90 / 105
1章
81話
しおりを挟む
「さぁっ! 行くわよッ!」
魔聖セリカさんが鞭をふるい、エリクさんの衣服を襲う!
たちまちエリクさんの服はズタズタに引きちぎられ下着一丁の姿に晒されてしまう!
そして続け様、セリカさんが【拘束(バインド)】の魔法を放ちエリクさんをグルグル巻きに縛り上げ、宙に浮かせる。
ルミナスさんの魔力が加わったのか、以前見た時よりも強力な拘束をしている様に見える。
「これを咥えなさい?」
魔聖セリカさんが包帯を取り出し、くわえさせ、縛った。
「○△○△☆☆☆」
何を言っているのか分からないが、恍惚な表情を浮かべ嬉しそうにしているエリクさんだ。
このまま暫くの間放置しても問題無さそうに見えるが。
「おや? みなさん、楽しそうで何よりです」
ルッセルさんがやって来た。
「おーほっほ! マスターもあたくしのトリコにさせてあげるわ!」
魔聖セリカさんが、少しばかり迷ったみたいだった。
「ははは、お気持ちだけ有難くいただきますよ、私には心に誓った人が居ますから。 それで、セリカさん、魔聖玉の調子はどうですか?」
ルッセルさんは、拘束されて宙吊りにされているエリクさんや、過激な妄想の果て意識を失っているエリザさんを無視して魔聖セリカさんに尋ねた。
「はい、この玉より聖なる力と素の攻撃魔力を受け取る事が出来ています。 身体能力の向上も感じられますし、飛行も可能でしょう」
魔聖セリカさんは、試しに翼を使い滞空して見せた。
「そうですか、戦力向上に繋がりそうで何よりです。 そこで、ですが、セザール国と魔族国の国境を越えたエリアに居る魔物討伐をお願いします」
ルッセルさんは、淡々と説明をした。
あの姿のエリクさんを見ながら!
「ヴァイスリッターからは、カイルさん、エリクさん、セリカさんにお願いします。 また、国王軍より2名、デビッド殿とルッド殿との共闘をお願いします」
ルッド君は兎も角デビッドは大丈夫なんだろうか?
いや、この前はルミナスさんが居たから不味かっただけで、他の魔物の討伐は問題無かったっけな。
俺は少々の不安を抱えつつも、ルッセルさんの命令通り魔物討伐へ赴く事にした。
―国境線―
俺達は、魔物討伐の為セザール国と魔国との国境線へやって来た。
前回の討伐戦とは違い、ここから魔族達の領土へ踏み込んだエリアでの討伐となる。
敵地に入り込む為、前回討伐した魔物よりも強力な魔物と戦う事になるそうだ。
しかし、ルッセルさんの説明によれば少なくとも闘神の斧の力があれば楽勝との事だった。
それに加えてエリクさんも居るし、魔聖玉の力で強化されたセリカさんがいる訳だから心配は無用だろう。
脳筋ファイターデビッドに黒装束を纏った隠密士ルッド君と合流した俺達は、エースウィザードエリクさんから作戦の説明を受ける。
そっとセリカさんが手渡した犬の付け鼻を一切抵抗する事無く装着して。
作戦の説明をしながらにへにへし出すエリクさん。
俺はいつもの事かと平静を装いながら聞いている。
何かを察したルッド君も同じくポーカーフェイスを貫くが、脳筋デビッドは堪える事すら出来ず腹を抱えて笑いこけている。
やっぱりと言いたいが、どうせコイツに作戦の説明をしても無駄だから別にどうでも良かったりするが。
因みにエリクさんが説明した作戦は、前衛がターゲットを取って後衛が倒すと言う基本的なモノだった。
作戦の説明が終わった所で俺達は魔物を討伐出来るポイントまで移動した。
エリクさんは犬の付け鼻をしたままで。
「ククク……相手にとって不足は無さそうですね……」
目の前にいる魔物の軍団に対し、ルッド君は気を引き締め身構える。
「よっしゃーーー俺様に任せろっ!」
一方のデビッドは雄叫びをあげ早くも突撃をし出す。
まず俺は、デビッドには『機動減少(スロウリィ)』とそれ以外の補助魔法。
他の人達には補助魔法全般を掛けた。
ルッカさんの時もそうだが、脳筋チンパンジーにはこうするしか無いのだ。
下手に単騎突撃して爆散されても困る訳だから。
準備が整った所で、敵オーガ部隊に向かって俺が先頭を切って仕掛ける。
敵部隊の数は20体だ。
鬼族の中でも戦闘力の高いとされるオーガ。
Cランク以上の冒険者がチームを組まなければ討伐は難しい。
今見えてる奴等は大体2m程の大きさで人間よりもやや巨大だ。
全身の筋肉も人間では中々及ばない量の物を身に付けている。
個体により持っている武器は異なるが、鈍器を好む傾向があるみたいだ。
当然、筋肉の塊が放つ鈍器の一撃は直撃を受けてしまえば無事では済まない。
物凄い力を持つ反面、知能はあまり高く無い為倒す際は知能の低さを突いて倒す事になる。
「行くぞっ!」
闘神の斧を構え、敵オーガに向け一閃を放つ。
俺の一閃を受けたオーガは目を見開き驚愕の表情を浮かべる。
が、時すでに奴の身体は上半身と下半身が分断されていたのである。
まずは1体。
流石は闘神の斧だ、オーガ如き相手にならない。
が、まだオーガは19体いる。
俺はバックステップを踏み、一旦オーガ達との距離を取る。
「ご主人様! 今ですワン!」
エリクさんが、オーガに向け鋭く指をさしながら魔聖セリカさんに言う。
「それ位分かってましてよ!」
エリクさんの合図と共に、魔聖セリカさんが上空へ舞上がり爆裂魔法を放つ。
魔聖セリカさんの魔法は、俺の目の前に居る5体のオーガに直撃し5体全てを木っ端微塵に吹き飛ばした。
ルミナスさんの力のお陰か、魔聖セリカさんが放った魔法は大した詠唱をしてないにもかかわらずすさまじい威力を見せた。
これで残りは14体。
仲間が一瞬でやられる様を見ても、残りのオーガ達は一切怯む事は無い。
オーガの1体が、若干孤立しているデビッドに目掛けて向かっている。
これは助けに行かないとまずいが。
「ククク……僕にお任せを……」
ルッド君が、オーガに向け吹き矢を放つ。
吹き矢を当てられたオーガは、周囲を見渡し攻撃した人間を探すも見つからなかったのか、再びデビッドに狙いを定め鈍器を振り上げるが、
「ぐっ、どういう事だ!」
斧を使い防御態勢へ移行していたデビッドが、来る筈の衝撃が来なかった事に対し驚きを見せる。
魔聖セリカさんが鞭をふるい、エリクさんの衣服を襲う!
たちまちエリクさんの服はズタズタに引きちぎられ下着一丁の姿に晒されてしまう!
そして続け様、セリカさんが【拘束(バインド)】の魔法を放ちエリクさんをグルグル巻きに縛り上げ、宙に浮かせる。
ルミナスさんの魔力が加わったのか、以前見た時よりも強力な拘束をしている様に見える。
「これを咥えなさい?」
魔聖セリカさんが包帯を取り出し、くわえさせ、縛った。
「○△○△☆☆☆」
何を言っているのか分からないが、恍惚な表情を浮かべ嬉しそうにしているエリクさんだ。
このまま暫くの間放置しても問題無さそうに見えるが。
「おや? みなさん、楽しそうで何よりです」
ルッセルさんがやって来た。
「おーほっほ! マスターもあたくしのトリコにさせてあげるわ!」
魔聖セリカさんが、少しばかり迷ったみたいだった。
「ははは、お気持ちだけ有難くいただきますよ、私には心に誓った人が居ますから。 それで、セリカさん、魔聖玉の調子はどうですか?」
ルッセルさんは、拘束されて宙吊りにされているエリクさんや、過激な妄想の果て意識を失っているエリザさんを無視して魔聖セリカさんに尋ねた。
「はい、この玉より聖なる力と素の攻撃魔力を受け取る事が出来ています。 身体能力の向上も感じられますし、飛行も可能でしょう」
魔聖セリカさんは、試しに翼を使い滞空して見せた。
「そうですか、戦力向上に繋がりそうで何よりです。 そこで、ですが、セザール国と魔族国の国境を越えたエリアに居る魔物討伐をお願いします」
ルッセルさんは、淡々と説明をした。
あの姿のエリクさんを見ながら!
「ヴァイスリッターからは、カイルさん、エリクさん、セリカさんにお願いします。 また、国王軍より2名、デビッド殿とルッド殿との共闘をお願いします」
ルッド君は兎も角デビッドは大丈夫なんだろうか?
いや、この前はルミナスさんが居たから不味かっただけで、他の魔物の討伐は問題無かったっけな。
俺は少々の不安を抱えつつも、ルッセルさんの命令通り魔物討伐へ赴く事にした。
―国境線―
俺達は、魔物討伐の為セザール国と魔国との国境線へやって来た。
前回の討伐戦とは違い、ここから魔族達の領土へ踏み込んだエリアでの討伐となる。
敵地に入り込む為、前回討伐した魔物よりも強力な魔物と戦う事になるそうだ。
しかし、ルッセルさんの説明によれば少なくとも闘神の斧の力があれば楽勝との事だった。
それに加えてエリクさんも居るし、魔聖玉の力で強化されたセリカさんがいる訳だから心配は無用だろう。
脳筋ファイターデビッドに黒装束を纏った隠密士ルッド君と合流した俺達は、エースウィザードエリクさんから作戦の説明を受ける。
そっとセリカさんが手渡した犬の付け鼻を一切抵抗する事無く装着して。
作戦の説明をしながらにへにへし出すエリクさん。
俺はいつもの事かと平静を装いながら聞いている。
何かを察したルッド君も同じくポーカーフェイスを貫くが、脳筋デビッドは堪える事すら出来ず腹を抱えて笑いこけている。
やっぱりと言いたいが、どうせコイツに作戦の説明をしても無駄だから別にどうでも良かったりするが。
因みにエリクさんが説明した作戦は、前衛がターゲットを取って後衛が倒すと言う基本的なモノだった。
作戦の説明が終わった所で俺達は魔物を討伐出来るポイントまで移動した。
エリクさんは犬の付け鼻をしたままで。
「ククク……相手にとって不足は無さそうですね……」
目の前にいる魔物の軍団に対し、ルッド君は気を引き締め身構える。
「よっしゃーーー俺様に任せろっ!」
一方のデビッドは雄叫びをあげ早くも突撃をし出す。
まず俺は、デビッドには『機動減少(スロウリィ)』とそれ以外の補助魔法。
他の人達には補助魔法全般を掛けた。
ルッカさんの時もそうだが、脳筋チンパンジーにはこうするしか無いのだ。
下手に単騎突撃して爆散されても困る訳だから。
準備が整った所で、敵オーガ部隊に向かって俺が先頭を切って仕掛ける。
敵部隊の数は20体だ。
鬼族の中でも戦闘力の高いとされるオーガ。
Cランク以上の冒険者がチームを組まなければ討伐は難しい。
今見えてる奴等は大体2m程の大きさで人間よりもやや巨大だ。
全身の筋肉も人間では中々及ばない量の物を身に付けている。
個体により持っている武器は異なるが、鈍器を好む傾向があるみたいだ。
当然、筋肉の塊が放つ鈍器の一撃は直撃を受けてしまえば無事では済まない。
物凄い力を持つ反面、知能はあまり高く無い為倒す際は知能の低さを突いて倒す事になる。
「行くぞっ!」
闘神の斧を構え、敵オーガに向け一閃を放つ。
俺の一閃を受けたオーガは目を見開き驚愕の表情を浮かべる。
が、時すでに奴の身体は上半身と下半身が分断されていたのである。
まずは1体。
流石は闘神の斧だ、オーガ如き相手にならない。
が、まだオーガは19体いる。
俺はバックステップを踏み、一旦オーガ達との距離を取る。
「ご主人様! 今ですワン!」
エリクさんが、オーガに向け鋭く指をさしながら魔聖セリカさんに言う。
「それ位分かってましてよ!」
エリクさんの合図と共に、魔聖セリカさんが上空へ舞上がり爆裂魔法を放つ。
魔聖セリカさんの魔法は、俺の目の前に居る5体のオーガに直撃し5体全てを木っ端微塵に吹き飛ばした。
ルミナスさんの力のお陰か、魔聖セリカさんが放った魔法は大した詠唱をしてないにもかかわらずすさまじい威力を見せた。
これで残りは14体。
仲間が一瞬でやられる様を見ても、残りのオーガ達は一切怯む事は無い。
オーガの1体が、若干孤立しているデビッドに目掛けて向かっている。
これは助けに行かないとまずいが。
「ククク……僕にお任せを……」
ルッド君が、オーガに向け吹き矢を放つ。
吹き矢を当てられたオーガは、周囲を見渡し攻撃した人間を探すも見つからなかったのか、再びデビッドに狙いを定め鈍器を振り上げるが、
「ぐっ、どういう事だ!」
斧を使い防御態勢へ移行していたデビッドが、来る筈の衝撃が来なかった事に対し驚きを見せる。
0
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説
【完結済み】 50のオッサン 異世界に行く
眼鏡の似合う女性の眼鏡が好きなんです
ファンタジー
帰宅中の電車の中で、うたた寝をして起きたら異世界だった!
オッサン「俺もチートで、ヒャッハァ~!?」
作者「いや、君 最後までチート無いからね。 勿論、飯革命も政治革命もね。子供にも成らないからね。」
オッサン「マジかぁ~・・・。」
作者「うん。最後まで活躍できるなんて思わないでね(笑)
勿論、スローライフをさせる気なんて毛頭ないからね(笑)」
オッサン「スローライフも送らせてくれないで。主人公が活躍しない作品なんて・・・」
作者「そこは、最後まで読んでの、お楽しみってことで(笑)」
チートも特殊な力も無く。 果たしてオッサンの運命は如何に?
* * * * * * *
もしも、50のオッサン(作者)が、異世界に転移したら こんな感じ?と言う妄想で書いてみました(笑)
転生してテイマーになった僕の異世界冒険譚
ノデミチ
ファンタジー
田中六朗、18歳。
原因不明の発熱が続き、ほぼ寝たきりの生活。結果死亡。
気が付けば異世界。10歳の少年に!
女神が現れ話を聞くと、六朗は本来、この異世界ルーセリアに生まれるはずが、間違えて地球に生まれてしまったとの事。莫大な魔力を持ったが為に、地球では使う事が出来ず魔力過多で燃え尽きてしまったらしい。
お詫びの転生ということで、病気にならないチートな身体と莫大な魔力を授かり、「この世界では思う存分人生を楽しんでください」と。
寝たきりだった六朗は、ライトノベルやゲームが大好き。今、自分がその世界にいる!
勇者? 王様? 何になる? ライトノベルで好きだった「魔物使い=モンスターテイマー」をやってみよう!
六朗=ロックと名乗り、チートな身体と莫大な魔力で異世界を自由に生きる!
カクヨムでも公開しました。
謎の能力【壁】で始まる異世界スローライフ~40才独身男のちょっとエッチな異世界開拓記! ついでに世界も救っとけ!~
骨折さん
ファンタジー
なんか良く分からない理由で異世界に呼び出された独身サラリーマン、前川 来人。
どうやら神でも予見し得なかった理由で死んでしまったらしい。
そういった者は強い力を持つはずだと来人を異世界に呼んだ神は言った。
世界を救えと来人に言った……のだが、来人に与えられた能力は壁を生み出す力のみだった。
「聖剣とか成長促進とかがよかったんですが……」
来人がいるのは魔族領と呼ばれる危険な平原。危険な獣や人間の敵である魔物もいるだろう。
このままでは命が危ない! チート【壁】を利用して生き残ることが出来るのか!?
壁だぜ!? 無理なんじゃない!?
これは前川 来人が【壁】という力のみを使い、サバイバルからのスローライフ、そして助けた可愛い女の子達(色々と拗らせちゃってるけど)とイチャイチャしたり、村を作ったりしつつ、いつの間にか世界を救うことになったちょっとエッチな男の物語である!
※☆がついているエピソードはちょっとエッチです。R15の範囲内で書いてありますが、苦手な方はご注意下さい。
※カクヨムでは公開停止になってしまいました。大変お騒がせいたしました。
俺の部屋が異世界に転移したみたいだ‼
モモん
ファンタジー
俺の家(借家)が世界の狭間に落ちてしまった。
会社に遅刻するじゃねえか!
……ある日、扉を開けると森が広がっていた。
ネコのクロウとサクラを連れた俺の異世界ライフが始まる。
いや、始めちゃダメだ。会社に行かないと……
中二病に与えてはいけないスキル~中二病を拗らせた俺がもらったスキルは最強だった~
桜絆蓮
ファンタジー
中二病を拗らせた九条遥斗(自称暗黒の使者タナトス)が偶然にも異世界に転移されてしまう。
創造神にもらったスキルにより、中二病を全開させ、異世界の悪を退治していく物語。
アイテムボックスだけで異世界生活
shinko
ファンタジー
いきなり異世界で目覚めた主人公、起きるとなぜか記憶が無い。
あるのはアイテムボックスだけ……。
なぜ、俺はここにいるのか。そして俺は誰なのか。
説明してくれる神も、女神もできてやしない。
よくあるファンタジーの世界の中で、
生きていくため、努力していく。
そしてついに気がつく主人公。
アイテムボックスってすごいんじゃね?
お気楽に読めるハッピーファンタジーです。
よろしくお願いします。
何の取り柄もない営業系新入社員の俺が、舌先三寸でバケモノ達の相手をするはめになるなんて。(第2.5部)幕間 あるいは新年会の宴の席にて。
二式大型七面鳥
ファンタジー
青葉五月救出に成功し、スナック「轆轤」のリニューアル改装も成功裏に終わった年の瀬を経て明けた新年。関係者一同は、新装開店なった「轆轤」にて、新年会を催していた……
今回はいわゆる「日常回」、何か事件が起こるわけでも、オチがつくわけでもありません。
ただ、どうしても書いておきたかった、文章の形にしておきたかったネタがありまして。
その意味で、この話は、むしろ「龍の卵 ー時代遅れの風紀総番長「巴御前」、曲者の新入生に翻弄されるー」及び「雨降り狼さん夢の中」の後日談にあたります。
ぶっちゃけ、信仁と巴の関係が完成されるところが書きたかっただけです。自己満足です。
ラブなロマンスが書きたかったんです……言うほどロマンスか?って言うのは言わないお約束で。
※なので、カテゴリは悩みました。
※派手な展開は、16話目から始まります。8~9話は小手調べ。
唐突に無意味に脇役の設定が増える部分がありますが、脇役の方が世代としては古いキャラクターだったりするので、まあそのあたりは大目に見てやって下さい。いずれそいつらでも書きます、書きたい。
※カクヨムさんにも重複投稿してます。
オレの異世界に対する常識は、異世界の非常識らしい
広原琉璃
ファンタジー
「あの……ここって、異世界ですか?」
「え?」
「は?」
「いせかい……?」
異世界に行ったら、帰るまでが異世界転移です。
ある日、突然異世界へ転移させられてしまった、嵯峨崎 博人(さがさき ひろと)。
そこで出会ったのは、神でも王様でも魔王でもなく、一般通過な冒険者ご一行!?
異世界ファンタジーの "あるある" が通じない冒険譚。
時に笑って、時に喧嘩して、時に強敵(魔族)と戦いながら、仲間たちとの友情と成長の物語。
目的地は、すべての情報が集う場所『聖王都 エルフェル・ブルグ』
半年後までに主人公・ヒロトは、元の世界に戻る事が出来るのか。
そして、『顔の無い魔族』に狙われた彼らの運命は。
伝えたいのは、まだ出会わぬ誰かで、未来の自分。
信頼とは何か、言葉を交わすとは何か、これはそんなお話。
少しづつ積み重ねながら成長していく彼らの物語を、どうぞ最後までお楽しみください。
====
※お気に入り、感想がありましたら励みになります
※近況ボードに「ヒロトとミニドラゴン」編を連載中です。
※ラスボスは最終的にざまぁ状態になります
※恋愛(馴れ初めレベル)は、外伝5となります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる