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2章 そして、地獄がはじまった
2-12 技術指導がはじまったのは良いけれど
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砦長をナーヴァル、副砦長をリージェンとした新体制が始まった。砦の管理者はそのまま母上なのだが、冒険者側の管理を砦長たちに任せるようにした。
まだまだかなりのフォローが必要だが。。。
冒険者にとって今のところあまり変化はないが、宿泊の体制等細々としたところを変えてきている。
そして、A級冒険者が上にいることによって、D級以下の冒険者の技術指導もしやすくなった。砦の周辺に魔物がいないときはナーヴァルやリージェンが彼らに様々なことを指導している。
「で、坊ちゃんはいつも後ろで何か書いているようだが、何を書いていたんだ?」
「誰が参加していたとかの他に、ナーヴァルさんが何を話していたかを詳細に。全員が出席できるわけじゃないので、興味がある冒険者が読めるようにしておくことが重要だと思いまして」
「参加者名まで必要なのか」
「A級冒険者に直接指導してもらえる機会は貴重です。だから、あまりにも参加回数に不公平感があると今後問題にされる可能性もあるので、砦の雑用当番との兼ね合いも考えないと。魔物があまり現れないときに運良く毎回出席している冒険者がいる一方で、全然出席できない者がいた場合、救済措置も視野に入れておかないといけないですね。ただ、E級、F級冒険者同士が話し合って決められるのが一番なんですが」
「上が決めるより、自発的に融通してくれた方がもちろん良いな」
ナーヴァルが本日の参加者の顔を見る。
魔の大平原にいて、開催を告げる俺の大声の拡声魔法に気づいたD級冒険者は全員参加だ。
E級、F級冒険者は当番になっていない者が参加している。
たまにC級冒険者が参加することもあるが、今日はいない。C級冒険者についていっているD級冒険者も参加していない。
「そうですね」
E級、F級冒険者でもそれぞれ立場の強い者が出てくる。
彼らが不当に弱い立場の者に砦の当番を押しつけて、こういう場に出てくる回数が増えていったら、管理者側が手を打たなければならない。
ナーヴァルとの予定調和的な会話が終了した。
ありがとう、ナーヴァル。
つまり、これは牽制だ。
これ以上自分勝手な行動はしてくれるなと。
管理者側が動かなくても済むくらい、目立たないようにしておけと。
本来ならE級、F級にもリーダーとなる人物がいれば良いのだが、今のところ集団を引っ張れそうな人物はいない。俺はE級冒険者だが母上のための仕事が多すぎるので、そこまでの面倒は見られない。
俺は単純に前世の仕事の癖で、会議の議事録のように、日付や天気、場所、出席者名、ナーヴァルやリージェンが何を指導したかを記載していた。リージェンは武器の指導が多いので、ガッとやってとか、ブンと振り回してとかで、あまり書けることは少ないのだが、今日は剣でこういうことをやりましたよー、という体で書いている。俺が参加できないとき、ナーヴァルに活動報告書出せ、と言ったら、ナーヴァルもリージェンも教える前に俺を呼びに来るようになってしまった。そんなに面倒か?
いつかはこれも当番制にして書記係を作ろう。いや、文字の上手い下手、書き方もあるので、書記係は数人に絞った方が良いのかもしれない。面白かったと感想文を書かれても困るからな。
出席できなかった冒険者が読みやすいように指導記録簿を食堂に置いていたのだが、読む者がほぼ同じということに料理人のクトフが気づいた。
俺も言われて気づいた。
毎回参加できる者がいる一方で、全然参加できていない者がいることに。
砦の当番は体調不良等もあるので交替ができる。クトフやD級以上の者の目があるので、今のところ当番を交替ではなく押しつけるといった行為までは確認されていない。
「はい、お茶」
「ありがとう、クトフ」
俺はクトフから温かいお茶を受け取る。
昼過ぎの今の時間、食堂は誰もいない。
俺は食堂に指導記録の紙を挟みに来たところを、クトフにつかまった。
昼間、調整中の冒険者はここで食べてもかまわないが、砦のバルコニーやら見晴らしの良いところで食べている者の方が多い。
厨房の手伝いは夕方頃からだ。手間がかかる献立のときは早めに招集がかかるし、特に魔物が出てなければ早めに準備に来る当番もいる。
弟のアミールは夜勤のリージェンとともにお昼寝中だ。あの人質?になったときから、仲良くなったようだ。精神年齢が同じだからとは思いたくないのだが。。。
アミールは砦長室にいることが多くなった。絵が多めの読みやすそうな本、図鑑等を渡しておくと、あの部屋で小さくなって大人しくしている。
砦長室は広めである。副砦長と補佐があと数人この部屋に入るので、まだ広々としている。砦室とか砦管理室の方が名称的に正しい気もするが、それだと何のことかわかりにくいので砦長室にした。
だから、俺もゆっくりとお茶を飲む時間くらいは作れるようになった。
「昔からたまにあるみたいだけどね。当番時には一応いるけど、何もしないで仕事を下に押しつけるとか、無理矢理当番を変わっちゃうことが」
「本当なら、下の方の冒険者に先を譲れるほどの人間であってほしいんだけど」
「今まで砦長もいなかったし、指導してくれる人もいなかったから、まず自分たちが受けたいんだろうね」
「そうだな。自分がまず譲られていたら、自分が上の方の立場になったとき譲れるけど、そうじゃなければこの悪循環は続くだろうな。まあ、譲るほどまではいかなくても、できるだけ公平に参加してくれれば良いんだが」
「E、F級で話し合えると良いんだけど、無理だろうなあ。今の子たちはあまり主体性がないよね」
クトフもさほど年齢は彼らと変わらないけど。
七歳の俺だと彼らより若い。仕事量は倍以上こなしている気がするんだけど。
孤児でも八から十歳ほど、親族がいる者でもだいたい十歳以上の者がこの砦に冒険者として入ってくる。
早く砦に来ていれば、カラダが極端に弱いとかで冒険者として活動できない日が多いというわけでなければ、だいたい順当に昇級していく。
E級、F級は魔物討伐に参加していれば、俺がポイントを割り振っている。自分が相当活躍していたと思い込んでいても、大抵はチーム編成されて一人以上いるD級冒険者が上手く立ち回ってくれているだけだ。恨まれても仕方ないが、魔物討伐ポイントは等分でしかない。D級冒険者にコイツには少し多めにやってくれ、という発言をさせるくらいなら、多少色がつく。
俺は一人でも魔物討伐しているので、そのポイントはすべて俺に来る。コレは俺がクロの魔剣を持っているから単独行動が許されているのであって、通常のE級、F級冒険者は魔の大平原での単独行動は許されていない。
単独行動で俺に何か危険があれば、クロかシロ様がそれとなく伝えてくれる。クロはお腹が空いたからお弁当が早く食べたいとか、今日は砦で遊ぼーとか、非常にわかりづらい。そういう点はシロ様と同じなのだろうか。面と向かってお礼を言われることに慣れてないのかわからないが、そういうときは感謝の印に次の日の弁当のオカズにクロの大好物を入れることにしている。
俺の魔の大平原での行動は守護獣様様なのだ。といっても、俺が魔の大平原で単独行動しているのは壁際である。小さい魔物でも数をこなすとポイントがたまるのだ。けど、成人時にC級あたりで充分だと思っているので、調整は必要になってくるだろう。
で、同じ年齢でも、孤児だと発育が悪いようだ。引き取っていた者たちが食べさせてなかったわけではないけど、子供たちの方が遠慮していた感もある。砦では充分な食事があるし、C級、D級になるとほとんど差はなくなる程度である。
砦に入るのがあまりにも遅いわけでもなければ、成人の十五歳頃にはC級、D級あたりになっている。
だが、幼い頃の身長差、体格差というのはかなり大きい。人間関係に影響を与える。しかも冒険者だ。大差がないのに自分の方が上だと勘違いする者が出てくる。
そして、孤児とは違い、親族が砦にいる。その関係性はそれぞれ親、兄、親戚と違うが、幼い冒険者たちはいる方が発言力が強いと思っている。
ちなみに、この砦の親族は基本的に放任主義である。自分が大丈夫だったのだから、子供は勝手に大きくなるだろうと思っているし、C級以上になると魔物討伐も忙しく子供をあまりかまってもいられない。夕食時や後に話を多少聞くくらいのものである。
子供が虐められたと俺に言ってくる親がいないのでありがたい。母上には言っているのかな?七歳児には話せないこともあるだろう。
特に打開策もないまま、クトフとお茶を飲みながら雑談していた。
あの魔物の肉おいしいよねー、とか、あの料理法やりたいけど、量を作るのは難しいよねー、とか。
そういえば、こういう話をする友人って、今の俺にはいなかったなー。
まだまだかなりのフォローが必要だが。。。
冒険者にとって今のところあまり変化はないが、宿泊の体制等細々としたところを変えてきている。
そして、A級冒険者が上にいることによって、D級以下の冒険者の技術指導もしやすくなった。砦の周辺に魔物がいないときはナーヴァルやリージェンが彼らに様々なことを指導している。
「で、坊ちゃんはいつも後ろで何か書いているようだが、何を書いていたんだ?」
「誰が参加していたとかの他に、ナーヴァルさんが何を話していたかを詳細に。全員が出席できるわけじゃないので、興味がある冒険者が読めるようにしておくことが重要だと思いまして」
「参加者名まで必要なのか」
「A級冒険者に直接指導してもらえる機会は貴重です。だから、あまりにも参加回数に不公平感があると今後問題にされる可能性もあるので、砦の雑用当番との兼ね合いも考えないと。魔物があまり現れないときに運良く毎回出席している冒険者がいる一方で、全然出席できない者がいた場合、救済措置も視野に入れておかないといけないですね。ただ、E級、F級冒険者同士が話し合って決められるのが一番なんですが」
「上が決めるより、自発的に融通してくれた方がもちろん良いな」
ナーヴァルが本日の参加者の顔を見る。
魔の大平原にいて、開催を告げる俺の大声の拡声魔法に気づいたD級冒険者は全員参加だ。
E級、F級冒険者は当番になっていない者が参加している。
たまにC級冒険者が参加することもあるが、今日はいない。C級冒険者についていっているD級冒険者も参加していない。
「そうですね」
E級、F級冒険者でもそれぞれ立場の強い者が出てくる。
彼らが不当に弱い立場の者に砦の当番を押しつけて、こういう場に出てくる回数が増えていったら、管理者側が手を打たなければならない。
ナーヴァルとの予定調和的な会話が終了した。
ありがとう、ナーヴァル。
つまり、これは牽制だ。
これ以上自分勝手な行動はしてくれるなと。
管理者側が動かなくても済むくらい、目立たないようにしておけと。
本来ならE級、F級にもリーダーとなる人物がいれば良いのだが、今のところ集団を引っ張れそうな人物はいない。俺はE級冒険者だが母上のための仕事が多すぎるので、そこまでの面倒は見られない。
俺は単純に前世の仕事の癖で、会議の議事録のように、日付や天気、場所、出席者名、ナーヴァルやリージェンが何を指導したかを記載していた。リージェンは武器の指導が多いので、ガッとやってとか、ブンと振り回してとかで、あまり書けることは少ないのだが、今日は剣でこういうことをやりましたよー、という体で書いている。俺が参加できないとき、ナーヴァルに活動報告書出せ、と言ったら、ナーヴァルもリージェンも教える前に俺を呼びに来るようになってしまった。そんなに面倒か?
いつかはこれも当番制にして書記係を作ろう。いや、文字の上手い下手、書き方もあるので、書記係は数人に絞った方が良いのかもしれない。面白かったと感想文を書かれても困るからな。
出席できなかった冒険者が読みやすいように指導記録簿を食堂に置いていたのだが、読む者がほぼ同じということに料理人のクトフが気づいた。
俺も言われて気づいた。
毎回参加できる者がいる一方で、全然参加できていない者がいることに。
砦の当番は体調不良等もあるので交替ができる。クトフやD級以上の者の目があるので、今のところ当番を交替ではなく押しつけるといった行為までは確認されていない。
「はい、お茶」
「ありがとう、クトフ」
俺はクトフから温かいお茶を受け取る。
昼過ぎの今の時間、食堂は誰もいない。
俺は食堂に指導記録の紙を挟みに来たところを、クトフにつかまった。
昼間、調整中の冒険者はここで食べてもかまわないが、砦のバルコニーやら見晴らしの良いところで食べている者の方が多い。
厨房の手伝いは夕方頃からだ。手間がかかる献立のときは早めに招集がかかるし、特に魔物が出てなければ早めに準備に来る当番もいる。
弟のアミールは夜勤のリージェンとともにお昼寝中だ。あの人質?になったときから、仲良くなったようだ。精神年齢が同じだからとは思いたくないのだが。。。
アミールは砦長室にいることが多くなった。絵が多めの読みやすそうな本、図鑑等を渡しておくと、あの部屋で小さくなって大人しくしている。
砦長室は広めである。副砦長と補佐があと数人この部屋に入るので、まだ広々としている。砦室とか砦管理室の方が名称的に正しい気もするが、それだと何のことかわかりにくいので砦長室にした。
だから、俺もゆっくりとお茶を飲む時間くらいは作れるようになった。
「昔からたまにあるみたいだけどね。当番時には一応いるけど、何もしないで仕事を下に押しつけるとか、無理矢理当番を変わっちゃうことが」
「本当なら、下の方の冒険者に先を譲れるほどの人間であってほしいんだけど」
「今まで砦長もいなかったし、指導してくれる人もいなかったから、まず自分たちが受けたいんだろうね」
「そうだな。自分がまず譲られていたら、自分が上の方の立場になったとき譲れるけど、そうじゃなければこの悪循環は続くだろうな。まあ、譲るほどまではいかなくても、できるだけ公平に参加してくれれば良いんだが」
「E、F級で話し合えると良いんだけど、無理だろうなあ。今の子たちはあまり主体性がないよね」
クトフもさほど年齢は彼らと変わらないけど。
七歳の俺だと彼らより若い。仕事量は倍以上こなしている気がするんだけど。
孤児でも八から十歳ほど、親族がいる者でもだいたい十歳以上の者がこの砦に冒険者として入ってくる。
早く砦に来ていれば、カラダが極端に弱いとかで冒険者として活動できない日が多いというわけでなければ、だいたい順当に昇級していく。
E級、F級は魔物討伐に参加していれば、俺がポイントを割り振っている。自分が相当活躍していたと思い込んでいても、大抵はチーム編成されて一人以上いるD級冒険者が上手く立ち回ってくれているだけだ。恨まれても仕方ないが、魔物討伐ポイントは等分でしかない。D級冒険者にコイツには少し多めにやってくれ、という発言をさせるくらいなら、多少色がつく。
俺は一人でも魔物討伐しているので、そのポイントはすべて俺に来る。コレは俺がクロの魔剣を持っているから単独行動が許されているのであって、通常のE級、F級冒険者は魔の大平原での単独行動は許されていない。
単独行動で俺に何か危険があれば、クロかシロ様がそれとなく伝えてくれる。クロはお腹が空いたからお弁当が早く食べたいとか、今日は砦で遊ぼーとか、非常にわかりづらい。そういう点はシロ様と同じなのだろうか。面と向かってお礼を言われることに慣れてないのかわからないが、そういうときは感謝の印に次の日の弁当のオカズにクロの大好物を入れることにしている。
俺の魔の大平原での行動は守護獣様様なのだ。といっても、俺が魔の大平原で単独行動しているのは壁際である。小さい魔物でも数をこなすとポイントがたまるのだ。けど、成人時にC級あたりで充分だと思っているので、調整は必要になってくるだろう。
で、同じ年齢でも、孤児だと発育が悪いようだ。引き取っていた者たちが食べさせてなかったわけではないけど、子供たちの方が遠慮していた感もある。砦では充分な食事があるし、C級、D級になるとほとんど差はなくなる程度である。
砦に入るのがあまりにも遅いわけでもなければ、成人の十五歳頃にはC級、D級あたりになっている。
だが、幼い頃の身長差、体格差というのはかなり大きい。人間関係に影響を与える。しかも冒険者だ。大差がないのに自分の方が上だと勘違いする者が出てくる。
そして、孤児とは違い、親族が砦にいる。その関係性はそれぞれ親、兄、親戚と違うが、幼い冒険者たちはいる方が発言力が強いと思っている。
ちなみに、この砦の親族は基本的に放任主義である。自分が大丈夫だったのだから、子供は勝手に大きくなるだろうと思っているし、C級以上になると魔物討伐も忙しく子供をあまりかまってもいられない。夕食時や後に話を多少聞くくらいのものである。
子供が虐められたと俺に言ってくる親がいないのでありがたい。母上には言っているのかな?七歳児には話せないこともあるだろう。
特に打開策もないまま、クトフとお茶を飲みながら雑談していた。
あの魔物の肉おいしいよねー、とか、あの料理法やりたいけど、量を作るのは難しいよねー、とか。
そういえば、こういう話をする友人って、今の俺にはいなかったなー。
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