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2部 1章
新たな出会い
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「大丈夫?」
「え、あ、えっと、はい」
緑の髪の毛を後ろで縛り、長いポニーテールにしている冒険者風の女性が戸惑いながらも返事をした。
どうやら、怪我はしていなそうである。
「クオン、私はこの人の近くで戦うからキングいたらよろしくー」
「解った、バトーネが無いこと忘れないでね」
「解ってるよー!」
さすがに二回もそんなドジしないもんっ。
まったく、クオンは心配性だなぁ……さて、それよりも………。
「ひっ!」
緑のポニーテールの女性が小さく悲鳴を上げる、それも仕方ない、今のやり取りの間に、ハイオークが2体、オークソルジャーが3体、オークが7体、私たちを囲んでいたのだ。
結構、数がいるねぇ、最初は50体くらいだと思ってたけど、これはもうちょっといるかな?
まあ、キングがいるなら100くらいはいそうなものである。
「グモオオオオ!」
オークが雄たけびを上げてこちらに突っ込んでくる。
さてさて、囲まれちゃってるから前の奴だけ倒しても後ろから来るオークにポニーテールの女性がやられてしまう……ならっ!
「暴風雷撃!!」
雷と風の魔法の合成魔法が炸裂する。
辺り一帯に発生した暴風は雷を纏い、私の周りにいたオークたちを感電させた。
あ、もちろん、ポニーテールの人は当たらないようにしているよ?
私もそこまで考えなしじゃないからねっ!
「あばばばばっ」
予想もしない方向から素っ頓狂な悲鳴が聞こえる……クオンだ。
あ………ごめん、クオン。
どうやら、私の魔法にクオンも巻き込んでしまったらしい、いやぁ、失敗失敗。
でも、さすがはクオンである、オークやハイオークが一瞬にして魔石となった魔法を喰らっても、そのままピンピンとし、オークたちに攻撃を続けている。
恐らく、クレイジュの光の魔法で体を護っているんだろう、さすがだね。
クオンがじーっと責めるような目でこっちを見ていた。
私はそんなクオンに片手を顔の前にあげゴメンゴメンと謝る。
それを見たクオンは小さくため息をすると引き続き、近くのオークたちを倒し始めた。
「な、なに……今の?」
「私の魔法だよー、それより、大丈夫?」
「は、はい……大丈夫です……あなた達は?」
「私はカモメ、あっちがクオン、今日ラリアスの街で冒険者登録をした、冒険者だよ♪」
ああ、ついにっ、ついにっ……冒険者と名乗れる日が来たのだっ!
いやぁ、嬉しいねぇ。
「今日、冒険者にって……それじゃあ、貴方が噂の『魔女』!?」
ズコッ
な、なんでぇ!?
さっきの今でどうしてそんなことが噂になってるのさ!?
「兄とクエストに出る前にギルドで騒いでいた人たちが言っていたんです、とんでもない天啓スキルを持った奴らが来たって………」
「あー、うん……そっか……えっと、ってことは貴方も冒険者なんだよね?」
これだけ早くその噂を耳にしているってことはそうなんだろう……あの後、登録をしてから私達は討伐クエストに出掛けたのだから、この人たちは私たちが登録している間にこっちに向かったということだ、恐らく走っている私達は先に行ったことの人を追い抜いていたのだろう。
「は、はい、Eランクの冒険者で、シルネアといいます」
Eランクということは私たちの先輩である。
オークもEランクの魔物だから、自分たちにあった討伐依頼を選んだということだろうか?
「そうなんだ、じゃあ、シルネアもオークの討伐依頼を受けてきたの?」
「い、いいえ、私は薬草の採取に……」
そうなのか、そう言えば、依頼の所には道具屋からの色々な薬草の採取の依頼があったね……私には薬草とか分からないからスルーしてたけど。
「そっか、じゃあ、出来るだけ私から離れないでね」
「は、はい!」
そう言うと私は、再び、私たちの周りに寄ってきたオークたちを魔石へと変えるのであった。
「え、あ、えっと、はい」
緑の髪の毛を後ろで縛り、長いポニーテールにしている冒険者風の女性が戸惑いながらも返事をした。
どうやら、怪我はしていなそうである。
「クオン、私はこの人の近くで戦うからキングいたらよろしくー」
「解った、バトーネが無いこと忘れないでね」
「解ってるよー!」
さすがに二回もそんなドジしないもんっ。
まったく、クオンは心配性だなぁ……さて、それよりも………。
「ひっ!」
緑のポニーテールの女性が小さく悲鳴を上げる、それも仕方ない、今のやり取りの間に、ハイオークが2体、オークソルジャーが3体、オークが7体、私たちを囲んでいたのだ。
結構、数がいるねぇ、最初は50体くらいだと思ってたけど、これはもうちょっといるかな?
まあ、キングがいるなら100くらいはいそうなものである。
「グモオオオオ!」
オークが雄たけびを上げてこちらに突っ込んでくる。
さてさて、囲まれちゃってるから前の奴だけ倒しても後ろから来るオークにポニーテールの女性がやられてしまう……ならっ!
「暴風雷撃!!」
雷と風の魔法の合成魔法が炸裂する。
辺り一帯に発生した暴風は雷を纏い、私の周りにいたオークたちを感電させた。
あ、もちろん、ポニーテールの人は当たらないようにしているよ?
私もそこまで考えなしじゃないからねっ!
「あばばばばっ」
予想もしない方向から素っ頓狂な悲鳴が聞こえる……クオンだ。
あ………ごめん、クオン。
どうやら、私の魔法にクオンも巻き込んでしまったらしい、いやぁ、失敗失敗。
でも、さすがはクオンである、オークやハイオークが一瞬にして魔石となった魔法を喰らっても、そのままピンピンとし、オークたちに攻撃を続けている。
恐らく、クレイジュの光の魔法で体を護っているんだろう、さすがだね。
クオンがじーっと責めるような目でこっちを見ていた。
私はそんなクオンに片手を顔の前にあげゴメンゴメンと謝る。
それを見たクオンは小さくため息をすると引き続き、近くのオークたちを倒し始めた。
「な、なに……今の?」
「私の魔法だよー、それより、大丈夫?」
「は、はい……大丈夫です……あなた達は?」
「私はカモメ、あっちがクオン、今日ラリアスの街で冒険者登録をした、冒険者だよ♪」
ああ、ついにっ、ついにっ……冒険者と名乗れる日が来たのだっ!
いやぁ、嬉しいねぇ。
「今日、冒険者にって……それじゃあ、貴方が噂の『魔女』!?」
ズコッ
な、なんでぇ!?
さっきの今でどうしてそんなことが噂になってるのさ!?
「兄とクエストに出る前にギルドで騒いでいた人たちが言っていたんです、とんでもない天啓スキルを持った奴らが来たって………」
「あー、うん……そっか……えっと、ってことは貴方も冒険者なんだよね?」
これだけ早くその噂を耳にしているってことはそうなんだろう……あの後、登録をしてから私達は討伐クエストに出掛けたのだから、この人たちは私たちが登録している間にこっちに向かったということだ、恐らく走っている私達は先に行ったことの人を追い抜いていたのだろう。
「は、はい、Eランクの冒険者で、シルネアといいます」
Eランクということは私たちの先輩である。
オークもEランクの魔物だから、自分たちにあった討伐依頼を選んだということだろうか?
「そうなんだ、じゃあ、シルネアもオークの討伐依頼を受けてきたの?」
「い、いいえ、私は薬草の採取に……」
そうなのか、そう言えば、依頼の所には道具屋からの色々な薬草の採取の依頼があったね……私には薬草とか分からないからスルーしてたけど。
「そっか、じゃあ、出来るだけ私から離れないでね」
「は、はい!」
そう言うと私は、再び、私たちの周りに寄ってきたオークたちを魔石へと変えるのであった。
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