両手を隠し、例の水晶柱が前触れもなく放たれて、螺旋を描く激しい竜巻が僕達に向かい来る。
「上等だ魔人族ごときぶっ潰してやるよ!」
金色の瞳を好戦的に煌めかせながら、サークが怒鳴り返し。
それが開戦の合図だった。
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