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1章 白き貴公子と黒き皇帝との出会い
1-3 白い飛竜
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「皇城には立派な竜舎があっていいなあ」
ルーシェは自分の飛竜をブラシで磨く。
ゴシゴシと力強くこする方が気持ちがいいらしい。
一通り済んでルーシェが手をとめて周囲を見回すと、もっとやってー、と飛竜の顔が擦り寄る。
「ボボ、良かったなあ。うちの小屋や王城の竜舎より大きくて」
ぽんぽん触って、ルーシェは飛竜ボボのカラダを再度ブラシで磨いていく。
時間がないときは世話を使用人に任せることもあるが、飛竜との良好な関係はこういう行動で育まれる。
身分があるからといって他人任せでは飛竜は絶対に懐かない。
懐かないということは絶対に乗せてくれないということ。
賢い飛竜は懐いたように見せかけて、上空で人を落とすという芸もやってくれるぞ。
「餌だぞー、ボボ。いいなー、ここは良質な肉を準備してもらえてるー」
餌が置かれている保管庫からボボの元へと運ぶ。
美味しそうに食べるボボ。
それを温かく見守るルーシェ。
ほのぼのタイムだ。
他の飛竜たちが羨ましそうに見ている。
一部は全然気にしないという素振りをしながら。
通常、彼らの食事の時間は決してこんな風に穏やかなものではない。
担当者は餌をそれぞれの餌場に置いたらさっさと遠ざかるが常だ。
間違えて自分が食べられたら大問題。
彼らの食事風景は人ですら食べられてしまうのではないかと思うほど凄まじい。
大きい竜舎には数多くの飛竜が並ぶ。
馬がいる厩舎の馬房のように飛竜はそれぞれ仕切られている部屋を持つ。
飛竜が室内でも自由に動ける広いスペースも存在する。
それだけ飛竜がクエド帝国では重要視されているからだ。
竜舎にも餌にも金がかかっている。
世話するために雇われている者も数多い。
「あ、おはようございます」
「おはようございますー」
竜舎の世話担当が来たので、ルーシェも挨拶を返す。
それぞれの飛竜たちに騎乗する竜騎士たちも世話に来るのだが、今、ようやく空も白み始めたところだ。
他の者たちがここに来るにはまだ早い時間だ。
「早いですね、シルコット様」
掃除や餌の準備など重労働である世話担当は平民であることが多い。
清潔で乾いている藁や新鮮で質の良い肉等を、調教師や竜騎士たちが使いやすい状態にして置いているのは彼らのおかげである。飛竜たちがいないときに個室を綺麗にするのも彼らの役割である。
もちろん飛竜たちもそれを見ている。
早朝一番の担当や何かあったときの宿直当番は下の者がやることが多い。
それでも、皇城勤めは平民にとっては高給取りなので文句も言わない。
貴族に下手な意見でもすれば、簡単に職がなくなる場所である。
「ボボはいつも早起きなのでー」
「そうですか。愛されてますね」
世話担当も笑顔で対応する。
ルーシェ・シルコットがセリア姫との縁談で来ていることは周知の事実。
しかも、サンテス王国から飛竜で来るというのは公爵家から連絡があった時点で、皇城内では通達済みなことであった。
だからこそ、他国の飛竜が国境を越えても攻撃しないし、竜舎も準備が整っていた。
世話担当は飛竜ボボを見る。
彼はサンテス王国にいた普段も、飛竜の掃除や餌の準備をしていたのは見て取れる。
手際が良いし、飛竜も懐いている。
彼の飛竜が持っている輝く白い鱗はまさしく白き貴公子にふさわしい。
今もなお汚れそうな白い衣装で、、、と思ったところで世話担当もルーシェに尋ねた。
「あの、、、もしよろしければ作業着等を手配致しましょうか?」
ルーシェはサンテス王国から飛竜の単独飛行でやってきたので、彼には護衛も従者もいない。
荷物は飛竜の背に積んできていたが、作業着は縁談に不必要だから持ってきていないに違いない、と優しい優しい世話担当は思った。
そう、飛竜の世話はそんな式典や晩餐会や舞踏会などで着るような裾もひらっとした豪華な衣装でやることではない。
しかも、白。
汚れても洗濯どうするの?
恐らく手洗いでもかなりの気苦労をするタイプの衣装である。
せめて軍服なら、、、と世話担当も苦笑いを心のなかで浮かべていた。
一瞬キョトンとした表情をルーシェは世話担当に向ける。
「え、、、っと、コレなら汚れないから大丈夫だけど」
「はい?」
汚れないとは?
首を傾げる世話担当。
「私が持ってきた白い服は魔法で汚れないようになっているんだ。そうじゃないと、着た五秒後には汚れがつくよ」
にこやかに説明するルーシェ。
さすがは白い軍服を着る国、サンテス王国。魔法かあ、と世話担当も納得したが。。。
「五秒?」
というのは早過ぎじゃないか。
「うん、五秒も持てば良いよね」
「、、、そう、なんですかね?」
その点は納得しかねる世話担当だった。
五秒は、と。
白い服というのは特に汚れが目立つ。
ルーシェの近くには困った姉たちが存在した。
貴族の女性は幼い頃から化粧を施す。どんなモチモチ肌でも。
わかったかな?
ルーシェをかまいに来た姉君たちに即座に白い服を汚されるというわけだ。
彼女たちの肌についていれば化粧だが、白い服についてしまえばただの汚れ。
しかも、化粧というのは落ちにくいように作られている。
汚れが目立たない黒い服が欲しいーっ、とルーシェが親に泣きついたらこうなったわけだ。
サンテス王国の貴族の男性はほぼ白い服を着ている。
例外として変人がいるだけだ。
そう、違う色を着ているだけでサンテス王国では変人扱いされる。怖い国だ。
女性は煌びやかな色彩の衣装をこれでもかと着ているのに。
話を戻そう。
「そうそう、もう冬なのにこの竜舎は暖かいねえ」
「かなり上空を飛ぶこともある飛竜ですから寒さには強いのですが、竜舎にいるときくらいはやはり快適な環境を用意しておきたいですよね」
「うんうん、さすがクエド帝国だね」
「、、、ん?」
飛竜が朝の散歩やら外の広場やら中の広間やらに出ている個室を世話担当は掃除し始めたのだが、当然のようにそれを手伝っているルーシェ。
隣でさっさと作業を始めている。
「あ、、、あの、これは私の仕事なので」
「こんなに広いんだから手が空いているときは手伝うよー。一か月もお邪魔するし、うちのボボの世話を頼むこともあるんだし」
口が動いている間も、きちんと手が動いている。
世話担当はふと思った。
一か月じゃなくて、長期滞在、、、というか帝国に永久就職するのでは?
こんな下々の仕事まで嫌そうな顔一つせず、というか自分が必要以上に話しても嫌そうな顔をしない。
そんな人間、帝国の貴族にいるだろうか。
それが演技ではないことは、彼の飛竜が物語っている。
彼の飛竜がルーシェたちを手伝うことはないが、ずっと彼のそばにいた。
ルーシェが城の者に朝食の準備ができた旨を竜舎で伝えられると、世話担当に別れを告げてそのままの姿で朝食の場に向かう。
ルーシェの白い服が万能なのは、汚れない、匂いもつかない、汗染みさえも寄せ付けない等々多機能である。さすがに剣や魔法を弾く機能はないが、私も一着欲しい。ただ、白い服というのは私の好みではないけど。私も暗い色の服の方が好きである。
「ルーシェ殿、おはよう」
「おはようございます、クフィール皇帝陛下、セリア姫殿下」
二人は先にテーブルについていた。
礼からルーシェが顔を上げると、わーい、朝食の場には呼ばれたー、一緒に食べられるの嬉しいー、とその顔に書いてあるのが、二人どころか使用人たちにも見て取れた。
「ごほんっ、申し訳ないが、公務も忙しいのでルーシェ殿と食事をいつも一緒にとれるわけではないことをここで伝えておこう」
ああっ、皇帝陛下っ、そんな言い方じゃあ、またルーシェ殿が、しゅーん、としちゃうじゃないかっ、と周囲の者たちは危惧した。
「心遣い感謝致します。クフィール皇帝陛下のお身体が健やかであられますように、お忙しいとはいえお食事もご休憩も時間が許す限りお取りいただけますと、私も嬉しく思います」
まあ、ルーシェも一応貴族だからね。
表情だけでなく、にこやかに要求を伝える口は持っているのだ。
ルーシェは自分の飛竜をブラシで磨く。
ゴシゴシと力強くこする方が気持ちがいいらしい。
一通り済んでルーシェが手をとめて周囲を見回すと、もっとやってー、と飛竜の顔が擦り寄る。
「ボボ、良かったなあ。うちの小屋や王城の竜舎より大きくて」
ぽんぽん触って、ルーシェは飛竜ボボのカラダを再度ブラシで磨いていく。
時間がないときは世話を使用人に任せることもあるが、飛竜との良好な関係はこういう行動で育まれる。
身分があるからといって他人任せでは飛竜は絶対に懐かない。
懐かないということは絶対に乗せてくれないということ。
賢い飛竜は懐いたように見せかけて、上空で人を落とすという芸もやってくれるぞ。
「餌だぞー、ボボ。いいなー、ここは良質な肉を準備してもらえてるー」
餌が置かれている保管庫からボボの元へと運ぶ。
美味しそうに食べるボボ。
それを温かく見守るルーシェ。
ほのぼのタイムだ。
他の飛竜たちが羨ましそうに見ている。
一部は全然気にしないという素振りをしながら。
通常、彼らの食事の時間は決してこんな風に穏やかなものではない。
担当者は餌をそれぞれの餌場に置いたらさっさと遠ざかるが常だ。
間違えて自分が食べられたら大問題。
彼らの食事風景は人ですら食べられてしまうのではないかと思うほど凄まじい。
大きい竜舎には数多くの飛竜が並ぶ。
馬がいる厩舎の馬房のように飛竜はそれぞれ仕切られている部屋を持つ。
飛竜が室内でも自由に動ける広いスペースも存在する。
それだけ飛竜がクエド帝国では重要視されているからだ。
竜舎にも餌にも金がかかっている。
世話するために雇われている者も数多い。
「あ、おはようございます」
「おはようございますー」
竜舎の世話担当が来たので、ルーシェも挨拶を返す。
それぞれの飛竜たちに騎乗する竜騎士たちも世話に来るのだが、今、ようやく空も白み始めたところだ。
他の者たちがここに来るにはまだ早い時間だ。
「早いですね、シルコット様」
掃除や餌の準備など重労働である世話担当は平民であることが多い。
清潔で乾いている藁や新鮮で質の良い肉等を、調教師や竜騎士たちが使いやすい状態にして置いているのは彼らのおかげである。飛竜たちがいないときに個室を綺麗にするのも彼らの役割である。
もちろん飛竜たちもそれを見ている。
早朝一番の担当や何かあったときの宿直当番は下の者がやることが多い。
それでも、皇城勤めは平民にとっては高給取りなので文句も言わない。
貴族に下手な意見でもすれば、簡単に職がなくなる場所である。
「ボボはいつも早起きなのでー」
「そうですか。愛されてますね」
世話担当も笑顔で対応する。
ルーシェ・シルコットがセリア姫との縁談で来ていることは周知の事実。
しかも、サンテス王国から飛竜で来るというのは公爵家から連絡があった時点で、皇城内では通達済みなことであった。
だからこそ、他国の飛竜が国境を越えても攻撃しないし、竜舎も準備が整っていた。
世話担当は飛竜ボボを見る。
彼はサンテス王国にいた普段も、飛竜の掃除や餌の準備をしていたのは見て取れる。
手際が良いし、飛竜も懐いている。
彼の飛竜が持っている輝く白い鱗はまさしく白き貴公子にふさわしい。
今もなお汚れそうな白い衣装で、、、と思ったところで世話担当もルーシェに尋ねた。
「あの、、、もしよろしければ作業着等を手配致しましょうか?」
ルーシェはサンテス王国から飛竜の単独飛行でやってきたので、彼には護衛も従者もいない。
荷物は飛竜の背に積んできていたが、作業着は縁談に不必要だから持ってきていないに違いない、と優しい優しい世話担当は思った。
そう、飛竜の世話はそんな式典や晩餐会や舞踏会などで着るような裾もひらっとした豪華な衣装でやることではない。
しかも、白。
汚れても洗濯どうするの?
恐らく手洗いでもかなりの気苦労をするタイプの衣装である。
せめて軍服なら、、、と世話担当も苦笑いを心のなかで浮かべていた。
一瞬キョトンとした表情をルーシェは世話担当に向ける。
「え、、、っと、コレなら汚れないから大丈夫だけど」
「はい?」
汚れないとは?
首を傾げる世話担当。
「私が持ってきた白い服は魔法で汚れないようになっているんだ。そうじゃないと、着た五秒後には汚れがつくよ」
にこやかに説明するルーシェ。
さすがは白い軍服を着る国、サンテス王国。魔法かあ、と世話担当も納得したが。。。
「五秒?」
というのは早過ぎじゃないか。
「うん、五秒も持てば良いよね」
「、、、そう、なんですかね?」
その点は納得しかねる世話担当だった。
五秒は、と。
白い服というのは特に汚れが目立つ。
ルーシェの近くには困った姉たちが存在した。
貴族の女性は幼い頃から化粧を施す。どんなモチモチ肌でも。
わかったかな?
ルーシェをかまいに来た姉君たちに即座に白い服を汚されるというわけだ。
彼女たちの肌についていれば化粧だが、白い服についてしまえばただの汚れ。
しかも、化粧というのは落ちにくいように作られている。
汚れが目立たない黒い服が欲しいーっ、とルーシェが親に泣きついたらこうなったわけだ。
サンテス王国の貴族の男性はほぼ白い服を着ている。
例外として変人がいるだけだ。
そう、違う色を着ているだけでサンテス王国では変人扱いされる。怖い国だ。
女性は煌びやかな色彩の衣装をこれでもかと着ているのに。
話を戻そう。
「そうそう、もう冬なのにこの竜舎は暖かいねえ」
「かなり上空を飛ぶこともある飛竜ですから寒さには強いのですが、竜舎にいるときくらいはやはり快適な環境を用意しておきたいですよね」
「うんうん、さすがクエド帝国だね」
「、、、ん?」
飛竜が朝の散歩やら外の広場やら中の広間やらに出ている個室を世話担当は掃除し始めたのだが、当然のようにそれを手伝っているルーシェ。
隣でさっさと作業を始めている。
「あ、、、あの、これは私の仕事なので」
「こんなに広いんだから手が空いているときは手伝うよー。一か月もお邪魔するし、うちのボボの世話を頼むこともあるんだし」
口が動いている間も、きちんと手が動いている。
世話担当はふと思った。
一か月じゃなくて、長期滞在、、、というか帝国に永久就職するのでは?
こんな下々の仕事まで嫌そうな顔一つせず、というか自分が必要以上に話しても嫌そうな顔をしない。
そんな人間、帝国の貴族にいるだろうか。
それが演技ではないことは、彼の飛竜が物語っている。
彼の飛竜がルーシェたちを手伝うことはないが、ずっと彼のそばにいた。
ルーシェが城の者に朝食の準備ができた旨を竜舎で伝えられると、世話担当に別れを告げてそのままの姿で朝食の場に向かう。
ルーシェの白い服が万能なのは、汚れない、匂いもつかない、汗染みさえも寄せ付けない等々多機能である。さすがに剣や魔法を弾く機能はないが、私も一着欲しい。ただ、白い服というのは私の好みではないけど。私も暗い色の服の方が好きである。
「ルーシェ殿、おはよう」
「おはようございます、クフィール皇帝陛下、セリア姫殿下」
二人は先にテーブルについていた。
礼からルーシェが顔を上げると、わーい、朝食の場には呼ばれたー、一緒に食べられるの嬉しいー、とその顔に書いてあるのが、二人どころか使用人たちにも見て取れた。
「ごほんっ、申し訳ないが、公務も忙しいのでルーシェ殿と食事をいつも一緒にとれるわけではないことをここで伝えておこう」
ああっ、皇帝陛下っ、そんな言い方じゃあ、またルーシェ殿が、しゅーん、としちゃうじゃないかっ、と周囲の者たちは危惧した。
「心遣い感謝致します。クフィール皇帝陛下のお身体が健やかであられますように、お忙しいとはいえお食事もご休憩も時間が許す限りお取りいただけますと、私も嬉しく思います」
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