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剣聖捜索2
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剣聖調査隊は、セルバの街の中央にある老舗宿に一週間ほど滞在予定だ。
その間に、冒険者ギルドと剣術道場で、実際に剣士たちの腕前をみる。
まずは剣術道場の門下生十八名を二、三日かけて調査するという。その後に、冒険者ギルドの剣士二十二名を調査予定だ。
たとえ剣聖でなくとも、剣聖候補に選ばれれば、騎士として国に召し抱えられるチャンスがあるそうだ。
剣聖候補となっただけでも、かなりの手練れであると認められたようなものであり、腕の良い剣士は、国としても確保したい人材なのだ。
王国騎士は、国民の憧れの職業だ。なりたくてもそう簡単になれるものではなく、何よりも他の職業よりも身入りが良い——調査対象者たちにとっても、立身出世の大チャンスなのだ。
冒険者ギルドに剣士として登録している者たちはここ一、二週間は鼻息も荒く、訓練に励んでいた。聞けば、剣術道場の方も、門下生たちが似たような状態だという。
普段、辺境の地に訪れることはほとんどない王国騎士が四名も訪れているということもあり、セルバの街は異様な活気に包まれていた。
***
「レヴィは二日目の午後だな。それまでしっかり調子を整えておくといい」
冒険者ギルドのホールで、ルーファスとレヴィは、ギルドマスターのオーガストに声をかけられた。どうやら、調査対象者たちに直接声をかけて回っているらしい。
「分かりました。調査ではどんなことをするのでしょうか?」
レヴィは素直に頷くと、気になっていたことを確認した。
「他の街では、王国騎士様と一対一で剣術試合をしたらしい。そこで剣の腕前を認められれば、剣聖候補者として、後で王都に向かうらしいぞ。そこで最終判断らしい」
「勝つと剣聖候補になるんですか?」
ルーファスも、さりげなく確認している。
「俺が聞いた限りだとそうだな。……だが、ほとんどの剣士が勝てないみたいだな。さすが、国を預かる王国騎士様だ。その名は伊達じゃないな」
オーガストも誇らしげにうんうんと頷いている。
ドラゴニアは火竜の血を継ぐ王族が治める国だ。魔物のように、実力主義な面が強い——特に王国騎士団ではそうだ。屈強な騎士が多く、他国にもその名を轟かせているほどだ。
そんな王国騎士団は国の誇りでもあり、そこに所属する騎士たちは国民の憧れでもある。
「レヴィはランクアップ試験で、剣術道場の師範に勝てたぐらいだからな。期待しているぞ!」
「わっ!」
ばちこん! っといつもよりも勢い良くオーガストの激励が背中に入り、レヴィは大きく前のめりになった。
はっはっはっ、とオーガストの機嫌の良さそうな笑い声が、ギルドの奥の方へと遠ざかって行った。
「勝ってはダメみたいだね」
「そうですね。……勝たない方法ですか……」
レヴィが珍しく考え込むように腕を組んだ。小さく「う~ん」と唸っている。
「そろそろ昼頃だし、食事でもしながら情報収集しようか。もしかしたら、今日の剣術道場での話が何かしら聞けるかもしれないし」
「ええ、そうしましょう」
ルーファスとレヴィは情報収集がてら、街の食堂に向かうことにした。
***
ルーファスたちが食堂に入ると、店の奥の方の席に、赤い騎士服をまとった一団がいた。
王国騎士は深みのある鮮やかな深紅の制服だ。四人いて、全員の体格が良く、王都の者らしく雰囲気からして非常に洗練されている。
従騎士は王国騎士よりも一段階暗い色合いの騎士服だ。装飾も少なめで、王国騎士の制服よりも簡素だ。三人いて、せっせと王国騎士の身の回りに気を配っている。
騎士服ではないが、襟元や袖口に紅色が入った官服を着ている者も三人いて、彼らが調査官のようだ。
「!? あれが今回の調査隊みたいだね」
ルーファスは素早く防音結界を展開すると、レヴィにこっそりと耳打ちした。
「ええ、みなさん、なかなかの手練れのようですね」
「わっ! こっちを見たね」
「不躾に見過ぎたようですね。普通に食事をとりましょうか」
ブラウンの短髪の王国騎士が、ルーファスとレヴィを見返していた。
ルーファスは慌てて日替わりパスタを二人分、注文した。二人は食事中も何やら視線を感じたが、そちらの方へは振り向かないことにした。
「レイは今頃、何をしてるんだろうね。ゆっくりできてるのかな……」
一通り食事が終わり、食後のコーヒーを飲みながら、ルーファスが何ともなしに話し始めた。
「当代魔王と茶会をしているようです。美味しいお菓子が出ているようで、とても喜んでいるようですよ」
「えっ!? そんなことまで分かるの?」
「はい。聖剣契約は特殊な魔術契約ですし、レイは魔力量が無限ですので、遠く離れていても分かります」
「加護だと、離れすぎてると念話はできないし、ピンチの時以外はそこまで庇護者の状況は分からないんだよね。……それよりもミーレイ様との茶会って……本当に、彼女からも加護をいただいてるんだね……」
ルーファスは、半ば呆れた顔をした。
「おい、ドラゴニアにSランク冒険者のパーティーが来たってよ」
「Sランクだと!? すげぇな、どのパーティーだ?」
ルーファスたちの会話が一瞬途切れると、隣の席から冒険者たちの噂話が聞こえてきた。
「傭兵女王のいる鉄竜の鱗だ」
「あそこか。どっかの国の王子様もメンバーなんだろ?」
「そうみたいだな。傭兵女王のカタリーナは、ひと睨みでドラゴンも逃げ出すそうだぞ」
「ハハッ! んなわけあるか」
ルーファスはその話を聞くと、少し気まずそうに目線を落とした。
「失礼、少しいいかな?」
ルーファスとレヴィのテーブルに大きな人影がかかり、温かみのある低い声が掛けられた。
「ええ、何でしょうか?」
ルーファスはパッと顔を上げて、声がする方を振り向き、瞬時に柔らかい笑顔をした。
そこには、先程ルーファスたちを見返していた、ブラウンの短髪の王国騎士がいた。
王国騎士は一瞬、目を丸く見開いた。
白皙の美貌を持つルーファスの王子様のような優しい微笑みは、破壊力抜群なのだ——そこには男性も女性も関係がない。
「君たちはギルドの剣士かな?」
「私は弓士ですが、彼の方はそうです」
王国騎士の質問に、ルーファスは愛想良く答えた。
「私はアーロンというのだが、ギルドに腕の良い剣士がいると聞いて、是非、同じ冒険者からも話を聞いてみたかったんだ。何でもランクアップ試験で、剣術道場の師範を打ち負かした者がいるらしいね」
「それはきっと、彼ですね」
「レヴィと申します」
レヴィが淡々と自己紹介をした。
「ほお、君がそうなのか……おそらく、君の試合は私が担当することになる。よろしく頼むよ」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
王国騎士アーロンとレヴィは、がっしりと握手をした。
「う~ん、目をつけられてしまったかな……」
「そのようですね……おそらくあの王国騎士たちの中で、先程の方が一番強いです」
アーロンが二人の席を去った後、ルーファスとレヴィはこそこそと話し合った。
「まいったな……」
ルーファスは渋い顔をして、頭を抱え込んだ。
***
「……気になる剣士でもいましたか?」
アーロンが席に戻るなり、藍色の髪の調査官が尋ねてきた。少しだけ面白がるような目をしている。
「ハドリー調査官、彼が剣術道場の師範に勝った剣士みたいです。しっかり鍛えられてるし、手の皮もかなり厚かった。相当な訓練をしてきたのかもしれません」
アーロンはさりげなく、視線でレヴィを指し示した。
「なるほど」
「それに金髪の方の彼も、魔術の腕前が良さそうだ。防音結界をかなりのスピードで展開していました」
「ほお。上級魔術師レベルですか。珍しい……魔術師団にでも推薦する気ですか?」
「茶髪の彼が剣聖候補になったらですね。どうやら同じ冒険者パーティーのようですし、実力者はいつでも大歓迎です」
「その冒険者パーティーについて、ギルドに確認を取ってみましょう。他にもメンバーがいるかもしれません」
「そうですね。あのレベルの冒険者なら、パーティーメンバーも期待できそうですね」
二人は、ルーファスとレヴィのテーブルを視界の端に入れ、頷き合った。
その間に、冒険者ギルドと剣術道場で、実際に剣士たちの腕前をみる。
まずは剣術道場の門下生十八名を二、三日かけて調査するという。その後に、冒険者ギルドの剣士二十二名を調査予定だ。
たとえ剣聖でなくとも、剣聖候補に選ばれれば、騎士として国に召し抱えられるチャンスがあるそうだ。
剣聖候補となっただけでも、かなりの手練れであると認められたようなものであり、腕の良い剣士は、国としても確保したい人材なのだ。
王国騎士は、国民の憧れの職業だ。なりたくてもそう簡単になれるものではなく、何よりも他の職業よりも身入りが良い——調査対象者たちにとっても、立身出世の大チャンスなのだ。
冒険者ギルドに剣士として登録している者たちはここ一、二週間は鼻息も荒く、訓練に励んでいた。聞けば、剣術道場の方も、門下生たちが似たような状態だという。
普段、辺境の地に訪れることはほとんどない王国騎士が四名も訪れているということもあり、セルバの街は異様な活気に包まれていた。
***
「レヴィは二日目の午後だな。それまでしっかり調子を整えておくといい」
冒険者ギルドのホールで、ルーファスとレヴィは、ギルドマスターのオーガストに声をかけられた。どうやら、調査対象者たちに直接声をかけて回っているらしい。
「分かりました。調査ではどんなことをするのでしょうか?」
レヴィは素直に頷くと、気になっていたことを確認した。
「他の街では、王国騎士様と一対一で剣術試合をしたらしい。そこで剣の腕前を認められれば、剣聖候補者として、後で王都に向かうらしいぞ。そこで最終判断らしい」
「勝つと剣聖候補になるんですか?」
ルーファスも、さりげなく確認している。
「俺が聞いた限りだとそうだな。……だが、ほとんどの剣士が勝てないみたいだな。さすが、国を預かる王国騎士様だ。その名は伊達じゃないな」
オーガストも誇らしげにうんうんと頷いている。
ドラゴニアは火竜の血を継ぐ王族が治める国だ。魔物のように、実力主義な面が強い——特に王国騎士団ではそうだ。屈強な騎士が多く、他国にもその名を轟かせているほどだ。
そんな王国騎士団は国の誇りでもあり、そこに所属する騎士たちは国民の憧れでもある。
「レヴィはランクアップ試験で、剣術道場の師範に勝てたぐらいだからな。期待しているぞ!」
「わっ!」
ばちこん! っといつもよりも勢い良くオーガストの激励が背中に入り、レヴィは大きく前のめりになった。
はっはっはっ、とオーガストの機嫌の良さそうな笑い声が、ギルドの奥の方へと遠ざかって行った。
「勝ってはダメみたいだね」
「そうですね。……勝たない方法ですか……」
レヴィが珍しく考え込むように腕を組んだ。小さく「う~ん」と唸っている。
「そろそろ昼頃だし、食事でもしながら情報収集しようか。もしかしたら、今日の剣術道場での話が何かしら聞けるかもしれないし」
「ええ、そうしましょう」
ルーファスとレヴィは情報収集がてら、街の食堂に向かうことにした。
***
ルーファスたちが食堂に入ると、店の奥の方の席に、赤い騎士服をまとった一団がいた。
王国騎士は深みのある鮮やかな深紅の制服だ。四人いて、全員の体格が良く、王都の者らしく雰囲気からして非常に洗練されている。
従騎士は王国騎士よりも一段階暗い色合いの騎士服だ。装飾も少なめで、王国騎士の制服よりも簡素だ。三人いて、せっせと王国騎士の身の回りに気を配っている。
騎士服ではないが、襟元や袖口に紅色が入った官服を着ている者も三人いて、彼らが調査官のようだ。
「!? あれが今回の調査隊みたいだね」
ルーファスは素早く防音結界を展開すると、レヴィにこっそりと耳打ちした。
「ええ、みなさん、なかなかの手練れのようですね」
「わっ! こっちを見たね」
「不躾に見過ぎたようですね。普通に食事をとりましょうか」
ブラウンの短髪の王国騎士が、ルーファスとレヴィを見返していた。
ルーファスは慌てて日替わりパスタを二人分、注文した。二人は食事中も何やら視線を感じたが、そちらの方へは振り向かないことにした。
「レイは今頃、何をしてるんだろうね。ゆっくりできてるのかな……」
一通り食事が終わり、食後のコーヒーを飲みながら、ルーファスが何ともなしに話し始めた。
「当代魔王と茶会をしているようです。美味しいお菓子が出ているようで、とても喜んでいるようですよ」
「えっ!? そんなことまで分かるの?」
「はい。聖剣契約は特殊な魔術契約ですし、レイは魔力量が無限ですので、遠く離れていても分かります」
「加護だと、離れすぎてると念話はできないし、ピンチの時以外はそこまで庇護者の状況は分からないんだよね。……それよりもミーレイ様との茶会って……本当に、彼女からも加護をいただいてるんだね……」
ルーファスは、半ば呆れた顔をした。
「おい、ドラゴニアにSランク冒険者のパーティーが来たってよ」
「Sランクだと!? すげぇな、どのパーティーだ?」
ルーファスたちの会話が一瞬途切れると、隣の席から冒険者たちの噂話が聞こえてきた。
「傭兵女王のいる鉄竜の鱗だ」
「あそこか。どっかの国の王子様もメンバーなんだろ?」
「そうみたいだな。傭兵女王のカタリーナは、ひと睨みでドラゴンも逃げ出すそうだぞ」
「ハハッ! んなわけあるか」
ルーファスはその話を聞くと、少し気まずそうに目線を落とした。
「失礼、少しいいかな?」
ルーファスとレヴィのテーブルに大きな人影がかかり、温かみのある低い声が掛けられた。
「ええ、何でしょうか?」
ルーファスはパッと顔を上げて、声がする方を振り向き、瞬時に柔らかい笑顔をした。
そこには、先程ルーファスたちを見返していた、ブラウンの短髪の王国騎士がいた。
王国騎士は一瞬、目を丸く見開いた。
白皙の美貌を持つルーファスの王子様のような優しい微笑みは、破壊力抜群なのだ——そこには男性も女性も関係がない。
「君たちはギルドの剣士かな?」
「私は弓士ですが、彼の方はそうです」
王国騎士の質問に、ルーファスは愛想良く答えた。
「私はアーロンというのだが、ギルドに腕の良い剣士がいると聞いて、是非、同じ冒険者からも話を聞いてみたかったんだ。何でもランクアップ試験で、剣術道場の師範を打ち負かした者がいるらしいね」
「それはきっと、彼ですね」
「レヴィと申します」
レヴィが淡々と自己紹介をした。
「ほお、君がそうなのか……おそらく、君の試合は私が担当することになる。よろしく頼むよ」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
王国騎士アーロンとレヴィは、がっしりと握手をした。
「う~ん、目をつけられてしまったかな……」
「そのようですね……おそらくあの王国騎士たちの中で、先程の方が一番強いです」
アーロンが二人の席を去った後、ルーファスとレヴィはこそこそと話し合った。
「まいったな……」
ルーファスは渋い顔をして、頭を抱え込んだ。
***
「……気になる剣士でもいましたか?」
アーロンが席に戻るなり、藍色の髪の調査官が尋ねてきた。少しだけ面白がるような目をしている。
「ハドリー調査官、彼が剣術道場の師範に勝った剣士みたいです。しっかり鍛えられてるし、手の皮もかなり厚かった。相当な訓練をしてきたのかもしれません」
アーロンはさりげなく、視線でレヴィを指し示した。
「なるほど」
「それに金髪の方の彼も、魔術の腕前が良さそうだ。防音結界をかなりのスピードで展開していました」
「ほお。上級魔術師レベルですか。珍しい……魔術師団にでも推薦する気ですか?」
「茶髪の彼が剣聖候補になったらですね。どうやら同じ冒険者パーティーのようですし、実力者はいつでも大歓迎です」
「その冒険者パーティーについて、ギルドに確認を取ってみましょう。他にもメンバーがいるかもしれません」
「そうですね。あのレベルの冒険者なら、パーティーメンバーも期待できそうですね」
二人は、ルーファスとレヴィのテーブルを視界の端に入れ、頷き合った。
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