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第四章
第2話 会社は誰の物か?
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俺たち三人は、料亭の離れの部屋で食事をしていた。
庭の水琴窟の音が、俺たちの沈黙を支えてくれた。
村山も祥子も、酒には手を付けてはいなかった。
俺からの言葉を待っているのだろう。
会社を守るための策略を。
「お前らも飲めよ。遠慮すんな」
俺は盃をふたりに勧めた。
「社長。どうするおつもりですか?」
「村山。会社は誰のためにあると思う?」
「お客様と株主様、それから業者さんやウチの取引先、そして創業者である社長と、岩倉社長のご遺族のためです」
「一番大切なものが抜けてるな?」
「社会のためですか?」
「それもあるが会社とは、社員のためにある。
社員は家族だ。いい仕事をして、みんなに喜ばれ、税金を沢山払う。
それには社員が必要だ。
社長なんかいなくても、お前ら社員がいれば『イワスギホーム』は安泰だ。
社長なんて誰がなっても同じだよ。
できた社員がいればそれでいい。
俺は社員にカネを配り、適材適所に人を配置し、ゴルフをしておねえちゃんのケツを触っているだけだからな? あはははは。
それが出来るのも、お前たちのお陰だ」
祥子は吸い物の椀を置いた。
「会社をあの人たちには絶対に渡したくはありません」
「そうだな? 課長、お前も飲め」
「頂戴します」
祥子は盃を呷った
「村山、ウチの株価は今いくらだ?」
「今日の終値で1,380円です」
「公開買付の予想は1,700円と言ったところか?」
「おそらく」
「吉田のことだから戦いを急ぐはずだ。明日には記者会見を開くだろう」
「一気に売りが進み、向こうに株が流れるでしょうね?」
「明後日、俺も記者会見をするから段取りを頼む。
だがそれは木戸常務には言うな」
「なぜですか?」
「おそらく木戸は吉田と繋がっている。
あの証券会社の親会社は、吉田が元いた銀行だからな」
「なるほど」
「だから木戸には嘘の情報を流せ」
「どんな情報を?」
「それは追って指示する。
今、俺が持っている株式が20%。岩倉さん一族が20%。そして5%を佐田の婆ちゃんが持っている。
つまり45%は安泰というわけだ」
「では増資をお考えですか?」
「それはしない」
「ではどのように?」
「俺の考えはこうだ」
俺は村山と祥子に計画の概要を伝えた。
「田子倉課長。吉田の女とお前、同期だったよな?」
「はい」
「お前はあの女に俺がかなり参っているので、買収を考え直して欲しいと、泣き言を言っていたと伝えてくれ」
「かしこまりました」
「話しは以上だ。課長、酒を頼む」
「はい、喜んで!」
その日、俺たちはかなり呑んだ。
旨い酒だった。
密談を終え、俺は久しぶりに絹世のマンションを訪れた。
「今晩、泊めてくれ」
「ご機嫌ですね? 誰と飲んでいらしたのかしら?」
「俺のかわいい部下ふたりとな。いい酒だった」
「どこか他の子猫ちゃんかと思いました。
それなら大歓迎です」
「すまんが、風呂を沸かしてもらえるか?」
「わかりました。少しお待ち下さいね」
絹世は俺に氷の入った水を差し出してくれた。
「ありがとう。どうだ? 何か困ったことはないか?」
「毎日楽しいですよ。
でも最近、あなたがあまり来てくれないのが不満かも?」
「ごめんな、寂しい思いをさせて」
「何か召し上がりますか?」
「いや、何もいらない。お前がいれば」
絹世は満足そうに微笑んだ。
洗面所に行くと、俺と絹世の歯ブラシが並んでいた。
入浴剤を入れた白濁した浴槽に浸かり、俺は目を閉じ、溜息を吐いた。
(俺はしあわせ者だ)
祥子に村山、直子に遥、そして絹世。
本当の家族は俺には冷たいが、俺には「他人の家族」がいる。
バスルームの扉が開き、絹世が様子を見に来てくれた。
「大丈夫ですか?」
「ああ。いい風呂だよ」
「そうですか? あまり長湯しないで下さいね?
お酒を飲んでいらっしゃるから」
「もうすぐ上がるよ」
「下着とパジャマはここに置いて置きましたから」
「ありがとう」
俺は絹世を抱いた。
酒をかなり飲んだこともあり、あそこは柔らかいままだったが、俺は性技を駆使した。
絹世を背中から抱き締め、首筋に舌を這わせ、左手は乳房を、そして右手は潤んだ蜜壺へと入れた。
「うっ、はあはあ、あっ、いや・・・」
「久しぶりだからな? 溜まっていたのか?」
「あっ、うっ・・・、もう自分、で、するのは、イヤ・・・」
俺は中心に入れた指で、Gスポットを刺激した。
「子宮まで、お願い・・・」
「こうか?」
「そこ、もっと、早く、あ、あ、んっ・・・」
絹世は弓なりになり、ガクンと落ちた。
指に内部の収縮が伝わる。
そのまま俺は、いつの間にか寝落ちしていたらしい。
時計を見ると午前4時だった。
酒が抜けた後のペニスはかなり固く、勃起していた。
俺は眠っている絹世のショーツを下ろし、丁寧にクンニを始めた。
すると絹世も目を覚まし、シックスナインの体位を取った。
「ふふっ、硬くて大きくなってる・・・」
絹世の口の温かい感触、舌が絡み付いて来る。
「バックでやるぞ」
頷く絹世。
絹世の美しい白い尻を抱え、俺は絹世の中に挿入した。
メリメリと入って行く感覚が心地いい。
俺はゆっくりと出し入れを継続した。
それに合わせてベッドが軋み、絹世の喘ぎ声が高まっていった。
「そのまま、中にお願い、頂戴!」
俺は絹世の中に精子を放出した。
短い叫び声をあげ、絹世は果てた。
絹世のそこからは愛液と混じった白濁液が流れて来た。
絹世はそれを拭こうともせず、俺に抱きつき甘えた。
俺たちはそのまま朝を迎えた。
庭の水琴窟の音が、俺たちの沈黙を支えてくれた。
村山も祥子も、酒には手を付けてはいなかった。
俺からの言葉を待っているのだろう。
会社を守るための策略を。
「お前らも飲めよ。遠慮すんな」
俺は盃をふたりに勧めた。
「社長。どうするおつもりですか?」
「村山。会社は誰のためにあると思う?」
「お客様と株主様、それから業者さんやウチの取引先、そして創業者である社長と、岩倉社長のご遺族のためです」
「一番大切なものが抜けてるな?」
「社会のためですか?」
「それもあるが会社とは、社員のためにある。
社員は家族だ。いい仕事をして、みんなに喜ばれ、税金を沢山払う。
それには社員が必要だ。
社長なんかいなくても、お前ら社員がいれば『イワスギホーム』は安泰だ。
社長なんて誰がなっても同じだよ。
できた社員がいればそれでいい。
俺は社員にカネを配り、適材適所に人を配置し、ゴルフをしておねえちゃんのケツを触っているだけだからな? あはははは。
それが出来るのも、お前たちのお陰だ」
祥子は吸い物の椀を置いた。
「会社をあの人たちには絶対に渡したくはありません」
「そうだな? 課長、お前も飲め」
「頂戴します」
祥子は盃を呷った
「村山、ウチの株価は今いくらだ?」
「今日の終値で1,380円です」
「公開買付の予想は1,700円と言ったところか?」
「おそらく」
「吉田のことだから戦いを急ぐはずだ。明日には記者会見を開くだろう」
「一気に売りが進み、向こうに株が流れるでしょうね?」
「明後日、俺も記者会見をするから段取りを頼む。
だがそれは木戸常務には言うな」
「なぜですか?」
「おそらく木戸は吉田と繋がっている。
あの証券会社の親会社は、吉田が元いた銀行だからな」
「なるほど」
「だから木戸には嘘の情報を流せ」
「どんな情報を?」
「それは追って指示する。
今、俺が持っている株式が20%。岩倉さん一族が20%。そして5%を佐田の婆ちゃんが持っている。
つまり45%は安泰というわけだ」
「では増資をお考えですか?」
「それはしない」
「ではどのように?」
「俺の考えはこうだ」
俺は村山と祥子に計画の概要を伝えた。
「田子倉課長。吉田の女とお前、同期だったよな?」
「はい」
「お前はあの女に俺がかなり参っているので、買収を考え直して欲しいと、泣き言を言っていたと伝えてくれ」
「かしこまりました」
「話しは以上だ。課長、酒を頼む」
「はい、喜んで!」
その日、俺たちはかなり呑んだ。
旨い酒だった。
密談を終え、俺は久しぶりに絹世のマンションを訪れた。
「今晩、泊めてくれ」
「ご機嫌ですね? 誰と飲んでいらしたのかしら?」
「俺のかわいい部下ふたりとな。いい酒だった」
「どこか他の子猫ちゃんかと思いました。
それなら大歓迎です」
「すまんが、風呂を沸かしてもらえるか?」
「わかりました。少しお待ち下さいね」
絹世は俺に氷の入った水を差し出してくれた。
「ありがとう。どうだ? 何か困ったことはないか?」
「毎日楽しいですよ。
でも最近、あなたがあまり来てくれないのが不満かも?」
「ごめんな、寂しい思いをさせて」
「何か召し上がりますか?」
「いや、何もいらない。お前がいれば」
絹世は満足そうに微笑んだ。
洗面所に行くと、俺と絹世の歯ブラシが並んでいた。
入浴剤を入れた白濁した浴槽に浸かり、俺は目を閉じ、溜息を吐いた。
(俺はしあわせ者だ)
祥子に村山、直子に遥、そして絹世。
本当の家族は俺には冷たいが、俺には「他人の家族」がいる。
バスルームの扉が開き、絹世が様子を見に来てくれた。
「大丈夫ですか?」
「ああ。いい風呂だよ」
「そうですか? あまり長湯しないで下さいね?
お酒を飲んでいらっしゃるから」
「もうすぐ上がるよ」
「下着とパジャマはここに置いて置きましたから」
「ありがとう」
俺は絹世を抱いた。
酒をかなり飲んだこともあり、あそこは柔らかいままだったが、俺は性技を駆使した。
絹世を背中から抱き締め、首筋に舌を這わせ、左手は乳房を、そして右手は潤んだ蜜壺へと入れた。
「うっ、はあはあ、あっ、いや・・・」
「久しぶりだからな? 溜まっていたのか?」
「あっ、うっ・・・、もう自分、で、するのは、イヤ・・・」
俺は中心に入れた指で、Gスポットを刺激した。
「子宮まで、お願い・・・」
「こうか?」
「そこ、もっと、早く、あ、あ、んっ・・・」
絹世は弓なりになり、ガクンと落ちた。
指に内部の収縮が伝わる。
そのまま俺は、いつの間にか寝落ちしていたらしい。
時計を見ると午前4時だった。
酒が抜けた後のペニスはかなり固く、勃起していた。
俺は眠っている絹世のショーツを下ろし、丁寧にクンニを始めた。
すると絹世も目を覚まし、シックスナインの体位を取った。
「ふふっ、硬くて大きくなってる・・・」
絹世の口の温かい感触、舌が絡み付いて来る。
「バックでやるぞ」
頷く絹世。
絹世の美しい白い尻を抱え、俺は絹世の中に挿入した。
メリメリと入って行く感覚が心地いい。
俺はゆっくりと出し入れを継続した。
それに合わせてベッドが軋み、絹世の喘ぎ声が高まっていった。
「そのまま、中にお願い、頂戴!」
俺は絹世の中に精子を放出した。
短い叫び声をあげ、絹世は果てた。
絹世のそこからは愛液と混じった白濁液が流れて来た。
絹世はそれを拭こうともせず、俺に抱きつき甘えた。
俺たちはそのまま朝を迎えた。
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