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4章 闇夜を彷徨う
4-6 ささやかな風の魔法研修会
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「アミールは?」
「課題を出しているよ」
弟アミールの家庭教師ルイ・ミミスは笑顔で言った。
「、、、ソウデスカ」
俺の声がアミールの部屋まで聞こえていたら、アミールは大人しくコイツに従っているだろうか?
一緒に家から出て来る気がする。
「その子、お隣に下宿するの?」
「、、、ハイ、ソウデス」
この人、もう事情を知っている気がしてしまう。買い被り過ぎか?
スッと近寄り、ルイ・ミミスに小さい声で伝える。
「ルイさん、実はこの方、他領からのA級冒険者でして、砦の悪評を広めようと画策しまして」
「それはまた、、、相手が悪かったよね」
どういう意味だ?
同情の目で、ビーズを見るんじゃない。
「その依頼主がこの国の王族らしいんですよ」
「っ」
ルイ・ミミスの笑顔がほんの少し揺らいだ。気のせいだと思えるほど、微かに。
「へえ?王族の誰か、まで吐いたの?」
「仲介者がいるので、本当に王族かは微妙ですね。本当に黒幕だったとしても、仲介者をトカゲの尻尾切りにするだけでしょうし、この地に黒幕がいないのなら俺には捕まえることもできません」
「まあ、仕方ないよね。この国ではこの男爵領だけが特別だからねー。この領地を出たら、リアムくんもただの男爵家の子息だからねー」
ルイ・ミミスが明るい声で言い放った。
ビーズが苦い顔をしている。特別な領地だと知らずに来る人間は少なくないが、男爵家の人間に喧嘩さえ売らなければ特に問題となることはない。
さて、俺はこのルイ・ミミスの言葉をどう受け取るべきか。
黒幕がクジョー王国の王族の可能性がないわけではない、ということか?
王族がこの地を狙っている、のなら普通にメルクイーン男爵家に難癖つけて取り潰せば良いだけの気がする。
砦の守護獣を狙っている、こっちの可能性の方が高いんだよな。
俺がいることによって、砦の守護獣が姿を現している。
今までは砦の守護獣がそういう輩の前に一切姿を現さなかったから、捕まえることもできなかったという話だ。
普通の人間では彼らをどうすることもできないけど。
彼らにとってみれば、S級以上の冒険者でも普通の人間の範疇だろう。
俺から見るとA級冒険者でも人なのか?と感じるときがあるのだけど。
砦の守護獣は辺境伯との誓約で、後任のメルクイーン男爵家に協力する。S級以上の魔物が砦に現れたときは討伐することになっている。
違う貴族が領主になった場合、その誓約が保たれるか疑わしい。
もし、砦の守護獣の協力が永遠に失われたら、クジョー王国は魔物の被害が増えるだけだ。
「それではこれで失礼します、ルイさん」
「たまには昼間に顔を出してよー。私も会いたいんだからさー」
「はっはっはー。ルイさんがお休みの日に砦に買い物に来ても良いんですよー」
「うわっ、高いものを売りつけられる気がする」
‥…━━━ΣΣΣ≡((((((*-ω-)ノ ソンナコトアルワケナイジャナイデスカー、、、タブン
砦に戻ると、すでに補佐がA級冒険者用の部屋を手配したり、手続き書類を準備したりしていた。ビーズとの基本的な誓約は済んでいるが、砦についての説明は細かい。砦の初入場者向けの研修がある。砦の冒険者には必須の研修があり、それに参加しないと砦の滞在費が少しずつ高くなっていくように設定されている。
全員必須の研修は最初は必ずで、後は年に一度か二度あるかないかだ。
各級別の研修もあるが、A級冒険者に技術的な説明は必要ない。砦での魔物の種類や分布から始まり、担当エリア、仲間募集しているパーティがあるかどうか、武器や装備のメンテナンスができる工房、消耗品の購入できる店等、必要な情報を提供する。
「至れり尽くせりだな」
最初の研修が終了して砦長室に戻ってきたビーズが呟いた。
本当なら金で買うか、自分で探さなければならない情報だ。どこの地方の冒険者ギルドでさえもそんな情報を無料では渡さない。
俺は仕事の書類を複写の魔法でコピーしながら、ビーズに言う。
「砦はこの領地の領民を守るために存在している。そんな情報を探す時間があるのなら、冒険者には魔物を一匹でも討伐してもらいたいからな」
「冒険者ギルドと同じような管理組織だと思っていたが、、、違うようだな」
「どう思おうが自由だが、他のダンジョンと比べて冒険者の行動には制限がある。研修で説明があったと思うが」
「ああ、大丈夫だ。一対一で説明されたらさすがに寝るわけにもいかない」
、、、寝るのか、コイツ。ヤバいな。大切な情報が抜け落ちるぞ。我々は親切丁寧な研修を受けた者は、その研修内容は把握しているものとして話す。知らなくても本人のせいである。
普通は複数人で研修するのだけど、コイツらだけが勝手に来てしまったからな。だいたいパーティで移動してくる冒険者が多いから、一人っていうのは珍しい。
「そういや、どこかのパーティに入りたいという希望はあるのか?A級冒険者が行く魔の大平原の奥地は、単独では厳しい土地だ」
「さすがに最初は日帰りで肩慣らしをする。B級、A級冒険者が担当する土地に行ってみて難しそうなら、どこか仲間募集しているところに入れてもらうしかないだろう」
基本は単独で考えているんだな。
その方が稼げる。もしかすると、父子でダンジョンに挑戦していたのだろうか?
A級冒険者がF級冒険者と組むとかなり大変だろう。だが、自分の息子なら面倒を見られるのか。
「C級冒険者が遠征している辺りまで戻ってくれば、単独でもテントを張って寝ることは可能だが、行ったり来たりするのは時間のロスと考える冒険者もいる。魔法が使えるのなら料理もできるが、基本は携帯食になる。砦のなかにも数店舗販売している店があるから好みに合うものを探すと良い」
「魔法が使えるのなら料理?」
ビーズが首を傾げている。
「携帯食では味気ないという冒険者に、砦では手軽な温めるだけのレトルトパックを販売しているが、何せ何もない魔の大平原。血肉や料理のニオイが漂うと風向きによっては魔物がすぐに寄って来る。それを避けるために、食事をするときにはささやかな風の魔法でニオイを上空に逃がせば、安心してゆっくりと食事をすることができるんだ」
「え?」
「ビーズ、この砦の食堂の食事は美味いんだ。一度食べて見ろ。本当に携帯食が味気ないと思えるから。冒険者用のレトルトパックはC級以上の遠征する冒険者に販売される。この食事のためにささやかな風の魔法を習得した冒険者は多いんだ」
ナーヴァルが補足した。
この砦以外の他のダンジョンでも食事は携帯食が基本だ。
けれど、数は少ないが安全地帯等があるダンジョンでは肉を焼くことも、料理をすることも可能であるらしい。魔の大平原には安全地帯など存在しないが。自分たちで魔物が寄って来ないか見張るだけだ。
「それでも、できるだけニオイを逃さないためにビロビロ製のレトルトパックを湯煎で温めることを推奨している。封を切って中身を鍋で温めると、ある程度の強さの風の魔法ではないとなかなか厳しい。湯煎でも封を開けたらできるだけ速やかに食べることも推奨しているけどね」
「そこまでして食べたいのか?」
うんうん、最初は皆そう言うんだよ。
魔の大平原でレトルトパック試食会したら、ささやかな風の魔法研修会は超満員となってしまった。
パーティ内で二、三人使えるようになったら、携帯食は魔物の襲撃続きで時間がまったくないとき等の、非常時のみの出番になってしまったようだ。
冒険中の食が豊かになるって嬉しいよね。
「料理のレトルトパックは三階で贈答品用を販売している。冒険者用はそれよりもかなり安く設定されているが、転売しないように。息子に少しお土産に持って行く程度なら目を瞑ってやるぞ」
「は、はあ」
納得していない表情のビーズだったが、翌日に次回のささやかな風の魔法研修会に申し込みをしていた。
「何で食事に魔物肉が使われているんだ。高級品だろ。何で冒険者に出すんだ。おかしいぞ、ここ」
ブツブツと言っていた。
ビーズがレトルトパックの注文を食堂にしていったとクトフが教えてくれた。大量に買うとさらに割引がある。A級、B級冒険者なら収納鞄を持っているから、最大個数のセットで買うと超お得なのだ。
結局、魔物肉が高値で販売できるといっても、毎日魔物は討伐されてくるから、砦の在庫は山程あるわけで。
普通の家畜の肉を買うと支払いが高くなってしまうくらいなので、今でも大量の魔物肉が自家用で消費される。
美味しいので、皆さんも食べましょうよ。と外に発信し続けている。
この頃は認知度も上がり、街の外れの保養地の皆さんも砦の魔物肉を買いに来てくれるようになってきた。
「課題を出しているよ」
弟アミールの家庭教師ルイ・ミミスは笑顔で言った。
「、、、ソウデスカ」
俺の声がアミールの部屋まで聞こえていたら、アミールは大人しくコイツに従っているだろうか?
一緒に家から出て来る気がする。
「その子、お隣に下宿するの?」
「、、、ハイ、ソウデス」
この人、もう事情を知っている気がしてしまう。買い被り過ぎか?
スッと近寄り、ルイ・ミミスに小さい声で伝える。
「ルイさん、実はこの方、他領からのA級冒険者でして、砦の悪評を広めようと画策しまして」
「それはまた、、、相手が悪かったよね」
どういう意味だ?
同情の目で、ビーズを見るんじゃない。
「その依頼主がこの国の王族らしいんですよ」
「っ」
ルイ・ミミスの笑顔がほんの少し揺らいだ。気のせいだと思えるほど、微かに。
「へえ?王族の誰か、まで吐いたの?」
「仲介者がいるので、本当に王族かは微妙ですね。本当に黒幕だったとしても、仲介者をトカゲの尻尾切りにするだけでしょうし、この地に黒幕がいないのなら俺には捕まえることもできません」
「まあ、仕方ないよね。この国ではこの男爵領だけが特別だからねー。この領地を出たら、リアムくんもただの男爵家の子息だからねー」
ルイ・ミミスが明るい声で言い放った。
ビーズが苦い顔をしている。特別な領地だと知らずに来る人間は少なくないが、男爵家の人間に喧嘩さえ売らなければ特に問題となることはない。
さて、俺はこのルイ・ミミスの言葉をどう受け取るべきか。
黒幕がクジョー王国の王族の可能性がないわけではない、ということか?
王族がこの地を狙っている、のなら普通にメルクイーン男爵家に難癖つけて取り潰せば良いだけの気がする。
砦の守護獣を狙っている、こっちの可能性の方が高いんだよな。
俺がいることによって、砦の守護獣が姿を現している。
今までは砦の守護獣がそういう輩の前に一切姿を現さなかったから、捕まえることもできなかったという話だ。
普通の人間では彼らをどうすることもできないけど。
彼らにとってみれば、S級以上の冒険者でも普通の人間の範疇だろう。
俺から見るとA級冒険者でも人なのか?と感じるときがあるのだけど。
砦の守護獣は辺境伯との誓約で、後任のメルクイーン男爵家に協力する。S級以上の魔物が砦に現れたときは討伐することになっている。
違う貴族が領主になった場合、その誓約が保たれるか疑わしい。
もし、砦の守護獣の協力が永遠に失われたら、クジョー王国は魔物の被害が増えるだけだ。
「それではこれで失礼します、ルイさん」
「たまには昼間に顔を出してよー。私も会いたいんだからさー」
「はっはっはー。ルイさんがお休みの日に砦に買い物に来ても良いんですよー」
「うわっ、高いものを売りつけられる気がする」
‥…━━━ΣΣΣ≡((((((*-ω-)ノ ソンナコトアルワケナイジャナイデスカー、、、タブン
砦に戻ると、すでに補佐がA級冒険者用の部屋を手配したり、手続き書類を準備したりしていた。ビーズとの基本的な誓約は済んでいるが、砦についての説明は細かい。砦の初入場者向けの研修がある。砦の冒険者には必須の研修があり、それに参加しないと砦の滞在費が少しずつ高くなっていくように設定されている。
全員必須の研修は最初は必ずで、後は年に一度か二度あるかないかだ。
各級別の研修もあるが、A級冒険者に技術的な説明は必要ない。砦での魔物の種類や分布から始まり、担当エリア、仲間募集しているパーティがあるかどうか、武器や装備のメンテナンスができる工房、消耗品の購入できる店等、必要な情報を提供する。
「至れり尽くせりだな」
最初の研修が終了して砦長室に戻ってきたビーズが呟いた。
本当なら金で買うか、自分で探さなければならない情報だ。どこの地方の冒険者ギルドでさえもそんな情報を無料では渡さない。
俺は仕事の書類を複写の魔法でコピーしながら、ビーズに言う。
「砦はこの領地の領民を守るために存在している。そんな情報を探す時間があるのなら、冒険者には魔物を一匹でも討伐してもらいたいからな」
「冒険者ギルドと同じような管理組織だと思っていたが、、、違うようだな」
「どう思おうが自由だが、他のダンジョンと比べて冒険者の行動には制限がある。研修で説明があったと思うが」
「ああ、大丈夫だ。一対一で説明されたらさすがに寝るわけにもいかない」
、、、寝るのか、コイツ。ヤバいな。大切な情報が抜け落ちるぞ。我々は親切丁寧な研修を受けた者は、その研修内容は把握しているものとして話す。知らなくても本人のせいである。
普通は複数人で研修するのだけど、コイツらだけが勝手に来てしまったからな。だいたいパーティで移動してくる冒険者が多いから、一人っていうのは珍しい。
「そういや、どこかのパーティに入りたいという希望はあるのか?A級冒険者が行く魔の大平原の奥地は、単独では厳しい土地だ」
「さすがに最初は日帰りで肩慣らしをする。B級、A級冒険者が担当する土地に行ってみて難しそうなら、どこか仲間募集しているところに入れてもらうしかないだろう」
基本は単独で考えているんだな。
その方が稼げる。もしかすると、父子でダンジョンに挑戦していたのだろうか?
A級冒険者がF級冒険者と組むとかなり大変だろう。だが、自分の息子なら面倒を見られるのか。
「C級冒険者が遠征している辺りまで戻ってくれば、単独でもテントを張って寝ることは可能だが、行ったり来たりするのは時間のロスと考える冒険者もいる。魔法が使えるのなら料理もできるが、基本は携帯食になる。砦のなかにも数店舗販売している店があるから好みに合うものを探すと良い」
「魔法が使えるのなら料理?」
ビーズが首を傾げている。
「携帯食では味気ないという冒険者に、砦では手軽な温めるだけのレトルトパックを販売しているが、何せ何もない魔の大平原。血肉や料理のニオイが漂うと風向きによっては魔物がすぐに寄って来る。それを避けるために、食事をするときにはささやかな風の魔法でニオイを上空に逃がせば、安心してゆっくりと食事をすることができるんだ」
「え?」
「ビーズ、この砦の食堂の食事は美味いんだ。一度食べて見ろ。本当に携帯食が味気ないと思えるから。冒険者用のレトルトパックはC級以上の遠征する冒険者に販売される。この食事のためにささやかな風の魔法を習得した冒険者は多いんだ」
ナーヴァルが補足した。
この砦以外の他のダンジョンでも食事は携帯食が基本だ。
けれど、数は少ないが安全地帯等があるダンジョンでは肉を焼くことも、料理をすることも可能であるらしい。魔の大平原には安全地帯など存在しないが。自分たちで魔物が寄って来ないか見張るだけだ。
「それでも、できるだけニオイを逃さないためにビロビロ製のレトルトパックを湯煎で温めることを推奨している。封を切って中身を鍋で温めると、ある程度の強さの風の魔法ではないとなかなか厳しい。湯煎でも封を開けたらできるだけ速やかに食べることも推奨しているけどね」
「そこまでして食べたいのか?」
うんうん、最初は皆そう言うんだよ。
魔の大平原でレトルトパック試食会したら、ささやかな風の魔法研修会は超満員となってしまった。
パーティ内で二、三人使えるようになったら、携帯食は魔物の襲撃続きで時間がまったくないとき等の、非常時のみの出番になってしまったようだ。
冒険中の食が豊かになるって嬉しいよね。
「料理のレトルトパックは三階で贈答品用を販売している。冒険者用はそれよりもかなり安く設定されているが、転売しないように。息子に少しお土産に持って行く程度なら目を瞑ってやるぞ」
「は、はあ」
納得していない表情のビーズだったが、翌日に次回のささやかな風の魔法研修会に申し込みをしていた。
「何で食事に魔物肉が使われているんだ。高級品だろ。何で冒険者に出すんだ。おかしいぞ、ここ」
ブツブツと言っていた。
ビーズがレトルトパックの注文を食堂にしていったとクトフが教えてくれた。大量に買うとさらに割引がある。A級、B級冒険者なら収納鞄を持っているから、最大個数のセットで買うと超お得なのだ。
結局、魔物肉が高値で販売できるといっても、毎日魔物は討伐されてくるから、砦の在庫は山程あるわけで。
普通の家畜の肉を買うと支払いが高くなってしまうくらいなので、今でも大量の魔物肉が自家用で消費される。
美味しいので、皆さんも食べましょうよ。と外に発信し続けている。
この頃は認知度も上がり、街の外れの保養地の皆さんも砦の魔物肉を買いに来てくれるようになってきた。
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