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第3章【一途に想うからこそ】
24罪 言いたくない一言⑥ ❤︎
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(だとしたら……)
このままされるがまま、ネヘミヤが望む一言を言ってしまったらどうなってしまうかなんて、考えなくても分かる。
私はネヘミヤに蹂躙され、操り人形になる。そして、みんなは拘束され神国王のもとに連れていかれる。
その際に何をされるのかなんて想像もつかない。
無関係であるヴェル君の身の安全だって約束出来ない。違う。無関係なヴェル君の身が一番危険なんだ。
それに、助けに来てくれた白卯だって、このまま逃げられるか分からない。見逃してくれるかも分からない。捕まってしまうかもしれないし、私達を人質に酷いことをされるかもしれないし、させられるかもしれない。最悪、殺されてしまう可能性だって……ありえるんだ。
「……ほれ」
ぐちり。ネヘミヤが腰を大きく引いた瞬間、卑猥な音が耳に飛び込んできた。
彼によって刺激され続けた私の大切な場所は、もうぐちょぐちょだ。
限界までに張りつめていて、またさっきまでのように動かされたり触られたらすぐにでもイってしまうだろう。
「我に一言……言う言葉があるであろう?」
それは、“私のされたいことを言え”というネヘミヤの指示ではない。
強制的な“我がしたいであろうことを言え”という指示だ。
私の耳に顔を寄せ、息を吹きかけながら切ない声で呟くネヘミヤの言葉に、鳥肌が立つ気分だった。
(言いたくない。言いたくないよ、そんな一言……)
唇は震えて言葉が出てこない。
私は下唇を嚙み、脱力して地面に触れていた手の指先に力を込めた。
ザリ……と土の感触がする。
布団などではない外で、好きでもない人に大切なところを犯されて、言いたくない言葉を強要されている。
もう、こんなのただのレイプだ。
「……ん? どうした?」
ネヘミヤを見たくなくて顔をそむけると、いつの間にか溜まっていた雫が私の瞳から零れ落ちた。
いつの間に泣いていたんだろう……。
「私の……中、に…………」
「うむうむ。なんじゃなんじゃ?」
ああ。なんて楽しそうなんだ。私はこんなにつらいのに。悔しいのに。悲しいのに。
「――――――出し、て……くだ…………さい」
このままされるがまま、ネヘミヤが望む一言を言ってしまったらどうなってしまうかなんて、考えなくても分かる。
私はネヘミヤに蹂躙され、操り人形になる。そして、みんなは拘束され神国王のもとに連れていかれる。
その際に何をされるのかなんて想像もつかない。
無関係であるヴェル君の身の安全だって約束出来ない。違う。無関係なヴェル君の身が一番危険なんだ。
それに、助けに来てくれた白卯だって、このまま逃げられるか分からない。見逃してくれるかも分からない。捕まってしまうかもしれないし、私達を人質に酷いことをされるかもしれないし、させられるかもしれない。最悪、殺されてしまう可能性だって……ありえるんだ。
「……ほれ」
ぐちり。ネヘミヤが腰を大きく引いた瞬間、卑猥な音が耳に飛び込んできた。
彼によって刺激され続けた私の大切な場所は、もうぐちょぐちょだ。
限界までに張りつめていて、またさっきまでのように動かされたり触られたらすぐにでもイってしまうだろう。
「我に一言……言う言葉があるであろう?」
それは、“私のされたいことを言え”というネヘミヤの指示ではない。
強制的な“我がしたいであろうことを言え”という指示だ。
私の耳に顔を寄せ、息を吹きかけながら切ない声で呟くネヘミヤの言葉に、鳥肌が立つ気分だった。
(言いたくない。言いたくないよ、そんな一言……)
唇は震えて言葉が出てこない。
私は下唇を嚙み、脱力して地面に触れていた手の指先に力を込めた。
ザリ……と土の感触がする。
布団などではない外で、好きでもない人に大切なところを犯されて、言いたくない言葉を強要されている。
もう、こんなのただのレイプだ。
「……ん? どうした?」
ネヘミヤを見たくなくて顔をそむけると、いつの間にか溜まっていた雫が私の瞳から零れ落ちた。
いつの間に泣いていたんだろう……。
「私の……中、に…………」
「うむうむ。なんじゃなんじゃ?」
ああ。なんて楽しそうなんだ。私はこんなにつらいのに。悔しいのに。悲しいのに。
「――――――出し、て……くだ…………さい」
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