この恋は無双

ぽめた

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二章

それぞれが望む、在り方

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 しばらくサークにしがみついているうちに、遠くから騎馬の駆ける音がしてきているのに気がついた。

 そうだ、まだこの場が片付いた訳じゃない。

 少しだけ冷静になった僕の頬を撫でて、サークがこちらを覗き込んでくる。

「……タリュス、落ち着いたか?今日は昼から様子がおかしいと思ってたが」

「……ん、ちょっと調子が悪いのかも。
 ごめん。こういうの、虫の居所が悪いっていうのかな」

「このところ色々ありすぎたから、疲れてんだろ」

 本当は、さっき見た相棒の不安定な姿に動揺したんだけど。それを口にすることも出来ない。

 不安を無理矢理に振り払い、言葉を絞り出して軽口など叩いてみると、安堵したような表情でサークは応じてくれた。

 ……心配かけさせちゃいけない、よね。

 涙を誤魔化すために、サークの背中にちょっとだけ顔を埋めてから、ようやく僕は身体を離した。

「……ね、今気づいたんだけど、王都の方から騎馬が来てる」

「おお、そういや陛下が騎士団を派遣してくれるんだったなあ。
 兄さんお手柄じゃないか、褒美のひとつも貰ったらどう?爵位とか」

「いらねー絶対いらねーめんどくせぇ」

 クレードルさんがサークの肩に気安く片方の肘を乗せながら笑いかけるが、サークはうっとおしそうに払いのける。
 それから二人で、騎士団が来るまでの間、野党達が逃げないよう見張るかと話し合っていた。

「タリュス?顔色が悪いわ」

 まだ心がざわざわして落ち着かない僕を見抜いたのか、リファ様が気遣わしげに僕を見あげてきた。

「……そうかな。アンデッドとか初めて見たから、そのせいかも。
 リファ様は大丈夫?怖かったよね」

「わたくしは平気よ。あんなものダンジョンの上層にいる初級の相手だわ。
 お兄様と一瞬に駆除をしに行った時に何度も見たもの」

「え、ダンジョンまで着いていった事があるの?」

「そうよ。何かいけない?」

 いけないかどうかといえば、リファ様に対抗する力がなくても、国有数の武力を持った護衛がついて居るだろうから、まあいいんだろうけど……

「それより少し休みなさい。馬車に行くわよ」

「わ、そんな急に引っ張らなくても」

「いいから来るの!」

 ぐいぐいと問答無用で腕を引かれ、僕はリファ様の後に続いて歩き出す。
 少しだけ後ろを返り見ると、ルーナがにこやかに手を振り返してくれた。

 また面白がってるなあ……あの微笑み。

 僕はリファ様に馬車に押し込められ、えいっと強引に両肩を押さえられて座らされる。

 隣に並んで腰かけたリファ様は、椅子の上に置いてある藤籠の四角いバスケットから、見覚えのある水筒とカップを取り出した。
 ハーティさんがアースリングに向かう途中、僕に紅茶を出してくれたのと同じ物だ。

「それ、行くときに使ったカップだ。ハーティさんが持たせてくれたの?」

「そうよ、わたくしがこっちの馬車に乗るから置いていったの。
 アースリング名産の茶葉ですって」

「溢さないように出来る?」

「失礼ね。これくらい簡単よ」

 言いながら水筒の蓋を開けようとしているけど、少し固いのか苦戦している。

「貸して」

 くいっと水筒を小さな手から受け取り、蓋を捻って開けてから「どうぞ」と返してあげた。
 リファ様は少しだけむっとしたように唇を尖らせながらも、カップに紅茶を注いで手渡してくれる。

「飲みなさい。疲れたのでしょう」

「……うん、そうかも。ありがとう」

 ちいさく苦笑いしながらカップを受けとると、リファ様は眉をしかめて僕を軽く睨む。

「昨日から思っていたけれど、タリュスはいつも無理をしているわね。
 あの魔術師に置いていかれないようにかしら」

 緑玉の瞳が言葉と共に真っ直ぐに射てくる。
 突然の指摘に何も言えずにいると、やれやれと大人びた溜め息をつかれた。

「そう、自覚はあるのね?
 例えるなら、親鳥の後ろを必死に着いていく雛鳥よ。
 歩幅が違うから何倍も努力して追い付こうとしているのでしょうけど、危なっかしくて見ていられなくてよ」

「…………そうかなあ」

「あなたは特別な魔力を使えるから、かろうじて数歩遅れてる位で済んでいるのね。
 でも言わせてもらうわ。
 向上心があるのは立派な事だけれど、タリュスの場合は悲壮感が強いの。
 だから……見ていると痛々しくて、こちらの方が辛くなるわ」

 リファ様の言葉に、視線が下がっていくのがわかる。
 僕の両手の中でゆらゆらと、カップに注がれた紅茶が揺れていた。
 その黄色に近い琥珀色がなぜか、先程サークの名前を騙っていた魔術師の目を思い出させる。

 あの人は偶然にも、サークと容姿が似ていた。
 アズヴァルドの魔術師ギルドに現れたサークの特徴を知って、周囲を騙してでも仕事を得ようとしたのだろうか。

 でももしかしたら、彼もサークの存在に憧れたのかもしれない。
 野党なんかに肩入れして、亡くなった人を冒涜したのは許せないけど。
 実力が伴わなくても、凄い人に追い付きたい、近づきたい、とか。
 そんな思いがあったのなら、少しだけど気持ちがわかるような気がした。

「……最初の頃は思ってたんだ。
 サークはとても凄いひとだから、一緒に居るには、たくさん頑張らないといけないって。
 迷惑をかけないように、嫌われないように。
 そうしないと……また孤児院に戻されるんじゃないかって。
 ……うん。毎日、サークの顔色を伺って、怯えてた」

「貴方、孤児だったの?」

「そうだよ。リファ様の国にある小さい町でね。
 僕はずっとその町で、嫌われものだったんだ。
 施設では友達もいなかったし。
 町で大人に物を投げつけられた事もあるよ」

「……嘘でしょう」

「本当。……これのせいでね」

 僕はそっと右頬にかかる髪を手で払う。
 人に在らざる長い耳を目にしたリファ様が、息を飲む。

「僕にはね、魔人族の血が流れてる。ある人に教えて貰ったから確かなんだ。
 魔人族はとても嫌われてるでしょ?
 ……僕は子供の頃からずっと、サークに引き取られるまで疎まれてきた。
 だから他人は怖いもの、って心の底に刷り込まれてるんだと思う。
 僕が無理してるように見えたなら、きっとまだ不安だから、気を張ってるせいかもしれないね」

 言葉にしていると、不思議と心が整理出来て腑に落ちていく。
 髪を元に戻してリファ様をそっと見つめた。

 怖がらせてしまっただろうか。
 どうして教えてしまったんだろう。
 最初に出会った頃より、緑玉の瞳がやさしいひかりを宿しているせいかな。 

「……なんて顔をしているの、タリュス。
 わたくしは怖くなどないわ」

 僕の後悔を鼻で笑って、リファ様が腕を組んで顎を上げている。

「確かに、魔人族はわたくしの国で恐れられているわね。
 ドワーフやエルフよりももっと、人間に好意的でないし。彼らはとても利己的で、歴史的に人間に害を成す事が多かったせいもあるわ。
 でもタリュスは彼らと違うでしょう」

 さらりと銀の髪を背に流して続ける。

「人間の孤児院で育ったのなら、彼らの生き方の影響は受けていない。
 体の特徴は確かに変わっているわ。でもタリュスは、そこらの人間より余程まともよ。
 人間で大人でも、あの野党のように人を襲うような愚か者は、山程いるでしょう。
 あなたに物を投げた大人なんて最たるものだわ。
 胸を張りなさい。
 貴方はわたくしに認められているのよ。
 仮にもわたくしに忠義を誓った者が、弱音を吐いたり背中を丸めて歩くような真似をしないで」

 ぴしりと言い放つリファ様は、王族らしい威厳に満ちていた。

「……励ましてくれてるの?
 ありがとう。優しいね」

「あんまり情けない顔をしているからよ」

「ごめん」

「解ったのならいいわ。
 ああ、その耳の事は誰にも言わないから安心なさい。隠すために髪を伸ばしているんでしょう?
 最初に会ったときは女の子かと思ったけど、そういう理由なら仕方がないわよね」

「……うん。ありがとう」

 言葉は強いけれど、労ってくれる気持ちが伝わってくる。
 僕のことを、一生懸命に考えてくれた優しさが嬉しい。そう思う。

 こんなふうに、年の近い誰かと心を開いて話したのは初めてだ。

 僕はようやくカップを傾けて、紅茶を喉に流し込む。
 甘い風味とともに、柔らかい香りが鼻孔に広がって思わず口許が緩んだ。

 知らなかった。自分の存在を受け入れて貰えるって、こんなに嬉しい事なんだ。

 僕の心がリファ様みたいにもっと強くなれば。
 隠している部分を見せられるくらいに、頼ってくれるかな。
 僕もこんなふうに、サークの過去を受け止められるようになりたい。

 胸に芽生えた決意と共に、僕の頬には自然と笑顔が戻ってきていた。




 それからしばらくして、ウィル様が派遣してくれた騎士の一行が到着した。

 彼らが言うには、この森の入口を囲むように土壁が現れて道を塞いでいたので、迂回路を探しているうちに到着が遅れたらしい。

 僕は馬車から降りてサークの隣に並び、騎士団の人への状況説明を聞いている。

 騎士団の人たちは、気絶している野党と魔術師のおじさんを縄で捕縛していき、連行していった。
 魔術師はかろうじて息をしているような状態だけど、ひとまず生きてはいたようだ。

「ちっ、魔力が残ってやがったか……
 運のいい奴……」

 ぐったりとした魔術師が抱えられていく様子を隣で眺めていたサークが、腕を組んで睨み付けながら低くこぼす。

 ということは、彼に魔力が残っていなかったら……?

 僕はつい身震いしてしまう。

 ちなみにサークの杖は騎士団がくる前に、また呪文を唱えてどこかへと消してしまっていた。
 どういう仕組みなんだろう。家でも見たことがないし……普段はどこに置いているのか気になる。

「お手柄ですね、イグニシオンさん!
 この辺りは事件が多い上、犯人の足取りがなかなか掴めなくて困っていたんです。ありがとうございました」

 声をかけてきたのはヤノスさんだった。
 リデンの街から王城まで送って貰ったとき以来だな、とサークの隣で考える。

「しっかりしろよ本当に……
 あのな、これで全部じゃねえぞ」

 え、と不思議そうな顔をするヤノスさんに、サークは街道から外れた森の方を、顎で指し示す。

「あっちの奥の方。被害にあった亡骸を移動させといた。
 相手の魔術師が、埋められて白骨化してたのを操って掘り出したからな。
 共同墓地に埋葬してやれ」

「……いつの間にそんなことしてたの?一体どうやって?」

「渦状に全部埋めてやったろ、あのとき。
 だから土の中をそのまま向こうに移動させて、逆回転させて表面に戻しておいた。
 奴の魔術が有効な内にやってから呪術を解除して安置したから、おそらく体はばらけてないはずだ」

 事もなげに言うけれど、あれだけの数のスケルトンを巻き込んで地中を泥化しながら移動させて、なおかつ多数にかけられていた術を外したとなると、かなりの魔力を消費したはずだ。

 だから魔力を蓄えている杖を使って補ったのか。

 あの一瞬でそこまでの判断をしていたことに驚いたし、サークも僕と同じように被害者をきちんと埋葬してあげたいと思ったという事実に、目頭が熱くなる。

「結構な数がいるから覚悟しておけよ。
 ヤノス、呑気に礼とか言ってんじゃねえぞ。
 お前ら騎士が無能さらして、手をこまねいてる内に殺されてんだからな。
 無念のまま命を絶たれた人数がそのままお前らの落ち度で、罪だ」

「……はい。我ら騎士団全員で、葬儀を執り行います。自覚が足りずに……失言でした。すみません」

「俺にじゃねえ、被害者に謝れ」

「はい。……では仲間達にもこの事を伝えてきます。
 被害にあった皆さんを運ぶ相談をしなくては」

「……頼んだ。
 俺らはこれから城に戻るが、構わねえよな」

「場所だけ教えて頂ければ平気です。後の事は任せてください」

 神妙な面持ちのヤノスさんに、具体的な遺体の数と場所を教えたサークは、踵を返してローブを翻し、乗ってきた馬車に向かう。

 その隣を並んで歩きながら見上げると、悔しそうに薄い唇を噛み締めていた。

 事件が多発しているのを知らなかったとはいえ、本当は皆が命ある内に助けたかったんだろう。

「……ありがとう。僕も皆をちゃんと埋葬してあげたいなって、あのとき思ってたんだ。
 殺されて悔しかった皆も、サークに感謝してると思う」

「どうだかな。なんで命を奪われる前に来なかったって恨んでるかもしれねえぞ」

「それは……」

「ああ悪い、そこまでいったら逆恨みになるか。
 俺ならそう思うってだけだ、気にすんな」

「ん、もしかしたらそう思うひともいるかもだけど……
 僕だったら、感謝する。
 誰にも気づかれないまま、冷たい暗い森で朽ち果てていくよりは、ちゃんと埋葬してもらって悼んでくれる方が、少しでも気持ちが救われる気がする。
  だから、その人たちの代わりに言わせて。
  ほんとうに、ありがとう」

 まっすぐに見上げて伝えると、サークは少しだけ照れたように唇の端をあげた。

 それから僕達はクレードルさんの馬車に乗り込み、アズヴァルド城を目指して出発する。

 がたがたと揺れる馬車の窓から、過ぎていく森の景色を眺めていると、きらきらとした声が耳に響いた。

『タリュスてぃン、ありガトう。
 約束、まもッテくれテ』

 ドリアードの声だ。
 姿は現さなかったけれど、嬉しそうな声。
 僕は窓をひと撫でしながら微笑んで、森を見送った。









「違う……!我は白金の魔術師、サークス・イグニシオンだぞ!貴様らごときに負けるはずがあるまい!」

 その瞬間、世界が暗転した気がした。

 黄瑪瑙の瞳が狂気を宿して、ぎらぎらとこちらを睨んでいる。

 紺色の髪を振り乱し、低級の魔術師が扱う木の杖を構えたそいつは、唯一扱えるノームの召喚すら封じられて魔術護符ごときで応戦してきた。

 どうみても三流の底辺魔術師。

 それがサークス・イグニシオンだと名乗ったその時。

 自分が何者かわからなくなった。

 ……違う。俺は、あれではない。

 文字通り血を吐きながら魔術の研鑽を重ねて、四大聖霊と盟約を交わした。

 容姿の異質さからか、常に周囲から遠巻きにされながら、これだけは他人に負けないようにと、必死で食らいついてものにした魔術。

 結果、さほど欲しくもなかった白金の称号を授かった。

 ……本当に?
 本当に俺は、そうだったろうか。

 目の前にいる醜悪な顔をした三流魔術師の姿。
 もしかしたらこいつが、本物のサークス・イグニシオンなのではないか。

 積み重ねたはずの努力も経験も技術も想いも何もかもが、ただの自分の妄想で。

 死人を操る胸くそ悪い呪術なんぞに手を出してまで、自身の力を嵩増しさせているこいつが、サークス・イグニシオンだとしたら。

 俺は何だというんだ?
 
 知らず笑いが込み上げた。

 ……違う。

 ウンディーネを全力で召喚する。

 ……魔力の調整など知ったことか。

 ノームを召喚し死人の接近を防ぐ。

 ……たかが呪術と魔術護符の攻撃など、触れるのも不愉快だ。

 必死な声に気がついて見下ろせば、紺碧の瞳が訴えかけてくる。

 ……騙られて怒っている?俺が?

 他人に勝手に付けられた名前など、魔術の道具としての価値しかないはずだったのに。

「ここにいるから。僕を頼って」

 温かな掌が俺を呼び戻す。

 ああ、そうだった。

 手離して、失って、思い出した。

 もう二度と失わないように。

 いつも足掻いて、留め続けている温もり。

「そうか……そうだな……今は、側に、居るんだよな……」

 お前が隣に居てくれる。

 俺を呼んでくれるお前がいなければ、俺はこんなにすぐに揺らいで、無くなってしまう。

 襲いかかるならず者どもを容赦なく痛め付ける。

 わかっている。八つ当たりだ。

 引き留めてくれる存在がいなければ、今の自分が何者かすら、確信が持てない。
  
 だから今は。

 恐怖におののく眼前の「俺」を殺さなければ。

 そうしなければ、俺が俺である事は出来ない。
  


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