1 / 48
明神の孫
1
しおりを挟む
父は、三島明神の子なのだという。
伊予国の人々にそう噂されるだけあって、剛の者であった。身の丈は六尺あまりで厳めしく、ひとたび怒れば大蛇が牙を剥くかのような凄まじい迫力があった。
河野四郎通信は顔をあげた。穏やかな西海の景色がゆれている。
父が討たれたとき、通信はまだ十八歳だった。
郎等から聞かされた父の訃報に、目の前が真っ白になった。わけのわからない大きくて熱い衝動が体中を駆けめぐり、気がついたときには仇の首を鋸引きにしていた。
年が明ければ二十三歳になる。
頬や額には大きなにきびがいくつもあって、肌は赤らみ岩場のようにごつごつしていた。父が本当に明神の子だとすれば、もしかしたら、これは鱗の名残かもしれないと通信は思っていた。明神は祖母の閨に大蛇の姿であらわれたのだそうだ。
舟の舷にぶつかった三角の青い波が白い泡となり、小さな渦を巻いては消えていく。銀色の魚の腹がきらきらと光り、みなも水面に透けて見えた。
今日は小潮だ。
西海の漁民は、こういう日は流れが速く、普段ならば近づくことすらままならないところまで舟を進めて漁をする。
「さて」
通信は紺色のひたたれ直垂の袖をまくりあげた。直垂はくたびれていて、裾のほうは糸が解れている。弓籠手は萌葱色。単衣の襟元は垢で黒ずんでいた。
小島の影から様子をうかがう。視線の先には平家の舟が五艘。むこうのほうに霞む島々の稜線は、いまの自分たちの位置を教えてくれる。
追い風、満潮。
通信は唇を舐めた。黒漆の弓と、おのれの名を刻んだ矢を握りしめる。七尺三寸の弓は三人張りの代物で、矢羽根は鳶の羽であった。
狙うは先を行く二艘。舟の両舷に取り付けられた船枻の上では水夫たちが気怠そうに櫂を動かしている。舟の上では男たちが忙しなく動いており、鎧をまとった武者もいるようだった。後続の三艘には主に兵糧が積まれているのだろう。人影もまばらで、舟体がやや沈みがちである。
対してこちらは三艘。漁民の使うような粗末な舟である。当然、帆もなければ船枻もない。
それぞれの舟には郎等の白石弥太郎忠員と、梶取の七郎を頭として、息のかかったものどもが乗りこんでいる。
七郎にいたっては、よほど退屈だったのだろう。釣り糸を垂らしていた。
平家の舟は、じりじりと陸をうかがっていた。舳先の向く方角には、通信たちの拠る今木の城がある。攻撃をするつもりはないのだろうし、放っておいてもいいのだが――通信にとって、城を攻めてくる敵を退けるだけの戦は、退屈でしかたがなかった。
敵の舟を見つけて城から飛びだそうとした通信は、臼杵惟隆と緒方惟栄に引き止められていた。臼杵、緒方の兄弟は、今木城にてともに蜂起した豊後国の武者である。たかだか五艘の舟など放っておけ――それが彼らのいいぶんであった。
しかし、通信はいっさい耳を貸さなかった。退屈しのぎに、手近なものたちだけを引きつれて海に出てきたのだ。
平家の軍勢は今木城をとりかこむようにして、吉井川の河口に展開している。あの兵糧は、そのものたちへ届けられるものだろう。
しゃらくさい。おれが奪ってやろうじゃないか。
「おい」
通信は手を振った。だが、忠員も七郎も気づいたそぶりがない。
「お前ら」
もう一度手を振ると、ようやく気がついた忠員が櫂で七郎を小突いた。
腕をまわして合図を送ると、七郎が露骨にいやそうな顔をする。「もう少し様子をみてもいいんじゃないですか」とでも言いたげに、首を横に傾けていた。
「これ以上、陸に近づかれると厄介だ。矢の雨はごめんだろう」
通信は舳先に立った。太刀を引き抜き、頭上で振りかざしてから方向の指示をする。こうすれば声が届かなくても、水夫に指示を出すことができる。河野水軍の技だ。
ぐんっと舟が前進する。小島の影から躍りでると、通信は弦を引き絞った。
「当たれ!」
びょう、と風を切り裂く音に続いて、どかっという乾いた木の破裂音が響いた。かいだて掻盾を破壊したのか、または舟の舷にでも当たったか。通信たちに気がついた舟が慌てたように方向を変える。
「なあ、二舟、繋いでる?」
「繋いでるんじゃないっすかね、動きが鈍いですし」
七郎が目を細めながら答える。
こちら舟の大きさを見て強気になったのだろう。二艘は舳先を通信の舟の舷に向けて接近してきた。
敵の矢が二、三飛びくる。通信は水夫に掻盾を背負わせた。陰に隠れ、続けざまに矢を放つ。一矢は敵舟の掻盾を貫き、もう一矢は身を乗りだして弓を引いていた男の兜に当たった。
「こりゃ、乗りこんだほうが早いな」
「え」
忠員と七郎が眉間に皺を寄せた。なぜおれたちがそんなことを――という顔をしているが、通信は無視をした。太刀を振り回して水夫たちに指示を出す。
「それ、行け、行け、行け」
忠員の舟が平家方の二艘のあいだに割り入った。互いの舷を綱で固定していた二艘は、突っこんできた小舟の舳先に突き上げられて大きく傾く。衝撃に水夫が数人海に落ち、弓を手にした男たちが大きく体勢を崩した。
「ははっ、いいぞいいぞ」
舟を横につけると、必死に舟の縁を掴む男たちを次々と矢で射った。忠員は鍵縄を使って舟に取りついている。七郎はというと虫の居所が悪いのか、敵の舟に乗りこんで、武装した男たちを次々と海に蹴落としていた。
「おい、首をとれよ、首を」
通信は、溺れまいと舟の縁に縋りついてきた平家方の武者に手をさしのべた。自らの舟に引きあげると、その背を踏みつける。
「胴巻きなんてつけるからよ」
そう吐き捨て、咳きこむ男の頭を叩き割った。
首を斬り舟床に転がして、邪魔な体は海に投げいれる。水を吸った鎧は重い。泡もまとわず密やかに沈む。白いしぶきのなかに赤黒い血の色だけが、糸を引いて残った。
敵味方のおめ喚きが潮風とぶつかって騒々しい。忠員と七郎が、次々と敵の首を投げよこした。血と海水の混ざった海水が通信の臑を濡らした。
空には海鳥が群れている。血の臭いを嗅ぎつけた鮫の背びれが波間に見え隠れした。
潮の流れが変わりつつあるのだろう。団子になった舟は、きりもみしながら方向を見失い、流されはじめている。
西海の潮は鋭く速い。
通信たちは平家の舟を奪った。兵糧を積んだ三艘を牽引しながら、悠々と今木城に帰還する。
いざぶつかってみれば実にあっけなく、しかし戦果は戦果だ。これだけの米や食料を持ち帰れば、城に籠もっている臼杵や緒方も文句を言わないだろう。
でも――通信は、はたと考えた。この兵糧、どうやって城に運びいれようか。
伊予国の人々にそう噂されるだけあって、剛の者であった。身の丈は六尺あまりで厳めしく、ひとたび怒れば大蛇が牙を剥くかのような凄まじい迫力があった。
河野四郎通信は顔をあげた。穏やかな西海の景色がゆれている。
父が討たれたとき、通信はまだ十八歳だった。
郎等から聞かされた父の訃報に、目の前が真っ白になった。わけのわからない大きくて熱い衝動が体中を駆けめぐり、気がついたときには仇の首を鋸引きにしていた。
年が明ければ二十三歳になる。
頬や額には大きなにきびがいくつもあって、肌は赤らみ岩場のようにごつごつしていた。父が本当に明神の子だとすれば、もしかしたら、これは鱗の名残かもしれないと通信は思っていた。明神は祖母の閨に大蛇の姿であらわれたのだそうだ。
舟の舷にぶつかった三角の青い波が白い泡となり、小さな渦を巻いては消えていく。銀色の魚の腹がきらきらと光り、みなも水面に透けて見えた。
今日は小潮だ。
西海の漁民は、こういう日は流れが速く、普段ならば近づくことすらままならないところまで舟を進めて漁をする。
「さて」
通信は紺色のひたたれ直垂の袖をまくりあげた。直垂はくたびれていて、裾のほうは糸が解れている。弓籠手は萌葱色。単衣の襟元は垢で黒ずんでいた。
小島の影から様子をうかがう。視線の先には平家の舟が五艘。むこうのほうに霞む島々の稜線は、いまの自分たちの位置を教えてくれる。
追い風、満潮。
通信は唇を舐めた。黒漆の弓と、おのれの名を刻んだ矢を握りしめる。七尺三寸の弓は三人張りの代物で、矢羽根は鳶の羽であった。
狙うは先を行く二艘。舟の両舷に取り付けられた船枻の上では水夫たちが気怠そうに櫂を動かしている。舟の上では男たちが忙しなく動いており、鎧をまとった武者もいるようだった。後続の三艘には主に兵糧が積まれているのだろう。人影もまばらで、舟体がやや沈みがちである。
対してこちらは三艘。漁民の使うような粗末な舟である。当然、帆もなければ船枻もない。
それぞれの舟には郎等の白石弥太郎忠員と、梶取の七郎を頭として、息のかかったものどもが乗りこんでいる。
七郎にいたっては、よほど退屈だったのだろう。釣り糸を垂らしていた。
平家の舟は、じりじりと陸をうかがっていた。舳先の向く方角には、通信たちの拠る今木の城がある。攻撃をするつもりはないのだろうし、放っておいてもいいのだが――通信にとって、城を攻めてくる敵を退けるだけの戦は、退屈でしかたがなかった。
敵の舟を見つけて城から飛びだそうとした通信は、臼杵惟隆と緒方惟栄に引き止められていた。臼杵、緒方の兄弟は、今木城にてともに蜂起した豊後国の武者である。たかだか五艘の舟など放っておけ――それが彼らのいいぶんであった。
しかし、通信はいっさい耳を貸さなかった。退屈しのぎに、手近なものたちだけを引きつれて海に出てきたのだ。
平家の軍勢は今木城をとりかこむようにして、吉井川の河口に展開している。あの兵糧は、そのものたちへ届けられるものだろう。
しゃらくさい。おれが奪ってやろうじゃないか。
「おい」
通信は手を振った。だが、忠員も七郎も気づいたそぶりがない。
「お前ら」
もう一度手を振ると、ようやく気がついた忠員が櫂で七郎を小突いた。
腕をまわして合図を送ると、七郎が露骨にいやそうな顔をする。「もう少し様子をみてもいいんじゃないですか」とでも言いたげに、首を横に傾けていた。
「これ以上、陸に近づかれると厄介だ。矢の雨はごめんだろう」
通信は舳先に立った。太刀を引き抜き、頭上で振りかざしてから方向の指示をする。こうすれば声が届かなくても、水夫に指示を出すことができる。河野水軍の技だ。
ぐんっと舟が前進する。小島の影から躍りでると、通信は弦を引き絞った。
「当たれ!」
びょう、と風を切り裂く音に続いて、どかっという乾いた木の破裂音が響いた。かいだて掻盾を破壊したのか、または舟の舷にでも当たったか。通信たちに気がついた舟が慌てたように方向を変える。
「なあ、二舟、繋いでる?」
「繋いでるんじゃないっすかね、動きが鈍いですし」
七郎が目を細めながら答える。
こちら舟の大きさを見て強気になったのだろう。二艘は舳先を通信の舟の舷に向けて接近してきた。
敵の矢が二、三飛びくる。通信は水夫に掻盾を背負わせた。陰に隠れ、続けざまに矢を放つ。一矢は敵舟の掻盾を貫き、もう一矢は身を乗りだして弓を引いていた男の兜に当たった。
「こりゃ、乗りこんだほうが早いな」
「え」
忠員と七郎が眉間に皺を寄せた。なぜおれたちがそんなことを――という顔をしているが、通信は無視をした。太刀を振り回して水夫たちに指示を出す。
「それ、行け、行け、行け」
忠員の舟が平家方の二艘のあいだに割り入った。互いの舷を綱で固定していた二艘は、突っこんできた小舟の舳先に突き上げられて大きく傾く。衝撃に水夫が数人海に落ち、弓を手にした男たちが大きく体勢を崩した。
「ははっ、いいぞいいぞ」
舟を横につけると、必死に舟の縁を掴む男たちを次々と矢で射った。忠員は鍵縄を使って舟に取りついている。七郎はというと虫の居所が悪いのか、敵の舟に乗りこんで、武装した男たちを次々と海に蹴落としていた。
「おい、首をとれよ、首を」
通信は、溺れまいと舟の縁に縋りついてきた平家方の武者に手をさしのべた。自らの舟に引きあげると、その背を踏みつける。
「胴巻きなんてつけるからよ」
そう吐き捨て、咳きこむ男の頭を叩き割った。
首を斬り舟床に転がして、邪魔な体は海に投げいれる。水を吸った鎧は重い。泡もまとわず密やかに沈む。白いしぶきのなかに赤黒い血の色だけが、糸を引いて残った。
敵味方のおめ喚きが潮風とぶつかって騒々しい。忠員と七郎が、次々と敵の首を投げよこした。血と海水の混ざった海水が通信の臑を濡らした。
空には海鳥が群れている。血の臭いを嗅ぎつけた鮫の背びれが波間に見え隠れした。
潮の流れが変わりつつあるのだろう。団子になった舟は、きりもみしながら方向を見失い、流されはじめている。
西海の潮は鋭く速い。
通信たちは平家の舟を奪った。兵糧を積んだ三艘を牽引しながら、悠々と今木城に帰還する。
いざぶつかってみれば実にあっけなく、しかし戦果は戦果だ。これだけの米や食料を持ち帰れば、城に籠もっている臼杵や緒方も文句を言わないだろう。
でも――通信は、はたと考えた。この兵糧、どうやって城に運びいれようか。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
浅井長政は織田信長に忠誠を誓う
ピコサイクス
歴史・時代
1570年5月24日、織田信長は朝倉義景を攻めるため越後に侵攻した。その時浅井長政は婚姻関係の織田家か古くから関係ある朝倉家どちらの味方をするか迷っていた。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
独裁者・武田信玄
いずもカリーシ
歴史・時代
歴史の本とは別の視点で武田信玄という人間を描きます!
平和な時代に、戦争の素人が娯楽[エンターテイメント]の一貫で歴史の本を書いたことで、歴史はただ暗記するだけの詰まらないものと化してしまいました。
『事実は小説よりも奇なり』
この言葉の通り、事実の方が好奇心をそそるものであるのに……
歴史の本が単純で薄い内容であるせいで、フィクションの方が面白く、深い内容になっていることが残念でなりません。
過去の出来事ではありますが、独裁国家が民主国家を数で上回り、戦争が相次いで起こる『現代』だからこそ、この歴史物語はどこかに通じるものがあるかもしれません。
【第壱章 独裁者への階段】 国を一つにできない弱く愚かな支配者は、必ず滅ぶのが戦国乱世の習い
【第弐章 川中島合戦】 戦争の勝利に必要な条件は第一に補給、第二に地形
【第参章 戦いの黒幕】 人の持つ欲を煽って争いの種を撒き、愚かな者を操って戦争へと発展させる武器商人
【第肆章 織田信長の愛娘】 人間の生きる価値は、誰かの役に立つ生き方のみにこそある
【最終章 西上作戦】 人々を一つにするには、敵が絶対に必要である
この小説は『大罪人の娘』を補完するものでもあります。
(前編が執筆終了していますが、後編の執筆に向けて修正中です)
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
本能のままに
揚羽
歴史・時代
1582年本能寺にて織田信長は明智光秀の謀反により亡くなる…はずだった
もし信長が生きていたらどうなっていたのだろうか…というifストーリーです!もしよかったら見ていってください!
※更新は不定期になると思います。
鬼面の忍者 R15版
九情承太郎
歴史・時代
陽花「ヤングでムッツリな服部半蔵が主人公の戦国コメディ。始まるざますよ!」
更紗「読むでがんす!」
夏美「ふんがー!」
月乃「まともに始めなさいよ!」
服部半蔵&四人の忍者嫁部隊が、徳川軍団の快進撃に貢献するチープでファンキーな歴史ライトノベルだぜ、ベイベー!
※本作品は、2016年3月10日に公開された「鬼面の忍者」を再編集し、お色気シーンを強化したイヤんバカン版です。
※カクヨムでの重複投稿をしています。
表紙は、画像生成AIで出力したイラストです。
枢軸国
よもぎもちぱん
歴史・時代
時は1919年
第一次世界大戦の敗戦によりドイツ帝国は滅亡した。皇帝陛下 ヴィルヘルム二世の退位により、ドイツは共和制へと移行する。ヴェルサイユ条約により1320億金マルク 日本円で200兆円もの賠償金を課される。これに激怒したのは偉大なる我らが総統閣下"アドルフ ヒトラー"である。結果的に敗戦こそしたものの彼の及ぼした影響は非常に大きかった。
主人公はソフィア シュナイダー
彼女もまた、ドイツに転生してきた人物である。前世である2010年頃の記憶を全て保持しており、映像を写真として記憶することが出来る。
生き残る為に、彼女は持てる知識を総動員して戦う
偉大なる第三帝国に栄光あれ!
Sieg Heil(勝利万歳!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる