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2章 そして、地獄がはじまった
2-25 その日は突然やってくる
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しばらくは平穏が続いたように見えた。
砦では砦長、副砦長の他、補佐が三人入り、冒険者の管理体制が整った。
母上や俺が動かなくとも、砦はある程度動くようになった。最終的な書類や最終的な決定は母上に回らざる得ないが。
俺は八歳になると、簡単な魔法のスクロールも作れるようになったので、せっせと光の矢のスクロールを作っている。
この魔の大平原の魔物は火を恐れない。それどころか寄って行く。
なぜかというと、そこに火を使う人間がいるからだ。
魔物にとって人間は餌だ。
夜、砦の光はそこまで大きくないが、光のない魔の大平原ではわかりやすい。
魔物は砦に向かう。
だが、夜に冒険者の人員配置は多くない。
できるだけ魔物の出現は少ない方が望ましい。
というわけで、俺が考案したのが光の矢のスクロール。
逆に光に寄って来る魔物の特性を利用したものだ。
砦のバルコニーにある発射台にスクロールを広げ、矢印を魔の大平原の方向へ向けて発動させる。
魔法が使えなくても手軽に扱えることから、夜間の魔物の数減らしには最適だ。
魔物がいつもより多いな、というときに使用する。
ただ光の筋がキラキラっと奥地に飛んでいくだけの魔法であるが多少の魔物が光の矢を追いかけて、魔の大平原の奥地の方向に一時的にでも返ってもらえば時間差ができるので、他の冒険者を叩き起こさなくても当番の者だけで対処できるようになった。
自分で光の矢のスクロールを作れば、魔法代は無料、スクロール用の紙代と紙を丸めて結んでいる間は魔法が発動しない紐の値段だけで作れる。材料を大量に買えば値引きもけっこうしてもらえる。
こういうスクロールを作るのは、教会だったり、魔導士協会だったり、そういう専門の商会だったりするので、材料を大量に仕入れる新たな得意先はありがたいらしい。魔法が入ったスクロールを欲しがる人間がいても、材料を大量に欲しがる人間はなかなかいないようだ。
魔導士自身は自分で魔法が使えるのだから、このスクロールの重要性というのはあまり理解していない者が多い。だから、協会や商会に頼まれた魔導士がお小遣い稼ぎに作る物という認識ぐらいしかない。つまりスクロールを作る魔導士は、魔法で生計を立てられない可哀想な魔導士として見られてしまう。スクロール作りは魔導士成り立ての若い者や仕事がない者がする腰掛け仕事という扱いである。
大規模な攻撃魔法とかをスクロールに入れて持ち歩けば魔物や強盗に襲われても大丈夫、と思っているかもしれないが、強大な魔法ほど留め置く紙や紐の値段は爆発的に上がってしまう。あれ?それなら護衛に魔導士雇った方が良いんじゃね?という値段になってしまうので、大抵は貴族がもしものために一つか二つ隠し持っているに過ぎない。そのもしもで使うスクロールに記載されている魔法は攻撃魔法ではないだろうが。
確実に生き延びたいと思うなら空間転移魔法だろう。
攻撃魔法は防がれたらそれで終わりだ。襲撃に来る人間がそれに対処していないわけがないのだから。
実際のところ、このクジョー王国の貴族は魔導士が多い。魔法が使えるからこそ、民を従えてきたという歴史を持つ。
といっても、冒険者が当主だったメルクイーン家の魔導士ランクは今一つ。歴代の当主を見ても高い者がおらず、C級魔導士の一人が最高だと言っても良い。冒険者がC級冒険者で一人前と言うように、一般的に魔導士を名乗れる者はC級以上だ。だが、魔導士の大部分はA級、B級ではないと名乗らない。
現メルクイーン男爵のクズ親父はF級魔導士、少し前に成人した長兄ジャイールもF級魔導士と判明している。
今は貴族でなくても魔導士はいるし、国外から来た魔導士も少なくない。反対に、貴族でもまったく魔導士のランクがない者もいる。
このクジョー王国では王立魔法学園が存在する。C級魔導士以上のランクか、ユニークスキル持ちの貴族の子供たちが必ず通う。
魔導士のランクを判別するための教会には多額の寄付金を納めなければならないし、C級以上だと入学は義務なのに王立魔法学園には超高額の入学金、授業料、寮代等々山ほどのお金が必要になるという鬼畜設定だ。
メルクイーン男爵家には関係のない話だろうが。
母上は何ランクの魔導士なのか?というと、調べていないというのが正しい。
調べるのが義務なのは貴族の子供のみ。
母上はクズ親父と遠い親戚であっても貴族の家の出ではない。貴族の爵位を継ぐのは跡継ぎのみで、他の兄弟姉妹は何もしなければ成人したら平民となってしまう。高い爵位の者なら他の爵位も同時に持っており、他の兄弟が下の爵位を継ぐこともあるのだが、我が家は男爵家。貴族として最低ランクの男爵家である。他の爵位を持っているわけがない。
跡継ぎではない兄弟姉妹は嫁ぎ先や婿入りの先が貴族ならともかく、爵位を継げないのだから貴族籍からは抜けてしまう。
つまり、俺は跡継ぎではないので、成人と同時にメルクイーン男爵家から離れて自由になれることが決定されている。母上がいるので、砦で冒険者を続けているだろうが、家を出て砦に宿泊することになる。
あのクズ親父は俺の年齢すら覚えていないから、成人になっても何もせずに家から出さないかもしれないが。弟アミールが成人のときにようやくお前は何でまだ家にいるんだと気づくかもしれない。
ダンボール一箱分の光の矢のスクロールを作ると、砦長室に持って行く。
「ナーヴァルさん、忙しそうですね?」
バタバタと砦長室から走り去っていく補佐の一人。
「ああ、最近、砦から見える魔物が増えてきた。S級魔物が現れてまだ一年ぐらいだから、大量発生ということもないと思うが。少し砦の雑用当番の人数を減らして様子を見る」
「そうですか」
俺はこのときもう少し注意深く考えておくべきだった。
後悔しても遅すぎた。
ナーヴァルとリージェンは砦長と副砦長になる前はA級冒険者のトップだった。
その二人が最前線から遠ざかったのだ。
それは従来のままだと、討伐されない魔物の数が増えていく危険性が高いということだった。
砦の主力のパーティが一つ減ったという問題はあまりにも砦に大きかったはずなのに。
A級、B級冒険者のパーティと、誰が奥地のどこを担当するか、綿密な打ち合わせが必要だったのに。
ナーヴァルも生きており、砦長として元気に働いていたため、誰もが頭から抜け落ちていた。
すぐには問題にならない。
だが、徐々にその綻びは大きくなっていく。そう、少しずつだ。
その日は突然やって来た。
砦に魔物が大群で現れた。
A級、B級魔物も交じっている。
すぐに砦は緊急帰還の花火をあげた。
だが、彼らが戻ってくるのは早くても半日はかかるだろう。
俺は嫌な予感がして、急いで見晴らし台から魔の大平原にいるはずの母上の姿を探した。
あとほんの少し、母上を見つけるのが早かったら、何か変わっていただろうか。
俺が母上を見つけたのは。
母上がA級魔物の牙にやられる瞬間だった。
「母上ーーーーーーっ」
俺は声の限りに叫んだ。その声に反応して、一瞬でリージェンが母上の元に駆けつけた。リージェンが母上を襲った魔物を戦斧で吹き飛ばした。
俺は急いで階下に走る。
お願いだ。
どうにか、無事であってくれ。
せめて息があれば。なんとか上級治療薬で。冒険者が続けられなくとも、生きていてくれたら。
俺は魔の大平原につながる出入口の通路で足が動かなくなった。
視界に入ってしまった。
そこには大勢の冒険者のネームプレートが並ぶ。
その中の一つが黒く染まっていた。
その意味を俺は良く知っている。
誓約魔法をかけたのは俺だ。
名前を確認したくない。
けれど。
涙が溢れながら、俺はその黒いネームプレートに手を伸ばす。
ネームプレートを手に取る。
そのネームプレートに刻まれた名は。
「リアムっ、俺はすぐに魔の大平原に戻るっ」
大声で出入口に現れたのは、副砦長のリージェンだった。
背負っていたのは母上。
もしかしたら。
瀕死の状態でも生きているから砦に連れてきてくれたのか?
冒険者は死者よりも魔物の討伐が優先だ。
そのことを知っているリージェンがわざわざ砦に戻ってきたのは。
ほんの少しだけ期待してしまった。
そんなはずもないのに。
俺は床に横たわった母上に駆け寄る。
母上に触れる。
「は、母上、、、」
何かを思い出したかのように、リージェンは俺のところに戻ってきた。
「リーメルさんから、お前に伝言だ。砦を守れ、と」
そう言うと、リージェンは魔の大平原を駆けていった。
母上はピクリとも動かない。
もう俺に笑いかけることもない。
「母上ーーーーーーっ」
俺は今までで一番大きい叫び声をあげた。
砦では砦長、副砦長の他、補佐が三人入り、冒険者の管理体制が整った。
母上や俺が動かなくとも、砦はある程度動くようになった。最終的な書類や最終的な決定は母上に回らざる得ないが。
俺は八歳になると、簡単な魔法のスクロールも作れるようになったので、せっせと光の矢のスクロールを作っている。
この魔の大平原の魔物は火を恐れない。それどころか寄って行く。
なぜかというと、そこに火を使う人間がいるからだ。
魔物にとって人間は餌だ。
夜、砦の光はそこまで大きくないが、光のない魔の大平原ではわかりやすい。
魔物は砦に向かう。
だが、夜に冒険者の人員配置は多くない。
できるだけ魔物の出現は少ない方が望ましい。
というわけで、俺が考案したのが光の矢のスクロール。
逆に光に寄って来る魔物の特性を利用したものだ。
砦のバルコニーにある発射台にスクロールを広げ、矢印を魔の大平原の方向へ向けて発動させる。
魔法が使えなくても手軽に扱えることから、夜間の魔物の数減らしには最適だ。
魔物がいつもより多いな、というときに使用する。
ただ光の筋がキラキラっと奥地に飛んでいくだけの魔法であるが多少の魔物が光の矢を追いかけて、魔の大平原の奥地の方向に一時的にでも返ってもらえば時間差ができるので、他の冒険者を叩き起こさなくても当番の者だけで対処できるようになった。
自分で光の矢のスクロールを作れば、魔法代は無料、スクロール用の紙代と紙を丸めて結んでいる間は魔法が発動しない紐の値段だけで作れる。材料を大量に買えば値引きもけっこうしてもらえる。
こういうスクロールを作るのは、教会だったり、魔導士協会だったり、そういう専門の商会だったりするので、材料を大量に仕入れる新たな得意先はありがたいらしい。魔法が入ったスクロールを欲しがる人間がいても、材料を大量に欲しがる人間はなかなかいないようだ。
魔導士自身は自分で魔法が使えるのだから、このスクロールの重要性というのはあまり理解していない者が多い。だから、協会や商会に頼まれた魔導士がお小遣い稼ぎに作る物という認識ぐらいしかない。つまりスクロールを作る魔導士は、魔法で生計を立てられない可哀想な魔導士として見られてしまう。スクロール作りは魔導士成り立ての若い者や仕事がない者がする腰掛け仕事という扱いである。
大規模な攻撃魔法とかをスクロールに入れて持ち歩けば魔物や強盗に襲われても大丈夫、と思っているかもしれないが、強大な魔法ほど留め置く紙や紐の値段は爆発的に上がってしまう。あれ?それなら護衛に魔導士雇った方が良いんじゃね?という値段になってしまうので、大抵は貴族がもしものために一つか二つ隠し持っているに過ぎない。そのもしもで使うスクロールに記載されている魔法は攻撃魔法ではないだろうが。
確実に生き延びたいと思うなら空間転移魔法だろう。
攻撃魔法は防がれたらそれで終わりだ。襲撃に来る人間がそれに対処していないわけがないのだから。
実際のところ、このクジョー王国の貴族は魔導士が多い。魔法が使えるからこそ、民を従えてきたという歴史を持つ。
といっても、冒険者が当主だったメルクイーン家の魔導士ランクは今一つ。歴代の当主を見ても高い者がおらず、C級魔導士の一人が最高だと言っても良い。冒険者がC級冒険者で一人前と言うように、一般的に魔導士を名乗れる者はC級以上だ。だが、魔導士の大部分はA級、B級ではないと名乗らない。
現メルクイーン男爵のクズ親父はF級魔導士、少し前に成人した長兄ジャイールもF級魔導士と判明している。
今は貴族でなくても魔導士はいるし、国外から来た魔導士も少なくない。反対に、貴族でもまったく魔導士のランクがない者もいる。
このクジョー王国では王立魔法学園が存在する。C級魔導士以上のランクか、ユニークスキル持ちの貴族の子供たちが必ず通う。
魔導士のランクを判別するための教会には多額の寄付金を納めなければならないし、C級以上だと入学は義務なのに王立魔法学園には超高額の入学金、授業料、寮代等々山ほどのお金が必要になるという鬼畜設定だ。
メルクイーン男爵家には関係のない話だろうが。
母上は何ランクの魔導士なのか?というと、調べていないというのが正しい。
調べるのが義務なのは貴族の子供のみ。
母上はクズ親父と遠い親戚であっても貴族の家の出ではない。貴族の爵位を継ぐのは跡継ぎのみで、他の兄弟姉妹は何もしなければ成人したら平民となってしまう。高い爵位の者なら他の爵位も同時に持っており、他の兄弟が下の爵位を継ぐこともあるのだが、我が家は男爵家。貴族として最低ランクの男爵家である。他の爵位を持っているわけがない。
跡継ぎではない兄弟姉妹は嫁ぎ先や婿入りの先が貴族ならともかく、爵位を継げないのだから貴族籍からは抜けてしまう。
つまり、俺は跡継ぎではないので、成人と同時にメルクイーン男爵家から離れて自由になれることが決定されている。母上がいるので、砦で冒険者を続けているだろうが、家を出て砦に宿泊することになる。
あのクズ親父は俺の年齢すら覚えていないから、成人になっても何もせずに家から出さないかもしれないが。弟アミールが成人のときにようやくお前は何でまだ家にいるんだと気づくかもしれない。
ダンボール一箱分の光の矢のスクロールを作ると、砦長室に持って行く。
「ナーヴァルさん、忙しそうですね?」
バタバタと砦長室から走り去っていく補佐の一人。
「ああ、最近、砦から見える魔物が増えてきた。S級魔物が現れてまだ一年ぐらいだから、大量発生ということもないと思うが。少し砦の雑用当番の人数を減らして様子を見る」
「そうですか」
俺はこのときもう少し注意深く考えておくべきだった。
後悔しても遅すぎた。
ナーヴァルとリージェンは砦長と副砦長になる前はA級冒険者のトップだった。
その二人が最前線から遠ざかったのだ。
それは従来のままだと、討伐されない魔物の数が増えていく危険性が高いということだった。
砦の主力のパーティが一つ減ったという問題はあまりにも砦に大きかったはずなのに。
A級、B級冒険者のパーティと、誰が奥地のどこを担当するか、綿密な打ち合わせが必要だったのに。
ナーヴァルも生きており、砦長として元気に働いていたため、誰もが頭から抜け落ちていた。
すぐには問題にならない。
だが、徐々にその綻びは大きくなっていく。そう、少しずつだ。
その日は突然やって来た。
砦に魔物が大群で現れた。
A級、B級魔物も交じっている。
すぐに砦は緊急帰還の花火をあげた。
だが、彼らが戻ってくるのは早くても半日はかかるだろう。
俺は嫌な予感がして、急いで見晴らし台から魔の大平原にいるはずの母上の姿を探した。
あとほんの少し、母上を見つけるのが早かったら、何か変わっていただろうか。
俺が母上を見つけたのは。
母上がA級魔物の牙にやられる瞬間だった。
「母上ーーーーーーっ」
俺は声の限りに叫んだ。その声に反応して、一瞬でリージェンが母上の元に駆けつけた。リージェンが母上を襲った魔物を戦斧で吹き飛ばした。
俺は急いで階下に走る。
お願いだ。
どうにか、無事であってくれ。
せめて息があれば。なんとか上級治療薬で。冒険者が続けられなくとも、生きていてくれたら。
俺は魔の大平原につながる出入口の通路で足が動かなくなった。
視界に入ってしまった。
そこには大勢の冒険者のネームプレートが並ぶ。
その中の一つが黒く染まっていた。
その意味を俺は良く知っている。
誓約魔法をかけたのは俺だ。
名前を確認したくない。
けれど。
涙が溢れながら、俺はその黒いネームプレートに手を伸ばす。
ネームプレートを手に取る。
そのネームプレートに刻まれた名は。
「リアムっ、俺はすぐに魔の大平原に戻るっ」
大声で出入口に現れたのは、副砦長のリージェンだった。
背負っていたのは母上。
もしかしたら。
瀕死の状態でも生きているから砦に連れてきてくれたのか?
冒険者は死者よりも魔物の討伐が優先だ。
そのことを知っているリージェンがわざわざ砦に戻ってきたのは。
ほんの少しだけ期待してしまった。
そんなはずもないのに。
俺は床に横たわった母上に駆け寄る。
母上に触れる。
「は、母上、、、」
何かを思い出したかのように、リージェンは俺のところに戻ってきた。
「リーメルさんから、お前に伝言だ。砦を守れ、と」
そう言うと、リージェンは魔の大平原を駆けていった。
母上はピクリとも動かない。
もう俺に笑いかけることもない。
「母上ーーーーーーっ」
俺は今までで一番大きい叫び声をあげた。
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