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もしもストーリー&ちょっとした小話

《もしも異世界召喚されたら》中編

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 ◇前回のあらすじ◇

 召喚されてなんか「邪神何とかしろ」と言われた。
                   ↓
 めんどいんですけど。
 今すぐ逃げたいんですけど。

 ◇◆◇

 「………は?え?」

 「だから、現在いる場所!邪神の!」

 王子は状況が呑み込めないようでフリーズ。

 コノハがもう一度言うと、

 「………え?ああ、確か北の方角だが……」
 
 「北ですね、すごくアバウト」

 さらりと愚痴を吐いてコノハは王子から視線を外す。
 コノハは周りが呆気に取られる中、勝手に行動していく。

 一応やるにはやるが、(やらないと返してくれなさそうなので)わざわざ邪神の元に赴いてわざわざ倒すとかめんどい。
 というかそこまでの課程─訓練とか─があったらもっとめんどい。
 
 「ちょっ、君、何を───」

 なんか王子がわめいているがどうでもいい。
 
 (………ていうか自分の世界はそっちで何とかしろ、巻き込まないで)

 至極もっともな事を思いながら、この国の北全体を『探知』で邪神とやらを探す。
 邪神なら魔力とか存在感とか強そうなのですぐに探せると思ったからだ。

 ………普通は探す範囲が広すぎてすぐに魔力が切れるのだが。
 というか普通こんな範囲広いのに『探知』使わないが。
 
 「………いた」
 
 わずか10秒ほどで見つけた。
 
 北側の窓により、気配のした方を見て大体の場所を気配で把握する。

 コノハはそれを倒す課程面倒事を全部すっ飛ばしてここで邪神討伐ボス戦を終わらせようとしていたのだ。

 全ての事がめんどかったので。
 回りくどいのはめんどいのでごめんである。

 「う~ん、周りには人は……いないね。じゃあ、邪神討伐します」

 誰もなにも言わなかったがコノハは気にせず右手を前に出す。

 「……『竜巻たつまき』──炎をまとえ」
 
 次の瞬間、巨大な炎をまとった竜巻が突然出現した。

 炎は勢いよく巨大な気配の元へ。

 「『雷電』」

 ついでに電気も竜巻にまとわせた。
 
 だが、さすが邪神といったところか……
 気配が消えない。

 (なかなかやられない………このままほっとくか)
 
 とりあえず、ほったらかした。







 しばらくして。

 「あ、消えた」

 コノハは異世界召喚されてから15分で喚ばれた用件を果たした。
 ……ちなみに半分以上が王子の説明話だったりする。



────────────
 柊レイです。

 すみませんが今週は“もしもストーリーシリーズ/もしも異世界召喚されたら”をとりあえず完結させるために本編はお休みします。

 気付いたらIfストーリーなのにすごく長くなってたんです。

 ………わざとじゃないですよ!!

 変に止めて本編進めるのもどうかと思ったので………
 ていうか私が忘れそうなので………

 ちなみに“異世界召喚シリーズ”は全4編に収まるはずです!
 収まらなかったらごめんなさい(>_<)

 という感じで。
 後編は明後日公開予定です。

 後日談として後編公開してから1日空けて公開する予定。

 なんか、ふがいない作者で申し訳ないです(T_T)

 本編もこれが終わったら進めますよ!
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