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お忍びデート1
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歓迎会の後、王太子サディクは度々、レイ、ことアルメダの剣術指南を受けるために兵の訓練場に現れた。
政務で忙しいサディクはまとまった訓練の時間を取ることは難しく、大抵は三十分もしないうちに側近のジャハルが迎えに来ていた。
それでもサディクは、アルメダが指南役をする日には、よく訓練場に現れた。
その日も、いつも通りにサディクは剣の指南を受けていたが、彼はいつもと違って少しそわそわしていた。
「護衛任務、ですか?」
アルメダは目をぱちくりさせて、先ほどサディクが言ってきたことを繰り返した。
「そうだよ。時々、息抜きも兼ねて街の方に降りて、今のガザルの現状を見て回ってるんだ。ずっと書類と顔を突き合わせてばかりでは、市井の状況がわからなくなってしまうからね。アルメダ教官には、それに同行してもらいたい」
「……かしこまりました。ですが、私は護衛のプロではないので、他に護衛の方も付けていただけますでしょうか?」
「ああ、もちろんそのつもりだよ。君には、私が王子だとバレないように、一般人に紛れ込めるよう同行人として付き添って欲しい」
サディクは王太子らしくにこりと微笑んだ。
(……それなら大丈夫かな? 他に護衛の人も付くみたいだし)
「かしこまりました。出かけるのはいつになりますでしょうか?」
「……そうだな、この訓練の後だ」
「えっ?」
(何も準備してないよ!? しかも、訓練の後だから、汗かいてるし!!)
アルメダが諸々のことを考えて慌てていると、
「急な任務だからね、準備はこちらに任せてくれて大丈夫だよ」
「……よろしいのでしょうか?」
「もちろんだよ。誘ったのはこちらだからね。……ジャハル、手配を頼む」
サディクが訓練場の端の方を振り向いた。
そこにはいつものように、すでにジャハルがサディクを迎えに来ていた。
「……かしこまりました」
ジャハルはどこか諦観の遠い目をしていた。
***
「じっ、自分で、できますから!!」
アルメダは、ひったくられそうになった訓練着を、胸元で押さえて抱え込んだ。
「いいえ! 殿下は、あなた様をピカピカに磨くようにと仰せです!! 観念してくださいませ!!」
侍女長のおばさまの剛腕も、負けじとアルメダの訓練着を握り締めている。
「ただの護衛任務ですよ!」
「だからこそです!!」
「えぇっ!?」
訓練の後、アルメダが、訓練場に迎えに来た王宮の侍女について行くと、普段は入れない王族の居住スペースに通された。
大理石造りの豪奢な廊下を進み、ある個室に案内されたかと思うと、アルメダは侍女たちに寄ってたかってお風呂に入れられそうになってしまったのだ。
(お風呂ぐらい自分で入れるし! 女性とはいえ、みんなに見られるのは恥ずかしすぎるよ!)
「わっ!! もう、やめてください! 自分で入れますから!!」
アルメダは訓練着をひったくられそうになり、最後の抵抗をみせた。
ここ最近は週に二回は兵士の訓練に出ているのだ。ひ弱だったアルメダもいつの間にか、お城の侍女たちにも負けないぐらいの体力がついてきていた。
「……では、湯からあがりましたら、教えてください。その後は、軽くマッサージと、お化粧とお髪はつのアレンジもさせていただきます」
「……はい……」
侍女長のおばさまにピシャリと言われると、アルメダは観念して、とにかく湯あみをすることにした。一人だけで風呂に入れるようになっただけでも、よしとすることにした。
白い陶器のバスタブには、ちょうど良い温度の湯が入っていて、香油も入れられているのか、ふわりと甘い花の香りが湯気とともに鼻をくすぐった。
浴室の床や壁は、色鮮やかな青や水色や白のモザイクタイルだ。
(こんなに素敵なお風呂なんだから、もう少しゆっくり入りたかったな……)
湯からあがると、王宮のふかふかのバスタオルで体を拭き、いつものクセで水魔術で髪の毛を乾かした。
「あれっ!? 私の服はどこですか!?」
(うそっ! 下着まで無いの!!?)
脱衣所を見ると、いつの間にか着ていた服が全て無くなっていた。
「アルメダ様は、こちらをお召しください!」
「早速、マッサージもさせていただきますね!」
アルメダが湯からあがったと気づくや否や、侍女たちが本日のアルメダの下着やら衣装やらマッサージオイルやらを持って脱衣所に突入してきた。
「わぁ! アルメダ様は、本当にスタイルがいいですね!」
「軍部で鍛えられてるからでしょうか? 姿勢もとても良いですね!」
「肌もキメ細やかで美しいですわ!」
(み゛ゃぁ~~~~っ!!!)
あれよあれよと侍女たちにおだてられ、マッサージされ、手早く着付けられ、アルメダは声にならない叫び声をあげた。
「あら? アルメダ様はお髪は洗われましたか?」
「……はい。洗って乾かしました……」
「まぁ! こんなにも早く乾かせるんですか!?」
「……み、……風魔術で乾かしました」
「風魔術でも、こんなに早く乾かせるものなんですね」
若い侍女はアルメダを着付けながらも、感心して目を丸くしていた。
(うっ……危ない、危ない。水魔術が使えるのがバレるところだった……)
砂漠の国サハリアでは、水魔術を扱える者の価値は高い。それこそ、誘拐されることもあるほどにだ。
アルメダも面倒事に巻き込まれないよう、水魔術や氷魔術は人前で見せないように気をつけていたのだが、ふとした所でいつものクセが出ていたようだ。
マッサージや着付けが終わると、次はヘアメイクだ。
アルメダは脱衣所から別の部屋に案内され、大きな鏡付きのドレッサーの前に座らされた。
「髪はどうされましょうか?」
「……そうですね……」
(……もう、どうにでもなれ……)
アルメダはもはや諦観の境地で、ヘアメイク担当の侍女に全てを任せた。
「はい、できましたわ!」
「わぁ……これが、私?」
しばらくしてメイドに声をかけられ、アルメダは鏡の中の自分を覗き込んだ。
肌はマッサージのおかげでしっとりと艶があり、顔の輪郭もキュッと引き締まっていた。エメラルド色の瞳は、ぱっちりと大きく印象的で愛らしく、唇はつやりとしたローズ色だ。
黒く、波打つようにウェーブがかった豊かな髪は、柔らかに編み込みが入れられ、瑠璃色の石がついた髪飾りで留められていた。
鏡の中には、綺麗な大人のお姉様が映っていたのだ。
「元の素材が良いので、お化粧はほんの少しだけです。それでも、とても素敵ですわ」
「これでは殿下も一目で恋に落ちてしまいますね!」
「きょ、今日は護衛任務です!! そんなっ!」
「まぁ。照れてるところも、可愛いらしいですわ!」
アルメダが、侍女たちに褒められて、恥ずかしがって慌てていると、
「ほらほら、殿下はもう隣のお部屋でお待ちですよ。その続きは、殿下に褒めてもらってください」
侍女長のおばさまに促され、隣の部屋に案内された。
隣の部屋では、ソファに寛ぐサディクがいた。
お忍びのためか、庶民に紛れるように、くすんだブルーグレーのマントを羽織り、履き慣らして少し潰れたブラウンのブーツを履いていた。淡いグレー色の髪はいつもよりも簡単にまとめられていて、これから頭に巻くであろう大判のスカーフを手に持っていた。
アルメダが部屋に入ると、サディクは、ただただ藍色の目を丸くして、彼女を見つめて固まってしまった。
「……アルメダ?」
「お待たせいたしました……殿下?」
アルメダは淡いベージュ色のマントを羽織り、その中には、エメラルド色の大胆な柄が入ったワンピースを着ていた。元のスタイルが良すぎるためか、鍛えられていて姿勢も良いためか、マントで隠れているはずなのに、どこか艶っぽくて、人目をひいた。
スタイルは色っぽいのに、アルメダが恥ずかしがっているためか、頬は淡く上気していて、表情は初々しくなっている。
アルメダがふわりとはにかんでサディクを見ると、彼はやっと石化の魔術が解けたかのように動き出した。
「いきなり美の女神様が現れたかと思ったよ。とても、いや、今まで見てきた女性の中で、一番美しいよ」
「お、大袈裟ですよ!!」
「こんなに綺麗な女性とデートできるなんて、私は幸せ者だね」
「えっ?」
(こ、これって、デートなの!!?)
アルメダは、本日二度目の声にならない叫び声をあげた。
政務で忙しいサディクはまとまった訓練の時間を取ることは難しく、大抵は三十分もしないうちに側近のジャハルが迎えに来ていた。
それでもサディクは、アルメダが指南役をする日には、よく訓練場に現れた。
その日も、いつも通りにサディクは剣の指南を受けていたが、彼はいつもと違って少しそわそわしていた。
「護衛任務、ですか?」
アルメダは目をぱちくりさせて、先ほどサディクが言ってきたことを繰り返した。
「そうだよ。時々、息抜きも兼ねて街の方に降りて、今のガザルの現状を見て回ってるんだ。ずっと書類と顔を突き合わせてばかりでは、市井の状況がわからなくなってしまうからね。アルメダ教官には、それに同行してもらいたい」
「……かしこまりました。ですが、私は護衛のプロではないので、他に護衛の方も付けていただけますでしょうか?」
「ああ、もちろんそのつもりだよ。君には、私が王子だとバレないように、一般人に紛れ込めるよう同行人として付き添って欲しい」
サディクは王太子らしくにこりと微笑んだ。
(……それなら大丈夫かな? 他に護衛の人も付くみたいだし)
「かしこまりました。出かけるのはいつになりますでしょうか?」
「……そうだな、この訓練の後だ」
「えっ?」
(何も準備してないよ!? しかも、訓練の後だから、汗かいてるし!!)
アルメダが諸々のことを考えて慌てていると、
「急な任務だからね、準備はこちらに任せてくれて大丈夫だよ」
「……よろしいのでしょうか?」
「もちろんだよ。誘ったのはこちらだからね。……ジャハル、手配を頼む」
サディクが訓練場の端の方を振り向いた。
そこにはいつものように、すでにジャハルがサディクを迎えに来ていた。
「……かしこまりました」
ジャハルはどこか諦観の遠い目をしていた。
***
「じっ、自分で、できますから!!」
アルメダは、ひったくられそうになった訓練着を、胸元で押さえて抱え込んだ。
「いいえ! 殿下は、あなた様をピカピカに磨くようにと仰せです!! 観念してくださいませ!!」
侍女長のおばさまの剛腕も、負けじとアルメダの訓練着を握り締めている。
「ただの護衛任務ですよ!」
「だからこそです!!」
「えぇっ!?」
訓練の後、アルメダが、訓練場に迎えに来た王宮の侍女について行くと、普段は入れない王族の居住スペースに通された。
大理石造りの豪奢な廊下を進み、ある個室に案内されたかと思うと、アルメダは侍女たちに寄ってたかってお風呂に入れられそうになってしまったのだ。
(お風呂ぐらい自分で入れるし! 女性とはいえ、みんなに見られるのは恥ずかしすぎるよ!)
「わっ!! もう、やめてください! 自分で入れますから!!」
アルメダは訓練着をひったくられそうになり、最後の抵抗をみせた。
ここ最近は週に二回は兵士の訓練に出ているのだ。ひ弱だったアルメダもいつの間にか、お城の侍女たちにも負けないぐらいの体力がついてきていた。
「……では、湯からあがりましたら、教えてください。その後は、軽くマッサージと、お化粧とお髪はつのアレンジもさせていただきます」
「……はい……」
侍女長のおばさまにピシャリと言われると、アルメダは観念して、とにかく湯あみをすることにした。一人だけで風呂に入れるようになっただけでも、よしとすることにした。
白い陶器のバスタブには、ちょうど良い温度の湯が入っていて、香油も入れられているのか、ふわりと甘い花の香りが湯気とともに鼻をくすぐった。
浴室の床や壁は、色鮮やかな青や水色や白のモザイクタイルだ。
(こんなに素敵なお風呂なんだから、もう少しゆっくり入りたかったな……)
湯からあがると、王宮のふかふかのバスタオルで体を拭き、いつものクセで水魔術で髪の毛を乾かした。
「あれっ!? 私の服はどこですか!?」
(うそっ! 下着まで無いの!!?)
脱衣所を見ると、いつの間にか着ていた服が全て無くなっていた。
「アルメダ様は、こちらをお召しください!」
「早速、マッサージもさせていただきますね!」
アルメダが湯からあがったと気づくや否や、侍女たちが本日のアルメダの下着やら衣装やらマッサージオイルやらを持って脱衣所に突入してきた。
「わぁ! アルメダ様は、本当にスタイルがいいですね!」
「軍部で鍛えられてるからでしょうか? 姿勢もとても良いですね!」
「肌もキメ細やかで美しいですわ!」
(み゛ゃぁ~~~~っ!!!)
あれよあれよと侍女たちにおだてられ、マッサージされ、手早く着付けられ、アルメダは声にならない叫び声をあげた。
「あら? アルメダ様はお髪は洗われましたか?」
「……はい。洗って乾かしました……」
「まぁ! こんなにも早く乾かせるんですか!?」
「……み、……風魔術で乾かしました」
「風魔術でも、こんなに早く乾かせるものなんですね」
若い侍女はアルメダを着付けながらも、感心して目を丸くしていた。
(うっ……危ない、危ない。水魔術が使えるのがバレるところだった……)
砂漠の国サハリアでは、水魔術を扱える者の価値は高い。それこそ、誘拐されることもあるほどにだ。
アルメダも面倒事に巻き込まれないよう、水魔術や氷魔術は人前で見せないように気をつけていたのだが、ふとした所でいつものクセが出ていたようだ。
マッサージや着付けが終わると、次はヘアメイクだ。
アルメダは脱衣所から別の部屋に案内され、大きな鏡付きのドレッサーの前に座らされた。
「髪はどうされましょうか?」
「……そうですね……」
(……もう、どうにでもなれ……)
アルメダはもはや諦観の境地で、ヘアメイク担当の侍女に全てを任せた。
「はい、できましたわ!」
「わぁ……これが、私?」
しばらくしてメイドに声をかけられ、アルメダは鏡の中の自分を覗き込んだ。
肌はマッサージのおかげでしっとりと艶があり、顔の輪郭もキュッと引き締まっていた。エメラルド色の瞳は、ぱっちりと大きく印象的で愛らしく、唇はつやりとしたローズ色だ。
黒く、波打つようにウェーブがかった豊かな髪は、柔らかに編み込みが入れられ、瑠璃色の石がついた髪飾りで留められていた。
鏡の中には、綺麗な大人のお姉様が映っていたのだ。
「元の素材が良いので、お化粧はほんの少しだけです。それでも、とても素敵ですわ」
「これでは殿下も一目で恋に落ちてしまいますね!」
「きょ、今日は護衛任務です!! そんなっ!」
「まぁ。照れてるところも、可愛いらしいですわ!」
アルメダが、侍女たちに褒められて、恥ずかしがって慌てていると、
「ほらほら、殿下はもう隣のお部屋でお待ちですよ。その続きは、殿下に褒めてもらってください」
侍女長のおばさまに促され、隣の部屋に案内された。
隣の部屋では、ソファに寛ぐサディクがいた。
お忍びのためか、庶民に紛れるように、くすんだブルーグレーのマントを羽織り、履き慣らして少し潰れたブラウンのブーツを履いていた。淡いグレー色の髪はいつもよりも簡単にまとめられていて、これから頭に巻くであろう大判のスカーフを手に持っていた。
アルメダが部屋に入ると、サディクは、ただただ藍色の目を丸くして、彼女を見つめて固まってしまった。
「……アルメダ?」
「お待たせいたしました……殿下?」
アルメダは淡いベージュ色のマントを羽織り、その中には、エメラルド色の大胆な柄が入ったワンピースを着ていた。元のスタイルが良すぎるためか、鍛えられていて姿勢も良いためか、マントで隠れているはずなのに、どこか艶っぽくて、人目をひいた。
スタイルは色っぽいのに、アルメダが恥ずかしがっているためか、頬は淡く上気していて、表情は初々しくなっている。
アルメダがふわりとはにかんでサディクを見ると、彼はやっと石化の魔術が解けたかのように動き出した。
「いきなり美の女神様が現れたかと思ったよ。とても、いや、今まで見てきた女性の中で、一番美しいよ」
「お、大袈裟ですよ!!」
「こんなに綺麗な女性とデートできるなんて、私は幸せ者だね」
「えっ?」
(こ、これって、デートなの!!?)
アルメダは、本日二度目の声にならない叫び声をあげた。
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