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五十階層〜謎の声〜
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朝早くから、ギルドに来るのも久しぶりな気がする。
「おはようございます」
「あ、おはよう。シャル」
「今日はどうしました?」
「今日から、ダンジョンに泊りがけで攻略するつもりなので、それの報告です」
「……マジですか?」
「そうですけど?」
「……わかりました。では、行ってらっしゃい」
「はい。行ってきます」
それからすぐに、ダンジョンの中に入った。
そのころギルドマスター室では。
「それ、まじでいってる?」
「マジです。ギルドマスター」
「あいつは、なんてことを考えるんだよ……。ダンジョン内で野営するつもりだろうが、安全地帯なんてないに等しいダンジョン内で野営するなんてな」
「モンスタートラップを攻略したところなら、安全に野営できますが、そんなところできちんと寝れるとは思いませんが。大丈夫ですかね?」
「算段があっての野営なんだろうな。今回はあいつを信じることにするか」
「そうですね。カレンさんの無事を祈りましょう」
そして、五十一層。
「さて、今日から三日で百層攻略するぞ~」
今回の泊りがけのダンジョン攻略は、五十層~百層までの攻略をしようとしている。いつもは、十層を一日で攻略しているが、一日二十層を目標に攻略していくつもりだ。いつもの倍の速さで攻略していくことになるので、滅茶苦茶大変だ。だが、五十層から下は、すべての階層が入り組んでいる道になっているので、攻略自体は簡単だと思う。
なので今は、全力疾走してダンジョン内を奔走している。カレンの道にいる奴らは、問答無用で切り伏せられている。
「おりゃ、でりゃ、おりゃ、せりゃ!!!」
変な掛け声をしながら走っているカレンは、はたから見たら変な人だろう。
そして今は、最初に会ったゴブリンよりも、二回りほど大きいゴブリン七体と対峙していた。
「またまたゴブリンさんですか。今回は、簡単にやられないでくださいね」
カレンの言葉が分かったのか、杖を持ったゴブリンが、何か言葉を発しし始めた。
「あれは。魔法詠唱か。てことは、ゴブリンメイジと、剣を持ってるのは、ゴブリンソードか。ワクワクしてきたよ」
ゴブリンメイジの詠唱が終わり、二体が火魔法「フレイム」、もう一体が風魔法「トルネード」を唱えて、火と風の合成魔法「|火炎竜巻(フレイムトルネード)」を放ってきた。前方にいたゴブリンセイバーは、それを、左右によけた。カレンは、刀を構え、六割程の力で振り下ろした。すると、ゴブリンメイジが放った魔法は掻き消された。それを見たゴブリンメイジは硬直していた。が、ゴブリンソードは目を見開いただけで、こちらに左右二体ずついる中で前から二体、後ろから二体、全方向から向かってくる。カレンはそれを7割ほど力を入れた足で、後ろに跳んだ。それをゴブリンセイバーは目で追うことはできなかった。カレンはその後も、ゴブリンが目で追うことができない速度で動き回り、ゴブリンソードの剣を片っ端から折っていった。自分の得物をなくしたゴブリンソードは、その後動くことはなかった。なので、ゴブリンメイジを簡単に倒すことができた。それも、さっきゴブリンメイジが放ってきた「|火炎竜巻(フレイムトルネード)」を打ち返した。あとは、ゴブリンソードを倒してこの戦いは幕を閉じた。
「案外時間かかったな。まだまだ修行不足かな」
この後も、効率重視で戦っていたので、それといった戦いは行われずに、60層のボス部屋にはお昼前につくことができた。
「お昼は、ボスを倒してからでいいかな。今回は何のボスが出て来るかな」
カレンがボス部屋の扉を開けると、そこには何もいなかった。いや、いるにはいるが、気配がつかみにくいところにいるのだ。そう、地中に。
魔物が土魔法「ランドフォーム」を使って、カレンを攻撃し始めた。この魔法は、地面を自分の好きな形に突出させる魔法だ。今回は、針のような形をした土で攻撃を仕掛けてきた。カレンがその魔法を軽々とよけて、蹴り壊していった。
「そんな魔法は、魔力の強さで見抜けるんだよ!」
もう、探知魔法と呼ぼう。
探知魔法は、二話前にでできたもので、相手の気配をわかるが、それを突き詰めると相手の魔力も同時に見ているのだ。それを今回も使っているので、相手の魔法に注ぐ魔力の強さも見て、どんな魔法を使おうとしているのかが、カレンにはわかったのだ。
「次はこっちから行かせてもらうよ! 地中から出で来い!」
カレンが地中に向かって放ったのは、雷魔法「ライジングショック」だ。この雷を受けると、魔法に注いだ魔力の量にもよるが、丸焦げになることがある。が、今回は地表に相手を出すためなので、そこまでの威力は出ないように調整はした。
やはり、カレンの攻撃がちょうど良い力加減だったので、相手は地表に姿を現した。今回のボスは、砂漠の天敵ワームだ。
だが、出てきたところ悪いが、カレンが刀を構え、待ち構えていた。
「ばいばい。てりゃ」
カレンの可愛い掛け声とともに、ワームの頭と体は別れを告げた。
「ふー。終わったかな」『まだ!』
「え?」
何か声が聞こえてワームのほうを向くと、顔を失ってもこちらに攻撃を仕掛けようとしていたワームが、そこにはいた。
とっさに反応が間に合わず、氷魔法「ブリザード」を結構の威力で放ってしまい、ワームは氷漬けになってしまった。足止めをするつもりが、魔力制御を誤ってしまった。ブリザードは、俗にいう中級魔法で、範囲内に吹雪を吹かせる魔法だ。洞窟内や室内で使うと滅茶苦茶寒くなる。と、言うことでワームを完璧に多をした。
「にしても、さっきの声は何だったんだろう。お姉さんみたいな声が聞こえたけど。まぁ、気にしても今はしょうがないか」
何気に切り替えが早いカレンだ。
倒し終えたので階段の方まで行き、昨日作っておいた料理を食べることにした。今回は、サンドイッチを出して昼食にした。
昼食を食べ終えたカレンは、下の階層に足を踏み入れた。
-----
そのころ、あるところでは。
「あやつが、やられました」
「ほう、あいつがやられたか。モンスターを召喚していたやつだよな」
「はい。ですが、あの量の魔物を大量に倒すやつは、化け物です」
「ならば、次はどうするか」
「では、次は私にやらせてください」
「ほう、何か策があるのか?」
「はい。私にお任せください」
「ならば、任せるぞ」
「御意!」
-----
また狙われているとも知らずに、カレンは意気揚々とダンジョンの攻略を続けていた。
「おはようございます」
「あ、おはよう。シャル」
「今日はどうしました?」
「今日から、ダンジョンに泊りがけで攻略するつもりなので、それの報告です」
「……マジですか?」
「そうですけど?」
「……わかりました。では、行ってらっしゃい」
「はい。行ってきます」
それからすぐに、ダンジョンの中に入った。
そのころギルドマスター室では。
「それ、まじでいってる?」
「マジです。ギルドマスター」
「あいつは、なんてことを考えるんだよ……。ダンジョン内で野営するつもりだろうが、安全地帯なんてないに等しいダンジョン内で野営するなんてな」
「モンスタートラップを攻略したところなら、安全に野営できますが、そんなところできちんと寝れるとは思いませんが。大丈夫ですかね?」
「算段があっての野営なんだろうな。今回はあいつを信じることにするか」
「そうですね。カレンさんの無事を祈りましょう」
そして、五十一層。
「さて、今日から三日で百層攻略するぞ~」
今回の泊りがけのダンジョン攻略は、五十層~百層までの攻略をしようとしている。いつもは、十層を一日で攻略しているが、一日二十層を目標に攻略していくつもりだ。いつもの倍の速さで攻略していくことになるので、滅茶苦茶大変だ。だが、五十層から下は、すべての階層が入り組んでいる道になっているので、攻略自体は簡単だと思う。
なので今は、全力疾走してダンジョン内を奔走している。カレンの道にいる奴らは、問答無用で切り伏せられている。
「おりゃ、でりゃ、おりゃ、せりゃ!!!」
変な掛け声をしながら走っているカレンは、はたから見たら変な人だろう。
そして今は、最初に会ったゴブリンよりも、二回りほど大きいゴブリン七体と対峙していた。
「またまたゴブリンさんですか。今回は、簡単にやられないでくださいね」
カレンの言葉が分かったのか、杖を持ったゴブリンが、何か言葉を発しし始めた。
「あれは。魔法詠唱か。てことは、ゴブリンメイジと、剣を持ってるのは、ゴブリンソードか。ワクワクしてきたよ」
ゴブリンメイジの詠唱が終わり、二体が火魔法「フレイム」、もう一体が風魔法「トルネード」を唱えて、火と風の合成魔法「|火炎竜巻(フレイムトルネード)」を放ってきた。前方にいたゴブリンセイバーは、それを、左右によけた。カレンは、刀を構え、六割程の力で振り下ろした。すると、ゴブリンメイジが放った魔法は掻き消された。それを見たゴブリンメイジは硬直していた。が、ゴブリンソードは目を見開いただけで、こちらに左右二体ずついる中で前から二体、後ろから二体、全方向から向かってくる。カレンはそれを7割ほど力を入れた足で、後ろに跳んだ。それをゴブリンセイバーは目で追うことはできなかった。カレンはその後も、ゴブリンが目で追うことができない速度で動き回り、ゴブリンソードの剣を片っ端から折っていった。自分の得物をなくしたゴブリンソードは、その後動くことはなかった。なので、ゴブリンメイジを簡単に倒すことができた。それも、さっきゴブリンメイジが放ってきた「|火炎竜巻(フレイムトルネード)」を打ち返した。あとは、ゴブリンソードを倒してこの戦いは幕を閉じた。
「案外時間かかったな。まだまだ修行不足かな」
この後も、効率重視で戦っていたので、それといった戦いは行われずに、60層のボス部屋にはお昼前につくことができた。
「お昼は、ボスを倒してからでいいかな。今回は何のボスが出て来るかな」
カレンがボス部屋の扉を開けると、そこには何もいなかった。いや、いるにはいるが、気配がつかみにくいところにいるのだ。そう、地中に。
魔物が土魔法「ランドフォーム」を使って、カレンを攻撃し始めた。この魔法は、地面を自分の好きな形に突出させる魔法だ。今回は、針のような形をした土で攻撃を仕掛けてきた。カレンがその魔法を軽々とよけて、蹴り壊していった。
「そんな魔法は、魔力の強さで見抜けるんだよ!」
もう、探知魔法と呼ぼう。
探知魔法は、二話前にでできたもので、相手の気配をわかるが、それを突き詰めると相手の魔力も同時に見ているのだ。それを今回も使っているので、相手の魔法に注ぐ魔力の強さも見て、どんな魔法を使おうとしているのかが、カレンにはわかったのだ。
「次はこっちから行かせてもらうよ! 地中から出で来い!」
カレンが地中に向かって放ったのは、雷魔法「ライジングショック」だ。この雷を受けると、魔法に注いだ魔力の量にもよるが、丸焦げになることがある。が、今回は地表に相手を出すためなので、そこまでの威力は出ないように調整はした。
やはり、カレンの攻撃がちょうど良い力加減だったので、相手は地表に姿を現した。今回のボスは、砂漠の天敵ワームだ。
だが、出てきたところ悪いが、カレンが刀を構え、待ち構えていた。
「ばいばい。てりゃ」
カレンの可愛い掛け声とともに、ワームの頭と体は別れを告げた。
「ふー。終わったかな」『まだ!』
「え?」
何か声が聞こえてワームのほうを向くと、顔を失ってもこちらに攻撃を仕掛けようとしていたワームが、そこにはいた。
とっさに反応が間に合わず、氷魔法「ブリザード」を結構の威力で放ってしまい、ワームは氷漬けになってしまった。足止めをするつもりが、魔力制御を誤ってしまった。ブリザードは、俗にいう中級魔法で、範囲内に吹雪を吹かせる魔法だ。洞窟内や室内で使うと滅茶苦茶寒くなる。と、言うことでワームを完璧に多をした。
「にしても、さっきの声は何だったんだろう。お姉さんみたいな声が聞こえたけど。まぁ、気にしても今はしょうがないか」
何気に切り替えが早いカレンだ。
倒し終えたので階段の方まで行き、昨日作っておいた料理を食べることにした。今回は、サンドイッチを出して昼食にした。
昼食を食べ終えたカレンは、下の階層に足を踏み入れた。
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そのころ、あるところでは。
「あやつが、やられました」
「ほう、あいつがやられたか。モンスターを召喚していたやつだよな」
「はい。ですが、あの量の魔物を大量に倒すやつは、化け物です」
「ならば、次はどうするか」
「では、次は私にやらせてください」
「ほう、何か策があるのか?」
「はい。私にお任せください」
「ならば、任せるぞ」
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また狙われているとも知らずに、カレンは意気揚々とダンジョンの攻略を続けていた。
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