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5章 必要とされない者
5-16 砦の来訪者 ◆ルイ視点◆
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◆ルイ視点◆
どうしようもない。
私が砦に向かうしかない。
今回はリアムが釘を刺しに来なかった。
それは我々を見限ったということなのか。
「やあ、リアム。久々だねー」
「ご無沙汰しております」
リアムに綺麗なお辞儀をされてしまった。
リアムの弟アミールの家庭教師がお休みの日。
砦の三階の玄関にて。
「リアム、」
「ルイ・ミミス様、お買い物でしたら、ごゆっくりとご覧ください」
完全に他人行儀な対応をいただきました。他人だけど。
さんが、様になってしまったよ。
リアムは挨拶が終わると、そのまま去って行こうとした。
「待って、リアムくんっ。話を聞いてくれ」
「こちらには何も話はありません」
感情のこもってない目を向けられる。
うわー、ここで挫けてなるものか。
「こんにちはー。あ、リアムくん、お客様ー?」
元気な女性が入ってきた。上品な衣装だが、この国の者ではない。
「こんにちは。お待ちしておりました。旦那様は?」
「朝まで飲んでいたみたいだから、やっぱり起きられなかったわー」
もう昼過ぎだが。
「そうでしょうね。ナーヴァルもリージェンも部屋に籠ってますから」
「ホントに困った人たちよねー。際限がなくなるんだから。でも、たまには息抜きも仕方ないのかもね」
「テッチャンさんは理解してくれる素晴らしい奥様をお持ちで幸せですね」
「もー、この子ったらー、口がうまいんだからー」
ばっしん。
リアムが背中を強打された。。。
痛そう。。。
強いな、この女性。
「あ、そうだ。ラーメンの在庫ってあとどのくらいお持ちなんですか」
「えーと、あと五箱あるわね。残りはすべて味噌ラーメンよ」
「昨日と同じ価格なら、すべて購入しても良いですか?」
リアムの言葉に、女性がキラキラした瞳になる。
「本当?嬉しいっ。これで旦那の鼻を明かせるわっ。そんなに持っていても売れるわけがないっ、って言われ続けていたから」
「こんな遠くの地で、こんなにクオリティの高いラーメンに会える機会はなかなかないですからねえ。俺はこの地から離れられないでしょうし、昨夜、自分用に買っておいても損はないと思いまして」
女性が収納鞄から取り出した五箱はかなり大きい。一箱何人前入っているんだ?
リアムがお金を支払って、自分の収納鞄に詰めた。状態保存の収納鞄だから腐りはしないだろうけど、自分用ってどんだけ食う気なんだ。
リアムは満足げな表情だ。
「あー、さすがに私たちでもなかなかここまでは来れないわね。ここは大陸の西の果てだから遠いわ。極西の砦の噂を聞いて、この国では醤油も味噌も珍しいものだから取り扱ってもらえないかと来たのだけど」
「、、、あれ?砦での醤油や味噌の仲介も希望だったんですか?」
「ここで大量に売れたから、残念ながら置いてもらう在庫の方が乏しくなっちゃってて。たぶん、旦那の方の在庫ももうそんなにないと思う。もしかしたら、あの幼馴染みたちが買い占めた可能性もあるし。置いてもらえたら嬉しいけど、すぐに在庫切れしちゃうのも悪いし」
「砦の冒険者の人数を考えると、調味料でも大量に必要でしたからねえ。この街の滞在予定は変わらず?」
買い占めているのは砦じゃないか。。。
「在庫がなくなったら、国に戻るだけなのよ。後は、売れたところで感想を聞きながら帰っていく感じになるわ。感触が良いところならまた来るかもしれないけど、旦那は他の国も回りたいでしょうし、この砦に来るのは随分先の話になるわ」
「そのときにはラーメンの人気が出ていて価格が高騰していると、手が出せなくなっちゃいますねえ」
「リアムくんなら自分で麺ぐらい作れるんじゃない?」
「ラーメンの麺を素人が作るもんじゃない」
リアムがキッパリと言い切った。女性の方が驚いているぞ。
「まあ、スープの方は長時間煮込めば良い出汁が出るでしょうけど、ここではあっさり醤油かあっさり塩ラーメンが好まれそうなので、とんこつラーメンまで行きつくのは夢のまた夢でしょうね」
「うちの店に来てくれれば、いくらでもご馳走するのに残念」
「転送魔法で配達してくれません?」
「やりたいけど、その魔法は使えないわー」
「じゃあ、ちょっと魔道具をいじりますね。さすがに長距離過ぎますから、数日あれば何とかしますので、滞在日数を変えないでいただけると助かります」
「え?」
「え?」
女性、魔道具って?
リアム、魔道具があれば配達やってくれるんじゃないの?
意思疎通しようぜ。
たまにリアムは説明を吹っ飛ばすよな。
「リアムは遠い国にある貴方の店に片方の魔道具を置いてもらえれば、砦に置いてある魔道具に届くってことを言いたいのだと思いますよ。その転送の魔道具をリアムが作成すると言ってます」
私が言葉を付け足した。
「それ、凄いじゃないのー。あ、でもそれじゃあ代金受け取りが難しいわね。取りに来るにも数年ごとになるかしら?」
「それだと困ると思うので、俺が作る場合一つの魔道具で双方向はかなり難しいので、受取用、送出用の物で何とかならないかなあと。在庫がなくなったのならば収納鞄にも余力があるでしょうから転送の魔道具を入れてもらってお帰りになり、その後、醤油や味噌を送ってもらえば仲介もできますし、請求書等を送ってもらえば、この国の通貨で申し訳ないですがお支払いすることもできます」
「も、もしかして、ラーメンの出前もできるってこと?」
「、、、本物のラーメンは砦の冒険者にはまだまだ味が濃いと思うので、出前の需要はナーヴァルたち中心になりそうですが。とんこつラーメンは久々に食べてみたいですね。話していると段々食べたくなってきてしまいます」
、、、リアム、とんこつラーメン食べたことあるの?
「確かラーメン屋は王都で一軒出店予定があったと思ったけど」
私は口を挟んだ。
「ええ、うちの商会で出すんですけど。。。ラーメン屋というのは本当は貴族相手の高級店じゃないんですっ。庶民的なソウルフードなんですっ」
「あー、王都じゃ高級店になっちゃったんだー。仕方ないよね。そうしないと元取れそうにないよねー。でも、高級店だとラーメン屋って感じはしないよね」
リアムは何でそんなことを知っている。
「わかってもらえるー?リアムくん。旦那がさあ、醤油と味噌普及のために、まずは貴族から攻めようってことで予定しているのよ」
「目のつけどころは良いんですけどね。ラーメン屋は屋台でもいいくらいなのに」
うんうんとリアムくん。
「あ、それとうちの料理人があの後うちの魔物肉でチャーシューを作ってみたんですよ。ちょっと薄味仕様ですが、試食されますか?」
「うちの店のチャーシューと比べたら、可哀想よー。うちのはとっても美味しいのよー、食べさせてあげたいー」
と言いながら、一階の食堂に降りていこうとする。
私も一緒についていこうとすると、リアムは(・д・)チッとしたが、私にもプレートを渡してくれた。
キミ、私の正体気づいているんでしょ?
取り入ろうとしないところが良いのだけど。それがここメルクイーン男爵領だからこそなんだけど。
で、厨房にて。
「何、このお味ーっ。美味しいーっ。チャーシューを初めて作って、このハイクオリティって何ーーーっ」
一口チャーシューを食べると、女性が叫んだ。
私も食べてみる。うんうん、魔物肉が良い仕事しているな。
料理人たちが照れている。
「美味いでしょー。うちの料理人は優秀なんですよー。醤油が手に入ればこのぐらいは手早く完成させるんですよ」
「コレなら麺も簡単に作れるんじゃないのーっ」
「ラーメン作りを舐めるんじゃない。麺はスープとの相性が命っ」
リアムが言うんかい。こだわりが半端ないな。
「うちの魔物肉はチャーシューにも最適なものを豊富にそろえてます。脂身が少ないものでも、赤身と脂身のバランスが良いものでもどちらでも対応しますよ。目玉商品に加えて見たくないですかー?それに魔物肉なら貴族相手でも見劣りしませんよ」
うわー、商売上手ー。
「魔物肉ってお高いんでしょう」
「お客様ー、醤油や味噌、その他の調味料を現地価格で売っていただけるなら、こちらも勉強しますよー」
「うちの国にいるみたいな気にさせられる営業トークだわー。一応旦那と相談するけど、いいかしら?」
「もちろんです。末永いお付き合いができることを期待してます」
リアムの営業スマイルも輝いている。。。
「ああ、お嬢さん、本当なら転送の魔道具を作るとなるとそれなりの金額になるから、その点も旦那さんにきちんと言っておいた方が良いと思うよ。リアムは無償貸与で良いと思っているから。それに輸送代もかからないってことだし」
私が彼女にプラスの面は伝えておこう。
リアムがうんうん頷いている。
どうしようもない。
私が砦に向かうしかない。
今回はリアムが釘を刺しに来なかった。
それは我々を見限ったということなのか。
「やあ、リアム。久々だねー」
「ご無沙汰しております」
リアムに綺麗なお辞儀をされてしまった。
リアムの弟アミールの家庭教師がお休みの日。
砦の三階の玄関にて。
「リアム、」
「ルイ・ミミス様、お買い物でしたら、ごゆっくりとご覧ください」
完全に他人行儀な対応をいただきました。他人だけど。
さんが、様になってしまったよ。
リアムは挨拶が終わると、そのまま去って行こうとした。
「待って、リアムくんっ。話を聞いてくれ」
「こちらには何も話はありません」
感情のこもってない目を向けられる。
うわー、ここで挫けてなるものか。
「こんにちはー。あ、リアムくん、お客様ー?」
元気な女性が入ってきた。上品な衣装だが、この国の者ではない。
「こんにちは。お待ちしておりました。旦那様は?」
「朝まで飲んでいたみたいだから、やっぱり起きられなかったわー」
もう昼過ぎだが。
「そうでしょうね。ナーヴァルもリージェンも部屋に籠ってますから」
「ホントに困った人たちよねー。際限がなくなるんだから。でも、たまには息抜きも仕方ないのかもね」
「テッチャンさんは理解してくれる素晴らしい奥様をお持ちで幸せですね」
「もー、この子ったらー、口がうまいんだからー」
ばっしん。
リアムが背中を強打された。。。
痛そう。。。
強いな、この女性。
「あ、そうだ。ラーメンの在庫ってあとどのくらいお持ちなんですか」
「えーと、あと五箱あるわね。残りはすべて味噌ラーメンよ」
「昨日と同じ価格なら、すべて購入しても良いですか?」
リアムの言葉に、女性がキラキラした瞳になる。
「本当?嬉しいっ。これで旦那の鼻を明かせるわっ。そんなに持っていても売れるわけがないっ、って言われ続けていたから」
「こんな遠くの地で、こんなにクオリティの高いラーメンに会える機会はなかなかないですからねえ。俺はこの地から離れられないでしょうし、昨夜、自分用に買っておいても損はないと思いまして」
女性が収納鞄から取り出した五箱はかなり大きい。一箱何人前入っているんだ?
リアムがお金を支払って、自分の収納鞄に詰めた。状態保存の収納鞄だから腐りはしないだろうけど、自分用ってどんだけ食う気なんだ。
リアムは満足げな表情だ。
「あー、さすがに私たちでもなかなかここまでは来れないわね。ここは大陸の西の果てだから遠いわ。極西の砦の噂を聞いて、この国では醤油も味噌も珍しいものだから取り扱ってもらえないかと来たのだけど」
「、、、あれ?砦での醤油や味噌の仲介も希望だったんですか?」
「ここで大量に売れたから、残念ながら置いてもらう在庫の方が乏しくなっちゃってて。たぶん、旦那の方の在庫ももうそんなにないと思う。もしかしたら、あの幼馴染みたちが買い占めた可能性もあるし。置いてもらえたら嬉しいけど、すぐに在庫切れしちゃうのも悪いし」
「砦の冒険者の人数を考えると、調味料でも大量に必要でしたからねえ。この街の滞在予定は変わらず?」
買い占めているのは砦じゃないか。。。
「在庫がなくなったら、国に戻るだけなのよ。後は、売れたところで感想を聞きながら帰っていく感じになるわ。感触が良いところならまた来るかもしれないけど、旦那は他の国も回りたいでしょうし、この砦に来るのは随分先の話になるわ」
「そのときにはラーメンの人気が出ていて価格が高騰していると、手が出せなくなっちゃいますねえ」
「リアムくんなら自分で麺ぐらい作れるんじゃない?」
「ラーメンの麺を素人が作るもんじゃない」
リアムがキッパリと言い切った。女性の方が驚いているぞ。
「まあ、スープの方は長時間煮込めば良い出汁が出るでしょうけど、ここではあっさり醤油かあっさり塩ラーメンが好まれそうなので、とんこつラーメンまで行きつくのは夢のまた夢でしょうね」
「うちの店に来てくれれば、いくらでもご馳走するのに残念」
「転送魔法で配達してくれません?」
「やりたいけど、その魔法は使えないわー」
「じゃあ、ちょっと魔道具をいじりますね。さすがに長距離過ぎますから、数日あれば何とかしますので、滞在日数を変えないでいただけると助かります」
「え?」
「え?」
女性、魔道具って?
リアム、魔道具があれば配達やってくれるんじゃないの?
意思疎通しようぜ。
たまにリアムは説明を吹っ飛ばすよな。
「リアムは遠い国にある貴方の店に片方の魔道具を置いてもらえれば、砦に置いてある魔道具に届くってことを言いたいのだと思いますよ。その転送の魔道具をリアムが作成すると言ってます」
私が言葉を付け足した。
「それ、凄いじゃないのー。あ、でもそれじゃあ代金受け取りが難しいわね。取りに来るにも数年ごとになるかしら?」
「それだと困ると思うので、俺が作る場合一つの魔道具で双方向はかなり難しいので、受取用、送出用の物で何とかならないかなあと。在庫がなくなったのならば収納鞄にも余力があるでしょうから転送の魔道具を入れてもらってお帰りになり、その後、醤油や味噌を送ってもらえば仲介もできますし、請求書等を送ってもらえば、この国の通貨で申し訳ないですがお支払いすることもできます」
「も、もしかして、ラーメンの出前もできるってこと?」
「、、、本物のラーメンは砦の冒険者にはまだまだ味が濃いと思うので、出前の需要はナーヴァルたち中心になりそうですが。とんこつラーメンは久々に食べてみたいですね。話していると段々食べたくなってきてしまいます」
、、、リアム、とんこつラーメン食べたことあるの?
「確かラーメン屋は王都で一軒出店予定があったと思ったけど」
私は口を挟んだ。
「ええ、うちの商会で出すんですけど。。。ラーメン屋というのは本当は貴族相手の高級店じゃないんですっ。庶民的なソウルフードなんですっ」
「あー、王都じゃ高級店になっちゃったんだー。仕方ないよね。そうしないと元取れそうにないよねー。でも、高級店だとラーメン屋って感じはしないよね」
リアムは何でそんなことを知っている。
「わかってもらえるー?リアムくん。旦那がさあ、醤油と味噌普及のために、まずは貴族から攻めようってことで予定しているのよ」
「目のつけどころは良いんですけどね。ラーメン屋は屋台でもいいくらいなのに」
うんうんとリアムくん。
「あ、それとうちの料理人があの後うちの魔物肉でチャーシューを作ってみたんですよ。ちょっと薄味仕様ですが、試食されますか?」
「うちの店のチャーシューと比べたら、可哀想よー。うちのはとっても美味しいのよー、食べさせてあげたいー」
と言いながら、一階の食堂に降りていこうとする。
私も一緒についていこうとすると、リアムは(・д・)チッとしたが、私にもプレートを渡してくれた。
キミ、私の正体気づいているんでしょ?
取り入ろうとしないところが良いのだけど。それがここメルクイーン男爵領だからこそなんだけど。
で、厨房にて。
「何、このお味ーっ。美味しいーっ。チャーシューを初めて作って、このハイクオリティって何ーーーっ」
一口チャーシューを食べると、女性が叫んだ。
私も食べてみる。うんうん、魔物肉が良い仕事しているな。
料理人たちが照れている。
「美味いでしょー。うちの料理人は優秀なんですよー。醤油が手に入ればこのぐらいは手早く完成させるんですよ」
「コレなら麺も簡単に作れるんじゃないのーっ」
「ラーメン作りを舐めるんじゃない。麺はスープとの相性が命っ」
リアムが言うんかい。こだわりが半端ないな。
「うちの魔物肉はチャーシューにも最適なものを豊富にそろえてます。脂身が少ないものでも、赤身と脂身のバランスが良いものでもどちらでも対応しますよ。目玉商品に加えて見たくないですかー?それに魔物肉なら貴族相手でも見劣りしませんよ」
うわー、商売上手ー。
「魔物肉ってお高いんでしょう」
「お客様ー、醤油や味噌、その他の調味料を現地価格で売っていただけるなら、こちらも勉強しますよー」
「うちの国にいるみたいな気にさせられる営業トークだわー。一応旦那と相談するけど、いいかしら?」
「もちろんです。末永いお付き合いができることを期待してます」
リアムの営業スマイルも輝いている。。。
「ああ、お嬢さん、本当なら転送の魔道具を作るとなるとそれなりの金額になるから、その点も旦那さんにきちんと言っておいた方が良いと思うよ。リアムは無償貸与で良いと思っているから。それに輸送代もかからないってことだし」
私が彼女にプラスの面は伝えておこう。
リアムがうんうん頷いている。
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