32 / 51
27話 天使の乙女心は複雑です3
しおりを挟む
紫紺の夜空に金色の月が煌々と照っている。その月を彩るかのように星々が輝く。夜は、月光を頼りに歩いていたウィル神界と違い、天空界は街灯やビルの光が眩い。リチャードはこの天空界に来て、数週間でまだ慣れない。自分の番が生きる世界に。
「ヒカル……」
リチャードは、ヒカルの名を呼び、ぎゅっと手を握り返す。自分の手より小さな柔らかな白い手。その手がぴくりと反応する。俯かせていた顔を弾かれるように上げて、ヒカルの青の瞳とリチャードの紫の瞳が出逢う。リチャードはヒカルに自分の唇を重ねる。数か月ぶりの恋人の唇は甘い。手をぐいっと引き寄せて、ヒカルの肩を抱き寄せた。
ヒカルはリチャードの身体を押し返すが、逞しいリチャードの身体に抵抗もむなしく、抱き寄せられる。角度を変えられて、啄むような軽いキスを繰り返されて、ヒカルは呼吸が出来ない。唇からリチャードの舌が入り込んできて、歯列を舐め回す。数か月ぶりの感覚にヒカルは足ががくがくと震えて身体の力が抜ける。そのまま口腔を舐め回して、リチャードはヒカルの舌に自分の舌を搦めた。ざらりとしたリチャードの舌がヒカルの舌を吸い、搦めてくる。ヒカルは甘い愉悦を感じて、リチャードが着ているシャツを握りしめる。ちゅくちゅくと舌を吸われて下腹部が熱く疼く。唇が離れて、ヒカルはリチャードの身体に寄りかかる。
「リチャードさん……」
甘く切ないキスの余韻にヒカルは、ほうっと息を吐いてリチャードの名を呼ぶ。自分の声がリチャードにどう聞こえているのかヒカルはわかっていなかった。その鈴の音を思わせる可愛らしい声音はリチャードの耳に甘く響く。
「ヒカル……」
リチャードがヒカルの手を引いて、歩き出す。行先はリチャードが泊っているホテルだった。リチャードに手を引っ張られて、ヒカルは慌てて、リチャードを追いかける。頬を初夏の冷たい夜の風が撫でる。ヒカルは甘い予感に胸が高鳴る。
リチャードはホテルの部屋を開けて、ヒカルにキスをする。リチャードの舌がヒカルの口腔に入り込み、舌を搦めて、何度もヒカルの舌を吸い上げる。ヒカルは段々と厭らしい変な気持ちになってきて、頭が混乱する。
(私、リチャードさんと距離を置こうとしていたのになんで、恋人宣言をして、リチャードさんの泊っているホテルに連れ込まれているの!)
リチャードに執拗に舌を吸われて、自分が頬を紅潮させている現状が信じられない。リチャードがヒカルにキスを繰り返したまま抱き上げる。部屋のベッドに下ろされて、キスをされたまま、服の上から胸を触られる。指が柔らかい胸の先を強弱をつけて押す。声を上げたくて、ヒカルはもどかしく感じる。二人の唇が離れて、ヒカルは目を開けた。
リチャードの情欲に濡れた紫の双眸がヒカルを捉える。ヒカルは目を見開く。ヒカルは、改めて実感する。リチャードは、こんな風に自分をずっと見ていたのかと。くちゅりとリチャードの舌がヒカルの耳を犯す。生暖かい感触が現実だとヒカルに教える。耳と服の上から胸を這いずり回る指の愛撫に甘い熱が生まれる。
「やああ……」
ヒカルは熱を逃そうと声を上げるが、その声は甘くてリチャードを煽る。
「ヒカル……」
リチャードの声がヒカルに囁かれる。その紡がれた声音は堪え切れない隠微な響きが感じられて、ヒカルはぴくんと身体を反応させる。
「リチャードさん……」
ヒカルの唇にリチャードは己の唇を重ねて、ヒカルのワンピースを脱がせる。ぬるりとしたリチャードの舌がヒカルの口内に入り込み、ヒカルの舌を吸い、そのまま吸い上げる。ブラジャーのフックが外されて、ふるりと形のいい大きな双丘がまろびでる。胸の膨らみを優しく揉まれる。そのままやわやわと膨らみを指で愛撫されて、ヒカルは泣きたい。ぴりっとした快感が身体に走る。唇が離れて、リチャードの舌はヒカルの首筋から首元と這い、ヒカルの桜色の膨らみへと辿り着く。ざらりとした舌の感触がヒカルの胸の先を舐め、吸う。ヒカルは首を軽く振る。舌で飴玉を転がすように愛撫される。
「うん……」
ヒカルは胸の愛撫に弱い。それをリチャードは知っている。膨らみを舐め上げれて、指で擦られる。頭がおかしくなりそうだ。ちゅうと胸を吸われて、ヒカルは啼いた。
「だめえ……。そこ、いやあ……」
リチャードの身体にしがみついて、ヒカルは喘ぐ。リチャードは指の腹で膨らみを掠めるように愛撫して、舌でもう片方の膨らみをじゅっと軽く吸う。ヒカルの胸の先が尖ってくる。胸の先が鋭敏に感じられるようになってきて、下腹部が疼く。
「あっあっ……」
リチャードのシャツを握りしめながら、ヒカルは甘く啼く。胸だけでいってしまいそうで恐い。下腹部からとろりとした蜜が溢れる。リチャードは下着の上から指で秘所を擦る。胸の間に紅い痕を付ける。
「リチャードさん! いやあ!」
指でくりくりと感じる所を愛撫されて、ヒカルは身体を跳ねさせた。ヒカルの下着を一気に抜くと、リチャードの指がヒカルの秘所に長い指をやり、指が花弁を行き来する。指が花芽をとらえて、そこの場所を擦るように愛撫される。感じやすい花芽を狙われて、ヒカルは喘ぐ。
「あっあっ……。いやなのっ……」
蜜が身体の奥から湧いてくる。久しぶりの感覚にヒカルは快楽を覚えて、声を高く上げる。
「嫌じゃないだろう? 感じてるんじゃないのか?」
くすりとリチャードが笑う。その笑みにヒカルは意識を引き戻される。
「意地悪っ! ひゃああん!」
指が花芽の一番感じる所に触れる。リチャードの指が蜜に塗れるが、彼は指を止めない。指が花芽を上下に揺らす。視界がチカチカして、世界が白く染まる。愛蜜が身体の奥で溢れて、感じ過ぎた身体はがくがくと震える。
「やああああ……」
ヒカルは感じ過ぎて涙を零す。花弁をゆるゆるとする指が二本に増やされて、甘い刺激にヒカルは喘ぐ。
「達したか……」
ヒカルを愛撫しながらリチャードは服を脱いでいたらしい。胡坐を掻いて、ヒカルを自分の膝へと乗せる。
「?」
ヒカルはリチャードが何をしているのかわからない。自分の身体がリチャード自身の熱を飲み込んでいく。今までにない態勢でぐいっと一気に身体を最奥まで貫かれた。
「いやああ! ああっ!」
身体が蕩けそうで恐い。リチャードがヒカルの腰を掴んで揺すった。下からぐいっとリチャードの肉棒を入れられて、突かれる。そのまま激しく律動を繰り返される。感じやすい態勢にヒカルは声を上げる。
「やっやっ……! リチャードさん!」
ヒカルの胸がリチャードの胸に当たって擦れる。いつもと違う角度で挿入されて、ヒカルは悲鳴を上げた。リチャードが奥を突く。この体位は感じ過ぎて辛い。ぎゅっとヒカルがリチャードを締める。リチャードは精を出して、注ぎ込む。
ヒカルを膝から降ろして、ベッドに寝かせて、リチャードはヒカルに圧し掛かる。リチャードは己自身をヒカルの秘所に当てる。ヒカルの足をぐいっと開いて、一気に最奥まで貫いた。ヒカルの身体の奥が蜜で溢れているので、奥までスムーズに突ける。ヒカルの中がきゅうきゅうとリチャードを締めて絡みつく。気持ち良さにリチャードは快感を覚える。
「いやーっ! あっあっ!」
ヒカルは今までにない早急なリチャードの交わりに嬌声を上げる。何度も容赦なく奥まで突かれて、幾度となく絶頂に押し上げられた。身体ががくがくして、恐い。激しく抽挿されて、何度も達しては、重い快感と愉悦に苛まれる。再び律動を繰り返されては、ヒカルは甘い快楽に襲われる。
「やっやっ……」
ヒカルは身体を何度もリチャードに貪られる。
「ヒカル、好きだ……」
リチャードはそう言うと、ヒカルの感じやすい所を擦る。リチャードの腰の動きが早くなり、穿たれる。リチャードが熱を吐き出した。どくどくとそれはヒカルの中に出される。
「リチャードさん! リチャードさん!」
ヒカルはリチャードに縋りついて、高く啼いた。
ヒカルは抱き締められて、優しいキスを何度も落とされる。ヒカルは恥ずかしさに頬を赤らめていた。こんな風に激しくリチャードに何度も抱かれたのは始めてだ。腰が痛くて、立てない。リチャードはまだヒカルを抱き締めている。こんな甘い雰囲気の時に腰が痛いとは言えず、ヒカルは黙り込む。
(リチャードさんの馬鹿っ!)
ヒカルは心の中で、恥ずかしさと照れくささからリチャードに呟く。
「ヒカル……」
リチャードは、ヒカルの名を呼び、ぎゅっと手を握り返す。自分の手より小さな柔らかな白い手。その手がぴくりと反応する。俯かせていた顔を弾かれるように上げて、ヒカルの青の瞳とリチャードの紫の瞳が出逢う。リチャードはヒカルに自分の唇を重ねる。数か月ぶりの恋人の唇は甘い。手をぐいっと引き寄せて、ヒカルの肩を抱き寄せた。
ヒカルはリチャードの身体を押し返すが、逞しいリチャードの身体に抵抗もむなしく、抱き寄せられる。角度を変えられて、啄むような軽いキスを繰り返されて、ヒカルは呼吸が出来ない。唇からリチャードの舌が入り込んできて、歯列を舐め回す。数か月ぶりの感覚にヒカルは足ががくがくと震えて身体の力が抜ける。そのまま口腔を舐め回して、リチャードはヒカルの舌に自分の舌を搦めた。ざらりとしたリチャードの舌がヒカルの舌を吸い、搦めてくる。ヒカルは甘い愉悦を感じて、リチャードが着ているシャツを握りしめる。ちゅくちゅくと舌を吸われて下腹部が熱く疼く。唇が離れて、ヒカルはリチャードの身体に寄りかかる。
「リチャードさん……」
甘く切ないキスの余韻にヒカルは、ほうっと息を吐いてリチャードの名を呼ぶ。自分の声がリチャードにどう聞こえているのかヒカルはわかっていなかった。その鈴の音を思わせる可愛らしい声音はリチャードの耳に甘く響く。
「ヒカル……」
リチャードがヒカルの手を引いて、歩き出す。行先はリチャードが泊っているホテルだった。リチャードに手を引っ張られて、ヒカルは慌てて、リチャードを追いかける。頬を初夏の冷たい夜の風が撫でる。ヒカルは甘い予感に胸が高鳴る。
リチャードはホテルの部屋を開けて、ヒカルにキスをする。リチャードの舌がヒカルの口腔に入り込み、舌を搦めて、何度もヒカルの舌を吸い上げる。ヒカルは段々と厭らしい変な気持ちになってきて、頭が混乱する。
(私、リチャードさんと距離を置こうとしていたのになんで、恋人宣言をして、リチャードさんの泊っているホテルに連れ込まれているの!)
リチャードに執拗に舌を吸われて、自分が頬を紅潮させている現状が信じられない。リチャードがヒカルにキスを繰り返したまま抱き上げる。部屋のベッドに下ろされて、キスをされたまま、服の上から胸を触られる。指が柔らかい胸の先を強弱をつけて押す。声を上げたくて、ヒカルはもどかしく感じる。二人の唇が離れて、ヒカルは目を開けた。
リチャードの情欲に濡れた紫の双眸がヒカルを捉える。ヒカルは目を見開く。ヒカルは、改めて実感する。リチャードは、こんな風に自分をずっと見ていたのかと。くちゅりとリチャードの舌がヒカルの耳を犯す。生暖かい感触が現実だとヒカルに教える。耳と服の上から胸を這いずり回る指の愛撫に甘い熱が生まれる。
「やああ……」
ヒカルは熱を逃そうと声を上げるが、その声は甘くてリチャードを煽る。
「ヒカル……」
リチャードの声がヒカルに囁かれる。その紡がれた声音は堪え切れない隠微な響きが感じられて、ヒカルはぴくんと身体を反応させる。
「リチャードさん……」
ヒカルの唇にリチャードは己の唇を重ねて、ヒカルのワンピースを脱がせる。ぬるりとしたリチャードの舌がヒカルの口内に入り込み、ヒカルの舌を吸い、そのまま吸い上げる。ブラジャーのフックが外されて、ふるりと形のいい大きな双丘がまろびでる。胸の膨らみを優しく揉まれる。そのままやわやわと膨らみを指で愛撫されて、ヒカルは泣きたい。ぴりっとした快感が身体に走る。唇が離れて、リチャードの舌はヒカルの首筋から首元と這い、ヒカルの桜色の膨らみへと辿り着く。ざらりとした舌の感触がヒカルの胸の先を舐め、吸う。ヒカルは首を軽く振る。舌で飴玉を転がすように愛撫される。
「うん……」
ヒカルは胸の愛撫に弱い。それをリチャードは知っている。膨らみを舐め上げれて、指で擦られる。頭がおかしくなりそうだ。ちゅうと胸を吸われて、ヒカルは啼いた。
「だめえ……。そこ、いやあ……」
リチャードの身体にしがみついて、ヒカルは喘ぐ。リチャードは指の腹で膨らみを掠めるように愛撫して、舌でもう片方の膨らみをじゅっと軽く吸う。ヒカルの胸の先が尖ってくる。胸の先が鋭敏に感じられるようになってきて、下腹部が疼く。
「あっあっ……」
リチャードのシャツを握りしめながら、ヒカルは甘く啼く。胸だけでいってしまいそうで恐い。下腹部からとろりとした蜜が溢れる。リチャードは下着の上から指で秘所を擦る。胸の間に紅い痕を付ける。
「リチャードさん! いやあ!」
指でくりくりと感じる所を愛撫されて、ヒカルは身体を跳ねさせた。ヒカルの下着を一気に抜くと、リチャードの指がヒカルの秘所に長い指をやり、指が花弁を行き来する。指が花芽をとらえて、そこの場所を擦るように愛撫される。感じやすい花芽を狙われて、ヒカルは喘ぐ。
「あっあっ……。いやなのっ……」
蜜が身体の奥から湧いてくる。久しぶりの感覚にヒカルは快楽を覚えて、声を高く上げる。
「嫌じゃないだろう? 感じてるんじゃないのか?」
くすりとリチャードが笑う。その笑みにヒカルは意識を引き戻される。
「意地悪っ! ひゃああん!」
指が花芽の一番感じる所に触れる。リチャードの指が蜜に塗れるが、彼は指を止めない。指が花芽を上下に揺らす。視界がチカチカして、世界が白く染まる。愛蜜が身体の奥で溢れて、感じ過ぎた身体はがくがくと震える。
「やああああ……」
ヒカルは感じ過ぎて涙を零す。花弁をゆるゆるとする指が二本に増やされて、甘い刺激にヒカルは喘ぐ。
「達したか……」
ヒカルを愛撫しながらリチャードは服を脱いでいたらしい。胡坐を掻いて、ヒカルを自分の膝へと乗せる。
「?」
ヒカルはリチャードが何をしているのかわからない。自分の身体がリチャード自身の熱を飲み込んでいく。今までにない態勢でぐいっと一気に身体を最奥まで貫かれた。
「いやああ! ああっ!」
身体が蕩けそうで恐い。リチャードがヒカルの腰を掴んで揺すった。下からぐいっとリチャードの肉棒を入れられて、突かれる。そのまま激しく律動を繰り返される。感じやすい態勢にヒカルは声を上げる。
「やっやっ……! リチャードさん!」
ヒカルの胸がリチャードの胸に当たって擦れる。いつもと違う角度で挿入されて、ヒカルは悲鳴を上げた。リチャードが奥を突く。この体位は感じ過ぎて辛い。ぎゅっとヒカルがリチャードを締める。リチャードは精を出して、注ぎ込む。
ヒカルを膝から降ろして、ベッドに寝かせて、リチャードはヒカルに圧し掛かる。リチャードは己自身をヒカルの秘所に当てる。ヒカルの足をぐいっと開いて、一気に最奥まで貫いた。ヒカルの身体の奥が蜜で溢れているので、奥までスムーズに突ける。ヒカルの中がきゅうきゅうとリチャードを締めて絡みつく。気持ち良さにリチャードは快感を覚える。
「いやーっ! あっあっ!」
ヒカルは今までにない早急なリチャードの交わりに嬌声を上げる。何度も容赦なく奥まで突かれて、幾度となく絶頂に押し上げられた。身体ががくがくして、恐い。激しく抽挿されて、何度も達しては、重い快感と愉悦に苛まれる。再び律動を繰り返されては、ヒカルは甘い快楽に襲われる。
「やっやっ……」
ヒカルは身体を何度もリチャードに貪られる。
「ヒカル、好きだ……」
リチャードはそう言うと、ヒカルの感じやすい所を擦る。リチャードの腰の動きが早くなり、穿たれる。リチャードが熱を吐き出した。どくどくとそれはヒカルの中に出される。
「リチャードさん! リチャードさん!」
ヒカルはリチャードに縋りついて、高く啼いた。
ヒカルは抱き締められて、優しいキスを何度も落とされる。ヒカルは恥ずかしさに頬を赤らめていた。こんな風に激しくリチャードに何度も抱かれたのは始めてだ。腰が痛くて、立てない。リチャードはまだヒカルを抱き締めている。こんな甘い雰囲気の時に腰が痛いとは言えず、ヒカルは黙り込む。
(リチャードさんの馬鹿っ!)
ヒカルは心の中で、恥ずかしさと照れくささからリチャードに呟く。
0
お気に入りに追加
169
あなたにおすすめの小説
大嫌いな次期騎士団長に嫁いだら、激しすぎる初夜が待っていました
扇 レンナ
恋愛
旧題:宿敵だと思っていた男に溺愛されて、毎日のように求められているんですが!?
*こちらは【明石 唯加】名義のアカウントで掲載していたものです。書籍化にあたり、こちらに転載しております。また、こちらのアカウントに転載することに関しては担当編集さまから許可をいただいておりますので、問題ありません。
――
ウィテカー王国の西の辺境を守る二つの伯爵家、コナハン家とフォレスター家は長年に渡りいがみ合ってきた。
そんな現状に焦りを抱いた王家は、二つの伯爵家に和解を求め、王命での結婚を命じる。
その結果、フォレスター伯爵家の長女メアリーはコナハン伯爵家に嫁入りすることが決まった。
結婚相手はコナハン家の長男シリル。クールに見える外見と辺境騎士団の次期団長という肩書きから女性人気がとても高い男性。
が、メアリーはそんなシリルが実は大嫌い。
彼はクールなのではなく、大層傲慢なだけ。それを知っているからだ。
しかし、王命には逆らえない。そのため、メアリーは渋々シリルの元に嫁ぐことに。
どうせ愛し愛されるような素敵な関係にはなれるわけがない。
そう考えるメアリーを他所に、シリルは初夜からメアリーを強く求めてくる。
――もしかして、これは嫌がらせ?
メアリーはシリルの態度をそう受け取り、頑なに彼を拒絶しようとするが――……。
「誰がお前に嫌がらせなんかするかよ」
どうやら、彼には全く別の思惑があるらしく……?
*WEB版表紙イラストはみどりのバクさまに有償にて描いていただいたものです。転載等は禁止です。
悪役令嬢は王太子の妻~毎日溺愛と狂愛の狭間で~
一ノ瀬 彩音
恋愛
悪役令嬢は王太子の妻になると毎日溺愛と狂愛を捧げられ、
快楽漬けの日々を過ごすことになる!
そしてその快感が忘れられなくなった彼女は自ら夫を求めるようになり……!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
美貌の騎士団長は逃げ出した妻を甘い執愛で絡め取る
束原ミヤコ
恋愛
旧題:夫の邪魔になりたくないと家から逃げたら連れ戻されてひたすら愛されるようになりました
ラティス・オルゲンシュタットは、王国の七番目の姫である。
幻獣種の血が流れている幻獣人である、王国騎士団団長シアン・ウェルゼリアに、王を守った褒章として十五で嫁ぎ、三年。
シアンは隣国との戦争に出かけてしまい、嫁いでから話すこともなければ初夜もまだだった。
そんなある日、シアンの恋人という女性があらわれる。
ラティスが邪魔で、シアンは家に戻らない。シアンはずっとその女性の家にいるらしい。
そう告げられて、ラティスは家を出ることにした。
邪魔なのなら、いなくなろうと思った。
そんなラティスを追いかけ捕まえて、シアンは家に連れ戻す。
そして、二度と逃げないようにと、監禁して調教をはじめた。
無知な姫を全力で可愛がる差別種半人外の騎士団長の話。
かつて私を愛した夫はもういない 偽装結婚のお飾り妻なので溺愛からは逃げ出したい
おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
※また後日、後日談を掲載予定。
一代で財を築き上げた青年実業家の青年レオパルト。彼は社交性に富み、女性たちの憧れの的だった。
上流階級の出身であるダイアナは、かつて、そんな彼から情熱的に求められ、身分差を乗り越えて結婚することになった。
幸せになると信じたはずの結婚だったが、新婚数日で、レオパルトの不実が発覚する。
どうして良いのか分からなくなったダイアナは、レオパルトを避けるようになり、家庭内別居のような状態が数年続いていた。
夫から求められず、苦痛な毎日を過ごしていたダイアナ。宗教にすがりたくなった彼女は、ある時、神父を呼び寄せたのだが、それを勘違いしたレオパルトが激高する。辛くなったダイアナは家を出ることにして――。
明るく社交的な夫を持った、大人しい妻。
どうして彼は二年間、妻を求めなかったのか――?
勘違いですれ違っていた夫婦の誤解が解けて仲直りをした後、苦難を乗り越え、再度愛し合うようになるまでの物語。
※本編全23話の完結済の作品。アルファポリス様では、読みやすいように1話を3〜4分割にして投稿中。
※ムーンライト様にて、11/10~12/1に本編連載していた完結作品になります。現在、ムーンライト様では本編の雰囲気とは違い明るい後日談を投稿中です。
※R18に※。作者の他作品よりも本編はおとなしめ。
※ムーンライト33作品目にして、初めて、日間総合1位、週間総合1位をとることができた作品になります。
Flower
碧
恋愛
普通の女子高生の宮井麻希子。
出版社に勤める麻希子の従兄の宇野智雪。
5月のある日、麻希子の何も変哲のない日常が新しい出会いで少しずつ変わり始める。なんの変哲もない日常が、実は鮮やかな花のような日々だと気がついた麻希子の一時の物語。
表題の花はその日の誕生日の花となっております。一応重複をしないため、一般的でない物も色違い等も含まれております。文内には、その花の花言葉が必ず含まれております。それほどキツイ描写はないのですが、性的なものを匂わせる部分はありますのでR指定をかけております。
【完結】【R18】この国で一番美しい母が、地味で平凡な私の処女をこの国で最も美しい男に奪わせようとしているらしい
魯恒凛
恋愛
富と権力を併せ持つ、国一番の美人であるマダムジョスティーヌからサロンへの招待状を受け取ったテオン。過ぎたる美貌のせいで出世を阻まれてきた彼の後ろ盾を申し出たマダムの条件は『九十九日以内に娘の処女を奪うこと』という不可解なもの。
純潔が重要視されないこの国では珍しい処女のクロエ。策略を巡らせ心と体を絆そうとするテオンだったが、純朴な彼女に徐々に惹かれてしまい……
自分に自信がない自称不細工な女の子が稀代のモテ男に溺愛されるお話です。
※R18は予告なしに入ります。
※ムーライトノベルズですでに完結済みです。
慰み者の姫は新皇帝に溺愛される
苺野 あん
恋愛
小国の王女フォセットは、貢物として帝国の皇帝に差し出された。
皇帝は齢六十の老人で、十八歳になったばかりのフォセットは慰み者として弄ばれるはずだった。
ところが呼ばれた寝室にいたのは若き新皇帝で、フォセットは花嫁として迎えられることになる。
早速、二人の初夜が始まった。
英雄王と鳥籠の中の姫君
坂合奏
恋愛
無慈悲で残酷なまでの英雄王と
今日私は結婚する
グランドール王国の姫であるリーリエは、幼い頃に大量の奴隷を母親サーシャと共に逃がした罪から、王宮で虐待を受けていた。
とある日、アダブランカ王国を圧政から救った英雄王であるクノリス王からリーリエを嫁によこさなければ、戦争を仕掛けるという手紙がグランドール王国の王宮に届き、リーリエはアダブランカ王国に嫁入りすることになった。
しかし、クノリスはグランドール王国でリーリエ達が逃がした奴隷の一人で……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる