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7章 愚者は踊る
7-9 貴族の自己紹介とは
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一年三組の教室に入る。
数人の学生がすでにいた。
席は自由。
この教室は席が後方に行くほど高くなるような階段状に座席を設けている。
一番後ろの一番高い席、通路側に座っておく。
前と後ろに出入口はある。
が、大抵の学生は前の方から入ってくるようだ。
午後の開始時間に近くなるが、席はそれなりに空いている。
駆け込んでくる者も少ないだろう。
一クラスにそこまでの人数はいない。
教室が広いということは良いことだ。軋轢が減る。
C級魔導士であり、下位貴族の教室。
ここに取り入る人間は存在していないかのように、馴れ合わない態度を示している者も少なくない。
多くの者が前の席から座り、前を向いて座っている。まだ、教師も来ていないのだが。
多少は知り合いだったのか、小声で話している者もいるがかなり少数派だ。
二人の教師が入ってきた。
両方とも男性であり、どちらもまだ若いと言える年齢である。教師歴はそこまで長くなさそうだ。
表情的には気の弱そうな方が教壇に立って話し始めた。こちらが担任か?
「入学おめでとう。魔法学園はキミたちのような将来有望な魔導士を歓迎する。私は担任のグルッスラーだ。クラス替えはないから二年間担任だ。よろしく頼む」
あー、クラス替えはないんだ。まあ、考えればわかることだけど。
魔導士の級と、貴族の爵位によって決められたクラスだ。
成績如何で変わるわけでもない。
「クラス委員をリアム・メルクイーン君にお願いしたいのだがどうかな?」
「お断りします」
「そう、お断り、、、えっ」
間髪入れずに断ったら驚かれたよ。
そういうのは事前に打診しておかないと。打診していても断るけど。
「そ、そうか。無理には言わないが。。。ええっと、このクラスの次の成績上位者は誰だったかな」
おい、成績順に決めたってこと、口から漏れているぞ、担任。
こういうクラス委員を成績順で教師が決めるのは、前世では普通の範囲内だが、ここは貴族学校なんだから爵位とかで決めれば良いんじゃねえの?
下位貴族で集まっているから、それだと大差がないのか?俺の方が上だーっとかで喧嘩が始まるのかな?
「次はバージ・テンガラット君です」
横の教師が担任に耳打ちした。副担任なのかな、この人。紹介がまだないけど。少々神経質そうな顔立ちをしている。
「バージ君、クラス委員を引き受けてくれないかな」
「は、はい。私でよろしければ。光栄です」
バージ君はクラスメイトに一応の拍手で迎えられた。
クラス委員って光栄なのかな?
仕事だけ押し付けられる傍迷惑なものとしか、俺には認識できないんだが。
次は自己紹介に移る。
とりあえず誓約魔法を発動しておく。
座席が自由ということは座席表など貼りだすことはないのだろう。
名簿も学生に配られないだろうし、彼らは一応貴族の子息息女だ。
名前を思い出せないだけで、気を悪くする者もいる。
最初にクラス委員のバージ君が自己紹介。
窓側の前の席から、その場に立って自己紹介をしていく。
名前、親の爵位、何番目の子か、領地の位置や特徴や特産品等、領地自慢をしていく者が多い。
自己紹介のはずが、領地紹介になっている気がする。
貴族は領地紹介が自分のアピールにつながるのか。
自分をどれだけ上に見せるかという合戦がこの教室ではすでに始まっているのか。
自己紹介ならせめて自分の得意なことや趣味でいいじゃん。
魔法学園なんだから、どんな魔法が使えますとか。
「では、最後に」
あ、担任の視線が俺に向いた。
誓約魔法を終了させる。革の切れ端に刻印を刻んだ。俺の自己紹介なんて記録しておく必要もないからな。
「リアム・メルクイーンです。よろしくお願いします」
立ち上がって端的に述べて一礼して、すぐに座った。
「ええっと、それだけかな?」
「はい。」
別に俺は他の貴族と仲良くする必要がないからなー。
どうせ社交界には出ないし。メルクイーン男爵家は社交シーズンの王都の社交界出席を免除されている。
横のつながりもなくなるが、変なしがらみもない。
担任がえー、、、って顔をしているが、特に俺のことを覚えてもらわなくてもいいからね。
「リアム・メルクイーン君、先程何か魔法を使ってなかったか?」
隣の副担任が、いや、ホントに副担任かわからないけど、仮に副担任にしておこう。コイツこそ自己紹介しろよ。副担任が鋭い目つきで言ってきた。
特段、教室内では魔法を使ってはいけない等の注意を受けてはいなかったのだが。
「ああ、はい、クラスメイトの名前を一度には覚えられないと思い、誓約魔法を発動させていましたが、何か問題でも?」
「、、、いや、防御魔法、結界魔法など常時展開している者もいるから特に問題はない。ただし、皆にも伝えておくが、攻撃魔法など他人に危害を与える魔法はこの学園でも訓練場や一部の教室でしか許可されていないので他では使用しないように」
あれ?教室が何かざわついている気がする。
自己紹介後だから、他にも知っている人でもいたのかな。
それとも、攻撃魔法の注意の方か?
俺的には防御魔法、結界魔法を常時展開している、ってところが気になったのだが。
さすがは貴族。貴族だから守りを強化しているってことなんだろうけど、常時展開って凄いよなー。魔力使われ放題だと相当くたびれるんじゃないのかな?
それとも、省エネタイプのものがあるのか?魔道具だろうか?
魔法学園で教えてくれるのだろうか?
あ、魔法学園には図書館もあったはずだ。最初の受付の説明で、魔法書もかなりの蔵書数を誇ると言っていた。魔法学園には何も価値がないと思っていたが、これは図書館に行ってみないと。
授業が超つまらないものなら、こっそりと本を読んでおけば良いだろう。
カリキュラムは学園の受付時に説明されていたが、詳細な授業の説明はここで担任がはじめた。
一学年の講義は一般常識、基礎学力から始まって、基礎魔法、魔法理論等の魔法関連、そして、少々の魔法実技がある。
一般常識に礼儀作法の講義もあるので、すべてが座学ではない。
貴族のマナーというのは爵位によっても異なるのでそれぞれの家で教育されてきている気もするが、これから社交界に羽ばたく者たちだ。思い違いをしていて変な汗をかかないように、そして、もう一度確認するためにこの講義もある。
「本日はこれで終了だ。明日から講義が始まるので、渡した時間割にそって指定された教材等を持って来るように」
担任が言った途端、俺は素早く後ろの扉から教室を後にする。
おおっと、廊下にずらっと人が並んでいる。
学生の付き人や護衛なのだろう。
ああ、だから、前の扉から出ようとするのか。コレは順番があるようだ。位の高い者から前の扉から先に出るという暗黙の了解があるようだ。位の高い者と言っても、この教室にいるのは子爵家、男爵家。どんぐりの背比べとしか思えないのだが序列はあるようだ。
俺には関係ないのでさっさと後にしようとしたのだが。
「あ、リアム様」
前の扉で一番に待機していた者が、慌てて飛んできて俺に話しかけてきた。
あー、この人、見覚えがあるー。クリス様の後ろにいた付き人じゃーん。
そりゃ、ハーラット侯爵家の使いの者が来ていたら、一番を譲るよな。
「こんにちはー。クリス様のお使いですかー?」
「覚えていただけて光栄です。本日はクリス様ではなく」
「良かったわ。貴方のことだから捕まらずにさっさと帰られてしまうかと思っていたわ」
あー。
隣のクラス、つまり一年二組から一番に出てきた女性がこちらに歩いてきた。後ろには侍女や護衛を連れている。
貴族の学校だから隣の教室までも距離がある。
「私はラーラ・ハーラット。詳しい自己紹介はいらないわよね。二年間よろしくお願い致しますわ」
クリスの妹ちゃんかー。同じ年齢だったんだなー。勝手に年下と思っていたけど、同じ年齢でも女性だと足のサイズは小さめだよなー。。。
俺は無表情の顔に営業スマイルをセットする。
表情筋よ、仕事だぞー。
「初めまして、ラーラ様。クリス様には常日頃お世話になっております」
深々と頭を下げる。そして、ラーラの足元が視界に入る。
あ。
「ラーラ様には極西の砦のガラスの靴をご幼少の頃からご利用いただきありがとうございます」
「この靴は本当に履きやすいのよ。他の靴だと靴擦れができてしまうのに」
「クリス様から今年は三足も注文があったので何かと思いましたが、社交界デビューだからでしたか」
「そうね。やはり社交ダンスを踊るには、ガラスの靴が一番ですもの。貴方がここにいるのなら、学園にいる間も注文すると思うわ。私がこれだけ気に入るのだから、極西の砦に注文が殺到しているんじゃないの?」
俺はにっこりとラーラに笑う。
「極西の砦のガラスの靴をご購入していただいたのは、ラーラ様と隣領のグレテル子爵しかおりません。ですから、毎年ご注文を頂くラーラ様には感謝の言葉しかありません」
なんか周囲が騒がしくなっているんですけどー?コレは気のせいじゃないなー。
ただ、俺のクラスの前の扉は、なぜか担任と副担任が閉じている。
ハーラット侯爵家のご令嬢が話しているから教師も気を使うのか、大変だな。
数人の学生がすでにいた。
席は自由。
この教室は席が後方に行くほど高くなるような階段状に座席を設けている。
一番後ろの一番高い席、通路側に座っておく。
前と後ろに出入口はある。
が、大抵の学生は前の方から入ってくるようだ。
午後の開始時間に近くなるが、席はそれなりに空いている。
駆け込んでくる者も少ないだろう。
一クラスにそこまでの人数はいない。
教室が広いということは良いことだ。軋轢が減る。
C級魔導士であり、下位貴族の教室。
ここに取り入る人間は存在していないかのように、馴れ合わない態度を示している者も少なくない。
多くの者が前の席から座り、前を向いて座っている。まだ、教師も来ていないのだが。
多少は知り合いだったのか、小声で話している者もいるがかなり少数派だ。
二人の教師が入ってきた。
両方とも男性であり、どちらもまだ若いと言える年齢である。教師歴はそこまで長くなさそうだ。
表情的には気の弱そうな方が教壇に立って話し始めた。こちらが担任か?
「入学おめでとう。魔法学園はキミたちのような将来有望な魔導士を歓迎する。私は担任のグルッスラーだ。クラス替えはないから二年間担任だ。よろしく頼む」
あー、クラス替えはないんだ。まあ、考えればわかることだけど。
魔導士の級と、貴族の爵位によって決められたクラスだ。
成績如何で変わるわけでもない。
「クラス委員をリアム・メルクイーン君にお願いしたいのだがどうかな?」
「お断りします」
「そう、お断り、、、えっ」
間髪入れずに断ったら驚かれたよ。
そういうのは事前に打診しておかないと。打診していても断るけど。
「そ、そうか。無理には言わないが。。。ええっと、このクラスの次の成績上位者は誰だったかな」
おい、成績順に決めたってこと、口から漏れているぞ、担任。
こういうクラス委員を成績順で教師が決めるのは、前世では普通の範囲内だが、ここは貴族学校なんだから爵位とかで決めれば良いんじゃねえの?
下位貴族で集まっているから、それだと大差がないのか?俺の方が上だーっとかで喧嘩が始まるのかな?
「次はバージ・テンガラット君です」
横の教師が担任に耳打ちした。副担任なのかな、この人。紹介がまだないけど。少々神経質そうな顔立ちをしている。
「バージ君、クラス委員を引き受けてくれないかな」
「は、はい。私でよろしければ。光栄です」
バージ君はクラスメイトに一応の拍手で迎えられた。
クラス委員って光栄なのかな?
仕事だけ押し付けられる傍迷惑なものとしか、俺には認識できないんだが。
次は自己紹介に移る。
とりあえず誓約魔法を発動しておく。
座席が自由ということは座席表など貼りだすことはないのだろう。
名簿も学生に配られないだろうし、彼らは一応貴族の子息息女だ。
名前を思い出せないだけで、気を悪くする者もいる。
最初にクラス委員のバージ君が自己紹介。
窓側の前の席から、その場に立って自己紹介をしていく。
名前、親の爵位、何番目の子か、領地の位置や特徴や特産品等、領地自慢をしていく者が多い。
自己紹介のはずが、領地紹介になっている気がする。
貴族は領地紹介が自分のアピールにつながるのか。
自分をどれだけ上に見せるかという合戦がこの教室ではすでに始まっているのか。
自己紹介ならせめて自分の得意なことや趣味でいいじゃん。
魔法学園なんだから、どんな魔法が使えますとか。
「では、最後に」
あ、担任の視線が俺に向いた。
誓約魔法を終了させる。革の切れ端に刻印を刻んだ。俺の自己紹介なんて記録しておく必要もないからな。
「リアム・メルクイーンです。よろしくお願いします」
立ち上がって端的に述べて一礼して、すぐに座った。
「ええっと、それだけかな?」
「はい。」
別に俺は他の貴族と仲良くする必要がないからなー。
どうせ社交界には出ないし。メルクイーン男爵家は社交シーズンの王都の社交界出席を免除されている。
横のつながりもなくなるが、変なしがらみもない。
担任がえー、、、って顔をしているが、特に俺のことを覚えてもらわなくてもいいからね。
「リアム・メルクイーン君、先程何か魔法を使ってなかったか?」
隣の副担任が、いや、ホントに副担任かわからないけど、仮に副担任にしておこう。コイツこそ自己紹介しろよ。副担任が鋭い目つきで言ってきた。
特段、教室内では魔法を使ってはいけない等の注意を受けてはいなかったのだが。
「ああ、はい、クラスメイトの名前を一度には覚えられないと思い、誓約魔法を発動させていましたが、何か問題でも?」
「、、、いや、防御魔法、結界魔法など常時展開している者もいるから特に問題はない。ただし、皆にも伝えておくが、攻撃魔法など他人に危害を与える魔法はこの学園でも訓練場や一部の教室でしか許可されていないので他では使用しないように」
あれ?教室が何かざわついている気がする。
自己紹介後だから、他にも知っている人でもいたのかな。
それとも、攻撃魔法の注意の方か?
俺的には防御魔法、結界魔法を常時展開している、ってところが気になったのだが。
さすがは貴族。貴族だから守りを強化しているってことなんだろうけど、常時展開って凄いよなー。魔力使われ放題だと相当くたびれるんじゃないのかな?
それとも、省エネタイプのものがあるのか?魔道具だろうか?
魔法学園で教えてくれるのだろうか?
あ、魔法学園には図書館もあったはずだ。最初の受付の説明で、魔法書もかなりの蔵書数を誇ると言っていた。魔法学園には何も価値がないと思っていたが、これは図書館に行ってみないと。
授業が超つまらないものなら、こっそりと本を読んでおけば良いだろう。
カリキュラムは学園の受付時に説明されていたが、詳細な授業の説明はここで担任がはじめた。
一学年の講義は一般常識、基礎学力から始まって、基礎魔法、魔法理論等の魔法関連、そして、少々の魔法実技がある。
一般常識に礼儀作法の講義もあるので、すべてが座学ではない。
貴族のマナーというのは爵位によっても異なるのでそれぞれの家で教育されてきている気もするが、これから社交界に羽ばたく者たちだ。思い違いをしていて変な汗をかかないように、そして、もう一度確認するためにこの講義もある。
「本日はこれで終了だ。明日から講義が始まるので、渡した時間割にそって指定された教材等を持って来るように」
担任が言った途端、俺は素早く後ろの扉から教室を後にする。
おおっと、廊下にずらっと人が並んでいる。
学生の付き人や護衛なのだろう。
ああ、だから、前の扉から出ようとするのか。コレは順番があるようだ。位の高い者から前の扉から先に出るという暗黙の了解があるようだ。位の高い者と言っても、この教室にいるのは子爵家、男爵家。どんぐりの背比べとしか思えないのだが序列はあるようだ。
俺には関係ないのでさっさと後にしようとしたのだが。
「あ、リアム様」
前の扉で一番に待機していた者が、慌てて飛んできて俺に話しかけてきた。
あー、この人、見覚えがあるー。クリス様の後ろにいた付き人じゃーん。
そりゃ、ハーラット侯爵家の使いの者が来ていたら、一番を譲るよな。
「こんにちはー。クリス様のお使いですかー?」
「覚えていただけて光栄です。本日はクリス様ではなく」
「良かったわ。貴方のことだから捕まらずにさっさと帰られてしまうかと思っていたわ」
あー。
隣のクラス、つまり一年二組から一番に出てきた女性がこちらに歩いてきた。後ろには侍女や護衛を連れている。
貴族の学校だから隣の教室までも距離がある。
「私はラーラ・ハーラット。詳しい自己紹介はいらないわよね。二年間よろしくお願い致しますわ」
クリスの妹ちゃんかー。同じ年齢だったんだなー。勝手に年下と思っていたけど、同じ年齢でも女性だと足のサイズは小さめだよなー。。。
俺は無表情の顔に営業スマイルをセットする。
表情筋よ、仕事だぞー。
「初めまして、ラーラ様。クリス様には常日頃お世話になっております」
深々と頭を下げる。そして、ラーラの足元が視界に入る。
あ。
「ラーラ様には極西の砦のガラスの靴をご幼少の頃からご利用いただきありがとうございます」
「この靴は本当に履きやすいのよ。他の靴だと靴擦れができてしまうのに」
「クリス様から今年は三足も注文があったので何かと思いましたが、社交界デビューだからでしたか」
「そうね。やはり社交ダンスを踊るには、ガラスの靴が一番ですもの。貴方がここにいるのなら、学園にいる間も注文すると思うわ。私がこれだけ気に入るのだから、極西の砦に注文が殺到しているんじゃないの?」
俺はにっこりとラーラに笑う。
「極西の砦のガラスの靴をご購入していただいたのは、ラーラ様と隣領のグレテル子爵しかおりません。ですから、毎年ご注文を頂くラーラ様には感謝の言葉しかありません」
なんか周囲が騒がしくなっているんですけどー?コレは気のせいじゃないなー。
ただ、俺のクラスの前の扉は、なぜか担任と副担任が閉じている。
ハーラット侯爵家のご令嬢が話しているから教師も気を使うのか、大変だな。
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