47 / 51
2章 夢渡り
2-18 大団円、夢の中では
しおりを挟む
「ぎゃあああああっっ」
叫び声が響いた。
三女が押し潰されている。
飛竜ボボの足に。
そりゃ、ここまで騒げば中庭にいてお昼寝、というには夜だな、とにかく生垣に隠れて寝ていたボボだって目が覚める。
ルーシェ大好きボボがルーシェのために行動するのは目に見えている。
「ボボ、」
ルーシェにとっては救い。
けれどさあ、ボボよー、ここはルーシェの決断を優先させてやろうぜ。
ルーシェにホッとさせてはいけない。
他者が何もかもやってくれると勘違いさせてはならない。
ここは現実じゃない。
だからこそ、剣でもって家族と決別できる。
ルーシェにとって深層心理でケリをつけなければならない家族との絆だ。
コレは他者を頼ってはいけない。
だから、皇帝さんも三女に手を出さない。
ルーシェは甘い幻想など、この世には、いや、あの家族には存在しないことを自覚しなければならない。
ボボが踏んづけた三女をルーシェに突き出した。
やれば、できる子だ、ボボっ。
語り部さんは感動っ。
顔も血だらけ、ドレスも土まみれになった三女は地面に突っ伏したままルーシェを睨みつけた。
「ル、ルーシェ、貴方は私たちに育ててもらった恩を忘れたのっ」
「貴方に育ててもらったことはないし、貴方から受けた恩もない」
普通なら姉弟ならば、遊んでもらった美しい思い出等々が多少なりとも存在するはずなのだが、この家族は普通ではない。
両親が育児放棄しても、肉体的には普通に育つのは使用人を雇っているおかげである。
一応食事は出てくるのだから。
ルーシェには三女から虐げられた過去しかない。
繕うことを知らない幼かった三女には、長女や次女のように頭がまわらない。ずる賢さが足りなかった。
だからこそ、この夢で生贄に選ばれた。
ルーシェにとって一番決別しやすく、一番恨んでいる家族だから。
「さようなら、姉さん」
ルーシェは剣を握る。
「まっ、待ちなさいっ」
今度はルーシェが姉の声を聞くことはなかった。
その剣が空を切ることはなかった。
それはあの家族との決別。
今までのルーシェができなかったこと。
あんな家族でも、ルーシェは剣を落として泣いた。
夢の中だけでも幸せな夢さえも見せてくれない三女の責任なのだから、ルーシェが泣く必要がまったくなくとも。
皇帝さんも同意見のようだが、それでもルーシェにとっては家族だったのだ。
皇帝さんもボボもルーシェが泣くのをとめなかった。
ルーシェは泣き続けさせた。
嗚咽がおさまって来ると、皇帝さんがルーシェの肩を叩き、立たせて抱きつかせた。
身長差がないので、俺の胸で泣け、とは言えないのが悲しいなあ、皇帝さん。
肩を貸すぜっ、だな。
皇帝さんがルーシェの背中をぽんぽんと叩く。叩き続ける。
二人が新しい家族になってくれればいい。
本当の意味での。
皇帝さんがどんなに亭主関白、、、独裁の皇帝だったとしても、シルコット前公爵家よりはマシだろう。
マシなのかな?
マシだと思いたい。
うん、皇帝さんよ、語り部さんを睨むくらいなら、行動で示して。
「ルーシェ、」
「はい、」
「帰るか」
「はいっ」
皇帝さんの言葉に深い意味はないのかもしれない。
けれど、皇帝さんの帰るかは、ルーシェにとって大きい意味を持つものだったらしい。
ルーシェが笑顔で返事をする。
ボボもルーシェの顔に頬ずりする
さて、放置プレイ中のクルリン。
三女が死んだら騎士も消えたので、床に座り込む。
良かったね。
解放を一緒に喜ぶ者はいないが、クルリンは幸運を感謝する。
クルリンは夢渡りなので、他人の夢で死んでも死ぬ。
夢渡りはそれを覚悟して他人の夢に居座っているのだから、特に問題はないだろう。
クルリンは外見も人なので、現実にお持ち帰りが可能だ。
夢渡りなんて希少種、洗脳するほどの力がなくともクエド帝国には有益だ。
ほーら、皇帝さん、逃げる前に捕まえないと、ボボの夢渡りの印も消してもらわないと。
「くそっ、語り部っ、お前、人使いが荒いなっ。皇帝を顎で使うなんて覚えていろよっ」
語り部さんが命令しているわけじゃあないんだけどなあ。
有益な情報をタレ流してあげているだけだよ。
ウィンウィンの関係だと思うよぉー。
クルリンは逃げる前に、皇帝さんに首根っこをつかまれました。
「ううっ」
皇帝さんから逃げ出したい気持ちもわかるけど、クルリンも皇帝さんに雇われた方が生活が楽になるよ。
「はあっ?俺がコイツを雇うのか?何のためにっ?」
「えっ、雇ってくれるんですかっ?夢の中で命の危機に怯えなくて済む」
急にキラキラお目目で見られたら、皇帝さんも対応に困るよね。
夢というのは、今の時代、そんなに住み心地が良いものではなくなってしまったのである。
住環境の悪化だね。
ニースイルズのように人の姿をしていないのなら難しいが、クルリンのように人のままの姿なら現実世界に戻れる。
そして、夢というのは大抵の人は無防備だ。
深層心理を探るという点では、洗脳までできなくとも有益な情報屋なのである。
「そういうことか。魔法で内面を取り繕っていても、夢渡りの存在が夢物語の今なら調査し放題というわけなのか」
皇帝さんが少々黒い笑顔になってきてしまった。
「い、衣食住が確保される。嬉しい」
「、、、衣食住って、お前、どんな劣悪な環境にいたんだ?」
さすがに、帝国が雇ったら衣食住は保障される。
ギャンブルとかで湯水のようにとろかさない限り、普通に生活できるレベルの給金はもらえるはずだ。
帝国は軍事国家なので平民でも成果を上げる者には高い金額を払う。
「夢を意のままに操れない者が、夢に住むのはけっこう大変なんですよ。食事も食べられるときに食べないと即座に消えるし飢えるし」
大変だったんだねー。
同情はしないけど。
彼はそこから出る選択も可能だったのだから。
夢に住まう者たちというのは何も夢渡りだけではない。
けれど、それらの生息数もまた少なくなったと言われている。
「よし、雇用条件はトトと詰めてくれ。クルリンはボボにつけた印を消せ」
「はいっ、ただいま消させていただきますっ」
おおう、皇帝さんの手下が出来上がった。。。
さすがは皇帝さん。
クルリンが喜んでボボの印を消している。
ん?
何ですか?
皇帝さんは語り部さんに何か言いたいことでもあるんですか?
皇帝さんは心の内に浮かぼうとしたものを消す。
「まあ、いい。とにかくルーシェは無事だった。それだけで満足だ」
ルーシェがその言葉を聞いて嬉しそうな笑顔を浮かべた。
良かった、良かった。
大団円、大団円。
夢の中では。
「語り部、何か含む言い方だな」
、、、現実はアレから三日も過ぎてますからね。
意外と時間経っているでしょ。
夢だと時間の経過が正確にわからないからねえ。
「え、ということは」
皇帝さんが嫌そうな顔をした。
ええ、ええ、想像通り。
宰相さんとセリア姫が疲労困憊。
超ド級でお怒りです。
「、、、二人が疲れて寝た頃に起きようか」
いや、それは難しいかと。
皇帝さんとルーシェが起きたら、寝ていても叩き起こすように使用人に指示してますから。
「語り部、トトは怒ると怖いんだが」
存じております。
今回はルーシェを救えたのですから、甘んじて怒りを受け止めてくださいませ。
それも友人としての愛情なのですから。
「、、、」
皇帝さんが語り部さんを見る。
この頃、気配察知の能力が向上したか?
黒子語り部さんはここにいないのに。
皇帝さんが何か言いたそうにするが、考えがまとまらず言葉にできないらしい。
うん、その想いは永遠に封印しておこうぜ。
語り部さんは絶対に同意しないから。
「はっ、お前、今の俺の考えがどういうものかわかるのかっ」
じゃあ、おはようございます。
「ちょっと待てっ、語り部っ」
待、た、な、い。
叫び声が響いた。
三女が押し潰されている。
飛竜ボボの足に。
そりゃ、ここまで騒げば中庭にいてお昼寝、というには夜だな、とにかく生垣に隠れて寝ていたボボだって目が覚める。
ルーシェ大好きボボがルーシェのために行動するのは目に見えている。
「ボボ、」
ルーシェにとっては救い。
けれどさあ、ボボよー、ここはルーシェの決断を優先させてやろうぜ。
ルーシェにホッとさせてはいけない。
他者が何もかもやってくれると勘違いさせてはならない。
ここは現実じゃない。
だからこそ、剣でもって家族と決別できる。
ルーシェにとって深層心理でケリをつけなければならない家族との絆だ。
コレは他者を頼ってはいけない。
だから、皇帝さんも三女に手を出さない。
ルーシェは甘い幻想など、この世には、いや、あの家族には存在しないことを自覚しなければならない。
ボボが踏んづけた三女をルーシェに突き出した。
やれば、できる子だ、ボボっ。
語り部さんは感動っ。
顔も血だらけ、ドレスも土まみれになった三女は地面に突っ伏したままルーシェを睨みつけた。
「ル、ルーシェ、貴方は私たちに育ててもらった恩を忘れたのっ」
「貴方に育ててもらったことはないし、貴方から受けた恩もない」
普通なら姉弟ならば、遊んでもらった美しい思い出等々が多少なりとも存在するはずなのだが、この家族は普通ではない。
両親が育児放棄しても、肉体的には普通に育つのは使用人を雇っているおかげである。
一応食事は出てくるのだから。
ルーシェには三女から虐げられた過去しかない。
繕うことを知らない幼かった三女には、長女や次女のように頭がまわらない。ずる賢さが足りなかった。
だからこそ、この夢で生贄に選ばれた。
ルーシェにとって一番決別しやすく、一番恨んでいる家族だから。
「さようなら、姉さん」
ルーシェは剣を握る。
「まっ、待ちなさいっ」
今度はルーシェが姉の声を聞くことはなかった。
その剣が空を切ることはなかった。
それはあの家族との決別。
今までのルーシェができなかったこと。
あんな家族でも、ルーシェは剣を落として泣いた。
夢の中だけでも幸せな夢さえも見せてくれない三女の責任なのだから、ルーシェが泣く必要がまったくなくとも。
皇帝さんも同意見のようだが、それでもルーシェにとっては家族だったのだ。
皇帝さんもボボもルーシェが泣くのをとめなかった。
ルーシェは泣き続けさせた。
嗚咽がおさまって来ると、皇帝さんがルーシェの肩を叩き、立たせて抱きつかせた。
身長差がないので、俺の胸で泣け、とは言えないのが悲しいなあ、皇帝さん。
肩を貸すぜっ、だな。
皇帝さんがルーシェの背中をぽんぽんと叩く。叩き続ける。
二人が新しい家族になってくれればいい。
本当の意味での。
皇帝さんがどんなに亭主関白、、、独裁の皇帝だったとしても、シルコット前公爵家よりはマシだろう。
マシなのかな?
マシだと思いたい。
うん、皇帝さんよ、語り部さんを睨むくらいなら、行動で示して。
「ルーシェ、」
「はい、」
「帰るか」
「はいっ」
皇帝さんの言葉に深い意味はないのかもしれない。
けれど、皇帝さんの帰るかは、ルーシェにとって大きい意味を持つものだったらしい。
ルーシェが笑顔で返事をする。
ボボもルーシェの顔に頬ずりする
さて、放置プレイ中のクルリン。
三女が死んだら騎士も消えたので、床に座り込む。
良かったね。
解放を一緒に喜ぶ者はいないが、クルリンは幸運を感謝する。
クルリンは夢渡りなので、他人の夢で死んでも死ぬ。
夢渡りはそれを覚悟して他人の夢に居座っているのだから、特に問題はないだろう。
クルリンは外見も人なので、現実にお持ち帰りが可能だ。
夢渡りなんて希少種、洗脳するほどの力がなくともクエド帝国には有益だ。
ほーら、皇帝さん、逃げる前に捕まえないと、ボボの夢渡りの印も消してもらわないと。
「くそっ、語り部っ、お前、人使いが荒いなっ。皇帝を顎で使うなんて覚えていろよっ」
語り部さんが命令しているわけじゃあないんだけどなあ。
有益な情報をタレ流してあげているだけだよ。
ウィンウィンの関係だと思うよぉー。
クルリンは逃げる前に、皇帝さんに首根っこをつかまれました。
「ううっ」
皇帝さんから逃げ出したい気持ちもわかるけど、クルリンも皇帝さんに雇われた方が生活が楽になるよ。
「はあっ?俺がコイツを雇うのか?何のためにっ?」
「えっ、雇ってくれるんですかっ?夢の中で命の危機に怯えなくて済む」
急にキラキラお目目で見られたら、皇帝さんも対応に困るよね。
夢というのは、今の時代、そんなに住み心地が良いものではなくなってしまったのである。
住環境の悪化だね。
ニースイルズのように人の姿をしていないのなら難しいが、クルリンのように人のままの姿なら現実世界に戻れる。
そして、夢というのは大抵の人は無防備だ。
深層心理を探るという点では、洗脳までできなくとも有益な情報屋なのである。
「そういうことか。魔法で内面を取り繕っていても、夢渡りの存在が夢物語の今なら調査し放題というわけなのか」
皇帝さんが少々黒い笑顔になってきてしまった。
「い、衣食住が確保される。嬉しい」
「、、、衣食住って、お前、どんな劣悪な環境にいたんだ?」
さすがに、帝国が雇ったら衣食住は保障される。
ギャンブルとかで湯水のようにとろかさない限り、普通に生活できるレベルの給金はもらえるはずだ。
帝国は軍事国家なので平民でも成果を上げる者には高い金額を払う。
「夢を意のままに操れない者が、夢に住むのはけっこう大変なんですよ。食事も食べられるときに食べないと即座に消えるし飢えるし」
大変だったんだねー。
同情はしないけど。
彼はそこから出る選択も可能だったのだから。
夢に住まう者たちというのは何も夢渡りだけではない。
けれど、それらの生息数もまた少なくなったと言われている。
「よし、雇用条件はトトと詰めてくれ。クルリンはボボにつけた印を消せ」
「はいっ、ただいま消させていただきますっ」
おおう、皇帝さんの手下が出来上がった。。。
さすがは皇帝さん。
クルリンが喜んでボボの印を消している。
ん?
何ですか?
皇帝さんは語り部さんに何か言いたいことでもあるんですか?
皇帝さんは心の内に浮かぼうとしたものを消す。
「まあ、いい。とにかくルーシェは無事だった。それだけで満足だ」
ルーシェがその言葉を聞いて嬉しそうな笑顔を浮かべた。
良かった、良かった。
大団円、大団円。
夢の中では。
「語り部、何か含む言い方だな」
、、、現実はアレから三日も過ぎてますからね。
意外と時間経っているでしょ。
夢だと時間の経過が正確にわからないからねえ。
「え、ということは」
皇帝さんが嫌そうな顔をした。
ええ、ええ、想像通り。
宰相さんとセリア姫が疲労困憊。
超ド級でお怒りです。
「、、、二人が疲れて寝た頃に起きようか」
いや、それは難しいかと。
皇帝さんとルーシェが起きたら、寝ていても叩き起こすように使用人に指示してますから。
「語り部、トトは怒ると怖いんだが」
存じております。
今回はルーシェを救えたのですから、甘んじて怒りを受け止めてくださいませ。
それも友人としての愛情なのですから。
「、、、」
皇帝さんが語り部さんを見る。
この頃、気配察知の能力が向上したか?
黒子語り部さんはここにいないのに。
皇帝さんが何か言いたそうにするが、考えがまとまらず言葉にできないらしい。
うん、その想いは永遠に封印しておこうぜ。
語り部さんは絶対に同意しないから。
「はっ、お前、今の俺の考えがどういうものかわかるのかっ」
じゃあ、おはようございます。
「ちょっと待てっ、語り部っ」
待、た、な、い。
4
お気に入りに追加
42
あなたにおすすめの小説
侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。
林檎を並べても、
ロウバイ
BL
―――彼は思い出さない。
二人で過ごした日々を忘れてしまった攻めと、そんな彼の行く先を見守る受けです。
ソウが目を覚ますと、そこは消毒の香りが充満した病室だった。自分の記憶を辿ろうとして、はたり。その手がかりとなる記憶がまったくないことに気付く。そんな時、林檎を片手にカーテンを引いてとある人物が入ってきた。
彼―――トキと名乗るその黒髪の男は、ソウが事故で記憶喪失になったことと、自身がソウの親友であると告げるが…。
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
大好きなBLゲームの世界に転生したので、最推しの隣に居座り続けます。 〜名も無き君への献身〜
7ズ
BL
異世界BLゲーム『救済のマリアージュ』。通称:Qマリには、普通のBLゲームには無い闇堕ちルートと言うものが存在していた。
攻略対象の為に手を汚す事さえ厭わない主人公闇堕ちルートは、闇の腐女子の心を掴み、大ヒットした。
そして、そのゲームにハートを打ち抜かれた光の腐女子の中にも闇堕ちルートに最推しを持つ者が居た。
しかし、大規模なファンコミュニティであっても彼女の推しについて好意的に話す者は居ない。
彼女の推しは、攻略対象の養父。ろくでなしで飲んだくれ。表ルートでは事故で命を落とし、闇堕ちルートで主人公によって殺されてしまう。
どのルートでも死の運命が確約されている名も無きキャラクターへ異常な執着と愛情をたった一人で注いでいる孤独な彼女。
ある日、眠りから目覚めたら、彼女はQマリの世界へ幼い少年の姿で転生してしまった。
異常な執着と愛情を現実へと持ち出した彼女は、最推しである養父の設定に秘められた真実を知る事となった。
果たして彼女は、死の運命から彼を救い出す事が出来るのか──?
ーーーーーーーーーーーー
狂気的なまでに一途な男(in腐女子)×名無しの訳あり飲兵衛
手切れ金
のらねことすていぬ
BL
貧乏貴族の息子、ジゼルはある日恋人であるアルバートに振られてしまう。手切れ金を渡されて完全に捨てられたと思っていたが、なぜかアルバートは彼のもとを再び訪れてきて……。
貴族×貧乏貴族
雪狐 氷の王子は番の黒豹騎士に溺愛される
Noah
BL
【祝・書籍化!!!】令和3年5月11日(木)
読者の皆様のおかげです。ありがとうございます!!
黒猫を庇って派手に死んだら、白いふわもこに転生していた。
死を望むほど過酷な奴隷からスタートの異世界生活。
闇オークションで競り落とされてから獣人の国の王族の養子に。
そこから都合良く幸せになれるはずも無く、様々な問題がショタ(のちに美青年)に降り注ぐ。
BLよりもファンタジー色の方が濃くなってしまいましたが、最後に何とかBLできました(?)…
連載は令和2年12月13日(日)に完結致しました。
拙い部分の目立つ作品ですが、楽しんで頂けたなら幸いです。
Noah
双子は不吉と消された僕が、真の血統魔法の使い手でした‼
HIROTOYUKI
BL
辺境の地で自然に囲まれて母と二人、裕福ではないが幸せに暮らしていたルフェル。森の中で倒れていた冒険者を助けたことで、魔法を使えることが判明して、王都にある魔法学園に無理矢理入学させられることに!貴族ばかりの生徒の中、平民ながら高い魔力を持つルフェルはいじめを受けながらも、卒業できれば母に楽をさせてあげられると信じて、辛い環境に耐え自分を磨いていた。そのような中、あまりにも理不尽な行いに魔力を暴走させたルフェルは、上級貴族の当主のみが使うことのできると言われる血統魔法を発現させ……。
カテゴリをBLに戻しました。まだ、その気配もありませんが……これから少しづつ匂わすべく頑張ります!
悪役令息に憑依したけど、別に処刑されても構いません
ちあ
BL
元受験生の俺は、「愛と光の魔法」というBLゲームの悪役令息シアン・シュドレーに憑依(?)してしまう。彼は、主人公殺人未遂で処刑される運命。
俺はそんな運命に立ち向かうでもなく、なるようになる精神で死を待つことを決める。
舞台は、魔法学園。
悪役としての務めを放棄し静かに余生を過ごしたい俺だが、謎の隣国の特待生イブリン・ヴァレントに気に入られる。
なんだかんだでゲームのシナリオに巻き込まれる俺は何度もイブリンに救われ…?
※旧タイトル『愛と死ね』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる