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ゴブリンの村
風呂話は転生系にはつきものですが今作では現状色気を出す余地もなく、申し訳なく思っております。
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夕ご飯を食べながら二人娘の話を聞いた。
「今日はとても早く火を着けられるようになりました!」
「私は何が出来るか確かめてみたのですが、ちょっとよくわからないので朝にでも見ていただきたいです。」
「そうですか。二人の成果を見ないといけませんね。明日確かめましょう。それから、本堂に灯りが欲しいのですか、何か有りますか。」
「では蝋燭を用意いたします。」
「ありがとう。でも蝋燭は高価ではないのですか?」
「いえ!作っていますので、売るほど有ります!」
「そうですか、母屋の裏手の方ですか。」
「はい!そこでも作っています!」
和蝋燭?漆か何かの実で作るんやっけ?魚油が混じると臭いとかなんとか。そういやFFでも獣脂蝋燭が有ったような……。
大桶に四十度位のお湯を入れて、順番にお風呂に入る事にする。俺とりくの着替えを用意してもらった。
石鹸が有った!上等なものっぽい。使われたもので、元の形は分からないが、なんとなく良い匂いがする。椿油も用意してもらう。酢はなかった。というか、あるけど嫌がられた。酢リンスの良さは少し知っているけど、良い匂いの油が入っていないと、ちょっと良さの想像がつかないからなあ。ブラピの「酢臭で娘に嫌われ事件」は知っていたので、無理からんと思う。
辞退はしたが無理矢理というレベルで一番風呂に入った。りくは二人娘が洗ってくれるという。ありがたい。どうしたら良いかよく分からん。
大桶を置いたのは本堂の裏手の水はけが良さそうな場所で、屋根もない。衝立を引っ張り出して一応目隠し。手桶と、半畳ほどのスノコ状の板が有ったので、洗い場として用意する。狐もいるが、あまり気にせず着物を脱いだタイミングで、二人娘の襲撃を受けた。これも無理やりいなして、自分で顔と体を洗う。ついでに狐も洗う。犬を飼っていたことが有って、特に問題ない。
「ふあぉぉぉぉ……。」
二日ぶり?三日ぶり?あまり風呂は好きではないが、流石にこの時期何日もシャワーもでけへんのは文明人の俺としてはいささか忸怩たる思いがあった。狐とともに湯に浸かり、見上げると既に満天の星。十日くらいの月?月明かりでなんとなく周りが見える。目が良くなったのか、体質が変わったのか。でも、暗いよな。
袂に入れていた石英みたいな石を思い出し、魔力を込める。白く輝く。うん、めちゃくちゃ明るく感じる。これキャンプのときに使うLEDランタン並みじゃね?
ざざっと足音がして、れいかが顔を出す。
「明るいです!」
「ああ、倉に入ったときに用意したのを思い出してな。これがあれば蝋燭もいらないかもしれないね。」
「ほんとですね!同じような石を少し探します!」
またピューと行ってしまうが、暗くて見えなくね?まいいか。
「ゆきさん。」
「はいな。」
「気持ちよさそうですな。」
「主様こそ、ですな。」
「自分、この世界のこと詳しく知ってるんやんな。」
「……はい、とだけ言っておきます。」
「……何回も同じギャグを使うのは寒いからな。」
「いやいや主様にそれを言われるのは……」
「ちょ、待てよ~」
「言ってる傍からですから。反省の色もありませんから。」
「それはともかく。聞いたら教えてくれるんやろ?」
「はい。禁則事項とかいう設定はありませんからな。」
「……。聞くまでは、ナヴィゲートもせーへんねんな。」
「よっぽどでなければ。別にどんな影響をこの世界に与えようと、人類を滅亡させようと、構わないですから。最優先は世界そのものの破滅を避けること。次に主様の生命を守ること。いずれも努力目標ですが。それらに抵触しないことは、お任せです。別にすべてを捨ててこのまま都落ちしても、誰かをさらって逃避行しても、この村を根絶やしにしても、自由です。」
「そうなんすか。ふーん。何を見込まれたんすかね。」
「それも考えてみてくださいな。主様の能力は前世界では測定し得ないものでしたから。正直なんでも出来る力はあります。自由に力を奮っていれば、自然と世界の危機に行き着くはずなのですな。そのあたりは高次元意識体の予定調和でしょうな。」
「難しいなあ。確かに無駄に多趣味やし。でも掘り下げきらんからプロになられへん程度ばっかりなんよなあ。そんなことやから最終学歴も良う無いし、性格的に場当たりやから、現場ばっかりやらされとったし。」
「そこはいろんな言い方が有るでしょうけど。自己弁護じみてますが、創造性の点においては、創造性を発揮したい環境ではなかったということでしょう。実際過剰に日々溢れるモノ、知識を博物学的に処理できる人材は一握りです。それを現場に応用し、直感で最短を選んでしまえるのはまた才能です。誰にでも好かれるのも才能です。リーダーとしての責任感を、プロジェクトが大きくても崩れず保持できるのも才能です。」
「うわっ、こそば!そんな褒めてもなんか出る?いやいや何もでえへん、なんかなあ。そうやな、俺、この村最初は夙か長吏か、そういう集落かと思ててんけどな。でもそれだけやないよな。」
「はいな。」
足音が近づいてくる。
「よろしいですか。」
「ああ、いいよ。」
「石を集めてきましたので、よろしくお願いします。りくちゃんが恐がってもいけませんので。」
「わかった。じゃあ上がるよ、順番にお湯は張り直すから、上がったら教えてな。」
「はい。」
そう言うとすては洗い場の横で立ち尽くす。いやいや。体拭こうとしてるやろ自分。
「ああ、手拭いはそこにかけておいてくれるか。」
「……。……。わかりました。」
「……。いや、向こうに行ってください。」
「……。はい。失礼しました。」
ああ、疲れるわ。
「今日はとても早く火を着けられるようになりました!」
「私は何が出来るか確かめてみたのですが、ちょっとよくわからないので朝にでも見ていただきたいです。」
「そうですか。二人の成果を見ないといけませんね。明日確かめましょう。それから、本堂に灯りが欲しいのですか、何か有りますか。」
「では蝋燭を用意いたします。」
「ありがとう。でも蝋燭は高価ではないのですか?」
「いえ!作っていますので、売るほど有ります!」
「そうですか、母屋の裏手の方ですか。」
「はい!そこでも作っています!」
和蝋燭?漆か何かの実で作るんやっけ?魚油が混じると臭いとかなんとか。そういやFFでも獣脂蝋燭が有ったような……。
大桶に四十度位のお湯を入れて、順番にお風呂に入る事にする。俺とりくの着替えを用意してもらった。
石鹸が有った!上等なものっぽい。使われたもので、元の形は分からないが、なんとなく良い匂いがする。椿油も用意してもらう。酢はなかった。というか、あるけど嫌がられた。酢リンスの良さは少し知っているけど、良い匂いの油が入っていないと、ちょっと良さの想像がつかないからなあ。ブラピの「酢臭で娘に嫌われ事件」は知っていたので、無理からんと思う。
辞退はしたが無理矢理というレベルで一番風呂に入った。りくは二人娘が洗ってくれるという。ありがたい。どうしたら良いかよく分からん。
大桶を置いたのは本堂の裏手の水はけが良さそうな場所で、屋根もない。衝立を引っ張り出して一応目隠し。手桶と、半畳ほどのスノコ状の板が有ったので、洗い場として用意する。狐もいるが、あまり気にせず着物を脱いだタイミングで、二人娘の襲撃を受けた。これも無理やりいなして、自分で顔と体を洗う。ついでに狐も洗う。犬を飼っていたことが有って、特に問題ない。
「ふあぉぉぉぉ……。」
二日ぶり?三日ぶり?あまり風呂は好きではないが、流石にこの時期何日もシャワーもでけへんのは文明人の俺としてはいささか忸怩たる思いがあった。狐とともに湯に浸かり、見上げると既に満天の星。十日くらいの月?月明かりでなんとなく周りが見える。目が良くなったのか、体質が変わったのか。でも、暗いよな。
袂に入れていた石英みたいな石を思い出し、魔力を込める。白く輝く。うん、めちゃくちゃ明るく感じる。これキャンプのときに使うLEDランタン並みじゃね?
ざざっと足音がして、れいかが顔を出す。
「明るいです!」
「ああ、倉に入ったときに用意したのを思い出してな。これがあれば蝋燭もいらないかもしれないね。」
「ほんとですね!同じような石を少し探します!」
またピューと行ってしまうが、暗くて見えなくね?まいいか。
「ゆきさん。」
「はいな。」
「気持ちよさそうですな。」
「主様こそ、ですな。」
「自分、この世界のこと詳しく知ってるんやんな。」
「……はい、とだけ言っておきます。」
「……何回も同じギャグを使うのは寒いからな。」
「いやいや主様にそれを言われるのは……」
「ちょ、待てよ~」
「言ってる傍からですから。反省の色もありませんから。」
「それはともかく。聞いたら教えてくれるんやろ?」
「はい。禁則事項とかいう設定はありませんからな。」
「……。聞くまでは、ナヴィゲートもせーへんねんな。」
「よっぽどでなければ。別にどんな影響をこの世界に与えようと、人類を滅亡させようと、構わないですから。最優先は世界そのものの破滅を避けること。次に主様の生命を守ること。いずれも努力目標ですが。それらに抵触しないことは、お任せです。別にすべてを捨ててこのまま都落ちしても、誰かをさらって逃避行しても、この村を根絶やしにしても、自由です。」
「そうなんすか。ふーん。何を見込まれたんすかね。」
「それも考えてみてくださいな。主様の能力は前世界では測定し得ないものでしたから。正直なんでも出来る力はあります。自由に力を奮っていれば、自然と世界の危機に行き着くはずなのですな。そのあたりは高次元意識体の予定調和でしょうな。」
「難しいなあ。確かに無駄に多趣味やし。でも掘り下げきらんからプロになられへん程度ばっかりなんよなあ。そんなことやから最終学歴も良う無いし、性格的に場当たりやから、現場ばっかりやらされとったし。」
「そこはいろんな言い方が有るでしょうけど。自己弁護じみてますが、創造性の点においては、創造性を発揮したい環境ではなかったということでしょう。実際過剰に日々溢れるモノ、知識を博物学的に処理できる人材は一握りです。それを現場に応用し、直感で最短を選んでしまえるのはまた才能です。誰にでも好かれるのも才能です。リーダーとしての責任感を、プロジェクトが大きくても崩れず保持できるのも才能です。」
「うわっ、こそば!そんな褒めてもなんか出る?いやいや何もでえへん、なんかなあ。そうやな、俺、この村最初は夙か長吏か、そういう集落かと思ててんけどな。でもそれだけやないよな。」
「はいな。」
足音が近づいてくる。
「よろしいですか。」
「ああ、いいよ。」
「石を集めてきましたので、よろしくお願いします。りくちゃんが恐がってもいけませんので。」
「わかった。じゃあ上がるよ、順番にお湯は張り直すから、上がったら教えてな。」
「はい。」
そう言うとすては洗い場の横で立ち尽くす。いやいや。体拭こうとしてるやろ自分。
「ああ、手拭いはそこにかけておいてくれるか。」
「……。……。わかりました。」
「……。いや、向こうに行ってください。」
「……。はい。失礼しました。」
ああ、疲れるわ。
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