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学園編
3話 決闘
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「おい!やめとけって。身内をバカにされて嫌なのはわかるけども、いくらなんでも絶音のルナには勝てねぇって。怪我するだけだ!」
といってくれたのはカイだ。気遣いをしてくるところ優しいやつだな。
「絶剣のルナってのがどれだけ凄かろうが俺には関係ない。悪いなわざわざ忠告してくれて。」
何を言っても無駄だ。と、遠回しに言う。
「あぁそうか。頑張れよ!」
姉を侮辱されたから一発くらいは殴りたい。
「あなた、名前何て言うの?」
「え?サキだよ。さっき名乗ったろ?」
「違うわ。姓の名前を聞いてるの。」
「あぁ。ソウブレイだ。それがどうかしたか?」
「そ、サキ・ソウブレイね。私はフーレ・スカーレット。」
「あ、あぁ。宜しく。」
俺は別にフルネームを、聞いたわけではないが。まぁいいか。
「じゃ。決闘頑張って。一応応援してるから。」
決闘などと言う大それたものではないが一人でも俺を応援してくれている奴がいるというのは存外、気分がいい。
そうこうしているうちに、やたらと開けた場所に出た。
ここが決闘の場所か。そう思うと決意がわいてきた。あのルナにいっちょ後悔させてやるか。
ほとんどの人は俺が負けるだろうと推測しているはずだ。まぁ俺は負ける自信はないが。
「あなた、武器持たないの?」
「まぁな。」
「ナユ教官。予め武器は待たなくていいか?」
ナユ教官は一瞬首を傾げたが、すぐに微笑んだ。
「?変なの。まぁいい。私がどうせ勝つから。」
「決闘………開始!」
と同時にルナが凄い速さで飛んどきた。俺からしたら速いかどうかはわからないが。まぁ遅いな。
「速エェェェェェ!なんだあの速さは!!」
「これが絶音!?」
「これで終わりよ!!」
それを回避した俺。ルナは驚きで隠せなかったらしいな。まぁいい。俺は直ぐに収納魔法から聖剣ユナイテッドを取り出した。
姉曰く、『大概ことはこの剣でなんとかできるよ?斬ってよし。刺してよし。殴ってよしの三点セットだよ?』とのこと。姉を侮辱した罪は重いわけ。
「ちょ?え?まっ!」
「ハァァァァァァ!!」
チッ!外したか。
「キャァァァ!!」
悲鳴をあげてるが関係ない。次に幽槍オブジェクトを取り出した。姉曰く『魔法的存在に一番有効なのがこの槍。後はね全力で投げる!この槍すごく投げやすいのよ!?』
これをルナの方へ投げるが外れた。また幽槍オブジェクトを魔力で操り全力でシューーート!!!チッ!また外れたか。次は閻魔・炎帝王だ。姉曰く『やっぱ純粋に攻撃力が欲しいならこれだよね。運動エネルギーが炎に変わってそのまま攻撃力になるからね。加減もしやすいよ?』らしい。これなら戦闘不能状態まで行けるだろう。数回、回転し炎が舞う。すると
「そこまで!ルナの戦闘不能により引き分け!サキ、もうちょと手加減しなさい。ルナが死ぬところだったわよ。」
「え!まじ?」
「わ、私は認めない!引き分けなんて認めないんだから!」
「なにいってんだ、お前。引き分けなんだから我慢しろよ。」
「なんで、私がこんな収納魔法しか使えない奴に負けるのよ!」
「負けてないぞ!引き分けだからな?」
「引き分けなのは当然よ。サキはシュラ・ソウブレイの弟たがら。」
「「「えぇぇえぇえぇぇぇ!?!?!?!?」」」
「み、認めない!私は認めない!」
「あなたしか姉の自慢をしなかった。まぁサキはしらなかっだだろうけどさ。」
「……」
「そして私は姉同士で結んだ婚約者よ。許嫁と言うやつよ。」
「「「えぇぇえぇえぇぇぇ!?!?!?!?!?!?!?」」」
俺自身も驚いた。まさか許嫁だったなんて。
これにて決闘は終わるのだった。
「サキ。ちょっと来て。」
「あ、はい。わかりました。」
「サキはこのあとどうするの?」
「え?帰りますけど……」
「そう。今姉はいないけど大丈夫?家事ができるなら別だけど」
「…………」
「ふふっ。まぁだろうね。だってあなたの姉から見てちょうだいって言われてるから。一年間宜しくね?」
「は、はい。」
まさかおねぇがいないなんて……
―――――
次回から配信回です。まぁ今まではプロローグだと思ってください。ハートやお気に入りをしてくれると作者のもちべがぐぅぅーーんと上がるので押してくださるとありがたいです。
といってくれたのはカイだ。気遣いをしてくるところ優しいやつだな。
「絶剣のルナってのがどれだけ凄かろうが俺には関係ない。悪いなわざわざ忠告してくれて。」
何を言っても無駄だ。と、遠回しに言う。
「あぁそうか。頑張れよ!」
姉を侮辱されたから一発くらいは殴りたい。
「あなた、名前何て言うの?」
「え?サキだよ。さっき名乗ったろ?」
「違うわ。姓の名前を聞いてるの。」
「あぁ。ソウブレイだ。それがどうかしたか?」
「そ、サキ・ソウブレイね。私はフーレ・スカーレット。」
「あ、あぁ。宜しく。」
俺は別にフルネームを、聞いたわけではないが。まぁいいか。
「じゃ。決闘頑張って。一応応援してるから。」
決闘などと言う大それたものではないが一人でも俺を応援してくれている奴がいるというのは存外、気分がいい。
そうこうしているうちに、やたらと開けた場所に出た。
ここが決闘の場所か。そう思うと決意がわいてきた。あのルナにいっちょ後悔させてやるか。
ほとんどの人は俺が負けるだろうと推測しているはずだ。まぁ俺は負ける自信はないが。
「あなた、武器持たないの?」
「まぁな。」
「ナユ教官。予め武器は待たなくていいか?」
ナユ教官は一瞬首を傾げたが、すぐに微笑んだ。
「?変なの。まぁいい。私がどうせ勝つから。」
「決闘………開始!」
と同時にルナが凄い速さで飛んどきた。俺からしたら速いかどうかはわからないが。まぁ遅いな。
「速エェェェェェ!なんだあの速さは!!」
「これが絶音!?」
「これで終わりよ!!」
それを回避した俺。ルナは驚きで隠せなかったらしいな。まぁいい。俺は直ぐに収納魔法から聖剣ユナイテッドを取り出した。
姉曰く、『大概ことはこの剣でなんとかできるよ?斬ってよし。刺してよし。殴ってよしの三点セットだよ?』とのこと。姉を侮辱した罪は重いわけ。
「ちょ?え?まっ!」
「ハァァァァァァ!!」
チッ!外したか。
「キャァァァ!!」
悲鳴をあげてるが関係ない。次に幽槍オブジェクトを取り出した。姉曰く『魔法的存在に一番有効なのがこの槍。後はね全力で投げる!この槍すごく投げやすいのよ!?』
これをルナの方へ投げるが外れた。また幽槍オブジェクトを魔力で操り全力でシューーート!!!チッ!また外れたか。次は閻魔・炎帝王だ。姉曰く『やっぱ純粋に攻撃力が欲しいならこれだよね。運動エネルギーが炎に変わってそのまま攻撃力になるからね。加減もしやすいよ?』らしい。これなら戦闘不能状態まで行けるだろう。数回、回転し炎が舞う。すると
「そこまで!ルナの戦闘不能により引き分け!サキ、もうちょと手加減しなさい。ルナが死ぬところだったわよ。」
「え!まじ?」
「わ、私は認めない!引き分けなんて認めないんだから!」
「なにいってんだ、お前。引き分けなんだから我慢しろよ。」
「なんで、私がこんな収納魔法しか使えない奴に負けるのよ!」
「負けてないぞ!引き分けだからな?」
「引き分けなのは当然よ。サキはシュラ・ソウブレイの弟たがら。」
「「「えぇぇえぇえぇぇぇ!?!?!?!?」」」
「み、認めない!私は認めない!」
「あなたしか姉の自慢をしなかった。まぁサキはしらなかっだだろうけどさ。」
「……」
「そして私は姉同士で結んだ婚約者よ。許嫁と言うやつよ。」
「「「えぇぇえぇえぇぇぇ!?!?!?!?!?!?!?」」」
俺自身も驚いた。まさか許嫁だったなんて。
これにて決闘は終わるのだった。
「サキ。ちょっと来て。」
「あ、はい。わかりました。」
「サキはこのあとどうするの?」
「え?帰りますけど……」
「そう。今姉はいないけど大丈夫?家事ができるなら別だけど」
「…………」
「ふふっ。まぁだろうね。だってあなたの姉から見てちょうだいって言われてるから。一年間宜しくね?」
「は、はい。」
まさかおねぇがいないなんて……
―――――
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