18 / 85
ゴブリンの村
きつね色の狐はあまり好きではなかったのですが、飼育実験された狐は本当に可愛いのですな。
しおりを挟む
通されたのは本堂向かって右手に庫裏(くり)?とでもいうべき建屋が有って、厨(くりや)とくっついている。厨は土間で、竈が2つ、一つの前は狭い。とうか木縁が椅子のようになっている。東北で見たような気がするが、この構造は合理的か。一抱えほどの水瓶。漬物樽?らしきものは若干匂う。薪は外。てか、これ炭団(たどん)か。泥団子みたいなのがいくつも積んである。炭団てそんな昔からあったっけ?七輪みたいなものも有る。囲炉裏無いしな。
藁を編んだ丸い筵のようなものが有って、多分座布団扱いか、そこに誘導された。
「では後ほど昼餉をお持ちします。」
そう言ってゴブ父さんと烏天狗は去っていった。つまり俺とすてとれいかと狐が残った。
「では狐さん。」
「はいな。」
胡座をかいた膝の上にこちらを向いたまま乗ってくる。どういう声帯か。
すては厨、れいかは押入れ辺りで何かゴソゴソしている。
「まず何から話してくれますか?」
「世界の成り立ちではどうでしょうな?」
「はい結構です。その前に、神様と狐さんについての多少の知識は得たいが。」
「わかりましたな。あなたが言う神様とは、あなたの経験したプラズマの強い電磁場における高次元の思考体とでも言うべきもので、現世利益的な神様ではないことはご理解いただいていると思います。」
「うーん。えらく人間臭いのは俺に合わせてくれたからかな?」
「理解をさせるのは出来たのですが、その場合、あなたの振る舞いの予測が量子論的に不可能になるという推測が有りました。ですので対話からあなたのペースもしくは次元での思考、そしてあなたなりの理解、納得、それに続く行動を望み、そのために私が生み出されたのですな。私は単純にはそれなりの容量と外部通信が可能なNAS兼多少の自由思考と自律行動が可能なルーチンをもったバイオロイドとお考えくださいな。」
「うわー、なんかやっぱり俺好みのサイバーパンク的な雰囲気やね。スチームパンクに行かないのが俺っぽいね。なんかバイオロイドとか恥ずいわ。」
「そこは有機人形でもサイバーペットでも。内骨格はチタンが使われたりしていますしな。」
「いやもっと恥ずいって。エネルギーはどうなってるの?」
「その辺りはおいおいと説明いたします。魔法の在り方についての説明にかぶりますのでな。」
「わかった。えーと、外観はやっぱり俺の知識による飼いならされた狐から?」
「多少の影響はあるかもしれませんが、どのような姿が良いかは高次の判断で決定されましたな。まずこの世界で違和感がないこと、余計な影響を他種族に与えないこと、親近感を得られないまでも嫌われないこと。勿論あなた様に好まれる外観であることも含まれますな。例えば犬ではないのはこの世界にあなたの世界で言うコボルトに近い容姿の一群が存在する故。猫もそうですな。狐も獣人に近い存在として雪の多い地方に存在しますが、そこは大分離れた異言語の地であり、この国では神もしくは神に準ずる存在として認識されています。はい、お稲荷様、ですな。ほぼそのままの印象です。」
「なるほど。とりあえず狐さんの立ち位置は理解したかな。」
すてがこちらを覗いている。どこかの家政婦みたいだが、まるわかりやねん。
「何?」
「お話のところ申し訳ありません、手が空かれましたら、お水をいただけないでしょうか。」
そうやね、大瓶はあったけど確認してなかった。
「とりあえず用意しよう。」
狐を下ろして厨に行く。自分用に下駄が置いてある。手回しいいっすね。
瓶を覗くとカラカラで、多分すてが掃除しようとしてしきれなかったという感じの擦り痕が付いている。
懐から魔法の筆を出してちょっとだけ魔力を集めて水を出す。2リットル位か。瓶を持ってグルグル洗い流し、土間に有る排水路に水を捨てる。これは外に流れるようになっている様子だ。それから適度な魔力で水を出す。20リットル位?それを3回続けて瓶の8分目くらいまで水を入れた。と横にれいか嬢がいてニコニコしながら木桶を出す。そこも水で埋める。断ってそのまま水を飲み、口を漱ぎ、手と顔をさっと洗う。すてが手拭いをすかさず渡してくる。やるやん。
後は任せて、そのまま寺の板塀の内を回ってみる。狐は足に纏わり付くように着いてくる。
「まだ本当に何もわからないんだが、俺がここにいる意味とか目的は有るんだよな?」
「はいな。偶然ではありません。」
「それはよかった。」
寺の板塀はかなり変形してもろくなったところと修繕されたところが混在している。本堂もそんな感じでツートンカラーになっている。本堂の後ろは疎林と言うほどでもないが割と太い木が植わっており、庫裏と反対側には校倉ではないけど手の込んだ古い木の蔵がある。ぐるっと廻ると、庭が有る。幾つかの木と竹、石灯籠ではない石塔、もしかしたら仏舎利塔?がある。墓はここにはない。
「寺院台帳的なもので戸籍管理しているわけではないの?」
「かなり以前に国の法で名主が管理するようになりましたな。」
「まあ、坊さんおらんしな。ここ。」
日が高い。日差しが強い。青空を見ていると天高く馬肥ゆる……とか思い出す。
「今は秋?」
「はいな。この世界とかねかつら様の世界は宇宙の構成を含めて銀河太陽系も公転軌道から公転時間から全く同じです。」
「ああ。そうやね。そんな感じはしたけど。」
そうやねん、何か異様に懐かしいねんな、日本人のノスタルジーを凝縮したようや。それも理想的にや。
門から誰か入ってくる。ゴブおばちゃんか。ああ、飯か。
「一度戻ろうか。」
「はいな。」
藁を編んだ丸い筵のようなものが有って、多分座布団扱いか、そこに誘導された。
「では後ほど昼餉をお持ちします。」
そう言ってゴブ父さんと烏天狗は去っていった。つまり俺とすてとれいかと狐が残った。
「では狐さん。」
「はいな。」
胡座をかいた膝の上にこちらを向いたまま乗ってくる。どういう声帯か。
すては厨、れいかは押入れ辺りで何かゴソゴソしている。
「まず何から話してくれますか?」
「世界の成り立ちではどうでしょうな?」
「はい結構です。その前に、神様と狐さんについての多少の知識は得たいが。」
「わかりましたな。あなたが言う神様とは、あなたの経験したプラズマの強い電磁場における高次元の思考体とでも言うべきもので、現世利益的な神様ではないことはご理解いただいていると思います。」
「うーん。えらく人間臭いのは俺に合わせてくれたからかな?」
「理解をさせるのは出来たのですが、その場合、あなたの振る舞いの予測が量子論的に不可能になるという推測が有りました。ですので対話からあなたのペースもしくは次元での思考、そしてあなたなりの理解、納得、それに続く行動を望み、そのために私が生み出されたのですな。私は単純にはそれなりの容量と外部通信が可能なNAS兼多少の自由思考と自律行動が可能なルーチンをもったバイオロイドとお考えくださいな。」
「うわー、なんかやっぱり俺好みのサイバーパンク的な雰囲気やね。スチームパンクに行かないのが俺っぽいね。なんかバイオロイドとか恥ずいわ。」
「そこは有機人形でもサイバーペットでも。内骨格はチタンが使われたりしていますしな。」
「いやもっと恥ずいって。エネルギーはどうなってるの?」
「その辺りはおいおいと説明いたします。魔法の在り方についての説明にかぶりますのでな。」
「わかった。えーと、外観はやっぱり俺の知識による飼いならされた狐から?」
「多少の影響はあるかもしれませんが、どのような姿が良いかは高次の判断で決定されましたな。まずこの世界で違和感がないこと、余計な影響を他種族に与えないこと、親近感を得られないまでも嫌われないこと。勿論あなた様に好まれる外観であることも含まれますな。例えば犬ではないのはこの世界にあなたの世界で言うコボルトに近い容姿の一群が存在する故。猫もそうですな。狐も獣人に近い存在として雪の多い地方に存在しますが、そこは大分離れた異言語の地であり、この国では神もしくは神に準ずる存在として認識されています。はい、お稲荷様、ですな。ほぼそのままの印象です。」
「なるほど。とりあえず狐さんの立ち位置は理解したかな。」
すてがこちらを覗いている。どこかの家政婦みたいだが、まるわかりやねん。
「何?」
「お話のところ申し訳ありません、手が空かれましたら、お水をいただけないでしょうか。」
そうやね、大瓶はあったけど確認してなかった。
「とりあえず用意しよう。」
狐を下ろして厨に行く。自分用に下駄が置いてある。手回しいいっすね。
瓶を覗くとカラカラで、多分すてが掃除しようとしてしきれなかったという感じの擦り痕が付いている。
懐から魔法の筆を出してちょっとだけ魔力を集めて水を出す。2リットル位か。瓶を持ってグルグル洗い流し、土間に有る排水路に水を捨てる。これは外に流れるようになっている様子だ。それから適度な魔力で水を出す。20リットル位?それを3回続けて瓶の8分目くらいまで水を入れた。と横にれいか嬢がいてニコニコしながら木桶を出す。そこも水で埋める。断ってそのまま水を飲み、口を漱ぎ、手と顔をさっと洗う。すてが手拭いをすかさず渡してくる。やるやん。
後は任せて、そのまま寺の板塀の内を回ってみる。狐は足に纏わり付くように着いてくる。
「まだ本当に何もわからないんだが、俺がここにいる意味とか目的は有るんだよな?」
「はいな。偶然ではありません。」
「それはよかった。」
寺の板塀はかなり変形してもろくなったところと修繕されたところが混在している。本堂もそんな感じでツートンカラーになっている。本堂の後ろは疎林と言うほどでもないが割と太い木が植わっており、庫裏と反対側には校倉ではないけど手の込んだ古い木の蔵がある。ぐるっと廻ると、庭が有る。幾つかの木と竹、石灯籠ではない石塔、もしかしたら仏舎利塔?がある。墓はここにはない。
「寺院台帳的なもので戸籍管理しているわけではないの?」
「かなり以前に国の法で名主が管理するようになりましたな。」
「まあ、坊さんおらんしな。ここ。」
日が高い。日差しが強い。青空を見ていると天高く馬肥ゆる……とか思い出す。
「今は秋?」
「はいな。この世界とかねかつら様の世界は宇宙の構成を含めて銀河太陽系も公転軌道から公転時間から全く同じです。」
「ああ。そうやね。そんな感じはしたけど。」
そうやねん、何か異様に懐かしいねんな、日本人のノスタルジーを凝縮したようや。それも理想的にや。
門から誰か入ってくる。ゴブおばちゃんか。ああ、飯か。
「一度戻ろうか。」
「はいな。」
0
お気に入りに追加
58
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉
Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」
華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。
彼女の名はサブリーナ。
エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。
そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。
然もである。
公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。
一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。
趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。
そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。
「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。
ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。
拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。
〈完結〉妹に婚約者を獲られた私は実家に居ても何なので、帝都でドレスを作ります。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」テンダー・ウッドマンズ伯爵令嬢は両親から婚約者を妹に渡せ、と言われる。
了承した彼女は帝都でドレスメーカーの独立工房をやっている叔母のもとに行くことにする。
テンダーがあっさりと了承し、家を離れるのには理由があった。
それは三つ下の妹が生まれて以来の両親の扱いの差だった。
やがてテンダーは叔母のもとで服飾を学び、ついには?
100話まではヒロインのテンダー視点、幕間と101話以降は俯瞰視点となります。
200話で完結しました。
今回はあとがきは無しです。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる