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決戦②
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罪と運命の邪神は、横たわってる四人を見て、呆れていた。
『やっぱり、これが人間なんだね。弱い』
『多分だけど、彼らより強いのはそこの人だけだろう。ねぇ、そこの貴方?』
ルークは仁王立ちして今までの戦いを見ていた。
「ん? 俺か?」
『そう。貴方よ』
『何故貴様は仲間を助けない』
「助けたくても出来ないからな」
『どういう意味だ?』
「そうだな。[創生の邪神]って知ってるだろ?」
『お前。それをどこで知った? それを知っているのは、私だけだと思ってたけど』
「もう一人居るだろう? [世界の守護者]が」
その言葉を聞いた運命の邪神は、それもう驚いた。
『まさか。貴方、ルビシャークとでも言うの?』
「ああ、その通りだ」
ルークは今まで隠していた自分の力の2割を解きはった。
『っ!? なんだこの力の奔流は!?』
『う、そ。こんなの勝てるわけない』
二人は恐怖に顔を歪めている。
「安心しろ。俺は手を出さない」
ルークはそう言って、力を収めた。
「お前達を倒すのは俺じゃない。こいつらだ」
そう言ってルークは、カナハルムの方を見る。すると、カナハルム達はフラフラと立ち上がる。
『死に損ないが』
罪の邪神は、剣をカナハルムに振るった。
それをカナハルムは、人差し指と親指で掴んだ。
『何!?』
『ちょっと、罪。何やってるのよ』
『こいつ。力が強くなってやがる』
『はぁ? 何言ってるの?』
運命の邪神は、マリー達にさっきと同じ攻撃を仕掛けた。
しかし、それをマリーは簡単に消した。
『嘘!? 運命の逆流が起こせない!』
「違う。それは起きた」
『なら、何故何も起きなかったの!?」
「そんなの簡単。それを本来の運命に戻しただけ」
マリーが行った運命操作は、神にのみ許された魔術だった筈だ。
『何故貴女がそんなことをできるのよ!?』
「貴女よりも強くなった、それだけ」
その意味を理解することは、運命の邪神には出来なかった。
「これが、人間のしぶとさだ。そして、これからが本番だ」
そして、カナハルム達、人間の逆襲が始まった。
『やっぱり、これが人間なんだね。弱い』
『多分だけど、彼らより強いのはそこの人だけだろう。ねぇ、そこの貴方?』
ルークは仁王立ちして今までの戦いを見ていた。
「ん? 俺か?」
『そう。貴方よ』
『何故貴様は仲間を助けない』
「助けたくても出来ないからな」
『どういう意味だ?』
「そうだな。[創生の邪神]って知ってるだろ?」
『お前。それをどこで知った? それを知っているのは、私だけだと思ってたけど』
「もう一人居るだろう? [世界の守護者]が」
その言葉を聞いた運命の邪神は、それもう驚いた。
『まさか。貴方、ルビシャークとでも言うの?』
「ああ、その通りだ」
ルークは今まで隠していた自分の力の2割を解きはった。
『っ!? なんだこの力の奔流は!?』
『う、そ。こんなの勝てるわけない』
二人は恐怖に顔を歪めている。
「安心しろ。俺は手を出さない」
ルークはそう言って、力を収めた。
「お前達を倒すのは俺じゃない。こいつらだ」
そう言ってルークは、カナハルムの方を見る。すると、カナハルム達はフラフラと立ち上がる。
『死に損ないが』
罪の邪神は、剣をカナハルムに振るった。
それをカナハルムは、人差し指と親指で掴んだ。
『何!?』
『ちょっと、罪。何やってるのよ』
『こいつ。力が強くなってやがる』
『はぁ? 何言ってるの?』
運命の邪神は、マリー達にさっきと同じ攻撃を仕掛けた。
しかし、それをマリーは簡単に消した。
『嘘!? 運命の逆流が起こせない!』
「違う。それは起きた」
『なら、何故何も起きなかったの!?」
「そんなの簡単。それを本来の運命に戻しただけ」
マリーが行った運命操作は、神にのみ許された魔術だった筈だ。
『何故貴女がそんなことをできるのよ!?』
「貴女よりも強くなった、それだけ」
その意味を理解することは、運命の邪神には出来なかった。
「これが、人間のしぶとさだ。そして、これからが本番だ」
そして、カナハルム達、人間の逆襲が始まった。
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