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8章 愚者は踊り続ける
8-19 友情にかける想い ◆バージ視点◆
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◆バージ視点◆
「バージ、いたのか」
壁際でゾーイに見つかった。
紺色の服装、マックレー侯爵家の正装だ。
私は広間のパーティに戻って来ていた。今の時間は客が前に広がる庭園の方と行ったり来たりしている者が多い。
「リアムは?」
「ラーメンの出前に行っている」
出前?
確かに軽食エリアにラーメンが出ていたが、なぜ出前をリアムが?
料理人たちが一杯ずつゆっくり優雅に盛り付けるので、試食といえども渡されるまでかなり時間がかかる。
高位の貴族たちは使用人を並ばせて、自分たちの元へ運んでもらう。
軽食エリアには数多くの料理やお菓子が並んでいるが、やはり有名どころの商会が出しているものに人気が集まっている。
この時間、この広間では新商品を披露している商会も多い。
食事だけでなく、化粧品やら、貴金属やら様々である。
貴族相手なのでかなり高価な代物である。
ただ、この場で現金のやり取りはしない。予約をしていくだけである。後日、その者の屋敷で売買する。
この広間は大きいので、人だかりは分散されているが、それでも人が集まる場所がある。
ただし、この場で招待された誰もが自由に商品を披露できるわけではない。当たり前だが事前に王城の許可が必要である。
「先ほど、少し騒がしくなっていたと思ったが」
「ああ、リアムがテッチャンさんたちと白菜ラーメンを王城の厨房で試作して、ここで試食を始めたんだ。バージも食べたか?」
「その前に出ていたラーメンの試食は食べたけど」
「白菜の在庫をどうにかしたいというリアムの思いつきだったが、試食した者たちには好評だ。美味しかったが、俺は試食じゃ足りない。普通の量を食べたくなったな」
リアムからもらった白菜を家で料理してもらったら、確かに思った以上に美味しかった。家族にも絶賛された。
「あの白菜美味しいよね。何が違うんだろうね」
「魔物肉も美味しいのは、あの土地周辺は魔力の流れが整っているかららしい。まあ、俺には詳しくわからないが」
「そうか」
ほんの数秒、沈黙が落ちた。
「リアムがこの場にいなくて良かった、とか思っていないか?」
ゾーイが騒がしい人の流れを見ながら私に言った。
その通りだが、その通りなんだが。
「家を優先するのが跡継ぎだ。学園でも休暇が明ければ、いつも通り普通に接すればいい」
休暇が明ければ。
ゾーイは私にリアムの仕事の手伝いをさせるために休暇中の特別許可証を学園から取ったはずなのに。
砦の山のような書類が終わっているわけもない。
「じゃあな」
広間にゾーイの従者が来て、ゾーイは去っていく。
手を伸ばそうとした。
けれど、動かなかった。
呼び止める声も出なかった。
私には何もない。
私が砦についていっても事務作業しかできない。
冒険者としても魔導士としても、私は彼らの足元にも及ばない。
ゾーイにはリアムも認めたA級魔導士の実力がある。
リアムはC級冒険者と言いながら、詐欺である。S級魔物を倒せるなら、S級冒険者の実力だってあるに違いない。
私にも弟がいるのだから跡継ぎをやめて砦についていくと言ったところで役に立てるとは思えない。
確かに、あの滞っている書類の量を見る限り、砦長や管理者代理より事務処理は役に立てる気はするが、その者たちと比べてはいけないだろう。
自分にも何かあれば、胸を張って友人と呼べと言えただろうか。
「あの方がマックレー侯爵家の?」
「今年、魔法学園の新入生代表で挨拶されたゾーイ様よね」
「A級魔導士でしょ。格好良いし出世株よね。婚約者がいないのなら」
ゾーイの後姿を見送りながら、女性たちが数人集まってヒソヒソ会話している。
近くに立っているので丸聞こえである。
ゾーイは身長も高いし、鍛えているので映える。歩いているだけでも女性の視線を浴びている。
「あら、父から聞いた話だと、式典中はリアム・メルクイーン男爵の横にいたそうよ」
「メルクイーン男爵は先ほど見た白と銀の衣装の方よね。ハーラット侯爵の派閥ではないの?」
「マックレー侯爵家もハーラット侯爵家に釘を刺しておきたいところなんでしょう。とすると、ゾーイ様は五男ですから、メルクイーン男爵領に行かれる可能性が高いのでは」
「さすがに西の果ては遠いですわ。王都には来れなくなってしまいますわね」
「その覚悟がおありなら、ということですわ」
女性たちはため息を吐く。
残念そうな顔がすべてを物語る。
彼女たちは煌びやかな王都から離れられないのだろう。
「けれど、残念ですわ」
「本当に」
「メルクイーン男爵が既婚者だったなんて情報、どこにもなかったのに」
女性たちの本当の狙いはリアムだったのか。
相手がリアムでも王都には来れなくなるぞ。
、、、って、リアムって既婚者だったの?
というか、女性の影が全然ないのも珍しいぐらいの人物なんだけど。学園でもラーラ様ぐらいしか女性は話しかけてないけど?
「メルクイーン男爵がパーティに来たら、絶対に突撃しようと思っていましたのに」
「えっ、貴方もっ?」
「私もはしたなくても押し倒して既成事実を作ってしまおうとさえ思っていましたわ」
おいおい。
「くっ、そこまでっ?甘かったわ」
「とは言っても、既婚者でしたらどうしようもありませんわ」
「今は相手がどなたかわかりませんが、メルクイーン男爵を奪い取るのは難しいでしょうね」
「誓約魔法で結ばれていたら、まず解除してもらわなければいけませんから。貴族の誓約魔法での結婚はかなり厳重に縛られますからねえ」
稀に浮気をしたら男性側は不能に陥るという誓約魔法を結ばれることもある。
この国の貴族は男性も女性も不貞を働くことは命がけの場合もあるので、そこまでの危険を冒すよりも、きちんと離婚してから次の相手と結ばれることが多い。
誓約魔法による結婚なので複数と結婚できなくはないが、相手がその誓約魔法を受け入れるかどうかである。ほぼ受け入れられることはない。
王族の場合は別だが。王子も二人の婚約者がいるという話だし。
「けれど、あの方が未婚でも、相手にしてもらったら王都には来れなくなってしまいますわよ?」
「相手がメルクイーン男爵ならどこまでもついていきますわっ」
おおっと、女性たちの目がマジだ。
リアム・メルクイーン男爵は王子よりも優秀。今や時の人。
そして、今日初めて社交界に出てきたが、見目も良いと評判である。
あのハーラット侯爵兄弟の横に立って見劣りのしない人物というのも数少ないだろう。
私が横に立ったところで、存在が霞む。
私なんて、この場にいても存在すら気にしてもらえない。
女性たちは順番が回ってきたようで、新商品の化粧品の使い心地を確認し始めていた。
領地内での結婚相手だと王都の話題に出ないだろう。
婚約者と成人したら結婚という取り決めをしている貴族もいないわけではない。
リアムもその口かもしれない。
だが、それなら、通信の魔道具を砦の親友に渡すだろうか?
そんな高価な物は妻に贈っている気がしてならない。
ゾーイからそんな話を一切聞いていないのもおかしな話だと思うのだが?
リアムが結婚しているのなら、寮の部屋にまで押しかけているゾーイが知らないわけがない。
男同士でもそういう関係を持てば不貞になる。
添い寝すらアウトという誓約もある。
リアムはどういう誓約魔法を相手と結んでいるのだろう。
喧騒のなかにいながら、自分には関わりなく時間だけが過ぎる。
壁際に寄って手持無沙汰にしている人間は私だけではないようだが、動こうとはしない。
迎えが来るまで時間を潰しているのだろうか。
私は小さくため息を吐く。
結局は自分に自信がないだけだ。
この学園生活だけで、彼らとの仲は終わるだろう。終わってしまうだろう。
いや、このまま何もしなければ、ここで、この時点で終わっている。
私はこの跡継ぎという立場を捨てることはできない。
それでも、ここで終わりたくないという想いがある。
「バージ、いたのか」
壁際でゾーイに見つかった。
紺色の服装、マックレー侯爵家の正装だ。
私は広間のパーティに戻って来ていた。今の時間は客が前に広がる庭園の方と行ったり来たりしている者が多い。
「リアムは?」
「ラーメンの出前に行っている」
出前?
確かに軽食エリアにラーメンが出ていたが、なぜ出前をリアムが?
料理人たちが一杯ずつゆっくり優雅に盛り付けるので、試食といえども渡されるまでかなり時間がかかる。
高位の貴族たちは使用人を並ばせて、自分たちの元へ運んでもらう。
軽食エリアには数多くの料理やお菓子が並んでいるが、やはり有名どころの商会が出しているものに人気が集まっている。
この時間、この広間では新商品を披露している商会も多い。
食事だけでなく、化粧品やら、貴金属やら様々である。
貴族相手なのでかなり高価な代物である。
ただ、この場で現金のやり取りはしない。予約をしていくだけである。後日、その者の屋敷で売買する。
この広間は大きいので、人だかりは分散されているが、それでも人が集まる場所がある。
ただし、この場で招待された誰もが自由に商品を披露できるわけではない。当たり前だが事前に王城の許可が必要である。
「先ほど、少し騒がしくなっていたと思ったが」
「ああ、リアムがテッチャンさんたちと白菜ラーメンを王城の厨房で試作して、ここで試食を始めたんだ。バージも食べたか?」
「その前に出ていたラーメンの試食は食べたけど」
「白菜の在庫をどうにかしたいというリアムの思いつきだったが、試食した者たちには好評だ。美味しかったが、俺は試食じゃ足りない。普通の量を食べたくなったな」
リアムからもらった白菜を家で料理してもらったら、確かに思った以上に美味しかった。家族にも絶賛された。
「あの白菜美味しいよね。何が違うんだろうね」
「魔物肉も美味しいのは、あの土地周辺は魔力の流れが整っているかららしい。まあ、俺には詳しくわからないが」
「そうか」
ほんの数秒、沈黙が落ちた。
「リアムがこの場にいなくて良かった、とか思っていないか?」
ゾーイが騒がしい人の流れを見ながら私に言った。
その通りだが、その通りなんだが。
「家を優先するのが跡継ぎだ。学園でも休暇が明ければ、いつも通り普通に接すればいい」
休暇が明ければ。
ゾーイは私にリアムの仕事の手伝いをさせるために休暇中の特別許可証を学園から取ったはずなのに。
砦の山のような書類が終わっているわけもない。
「じゃあな」
広間にゾーイの従者が来て、ゾーイは去っていく。
手を伸ばそうとした。
けれど、動かなかった。
呼び止める声も出なかった。
私には何もない。
私が砦についていっても事務作業しかできない。
冒険者としても魔導士としても、私は彼らの足元にも及ばない。
ゾーイにはリアムも認めたA級魔導士の実力がある。
リアムはC級冒険者と言いながら、詐欺である。S級魔物を倒せるなら、S級冒険者の実力だってあるに違いない。
私にも弟がいるのだから跡継ぎをやめて砦についていくと言ったところで役に立てるとは思えない。
確かに、あの滞っている書類の量を見る限り、砦長や管理者代理より事務処理は役に立てる気はするが、その者たちと比べてはいけないだろう。
自分にも何かあれば、胸を張って友人と呼べと言えただろうか。
「あの方がマックレー侯爵家の?」
「今年、魔法学園の新入生代表で挨拶されたゾーイ様よね」
「A級魔導士でしょ。格好良いし出世株よね。婚約者がいないのなら」
ゾーイの後姿を見送りながら、女性たちが数人集まってヒソヒソ会話している。
近くに立っているので丸聞こえである。
ゾーイは身長も高いし、鍛えているので映える。歩いているだけでも女性の視線を浴びている。
「あら、父から聞いた話だと、式典中はリアム・メルクイーン男爵の横にいたそうよ」
「メルクイーン男爵は先ほど見た白と銀の衣装の方よね。ハーラット侯爵の派閥ではないの?」
「マックレー侯爵家もハーラット侯爵家に釘を刺しておきたいところなんでしょう。とすると、ゾーイ様は五男ですから、メルクイーン男爵領に行かれる可能性が高いのでは」
「さすがに西の果ては遠いですわ。王都には来れなくなってしまいますわね」
「その覚悟がおありなら、ということですわ」
女性たちはため息を吐く。
残念そうな顔がすべてを物語る。
彼女たちは煌びやかな王都から離れられないのだろう。
「けれど、残念ですわ」
「本当に」
「メルクイーン男爵が既婚者だったなんて情報、どこにもなかったのに」
女性たちの本当の狙いはリアムだったのか。
相手がリアムでも王都には来れなくなるぞ。
、、、って、リアムって既婚者だったの?
というか、女性の影が全然ないのも珍しいぐらいの人物なんだけど。学園でもラーラ様ぐらいしか女性は話しかけてないけど?
「メルクイーン男爵がパーティに来たら、絶対に突撃しようと思っていましたのに」
「えっ、貴方もっ?」
「私もはしたなくても押し倒して既成事実を作ってしまおうとさえ思っていましたわ」
おいおい。
「くっ、そこまでっ?甘かったわ」
「とは言っても、既婚者でしたらどうしようもありませんわ」
「今は相手がどなたかわかりませんが、メルクイーン男爵を奪い取るのは難しいでしょうね」
「誓約魔法で結ばれていたら、まず解除してもらわなければいけませんから。貴族の誓約魔法での結婚はかなり厳重に縛られますからねえ」
稀に浮気をしたら男性側は不能に陥るという誓約魔法を結ばれることもある。
この国の貴族は男性も女性も不貞を働くことは命がけの場合もあるので、そこまでの危険を冒すよりも、きちんと離婚してから次の相手と結ばれることが多い。
誓約魔法による結婚なので複数と結婚できなくはないが、相手がその誓約魔法を受け入れるかどうかである。ほぼ受け入れられることはない。
王族の場合は別だが。王子も二人の婚約者がいるという話だし。
「けれど、あの方が未婚でも、相手にしてもらったら王都には来れなくなってしまいますわよ?」
「相手がメルクイーン男爵ならどこまでもついていきますわっ」
おおっと、女性たちの目がマジだ。
リアム・メルクイーン男爵は王子よりも優秀。今や時の人。
そして、今日初めて社交界に出てきたが、見目も良いと評判である。
あのハーラット侯爵兄弟の横に立って見劣りのしない人物というのも数少ないだろう。
私が横に立ったところで、存在が霞む。
私なんて、この場にいても存在すら気にしてもらえない。
女性たちは順番が回ってきたようで、新商品の化粧品の使い心地を確認し始めていた。
領地内での結婚相手だと王都の話題に出ないだろう。
婚約者と成人したら結婚という取り決めをしている貴族もいないわけではない。
リアムもその口かもしれない。
だが、それなら、通信の魔道具を砦の親友に渡すだろうか?
そんな高価な物は妻に贈っている気がしてならない。
ゾーイからそんな話を一切聞いていないのもおかしな話だと思うのだが?
リアムが結婚しているのなら、寮の部屋にまで押しかけているゾーイが知らないわけがない。
男同士でもそういう関係を持てば不貞になる。
添い寝すらアウトという誓約もある。
リアムはどういう誓約魔法を相手と結んでいるのだろう。
喧騒のなかにいながら、自分には関わりなく時間だけが過ぎる。
壁際に寄って手持無沙汰にしている人間は私だけではないようだが、動こうとはしない。
迎えが来るまで時間を潰しているのだろうか。
私は小さくため息を吐く。
結局は自分に自信がないだけだ。
この学園生活だけで、彼らとの仲は終わるだろう。終わってしまうだろう。
いや、このまま何もしなければ、ここで、この時点で終わっている。
私はこの跡継ぎという立場を捨てることはできない。
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