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7章
突入
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「さて、こうして帝国に潜り込んだのはいいけど……」
「誰もいない……」
カモメ達は魔王を倒す為、帝国の首都、ヴァルネッサに来ていた。
だが、その首都は大きな街であるにも関わらず、人の気配が全くない。
やはり先の砦の戦いで魔鬼にされたのはこの国の人間すべてだったのだろう。
「お陰で簡単に侵入できましたけれど……」
「素直に喜べないね」
人っ子一人いない街ではあるが、どこに魔族がいるか……もしくは魔族の監視の目があるかは不明である。
家の影を伝いながら慎重に進むカモメたちだが、その心配は無駄に終わった。
「魔族と出会うことも無く、城にまでついてしまったわね」
「どういうこと?今までの戦いで魔族も殆ど倒しちゃったとか?」
「まさか、まだ十二神将も残っているし、いくらなんでもそれは無いでしょう」
十二神将、今まで出会った十二神将の数は九人……うち二人、グラネルザとアルメルダ倒せず取り逃がしているので消滅をさせたのは七人である。つまり、他の国との戦いで十二神将が倒されていなければのこりは五人ということになる。
「そうね、もしかしたら何かしらの罠の可能性もあるわ気を抜かないで」
「うん、わかった」
気を引き締め、城の門をくぐるカモメ達……が、その瞬間、視界が歪む。
「え、何!?」
「これは……空間魔法よ!?」
空間魔法、リーナが使う魔法で行ったことのある場所であれば瞬時に移動できる魔法だ。
つまり、今私達は別の場所に移動しているという事か……。
「ギャギャギャ!馬鹿な人間がまたやってきた!」
「おうおう、今度のは随分うまそうじゃねぇか?」
移動した先は暗く、黒い世界……そこにヴァルネッサ城と同じ形をした城がある……だが、違うのはヴァルネッサ城は外から見ても敵がいないのではと思う程閑散としていた。……が、ここのヴァルネッサ城は魔族がウヨウヨといる。
移動した瞬間に、見えるだけでも5体の魔族が現れたのだ……そして、城の中にはやはり多くの気配がある。
「やられたわね、異空間に本来の城を隠していたのか……」
「気を引き締めるといいましたのに……迂闊でしたわ」
「入っちゃったものは仕方ないよ!全部倒せばいいんだ!」
「はは、カモメの言う通りだ!」
「行くわよぉん!」
各々が武器を抜き、魔族へと仕掛ける……ついに、魔族との最終決戦が始まるのだった。
===========================================
場所は変わり、ヴァルネッサ城の中、その中心にある王座の間に3人の姿があった。
一人は王座に座る男……見た目だけを言えば若い銀髪の男性である。
残り二人は十二神将であるグラネルザとアルメルダであった。
「陛下、どうやらツァインへ送った魔鬼は全滅したようです」
「おいおい、マジかよ?あの数の魔鬼を倒しちまったのか?」
「ああ、どうやらそのようだ」
「ふむ、闇の魔女……リーン殿言う闇の子だったな……忌まわしき闇よ……我が世界を蝕み、我れの邪魔をする……」
「………」
「どうしたアルメルダよ?」
闇の子と呼ばれた少女、カモメと一度戦闘をしているアルメルダが何かを考えるような仕草を見せる。
それに気づいた魔王が疑問の言葉をかけた。
「はっ……俺は一度ツァインで魔女の嬢ちゃんと戦ってるんですが……その……普通の人間のように見えました」
「何を言っている?我らが世界を蝕む存在だぞ?普通の人間の訳がないだろう?」
アルメルダの言葉に魔王ではなくグラネルザが答える。
だが、そのグラネルザを手で制し、魔王はアルメルダの言葉の続きを促した。
「リーン様の話だと、『闇』はこの世界を壊し、さらに我々の世界をも蝕む存在だと言っておりました、だが、あの魔女の嬢ちゃんは人間を護るために自分が傷つくことをためらわなかったんです」
以前アルメルダとの戦闘の時、カモメはリーナを護る為、自らの背中に傷を負った。
そのことが、アルメルダには引っ掛かってるのだろう、もしカモメが自分たちの世界を蝕む『闇』その力を引いているのであれば、この世界をも壊そうとする存在の筈だ。ならば、エルフとはいえこの世界の者を自らを犠牲にして助けるわけがない。
「アルメルダ、貴様、リーン様が嘘を吐いているというのか?」
「いや、そうじゃねぇけど……もしかしたら闇の魔女は闇の子じゃないんじゃないかと……」
「とすれば、闇の子は他にいることになるな……だが、それは無かろう」
「そうだ、我々はすべての国に攻撃を仕掛けた、そしてその時に闇の魔法を操る人間はその魔女と呼ばれる少女しかいなかったのだ」
「うむ、我が宿敵である闇の女神の力を使える者など、闇の子しかおらんだろう……唯の人間にあの女神の力は扱えん」
リーンから闇の女神であるディータがその魂を異空間に閉じ込め、自分の力を扱える人間が生まれるのを待っているという話を魔王たちは聞いていた。
そして、その力を扱える者こそ、闇の子であるとも伝えられていたのだ。
つまり、カモメを捕らえればこの世界を壊し、魔王たちの世界を蝕もうとしている『闇』の場所を聞けると思っているのだ……だが。
だが、魔王たちは知らない、そのリーンこそが『闇』であり、『闇の子』と呼ばれるカモメこそがその『闇』を倒せるかもしれない唯一の存在であることを……その為リーンはカモメを敵と認識させるように『闇の子』であることを教えたのだ。
「陛下!」
「なんだ、騒々しい」
一人の魔族が何もない空間から現れる。
だが、その表情は慌てているのか必死であった。
「闇の魔女が攻めてまいりました!城門近くにいた魔族は全滅!奴らはそのまま城に侵入した模様です!」
「なんだと!?」
「あらら……」
「ほう……ちょうどいい、そ奴が本当に闇の子かどうか我が直接確認しようではないか」
「ちょ、陛下、それはさすがに……」
「そうです、我ら十二神将にお任せください……」
「ふむ……いいだろう、闇の魔女から『闇』の居場所を聞き出すのだ」
「「はっ」」
魔王の言葉に応えるとアルメルダ達はその場から姿を消した。
「リーン殿が我らを謀っている……まさかな」
一人残った魔王はそうポツリと言葉を漏らすのだった。
「誰もいない……」
カモメ達は魔王を倒す為、帝国の首都、ヴァルネッサに来ていた。
だが、その首都は大きな街であるにも関わらず、人の気配が全くない。
やはり先の砦の戦いで魔鬼にされたのはこの国の人間すべてだったのだろう。
「お陰で簡単に侵入できましたけれど……」
「素直に喜べないね」
人っ子一人いない街ではあるが、どこに魔族がいるか……もしくは魔族の監視の目があるかは不明である。
家の影を伝いながら慎重に進むカモメたちだが、その心配は無駄に終わった。
「魔族と出会うことも無く、城にまでついてしまったわね」
「どういうこと?今までの戦いで魔族も殆ど倒しちゃったとか?」
「まさか、まだ十二神将も残っているし、いくらなんでもそれは無いでしょう」
十二神将、今まで出会った十二神将の数は九人……うち二人、グラネルザとアルメルダ倒せず取り逃がしているので消滅をさせたのは七人である。つまり、他の国との戦いで十二神将が倒されていなければのこりは五人ということになる。
「そうね、もしかしたら何かしらの罠の可能性もあるわ気を抜かないで」
「うん、わかった」
気を引き締め、城の門をくぐるカモメ達……が、その瞬間、視界が歪む。
「え、何!?」
「これは……空間魔法よ!?」
空間魔法、リーナが使う魔法で行ったことのある場所であれば瞬時に移動できる魔法だ。
つまり、今私達は別の場所に移動しているという事か……。
「ギャギャギャ!馬鹿な人間がまたやってきた!」
「おうおう、今度のは随分うまそうじゃねぇか?」
移動した先は暗く、黒い世界……そこにヴァルネッサ城と同じ形をした城がある……だが、違うのはヴァルネッサ城は外から見ても敵がいないのではと思う程閑散としていた。……が、ここのヴァルネッサ城は魔族がウヨウヨといる。
移動した瞬間に、見えるだけでも5体の魔族が現れたのだ……そして、城の中にはやはり多くの気配がある。
「やられたわね、異空間に本来の城を隠していたのか……」
「気を引き締めるといいましたのに……迂闊でしたわ」
「入っちゃったものは仕方ないよ!全部倒せばいいんだ!」
「はは、カモメの言う通りだ!」
「行くわよぉん!」
各々が武器を抜き、魔族へと仕掛ける……ついに、魔族との最終決戦が始まるのだった。
===========================================
場所は変わり、ヴァルネッサ城の中、その中心にある王座の間に3人の姿があった。
一人は王座に座る男……見た目だけを言えば若い銀髪の男性である。
残り二人は十二神将であるグラネルザとアルメルダであった。
「陛下、どうやらツァインへ送った魔鬼は全滅したようです」
「おいおい、マジかよ?あの数の魔鬼を倒しちまったのか?」
「ああ、どうやらそのようだ」
「ふむ、闇の魔女……リーン殿言う闇の子だったな……忌まわしき闇よ……我が世界を蝕み、我れの邪魔をする……」
「………」
「どうしたアルメルダよ?」
闇の子と呼ばれた少女、カモメと一度戦闘をしているアルメルダが何かを考えるような仕草を見せる。
それに気づいた魔王が疑問の言葉をかけた。
「はっ……俺は一度ツァインで魔女の嬢ちゃんと戦ってるんですが……その……普通の人間のように見えました」
「何を言っている?我らが世界を蝕む存在だぞ?普通の人間の訳がないだろう?」
アルメルダの言葉に魔王ではなくグラネルザが答える。
だが、そのグラネルザを手で制し、魔王はアルメルダの言葉の続きを促した。
「リーン様の話だと、『闇』はこの世界を壊し、さらに我々の世界をも蝕む存在だと言っておりました、だが、あの魔女の嬢ちゃんは人間を護るために自分が傷つくことをためらわなかったんです」
以前アルメルダとの戦闘の時、カモメはリーナを護る為、自らの背中に傷を負った。
そのことが、アルメルダには引っ掛かってるのだろう、もしカモメが自分たちの世界を蝕む『闇』その力を引いているのであれば、この世界をも壊そうとする存在の筈だ。ならば、エルフとはいえこの世界の者を自らを犠牲にして助けるわけがない。
「アルメルダ、貴様、リーン様が嘘を吐いているというのか?」
「いや、そうじゃねぇけど……もしかしたら闇の魔女は闇の子じゃないんじゃないかと……」
「とすれば、闇の子は他にいることになるな……だが、それは無かろう」
「そうだ、我々はすべての国に攻撃を仕掛けた、そしてその時に闇の魔法を操る人間はその魔女と呼ばれる少女しかいなかったのだ」
「うむ、我が宿敵である闇の女神の力を使える者など、闇の子しかおらんだろう……唯の人間にあの女神の力は扱えん」
リーンから闇の女神であるディータがその魂を異空間に閉じ込め、自分の力を扱える人間が生まれるのを待っているという話を魔王たちは聞いていた。
そして、その力を扱える者こそ、闇の子であるとも伝えられていたのだ。
つまり、カモメを捕らえればこの世界を壊し、魔王たちの世界を蝕もうとしている『闇』の場所を聞けると思っているのだ……だが。
だが、魔王たちは知らない、そのリーンこそが『闇』であり、『闇の子』と呼ばれるカモメこそがその『闇』を倒せるかもしれない唯一の存在であることを……その為リーンはカモメを敵と認識させるように『闇の子』であることを教えたのだ。
「陛下!」
「なんだ、騒々しい」
一人の魔族が何もない空間から現れる。
だが、その表情は慌てているのか必死であった。
「闇の魔女が攻めてまいりました!城門近くにいた魔族は全滅!奴らはそのまま城に侵入した模様です!」
「なんだと!?」
「あらら……」
「ほう……ちょうどいい、そ奴が本当に闇の子かどうか我が直接確認しようではないか」
「ちょ、陛下、それはさすがに……」
「そうです、我ら十二神将にお任せください……」
「ふむ……いいだろう、闇の魔女から『闇』の居場所を聞き出すのだ」
「「はっ」」
魔王の言葉に応えるとアルメルダ達はその場から姿を消した。
「リーン殿が我らを謀っている……まさかな」
一人残った魔王はそうポツリと言葉を漏らすのだった。
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