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短歌集1(1〜10)

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1  君背負い 海辺を歩く 夏の日に 足跡ひとつ 愛すればこそ



2  菜の花に 君の思い出 揺れながら 遠くに続く 桜並木を



3  青空に 君の名をく 春の日に 忘れじの君 雲に隠れて



4  月灯り 曇りてもなお 消え残る 君の残り香 桜に紛れ



5  ソーダ水 弾ける音に 耳寄せて 君なき今は 春の嘆きか



6  ラーメンを 食べる横顔 カワイくて 君に差し出す 最後のチャーシュウ(字余り)



7   天の河 超えてみせるよ 君のため 夜に漕ぎ出す 頼りなき舟



8  ひっそりと 雨に打たれて 香り立つ 君の面影 くちなしの花



9  目覚めれば 五月雨さみだれあがり 梅雨空に 大きく架かる 七色の橋



10 雨は降る 僕の心に アジサイに 君の瞳に 躊躇いもせず

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