127 / 291
5章 必要とされない者
5-32 王都へ向けて出発
しおりを挟む
冒険者ギルドの女性職員の叫び声が建物に響いたため、男性職員も慌てて受付に出てきた。
そこにいたのが俺と砦の守護獣だったため、首を傾げて女性職員を見た。
「リ、リアムさんが移転届を出すと、、、とうとう嫌気がさしてご実家を飛び出す決意を」
狼狽えながら、女性職員が男性職員に訴えている。
ああ、あの大声はそういうことか。
嫌気がさしていたのは昔からだが、俺が実家を飛び出しても砦止まりなのだが。
「いえ、魔法学園の入学が決まったので、二年間王都に行かねばならなくなりまして」
「え?」
女性職員の顔がすっと通常営業の笑顔に戻った。
「少々取り乱してしまい、申し訳なかったですね」
頬に手を当て取り澄ます。
「王都の魔の森で活動しますので、そちらの申請もお願いします」
「魔の森での活動は移転の届け出を出してもらえば大丈夫ですよ。あそこはF級冒険者も入れるので」
事情がわかった男性職員が後ろで棚から書類を出している。
「あ、従魔登録の用紙も二枚お願いします」
俺がそう言うと、男性職員は手にしようとしていた書類をヒラリと落とした。
女性職員の方がその書類をキャッチした。
「、、、従魔登録ですか?」
「はい。シロ様がその方がクロも王都で動きやすいのではと提案してくれたので」
「リアムのためなら魔物のフリでも何でもしてあげるよー」
クロが元気いっぱい答えてくれる。従魔、つまり冒険者に従う魔物という意味だから。
シロ様の分は俺の我が儘だ。
ところで、男性職員が固まったままなんだけど。
「あの?」
「それは砦の守護獣様がリアムさんと一緒に王都に行ってしまうということですか?」
「知らせがあまりにも急で、さすがに十一月の入学式に間に合わないところを、クロが学園まで送ってくれることになりまして。一週間ほどで王都に着いたら、砦に戻します」
「そうなんですね。ここから王都では馬車で一か月もかかりますからね。さすがは砦の守護獣様」
ホッとしたような顔の女性職員。男性職員は停止状態が続いている。
そんなに驚くことだったのか?
女性職員が書類を三枚カウンターに置く。
さっさと書いちゃおう。
「でっもー、僕は毎日昼食をリアムと取るよー」
「、、、それだと砦に戻って来れないのでは?」
女性職員がよろよろしはじめた。精神の消耗が激しいらしい。
砦の守護獣様の言動に翻弄されている。。。
「シロが怖いから、一応毎日砦には戻ってくるよー」
「、、、毎日。砦の守護獣様の能力は、我々には計り知れないということなのですね」
心臓が持たないと判断したのか、深く追及するのを諦めたようだ。
砦に守護獣がいなくなってしまえば、この地が心配だということもわかる。
きっとこの冒険者ギルドの職員の反応が正しいのだろう。
「はい、書類、書けました」
「承りました。では、リアムさん、道中お気をつけて」
「俺がいない間、砦から杜撰な書類がこちらに提出されることもあるかと思いますが、大目に見てやってください。では」
俺は言うことだけ言って、冒険者ギルドを後にする。
さっさと足早に去る。
「えええええーーーーーーっっ」
女性職員の先程より大きな叫び声が通りまで響き渡った。
男性職員は俺が出るまで固まったままだったなー。
「リアムさんがいない間の砦の管理者の代理は誰がするんですかーっ」
後ろを振り向かないで急ごう。
街外れで、クロが俺を簡単に乗せられるぐらい大きくなる。
馬よりは小さいが、狼よりは大きいだろう。
鞍はないが、跨ると座り心地は良い。
フカフカだ。
「リアムー、軽いよー。もっと食べないとダメだよー」
こんなところでダメ出しを食らってしまった。
「じゃあな、リアム。私の見送りはここまでだ」
シロ様はちっこいままだった。小さく手を振ってくれている。
「それでは、シロ様、いって」
言い終わらない内に、クロが走り出してしまった。
「いってきまーす」
だから、大声でシロ様に言った。
感謝の気持ちも何もかもを込めて。
俺はユニークスキルを持っていたとしても、F級魔導士。その上、男爵家である。
魔法学園でもいてもいなくてもいい存在として扱われ方が環境としてはいいだろう。
学生の間は平等を謳っていても、教師がいないところではそんなことはあり得ない。
俺の懸念材料は、俺が上の貴族には対抗できない下位の男爵家。
この領地では守られているメルクイーン男爵家だが、この領地を一歩出てしまえば関係ない。
標的になるのは目に見えている。
入学式に遅刻はしないのだから、できるだけ目立たないようにする。
それでも、精神的には辛い目に遭うのは予想できる。
王都でシロ様に会えることだけを楽しみに、日々大人しくしておこう。
その前に王都の冒険者ギルドに行って、魔の森で魔物討伐して、少しでも金を稼いでおかなくては。
クロがかなり飛ばしたので、すでに数個の領地を通過した。
西の方にある男爵領や子爵領は小さいのでかなりの数を通過しなければならない。
メルクイーン男爵領から王都までは多少蛇行しながらも大きな街道が横に走っている。クジョー王国は東西に長い国であり、王都はクジョー王国の東の端にある。
本来なら馬車で一か月の距離だ。早馬で駆けていくのならかなり縮まるが、馬も生き物。あまりに酷使したら使い物にならなくなる。途中で早馬を乗り換えていくのなら、それなりの出費になる。
「クロ、この辺で野営するか」
この街道には宿場町のようなものも数あれど、魔物を気にしないのなら野営という手段もアリだ。
基本的には護衛やお連れの人を山ほど連れていく一行が、街に入ると余計騒ぎになったり、時間が取られたりするので野営という選択を取る。
通常、俺のような単独で行動する者は外壁のある宿場町一択なのだが、この辺りもまだまだ田舎だ。
大きな都市を見かけたら入ってみたいが、外壁がある街や村に入るには、その際に身分証の確認とか時間が取られる場合がある。
今回、あまり時間がないので、残念だが観光の時間は取れない。反対に街に入って宿の客引きやら物売りやら何やらに声を掛けられるのも面倒である。
興味を引くものがないか行きに観察しておいて、二年後の帰り道に寄って行くという感じになるだろう。
街道から少し離れ、木々が適当にあるところにテントを張る。
日が落ちる前に、焚き火をする。
魔の大平原から離れれば離れるほど寒くなっていく。
この国では十月中旬を過ぎれば秋の収穫はほぼ終わっている。
これから本格的な冬になるからこそ、王都は十一月から社交シーズンになるのだ。
「そっかー、これから寒くなるのか」
寒い、と思えるほどの気候は、まだこの世界に来て体験していなかった。
クジョー王国でも雪が降る地があるのだろうか。
「リアム、何か作るのー?」
クロがすでにちっこくなって、わくわく顔で俺を見ている。
「いろいろ作って収納鞄には入れているけど、何か食べたいものがあるのか」
「オム」
「温かいホワイトシチューがあるから、それと魔物肉でも焼こうか」
聞かずとも、クロに食べたいものを聞けば、オムライス一択だったよ。
オムライスは昼に食べたじゃん。一日二食オムライスは俺が嫌だよ。
冒険者のための料理道具一式というのが砦では売られている。
基本的には砦の食堂で売られているレトルトパックを湯煎にかけるものだが、それで普通に料理もできる。小さいフライパンや鍋やヘラやお玉等もついており、ダンジョンには心強い味方である。
魔の大平原でニオイ対策をしないで本格的な料理を作ろうとしたら、確実に魔物を引き寄せるハメになるが。
他のダンジョンではそうでもないらしい。ある程度、料理も可能なダンジョンは存在している。
パンは近所のパン屋でいつものパンをけっこうな数購入して収納鞄に入れてある。
王都では普通のパンでも高いんだろうなー、と思うとついつい入れてしまった。状態保存の収納鞄なので、特に必要なければ、二年後に帰ったときにクズ親父たちに食わせればいい。
「シチュー、シチュー」
オムライスでなくとも、出してしまえば、クロは文句は言わない。
コップにシチューをよそって、スプーンを渡してやる。
「あーっ、あっつあつー」
クロがはふはふしながら具を食べている。
辺境伯の収納鞄は優秀だね。入れたときの温度がまだまだ保たれている。
クロがシチューを食べている隙に、魔物肉を塩で焼く。
星空の下で食事をとる。
一人だと寂しかったかもしれないが、クロもいる。
キャンプは前世でもやったことはなかったな。
食べ終わると、クロは焚き火のそばで横になっていたが。
「あ、そうだ、リアムー。僕の誓約者になったんだから見せてあげるよー」
とクロが言って、人化した。
その場に立っていたのは、俺の予想通りのワイルドイケメンな姿であった。
そこにいたのが俺と砦の守護獣だったため、首を傾げて女性職員を見た。
「リ、リアムさんが移転届を出すと、、、とうとう嫌気がさしてご実家を飛び出す決意を」
狼狽えながら、女性職員が男性職員に訴えている。
ああ、あの大声はそういうことか。
嫌気がさしていたのは昔からだが、俺が実家を飛び出しても砦止まりなのだが。
「いえ、魔法学園の入学が決まったので、二年間王都に行かねばならなくなりまして」
「え?」
女性職員の顔がすっと通常営業の笑顔に戻った。
「少々取り乱してしまい、申し訳なかったですね」
頬に手を当て取り澄ます。
「王都の魔の森で活動しますので、そちらの申請もお願いします」
「魔の森での活動は移転の届け出を出してもらえば大丈夫ですよ。あそこはF級冒険者も入れるので」
事情がわかった男性職員が後ろで棚から書類を出している。
「あ、従魔登録の用紙も二枚お願いします」
俺がそう言うと、男性職員は手にしようとしていた書類をヒラリと落とした。
女性職員の方がその書類をキャッチした。
「、、、従魔登録ですか?」
「はい。シロ様がその方がクロも王都で動きやすいのではと提案してくれたので」
「リアムのためなら魔物のフリでも何でもしてあげるよー」
クロが元気いっぱい答えてくれる。従魔、つまり冒険者に従う魔物という意味だから。
シロ様の分は俺の我が儘だ。
ところで、男性職員が固まったままなんだけど。
「あの?」
「それは砦の守護獣様がリアムさんと一緒に王都に行ってしまうということですか?」
「知らせがあまりにも急で、さすがに十一月の入学式に間に合わないところを、クロが学園まで送ってくれることになりまして。一週間ほどで王都に着いたら、砦に戻します」
「そうなんですね。ここから王都では馬車で一か月もかかりますからね。さすがは砦の守護獣様」
ホッとしたような顔の女性職員。男性職員は停止状態が続いている。
そんなに驚くことだったのか?
女性職員が書類を三枚カウンターに置く。
さっさと書いちゃおう。
「でっもー、僕は毎日昼食をリアムと取るよー」
「、、、それだと砦に戻って来れないのでは?」
女性職員がよろよろしはじめた。精神の消耗が激しいらしい。
砦の守護獣様の言動に翻弄されている。。。
「シロが怖いから、一応毎日砦には戻ってくるよー」
「、、、毎日。砦の守護獣様の能力は、我々には計り知れないということなのですね」
心臓が持たないと判断したのか、深く追及するのを諦めたようだ。
砦に守護獣がいなくなってしまえば、この地が心配だということもわかる。
きっとこの冒険者ギルドの職員の反応が正しいのだろう。
「はい、書類、書けました」
「承りました。では、リアムさん、道中お気をつけて」
「俺がいない間、砦から杜撰な書類がこちらに提出されることもあるかと思いますが、大目に見てやってください。では」
俺は言うことだけ言って、冒険者ギルドを後にする。
さっさと足早に去る。
「えええええーーーーーーっっ」
女性職員の先程より大きな叫び声が通りまで響き渡った。
男性職員は俺が出るまで固まったままだったなー。
「リアムさんがいない間の砦の管理者の代理は誰がするんですかーっ」
後ろを振り向かないで急ごう。
街外れで、クロが俺を簡単に乗せられるぐらい大きくなる。
馬よりは小さいが、狼よりは大きいだろう。
鞍はないが、跨ると座り心地は良い。
フカフカだ。
「リアムー、軽いよー。もっと食べないとダメだよー」
こんなところでダメ出しを食らってしまった。
「じゃあな、リアム。私の見送りはここまでだ」
シロ様はちっこいままだった。小さく手を振ってくれている。
「それでは、シロ様、いって」
言い終わらない内に、クロが走り出してしまった。
「いってきまーす」
だから、大声でシロ様に言った。
感謝の気持ちも何もかもを込めて。
俺はユニークスキルを持っていたとしても、F級魔導士。その上、男爵家である。
魔法学園でもいてもいなくてもいい存在として扱われ方が環境としてはいいだろう。
学生の間は平等を謳っていても、教師がいないところではそんなことはあり得ない。
俺の懸念材料は、俺が上の貴族には対抗できない下位の男爵家。
この領地では守られているメルクイーン男爵家だが、この領地を一歩出てしまえば関係ない。
標的になるのは目に見えている。
入学式に遅刻はしないのだから、できるだけ目立たないようにする。
それでも、精神的には辛い目に遭うのは予想できる。
王都でシロ様に会えることだけを楽しみに、日々大人しくしておこう。
その前に王都の冒険者ギルドに行って、魔の森で魔物討伐して、少しでも金を稼いでおかなくては。
クロがかなり飛ばしたので、すでに数個の領地を通過した。
西の方にある男爵領や子爵領は小さいのでかなりの数を通過しなければならない。
メルクイーン男爵領から王都までは多少蛇行しながらも大きな街道が横に走っている。クジョー王国は東西に長い国であり、王都はクジョー王国の東の端にある。
本来なら馬車で一か月の距離だ。早馬で駆けていくのならかなり縮まるが、馬も生き物。あまりに酷使したら使い物にならなくなる。途中で早馬を乗り換えていくのなら、それなりの出費になる。
「クロ、この辺で野営するか」
この街道には宿場町のようなものも数あれど、魔物を気にしないのなら野営という手段もアリだ。
基本的には護衛やお連れの人を山ほど連れていく一行が、街に入ると余計騒ぎになったり、時間が取られたりするので野営という選択を取る。
通常、俺のような単独で行動する者は外壁のある宿場町一択なのだが、この辺りもまだまだ田舎だ。
大きな都市を見かけたら入ってみたいが、外壁がある街や村に入るには、その際に身分証の確認とか時間が取られる場合がある。
今回、あまり時間がないので、残念だが観光の時間は取れない。反対に街に入って宿の客引きやら物売りやら何やらに声を掛けられるのも面倒である。
興味を引くものがないか行きに観察しておいて、二年後の帰り道に寄って行くという感じになるだろう。
街道から少し離れ、木々が適当にあるところにテントを張る。
日が落ちる前に、焚き火をする。
魔の大平原から離れれば離れるほど寒くなっていく。
この国では十月中旬を過ぎれば秋の収穫はほぼ終わっている。
これから本格的な冬になるからこそ、王都は十一月から社交シーズンになるのだ。
「そっかー、これから寒くなるのか」
寒い、と思えるほどの気候は、まだこの世界に来て体験していなかった。
クジョー王国でも雪が降る地があるのだろうか。
「リアム、何か作るのー?」
クロがすでにちっこくなって、わくわく顔で俺を見ている。
「いろいろ作って収納鞄には入れているけど、何か食べたいものがあるのか」
「オム」
「温かいホワイトシチューがあるから、それと魔物肉でも焼こうか」
聞かずとも、クロに食べたいものを聞けば、オムライス一択だったよ。
オムライスは昼に食べたじゃん。一日二食オムライスは俺が嫌だよ。
冒険者のための料理道具一式というのが砦では売られている。
基本的には砦の食堂で売られているレトルトパックを湯煎にかけるものだが、それで普通に料理もできる。小さいフライパンや鍋やヘラやお玉等もついており、ダンジョンには心強い味方である。
魔の大平原でニオイ対策をしないで本格的な料理を作ろうとしたら、確実に魔物を引き寄せるハメになるが。
他のダンジョンではそうでもないらしい。ある程度、料理も可能なダンジョンは存在している。
パンは近所のパン屋でいつものパンをけっこうな数購入して収納鞄に入れてある。
王都では普通のパンでも高いんだろうなー、と思うとついつい入れてしまった。状態保存の収納鞄なので、特に必要なければ、二年後に帰ったときにクズ親父たちに食わせればいい。
「シチュー、シチュー」
オムライスでなくとも、出してしまえば、クロは文句は言わない。
コップにシチューをよそって、スプーンを渡してやる。
「あーっ、あっつあつー」
クロがはふはふしながら具を食べている。
辺境伯の収納鞄は優秀だね。入れたときの温度がまだまだ保たれている。
クロがシチューを食べている隙に、魔物肉を塩で焼く。
星空の下で食事をとる。
一人だと寂しかったかもしれないが、クロもいる。
キャンプは前世でもやったことはなかったな。
食べ終わると、クロは焚き火のそばで横になっていたが。
「あ、そうだ、リアムー。僕の誓約者になったんだから見せてあげるよー」
とクロが言って、人化した。
その場に立っていたのは、俺の予想通りのワイルドイケメンな姿であった。
2
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる