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第2章 人狼さん、冒険者になる
19話 人狼さん、獣人姉妹と出会う
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「いやぁ、人狼っていうのは、よく食べる種族なんだね……」
完食し、満足気な私を見て運転手さんがしみじみと呟くので、「人狼は燃費が悪いんだ」と答えておく。
実際、大食漢なので嘘ではない。
人狼だと若い女の子でも鳥の丸焼きぐらい、普通におやつ程度に食べてたし。
多分、体を維持するのに必要なんだと思うんだよね。身体能力が他の人族より高いから、その分よく食べるんだと思う。
そんな話をすると、そういうものなのかいと驚かれ、本気で食費を心配された。
その気持ちわかるわー。
「あの、すみません」
そんなたわいないやり取りをしていると、遠慮したかような、か細い声が耳に届く。
何事かと声の方向を向くと、ベンチシートの反対側に小さな女の子達が立っていた。
十歳ぐらいの少女と、四歳ぐらいの幼女の二人。
小さな籠を持った少女と、その子の服の裾を掴んた幼女が仲良く並んでいる。
どちらも赤茶色の髪色と焦げ茶色の瞳で、一目で姉妹とわかる風貌だ。髪色と同じ獣耳と尻尾付きの亜人で、その外見から犬の獣人だとわかる。
そして私は今、その幼女に恐ろしいほどガン見されてる。何故だ。
あ。もしかしたら、同じ犬の獣人だとでも思われているのかも?
「ああ、いつものやつだね」
運転手さんがそう言いながら、少女の籠に何やら小さな包みを入れる。
それに少女と幼女が頭を下げて、そのまま離れて行った。
「今のは?」気になり、つい声をかける。
「うん、近所の子達でね、母親が病気で寝込んでいるんだよ。生活が成り立たなくて、ああやって捨てる野菜くずなんかを貰いに回っているんだ」
憂い顔でそう答える運転手さんの視線はそのままだ。
その視線を辿ると、隣の露店で邪険に追い払われている少女がいた。
ええ?! そんな扱いしなくてもいいじゃない。
ハラハラしながら見ていると、「捨てる分ぐらい、あげてもいいと思うんだけどねぇ……」と呟かれる。
うん、私もそう思うよ。激しく賛同します。
それでも、次の屋台では何か貰えたようだ。それを見て、ホッとしてしまう。
「噂ではどうやら父親が家に居ないらしいくてね。あんな小さい子供じゃ、仕事も無いしどうしたものか」
そうため息をつきながら、下げた食器を洗い出す。
ううん、街へ来た早々、暗い部分を目にしてしまった。お腹いっぱいになっている自分に罪悪感が生まれてしまう。
運転手さんも、気にはしているけど他人の子供の世話までは無理だよね。毎日ただで食べさせるわけにいかないだろうし。
出されたお茶を飲みながらそんなことを考えていると、きゃあ! という少女の悲鳴が聞こえ、慌てて視線を向ける。
目に飛び込んできたのは通りに座り込む件の姉妹と、その二人の前に偉そうに佇む三人組の男達。
どこからどう見ても、偶然ぶつかったとは思えない。空気も不穏だ。
「……!」
思わず無言で立ち上がる。
同時に、その中の男の一人が叫ぶ声が聞こえてきた。
「お前ら、まだここに来てるのか。物乞いの真似事して、見苦しいんだよ!」
後ろ姿で男達の表情は見えないが、その声に怯えるように目をつぶり縮こまる姉妹を見て、腹の底がカッとなる。
あんな小さい子達に吐く言葉じゃないよ。
大の大人の男が数人で何をやっているのか。人として恥ずかしくないのかな!
足音荒く、男達の元へと向かう。
「おい! 何をやっている」
更に罵ろうとする男達に向かって叫ぶと、瞬時に振り向かれる。
うわぁ、人相悪すぎぃ。
日本でいうところの、ヤンキーってやつかな? それともチンピラ? ま、どっちも同じか。
いいよいいよ、私が相手してあげる。
里で鍛え上げた成果を披露してあげよう!
そう心の中でテンションを上げつつ、気合を入れて男達の元へと向かう。
「!! お、おい! あれ、人狼だぞ!」
男達のうちの一人が、私の目の色に気づいたのか悲鳴のような声を上げる。
いや、そうだけど?
なにを今更。今までずっとここに居たでしょ、私。
「? 何だ? 人狼も獣人も同じだろ。それより、その子達が何かしたのか。亜人の誼で俺が代わりに話を聞いてやる」
そう言いながら更に距離を縮めると、男達が数歩下がってしまう。
え、ちょっと、三人も居て何ビビってるの。
そんな引き攣った顔をしなくてもいいじゃん。
「い、いや。ただぶつかっただけだ! それだけだ、なっ!」
「! あ、ああ!」
「そう、ぶつかっただけで……!」
悲鳴を上げた男がそう叫ぶと、残りの男達も必死に頷く。
何でそんな嘘つくかな。
さっきのセリフ、聞こえていないとでも思ってる?
「自分達が何を口にしたのか、忘れたのか?」
そう言いながら男達の目の前に立ち、頭半分ほど低い彼らを見下ろす。
この体、背も高い方なんだよね。
顔も怖いし、見下ろされたら威圧感とか凄そう。現に今、顔が青ざめてるよ……。
あれ。今更だけどこの人達、武器を携帯してるんだ。
片手剣と両手斧、それに弓がそれぞれ確認できる。
え? ということはこの人達、冒険者か何かなの? このガラの悪さで? うそん。
「お前らも冒険者なのか」
「っえ、い、いや、それは……」
口ごもる男達では埒が明かないので、さっさと鑑定してみると、予想通り冒険者だと情報が開示される。
こんなのでもなれるのが、冒険者なのか……。
これが冒険者の一般的なレベルなら、同じ職なのが恥ずかしい。
出来れば、彼らが底辺の冒険者なんだといいけど。
でも、同じ冒険者なら殴りあっても、身内同士ってことで大ごとにならなさそうかな。
一般の人達より、気を使わなくて済みそうだ。
それに、人間相手に戦闘経験を積めるなんていい機会なんじゃない?
これって私が止めに入った状態だから、一方的に悪くなることはないよね。かなり私にとって都合のいい展開なのでは。
みんな人狼を怖がってるから、剣の相手はしてもらえないと思って諦めてたんだよね。
さあ、さっきの威勢で殴りかかってきてくれたまえ。
まずは先に殴って貰わないとね。
じゃないと、正当防衛にならないからね!
この好戦的な性格は人狼特有なんだろうなぁ、前の私じゃ考えられないもん。
この世界の人間の強さって、どのくらいなんだろ?
人狼ほどじゃないだろうけど、恩恵を持っているだろうし、それなりに強いよね?
余りの愉しさに、つい口の端が上がってしまう。
「ヒィッ!」
可笑しな声を漏らしながら、男達の目が見開かれる。
あ、しまった。
この体の笑顔って、凶悪だったんだ。
今の自分の姿を思い出すと同時に、血の気の失せた顔色の男達が、腰が抜けたようにへなへなと地面に座り込み、そのまま手を付き土下座されてしまう。
ええ、この世界にもあるんだ、土下座文化。
こ、これは。
ちょっと、いや、かなり引くんだけど?
私の前でやるとか、頼むからやめてくれないかな?!
完食し、満足気な私を見て運転手さんがしみじみと呟くので、「人狼は燃費が悪いんだ」と答えておく。
実際、大食漢なので嘘ではない。
人狼だと若い女の子でも鳥の丸焼きぐらい、普通におやつ程度に食べてたし。
多分、体を維持するのに必要なんだと思うんだよね。身体能力が他の人族より高いから、その分よく食べるんだと思う。
そんな話をすると、そういうものなのかいと驚かれ、本気で食費を心配された。
その気持ちわかるわー。
「あの、すみません」
そんなたわいないやり取りをしていると、遠慮したかような、か細い声が耳に届く。
何事かと声の方向を向くと、ベンチシートの反対側に小さな女の子達が立っていた。
十歳ぐらいの少女と、四歳ぐらいの幼女の二人。
小さな籠を持った少女と、その子の服の裾を掴んた幼女が仲良く並んでいる。
どちらも赤茶色の髪色と焦げ茶色の瞳で、一目で姉妹とわかる風貌だ。髪色と同じ獣耳と尻尾付きの亜人で、その外見から犬の獣人だとわかる。
そして私は今、その幼女に恐ろしいほどガン見されてる。何故だ。
あ。もしかしたら、同じ犬の獣人だとでも思われているのかも?
「ああ、いつものやつだね」
運転手さんがそう言いながら、少女の籠に何やら小さな包みを入れる。
それに少女と幼女が頭を下げて、そのまま離れて行った。
「今のは?」気になり、つい声をかける。
「うん、近所の子達でね、母親が病気で寝込んでいるんだよ。生活が成り立たなくて、ああやって捨てる野菜くずなんかを貰いに回っているんだ」
憂い顔でそう答える運転手さんの視線はそのままだ。
その視線を辿ると、隣の露店で邪険に追い払われている少女がいた。
ええ?! そんな扱いしなくてもいいじゃない。
ハラハラしながら見ていると、「捨てる分ぐらい、あげてもいいと思うんだけどねぇ……」と呟かれる。
うん、私もそう思うよ。激しく賛同します。
それでも、次の屋台では何か貰えたようだ。それを見て、ホッとしてしまう。
「噂ではどうやら父親が家に居ないらしいくてね。あんな小さい子供じゃ、仕事も無いしどうしたものか」
そうため息をつきながら、下げた食器を洗い出す。
ううん、街へ来た早々、暗い部分を目にしてしまった。お腹いっぱいになっている自分に罪悪感が生まれてしまう。
運転手さんも、気にはしているけど他人の子供の世話までは無理だよね。毎日ただで食べさせるわけにいかないだろうし。
出されたお茶を飲みながらそんなことを考えていると、きゃあ! という少女の悲鳴が聞こえ、慌てて視線を向ける。
目に飛び込んできたのは通りに座り込む件の姉妹と、その二人の前に偉そうに佇む三人組の男達。
どこからどう見ても、偶然ぶつかったとは思えない。空気も不穏だ。
「……!」
思わず無言で立ち上がる。
同時に、その中の男の一人が叫ぶ声が聞こえてきた。
「お前ら、まだここに来てるのか。物乞いの真似事して、見苦しいんだよ!」
後ろ姿で男達の表情は見えないが、その声に怯えるように目をつぶり縮こまる姉妹を見て、腹の底がカッとなる。
あんな小さい子達に吐く言葉じゃないよ。
大の大人の男が数人で何をやっているのか。人として恥ずかしくないのかな!
足音荒く、男達の元へと向かう。
「おい! 何をやっている」
更に罵ろうとする男達に向かって叫ぶと、瞬時に振り向かれる。
うわぁ、人相悪すぎぃ。
日本でいうところの、ヤンキーってやつかな? それともチンピラ? ま、どっちも同じか。
いいよいいよ、私が相手してあげる。
里で鍛え上げた成果を披露してあげよう!
そう心の中でテンションを上げつつ、気合を入れて男達の元へと向かう。
「!! お、おい! あれ、人狼だぞ!」
男達のうちの一人が、私の目の色に気づいたのか悲鳴のような声を上げる。
いや、そうだけど?
なにを今更。今までずっとここに居たでしょ、私。
「? 何だ? 人狼も獣人も同じだろ。それより、その子達が何かしたのか。亜人の誼で俺が代わりに話を聞いてやる」
そう言いながら更に距離を縮めると、男達が数歩下がってしまう。
え、ちょっと、三人も居て何ビビってるの。
そんな引き攣った顔をしなくてもいいじゃん。
「い、いや。ただぶつかっただけだ! それだけだ、なっ!」
「! あ、ああ!」
「そう、ぶつかっただけで……!」
悲鳴を上げた男がそう叫ぶと、残りの男達も必死に頷く。
何でそんな嘘つくかな。
さっきのセリフ、聞こえていないとでも思ってる?
「自分達が何を口にしたのか、忘れたのか?」
そう言いながら男達の目の前に立ち、頭半分ほど低い彼らを見下ろす。
この体、背も高い方なんだよね。
顔も怖いし、見下ろされたら威圧感とか凄そう。現に今、顔が青ざめてるよ……。
あれ。今更だけどこの人達、武器を携帯してるんだ。
片手剣と両手斧、それに弓がそれぞれ確認できる。
え? ということはこの人達、冒険者か何かなの? このガラの悪さで? うそん。
「お前らも冒険者なのか」
「っえ、い、いや、それは……」
口ごもる男達では埒が明かないので、さっさと鑑定してみると、予想通り冒険者だと情報が開示される。
こんなのでもなれるのが、冒険者なのか……。
これが冒険者の一般的なレベルなら、同じ職なのが恥ずかしい。
出来れば、彼らが底辺の冒険者なんだといいけど。
でも、同じ冒険者なら殴りあっても、身内同士ってことで大ごとにならなさそうかな。
一般の人達より、気を使わなくて済みそうだ。
それに、人間相手に戦闘経験を積めるなんていい機会なんじゃない?
これって私が止めに入った状態だから、一方的に悪くなることはないよね。かなり私にとって都合のいい展開なのでは。
みんな人狼を怖がってるから、剣の相手はしてもらえないと思って諦めてたんだよね。
さあ、さっきの威勢で殴りかかってきてくれたまえ。
まずは先に殴って貰わないとね。
じゃないと、正当防衛にならないからね!
この好戦的な性格は人狼特有なんだろうなぁ、前の私じゃ考えられないもん。
この世界の人間の強さって、どのくらいなんだろ?
人狼ほどじゃないだろうけど、恩恵を持っているだろうし、それなりに強いよね?
余りの愉しさに、つい口の端が上がってしまう。
「ヒィッ!」
可笑しな声を漏らしながら、男達の目が見開かれる。
あ、しまった。
この体の笑顔って、凶悪だったんだ。
今の自分の姿を思い出すと同時に、血の気の失せた顔色の男達が、腰が抜けたようにへなへなと地面に座り込み、そのまま手を付き土下座されてしまう。
ええ、この世界にもあるんだ、土下座文化。
こ、これは。
ちょっと、いや、かなり引くんだけど?
私の前でやるとか、頼むからやめてくれないかな?!
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