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liberty
決戦の夜
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頭の天辺から足の先までプロムの用意はされていた。
普通、ドレスは採寸をする物だから、サプライズで用意することは不可能なはずなのだが、どこでサイズを知ったかは考えないでおく。
王族なのだから情報を収集することは容易いだろう。
紅茶を啜りながらフリードからの手紙を片っ端から目を通していく。
もう既に読む必要はないかと考えたが、情報は多いに越したことはない。
全ての手紙に目を通した後、姉2人に手紙を出し、大賢人様の元へ戻った時には、太陽は沈み、夜が世界を支配し始めていた。
「クロエ!」
「ほっほっほっ殿下はまるで赤子じゃのぅ」
「大賢人様、貴重なお時間をお借りし感謝致します」
クロエが転移した先は、治療所ではなく大賢人様の家のようだった。
河口の近くの煉瓦造りの小さな家は、本や物で溢れ返っている。
その溢れる物達に紛れるかのように小さな二つのソファに腰掛けていた2人だったが、クロエの転移に気付くと立ち上がった。
「やはりクロエ様は何処へでも転移出来るのですな」
フリードの前で無闇矢鱈なことは言わないでほしいと緊張が走る。
「えぇ…まぁ…ここには、来られました」
「して、この暴れておる殿下はどうされますかな?」
「フリードリヒ殿下は連れて帰りますわ。」
大賢人様に結界の中に閉じ込められたフリードを再び意識下に入れると、結界を吹き飛ばそうと魔力を使い続けている。
そう時間も経たずに再び魔力不足に陥りそうな勢いだった。
「うむ、それではわしはもう寝る。サリスにはいつ会わせてくれますかな?」
「遅くまでありがとうございます。大賢人様さえ宜しければ、私達の結婚式にご招待致しますわ」
「ほぅ、それは素晴らしい」
「クロエ!結婚って!?」
大賢人様の結界が解かれれば、すぐにフリードはクロエを抱きしめていた。
大きな弟でも出来た気分だ。
「貴方と私の結婚よ。不本意だけど、結婚はするわ」
「ふぁあぁ、わしはもう寝る時間ですわい。この家は結界と目眩しの魔法がかかっておる。招待状は治療所へお願いしますぞ」
「承知致しました」
ドアを開けて部屋を出ていく大賢人様を見送ると、抱きついている大きな弟を引き離す。
「帰りましょう」
「腕は傷が残っていたりしないか?」
「もちろんよ。ほら、綺麗なものよ」
「よかった…クロエ、一度ゆっくり話がしたい」
「あら、奇遇ね。私もゆっくり話がしたいわ。でも、今日は侍女に怒られるからあまり時間は取れない」
指を鳴らすとフラットへと転移し、忌々しい記憶から、フリードはソファへと移して手足を拘束した。
平民用の柔らかさのないソファに王子が拘束されている姿は、自分が悪者にでもなったかのようだが、悪者でも悪魔でも魔物でも何でもいい。
ここからは説教タイムなのだから。
「これは?」
「動けなくするための拘束魔法だけど?」
破れたままだった服は、着替えさせられたのかラフなシャツに着替えている。
「話をするのでは?」
「拘束されていても話はできるでしょう」
往生際悪く解除魔法を試みているようだが、もちろんフリードの魔力で解けるような強度ではない。
「分かった。今日はどこへ行っていたんだ?僕に言えない場所なんだろう?」
「言えない場所?ただ家に帰っていただけだけど」
「なら、なんで大賢人に頼んでまで…」
「転送装置が壊れていた間の手紙やプレゼントを確認して来たの。フリードの言葉に嘘はなかったのか、この目で確かめるまで信じられなかったのよ。フリードと帰ったらそんな時間を与えられるはずないもの」
それに、妊娠していると思っているこの男と帰ったら、面倒事を増やされるだけだと思ったからだ。
「見てくれたのか」
ホッとしたようにソファの背凭れに身体を預けたフリードの前に仁王立ちで見下ろす。
勘違いされては困る。安心なんて出来る要素は一つもない。
「えぇ。嘘というものは見当たらなかったわ」
「当たり前だ」
「そうね。でも、私が好きだったフリードは、もうどこにも居ないのだと気付く有意義な時間だった」
優しくて、照れ屋で、それでも少し大人びていた幼馴染に憧れていたのは過去の話。
打ち砕かれた過去のフリードへの思いを掘り起こしてみたのだが、それは過去以外の何者でもなかった。
「それは…どういう…」
「嘘ならどれほど良かったか。政略結婚だと言ってくれたら、私は喜んで貴方の婿入りに協力したわ」
「政略結婚なんて言えるはずがないっ!!」
ソファに預けていたフリードの体は、前のめりになり、目を見開いていて、怒りすら感じる。
「私はフリードと話さなくなってから一つ一つ気持ちを整理していったの。整理し終わって私の心にはフリードはもういなくなっていた。ずっと私のことが好きだったのなら、貴方は何をしていたの?婚約してからのこの半年、まともに話すこともなく、会いにも来なかった。その行動のどこに私を想う気持ちがあるというの?」
「嫌われるのが…怖かったんだ」
「そうそれよ。貴方は自分のことばかり。本当はずっと逃げていたのはフリードの方じゃない!」
「っ…」
「強引に婚約したのに、その後は顔も見せに来ず、今更愛してるだのなんだの言われる私の気持ちを考えたことはある?どうやったらそんな相手に好意を持てるの?私には無理だわ!」
「クロエの言う通りだ。言われて気付くなんて不甲斐ないよ」
すっかり落ち込んでしまったフリードの前で、腕を組んでその姿を見下ろし続けた。
これだけはっきり言った上でも、拘束魔法を解くことはしなかった。
油断は禁物だというのは痛いほど分かっているからだ。
普通、ドレスは採寸をする物だから、サプライズで用意することは不可能なはずなのだが、どこでサイズを知ったかは考えないでおく。
王族なのだから情報を収集することは容易いだろう。
紅茶を啜りながらフリードからの手紙を片っ端から目を通していく。
もう既に読む必要はないかと考えたが、情報は多いに越したことはない。
全ての手紙に目を通した後、姉2人に手紙を出し、大賢人様の元へ戻った時には、太陽は沈み、夜が世界を支配し始めていた。
「クロエ!」
「ほっほっほっ殿下はまるで赤子じゃのぅ」
「大賢人様、貴重なお時間をお借りし感謝致します」
クロエが転移した先は、治療所ではなく大賢人様の家のようだった。
河口の近くの煉瓦造りの小さな家は、本や物で溢れ返っている。
その溢れる物達に紛れるかのように小さな二つのソファに腰掛けていた2人だったが、クロエの転移に気付くと立ち上がった。
「やはりクロエ様は何処へでも転移出来るのですな」
フリードの前で無闇矢鱈なことは言わないでほしいと緊張が走る。
「えぇ…まぁ…ここには、来られました」
「して、この暴れておる殿下はどうされますかな?」
「フリードリヒ殿下は連れて帰りますわ。」
大賢人様に結界の中に閉じ込められたフリードを再び意識下に入れると、結界を吹き飛ばそうと魔力を使い続けている。
そう時間も経たずに再び魔力不足に陥りそうな勢いだった。
「うむ、それではわしはもう寝る。サリスにはいつ会わせてくれますかな?」
「遅くまでありがとうございます。大賢人様さえ宜しければ、私達の結婚式にご招待致しますわ」
「ほぅ、それは素晴らしい」
「クロエ!結婚って!?」
大賢人様の結界が解かれれば、すぐにフリードはクロエを抱きしめていた。
大きな弟でも出来た気分だ。
「貴方と私の結婚よ。不本意だけど、結婚はするわ」
「ふぁあぁ、わしはもう寝る時間ですわい。この家は結界と目眩しの魔法がかかっておる。招待状は治療所へお願いしますぞ」
「承知致しました」
ドアを開けて部屋を出ていく大賢人様を見送ると、抱きついている大きな弟を引き離す。
「帰りましょう」
「腕は傷が残っていたりしないか?」
「もちろんよ。ほら、綺麗なものよ」
「よかった…クロエ、一度ゆっくり話がしたい」
「あら、奇遇ね。私もゆっくり話がしたいわ。でも、今日は侍女に怒られるからあまり時間は取れない」
指を鳴らすとフラットへと転移し、忌々しい記憶から、フリードはソファへと移して手足を拘束した。
平民用の柔らかさのないソファに王子が拘束されている姿は、自分が悪者にでもなったかのようだが、悪者でも悪魔でも魔物でも何でもいい。
ここからは説教タイムなのだから。
「これは?」
「動けなくするための拘束魔法だけど?」
破れたままだった服は、着替えさせられたのかラフなシャツに着替えている。
「話をするのでは?」
「拘束されていても話はできるでしょう」
往生際悪く解除魔法を試みているようだが、もちろんフリードの魔力で解けるような強度ではない。
「分かった。今日はどこへ行っていたんだ?僕に言えない場所なんだろう?」
「言えない場所?ただ家に帰っていただけだけど」
「なら、なんで大賢人に頼んでまで…」
「転送装置が壊れていた間の手紙やプレゼントを確認して来たの。フリードの言葉に嘘はなかったのか、この目で確かめるまで信じられなかったのよ。フリードと帰ったらそんな時間を与えられるはずないもの」
それに、妊娠していると思っているこの男と帰ったら、面倒事を増やされるだけだと思ったからだ。
「見てくれたのか」
ホッとしたようにソファの背凭れに身体を預けたフリードの前に仁王立ちで見下ろす。
勘違いされては困る。安心なんて出来る要素は一つもない。
「えぇ。嘘というものは見当たらなかったわ」
「当たり前だ」
「そうね。でも、私が好きだったフリードは、もうどこにも居ないのだと気付く有意義な時間だった」
優しくて、照れ屋で、それでも少し大人びていた幼馴染に憧れていたのは過去の話。
打ち砕かれた過去のフリードへの思いを掘り起こしてみたのだが、それは過去以外の何者でもなかった。
「それは…どういう…」
「嘘ならどれほど良かったか。政略結婚だと言ってくれたら、私は喜んで貴方の婿入りに協力したわ」
「政略結婚なんて言えるはずがないっ!!」
ソファに預けていたフリードの体は、前のめりになり、目を見開いていて、怒りすら感じる。
「私はフリードと話さなくなってから一つ一つ気持ちを整理していったの。整理し終わって私の心にはフリードはもういなくなっていた。ずっと私のことが好きだったのなら、貴方は何をしていたの?婚約してからのこの半年、まともに話すこともなく、会いにも来なかった。その行動のどこに私を想う気持ちがあるというの?」
「嫌われるのが…怖かったんだ」
「そうそれよ。貴方は自分のことばかり。本当はずっと逃げていたのはフリードの方じゃない!」
「っ…」
「強引に婚約したのに、その後は顔も見せに来ず、今更愛してるだのなんだの言われる私の気持ちを考えたことはある?どうやったらそんな相手に好意を持てるの?私には無理だわ!」
「クロエの言う通りだ。言われて気付くなんて不甲斐ないよ」
すっかり落ち込んでしまったフリードの前で、腕を組んでその姿を見下ろし続けた。
これだけはっきり言った上でも、拘束魔法を解くことはしなかった。
油断は禁物だというのは痛いほど分かっているからだ。
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