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9人組(?)
時が経って・・・
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ルリルと対戦して3日が経った今日、エスラの退院する日だった。皆はまだルリルが仲間の感覚があった。つい、呼んでみたりルリルの部屋に入ってしまったりとまだ、ルリルのいない生活に慣れないらしい。
「は~・・・ルリルがいないのがここまで寂しいとは・・・」
今はお昼ご飯中でリンがため息をついた。エスラもいるがエスラは状態を把握出来ず部屋に引きこもっていた。お昼ご飯はとりあえずエスラの部屋(仮)に置いていた。
「エスラも心配だね・・・」
「そうよね・・・。お昼もまともに食べてないから。退院したのはいいけど・・・」
メイとランはそんな話をしていた。ツリンはリンが落ち込んでいるのが耐えれなくてリンのためにルリルを助けれないか調べに図書館に行った。
レイは何事も無かったようにお昼ご飯を黙々と食べていた。そんなレイに対してメイは・・・
「レイ?ルリルの事心配じゃないの?」
レイはキョトンとした顔で話した。
「何で・・・心配する・・・の?敵・・・なんで・・・しょ?敵を・・・心配する・・・必要はない・・・」
レイは最初の頃に比べるとまだ表情や感情が読み取りやすくなって今ではメイでもある程度読み取れる程度までになった。現にお昼ご飯の目玉焼きを食べて目を輝かしていたからである。
「レイはルリルの事何も思っていないの?」
メイは少しイラついたのかきつい口調で問いかけた。
レイはそれに対して目玉焼きを食べながら答えた。
「私は・・・戦えたら・・・いい・・・。はむ・・・もぐもぐ、ごくん・・・、だから・・・何とも・・・思わない・・・よ」
レイは幸せそうな顔をしながら目玉焼きを頬張った。幸せそうな顔って言ってもまだ少し口が上に上がる程度の微妙な感じだった。
レイはもうひと口食べようとするとそこに目玉焼きは無かったからメイにお皿を突き出した。
「おかわり・・・」
レイは口の周りには黄身に付けた状態で言った。それに対してメイは飽きれてレイのお皿を貰い台所に行った。
(レイとかツリンは仕方がないのかな・・・まだ、ルリルと合って日が浅いし・・・。セレーンやチルも悲しんではいるけど私達ほどではないと思うし。でも、そう思うとエスラはルリルに何か思いれあったのかな?)
メイはそんな事を考えながら目玉焼きを取ってレイの元に行った。
「レイ、おまた・・・」
メイはレイを見て絶句してしまった。それはレイが泣いていた事だった。俯きながら肩を震わせていた。メイはそんなレイを見てお皿を落としかけたが何とか持ち堪えた。メイは急いでレイの元に駆け寄ってお皿をレイの目の前に置き泣いている理由を聞いた
「レイ、何で泣いているの?」
「泣いて・・・いる・・・?私が・・・?これが・・・泣く・・・って事・・・なの・・・?」
レイは泣くことに関しては知っていたがどんな事なのかは知らなかったらしい。レイはメイの言葉に驚きながら今の気持ちを伝えた。
「ルリルの・・・事を・・・思うと・・・自然と・・・出る・・・。戦えるのは・・・嬉しいけど・・・やっぱり・・・楽しく・・・やりたい・・・」
レイはそんな感想を持ちながら必死に涙を堪えていた。頬は真っ赤にして瞼は赤く腫れ上がっていた。その瞼を見ると半端な泣き方じゃないのがすぐ読み取れた。レイは涙を拭きながら目の前に出た目玉焼きにありついた。それはルリルの事を考えたくないかのように・・・。
「は~・・・ルリルがいないのがここまで寂しいとは・・・」
今はお昼ご飯中でリンがため息をついた。エスラもいるがエスラは状態を把握出来ず部屋に引きこもっていた。お昼ご飯はとりあえずエスラの部屋(仮)に置いていた。
「エスラも心配だね・・・」
「そうよね・・・。お昼もまともに食べてないから。退院したのはいいけど・・・」
メイとランはそんな話をしていた。ツリンはリンが落ち込んでいるのが耐えれなくてリンのためにルリルを助けれないか調べに図書館に行った。
レイは何事も無かったようにお昼ご飯を黙々と食べていた。そんなレイに対してメイは・・・
「レイ?ルリルの事心配じゃないの?」
レイはキョトンとした顔で話した。
「何で・・・心配する・・・の?敵・・・なんで・・・しょ?敵を・・・心配する・・・必要はない・・・」
レイは最初の頃に比べるとまだ表情や感情が読み取りやすくなって今ではメイでもある程度読み取れる程度までになった。現にお昼ご飯の目玉焼きを食べて目を輝かしていたからである。
「レイはルリルの事何も思っていないの?」
メイは少しイラついたのかきつい口調で問いかけた。
レイはそれに対して目玉焼きを食べながら答えた。
「私は・・・戦えたら・・・いい・・・。はむ・・・もぐもぐ、ごくん・・・、だから・・・何とも・・・思わない・・・よ」
レイは幸せそうな顔をしながら目玉焼きを頬張った。幸せそうな顔って言ってもまだ少し口が上に上がる程度の微妙な感じだった。
レイはもうひと口食べようとするとそこに目玉焼きは無かったからメイにお皿を突き出した。
「おかわり・・・」
レイは口の周りには黄身に付けた状態で言った。それに対してメイは飽きれてレイのお皿を貰い台所に行った。
(レイとかツリンは仕方がないのかな・・・まだ、ルリルと合って日が浅いし・・・。セレーンやチルも悲しんではいるけど私達ほどではないと思うし。でも、そう思うとエスラはルリルに何か思いれあったのかな?)
メイはそんな事を考えながら目玉焼きを取ってレイの元に行った。
「レイ、おまた・・・」
メイはレイを見て絶句してしまった。それはレイが泣いていた事だった。俯きながら肩を震わせていた。メイはそんなレイを見てお皿を落としかけたが何とか持ち堪えた。メイは急いでレイの元に駆け寄ってお皿をレイの目の前に置き泣いている理由を聞いた
「レイ、何で泣いているの?」
「泣いて・・・いる・・・?私が・・・?これが・・・泣く・・・って事・・・なの・・・?」
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「ルリルの・・・事を・・・思うと・・・自然と・・・出る・・・。戦えるのは・・・嬉しいけど・・・やっぱり・・・楽しく・・・やりたい・・・」
レイはそんな感想を持ちながら必死に涙を堪えていた。頬は真っ赤にして瞼は赤く腫れ上がっていた。その瞼を見ると半端な泣き方じゃないのがすぐ読み取れた。レイは涙を拭きながら目の前に出た目玉焼きにありついた。それはルリルの事を考えたくないかのように・・・。
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