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9人組

自己紹介

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「やっほー!ラン!」
「やっほー!メイ!」
「「迎えに来たよ!」」
メイとランが外に出るとそこには、青髪の女の子と赤髪の女の子がいた。二人ともメイとランが出てきたのを見て元気よく手を振った
「フラム!」
「グラス!?どうしてここに!」
ランは二人を見て驚いているのに対してメイはランの顔を見て顔を背けて笑っていた。
「メイ・・・何か知っているの?」
「いやぁ。何も・・・あはは・・・知らないよ。ふふっ」
メイは必死に笑いを堪えながらランの質問に答えた。
「メイ?本当に知らないのならいいけど知っているなら今のうちに言わないと夜・・・?」
ランの最後の言葉にメイは一瞬跳ねた。そして、その後少し股の方を抑えながらもじもじしていた。そんな光景を見ていた赤髪の女の子と青髪の女の子は同時にため息をついて言った。
「「おば様から手紙届いていない?そして、それはまた今度にして!」」
呼吸するタイミング、話す仕草、何一つずれることなく彼女らは言った。ランはおば様から手紙を貰って居らずメイに聞こうとしたがメイはランと目を合わさなかった。
「これの・・・事だよね・・・?」
メイはランと目を合わせないようにしながらポケットから二通の手紙を出した。
「「それよ!何でメイが二つとも持っているの?」」
メイはランを驚かすためにランの手紙を内緒で持っていたのだった。メイとラン共有の手紙や品物は全てメイに行くようになっていてメイはそれを利用していたのだった。
「メイ?今夜は逃がさないからね?」
「待って!理由話さして!」
ランはそういいながら指をパキパキ鳴らしながら笑顔でメイの方を見ていた。メイはランの笑顔が怖くなり仕方がなく理由を話すことにした。
「ランにはサプライズにしようとしていたけどこんなに早く来るとは思っていなかったからその前振りができなかったのよ」
「理由は以上?」
「う・・・うん・・・」
「そう・・・フラム、グラス、お願い」
「「かしこまりました」」
「ちょっ!何する気なの!?」
メイが慌てているを気にせずにフラムとグラスは同時に言った
「「攻撃魔法、カッター!」」
風の刃がメイの服を切った。
「え?」
メイは訳が分からず生まれたままの姿で呆然としていた。ランはメイの体を見た瞬間飛びついたが誰かに首元を掴まれていた
「そう言うのは私たちがいない所で」
「お願いね。ラン!」
「「私たちの師匠!」」
「ランが師匠!?」
その声はエスラのものだった。お客さんが来たのを知ったエスラはすぐにリタイアし、こそこそとメイとランに付いて行っていたのだった。
「はぁ・・・他の皆も早く顔を出したらどうなの?」
「あれ~?バレてた?」
「バレバレよ・・・。後私の服誰か取ってきて」
ランの言った言葉が分からなかったエスラだったがその後リンやレイなど全員いていたのだった。
「皆いたの!?」
「エスラと考えていること一緒だったからな」
「うん・・・。メイとランの・・・お客様・・・気になる・・・」
メイは誰も服を取りに行こうとしなかったから悪魔モードになってとりあえず大事な部分だけを隠した。
「さて、自己紹介しないとね」
「「わかりました」」
「じゃ~行くよフラム」
「じゃ~行くよグラス」
「「一緒に!」」
その掛け声と同時にフラムとグラスは後に飛ぶと
「侵入者は凍り付かせる。エルフの森の守護者にして氷魔法の使い手グラス!」
「侵入者は焼き尽くす!エルフの森の守護者にして炎魔法の使い手フラム!」
「「二人合わして氷炎の守護者、フラム=グラス!」」
自己紹介が終わった途端歓声が上がった。二人とも訳も分からなかったが悪い気分では無かったから素直にお礼を言った
「あ、リン?」
「何だ?」
メイはふと思い出したようにリンを呼んだ。
「私たちの故郷の自己紹介はあれじゃないとだめだから今から考えてね!」
「はい?」
一瞬何を言っているのか分からなかったリンだが、すぐにその言葉を理解した。
(私たちに自己紹介をしろと・・・)
リンは考えただけで恐ろしかった。
「と、とりあえずメイとランのを見せてもらってもいいか?」
初めて会った時は普通のこっちの自己紹介だったからどうせ下手だろうと思い言い訳の口実を見つけようとしていた
「いいよ。ラン、準備いい?」
「いいよ」
メイとランは大きく息を吸い・・・
「エルフの森から旅を出た二人の姉妹」
「ある目的を果たすためなら手段を選ばない」
「「そう。それが私たち双子のエルフ!メイとラン!」」
ビシッと二人の動きがあった物を見せられたリンは唖然としていた。そして、言い訳の口実を探そうとしていた自分が恥ずかしく思った。
「レイ・・・やってみるか?」
たまたま近くにいたレイにやって見せて少しでも気を楽にさせようとしたリンはレイに聞いた。レイはコクリと頷くと決めポーズを取りながら
「今は亡き・・・魔法の使い手・・・そして・・・記憶がない・・・レイ・・・」
「上手いね!レイ!最初にしては充分よ!まだ何にも教えていないのに、ちゃんと必要な事が出来てる!」
レイは褒められたのが嬉しいのか少し顔を赤くし俯いていた。
「あ、リン。私たちの故郷には5人までしか連れていけないけど誰にする?」
リンはつい次やらされるのかと思ったが違う事だったから胸を降ろした
「宛はないがメイはあるか?」
「そうだね。エスラにリン、そしてレイと・・・スリンかな」
「私はパスよ」
話を聞いていたスリンは行く事を拒否した。
「ギルドの事もあるし私はエルフの森にはあまり興味ないからね。それならツリンの方が興味あると思うからそっちの方がいいよ」
その声を聞いたツリンは小さくガッツポーズを取つていた。
「じゃ、その4人で行くかな?フラム、グラス。移動の準備出来たらまたここに来て。それまで私達も準備するね」
「「かしこまりました」」
フラムとグラスは二人三脚の用に横に並んで走っていった。
「さて、私達も準備するよ!」
メイ達は部屋に戻りエルフの森へ行く準備を始めたのだった。


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みんなの感想(20件)

ユーザキ619
2017.12.29 ユーザキ619

メイラン!の話?を見たのですが、絵が上手ければ…と言っていましたけど、描いてくださった絵を見ながら自分流にアレンジしてみては?(ちゃんと描き方見ながらですよ、自分流はだめです。)そうしたら結構上達していったりしますよ。自分もあの絵を見て自分流に書いてみましたから。(自分でキャラクター作れないのがホントに悔しい。)

木元うずき
2017.12.29 木元うずき

それが出来れば苦労はしないのですがねwでも、私は書く専門で(本当は専門ではないけどね)柊さんに絵の方は任せているので・・・。いつも感謝しています・・・

解除
ユーザキ619
2017.12.28 ユーザキ619

読んでみましたー!面白いけど、とりあえず話を初めから見ている人はどこが一話か分かりやすいと思うけれどはじめての人はすごい見つけにくかったから、1話、2話という風に話数を付けたほうがいいかと思います。

木元うずき
2017.12.29 木元うずき

感想と指摘ありがとうございます!その指摘を受け話の配列を少し変えてみます!これからも木元卯月をよろしくお願いします!

解除
骸梟
2017.09.02 骸梟

第17話
ルリル「え?あ、本気だ。
→「え?あ、本当だ。
第19話
分身を『作る』or『創る』
→どちらかに統一した方が良さそうです。

コメ確認しました。繋げられそうなら問題ないですね(*´ω`*)ホッ

木元うずき
2017.09.02 木元うずき

あれれ?統一していなかった?指摘ありがとうです!
これからもがんばる!

解除

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