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6章
卑劣な策
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「炸裂炎弾!」
砦の門の入り口で爆発が帝国の兵士たちを纏めて吹き飛ばす。
だが、すぐにまた、次の一団が砦の入口へと押し寄せてきた。
「むぅ……これじゃ、時間かかり過ぎるよ……なんで撤退しないのこの人たち……」
「殺す殺す殺すううううう!」
「電爆撃!そう簡単に殺されたりしないもんね!」
カモメの放つ電撃が再び押し寄せてきた一団を黒焦げにした。
一度は攻められ始めていた砦のツァインの兵士たちだったが、カモメ達の登場で押し返し始めていた。
砦の中に侵入した敵はすべて倒し、レディたちもカモメのいる砦の門近くまでやってくる。
「カモメちゃぁん!」
「レディ!無事でよかったよ♪」
「うふぅん、それはこっちのセリフよぉん、無事に魔力も視力も戻ったみたいねぇん」
「うん、なんとかね」
挨拶を交わす二人に向かって敵が十数体突っ込んでくるが、その敵をレディは斧でカモメはバトーネでなぎ倒した。
「あらぁん、前より魔力が上がってるのかしらぁん、バトーネの威力が上がってるわねぇん」
「さすがレディ、うん、魔力が以前よりも強くなったんだ」
「すごいわぁん、さすがカモメちゃんねぇん」
「えへへ」
和やかに話す二人に再び敵が襲い掛かるも、先ほどと同じく二人の武器に薙ぎ払われた。
「それにしてもこの敵は一体なんなんでしょう……なんというか、自分の意思で戦っている感じがしないのですが……」
「なんかゾンビとかと戦ってる感じだニャ」
「確かに、それに子供や老人までいるのがおかしい、本来なら戦うような年齢じゃないはずだ」
もちろん、中には例外で戦える子供や老人もいるだろう。
だが、クオンやコハクの言う通り、自分の意思で戦っているようには見えなかった。
皆が戦いながら違和感を感じ始めた時、一筋の閃光が近くにいた敵を撃ちぬいた。
「あら、皆さん集まっておりますのね」
エリンシアである、彼女の放った魔弾が敵を撃ちぬいたのだ。
「あれ、どうしたのエリンシア?」
「ディータさんから伝言を頼まれましたの」
「ディータが?」
「どうやら、この帝国の兵士を操っている者がいるみたいですわ、ディータさんはその方を探す為、この場を離れるそうです」
「なるほど、ここから離れた場所でこの一団を操っている者がいるのか」
エリンシアの説明でクオンが理解する。
どうやら、この一団を操っている人物がこの近くに隠れているらしい。
確かに、もし、本当に操っている人物がいるのならこの人数だ、細かな指令を出すことは難しいだろう。
ならば、敵を殺すという単純な命令だけを与えて、手当たり次第にやらせているのだろう。
そして、この一団のターゲットを指定するために近くで様子を見ている筈である。
「なら、そいつを探すのはディータに任せて私達はこの砦を護ろっか」
「そうだね、そいつを倒せば恐らくこの人たちも撤退するだろう」
「ですわね、もうひと踏んばり頑張りましょうですわ!」
再び、各々、敵を撃破し始める一同。
そして、この砦が見える少し離れた森の中では一人の男が口端を上げながら余裕の笑みを浮かべていた。
「ふふふ、いいぞ、もっと殺せ……まだだ、もっと、もっとだ……」
カモメ達が次々に敵をなぎはらう姿を見て笑う男。
自分の仲間がやられているというのになぜ…?
「覗きは良い趣味とは言えないわね」
「っ!?」
「やっぱり、魔族がいたわね」
「貴様……どうやってここに?」
先ほどまで砦で戦っていた一人であるディータがいつの間にか男の元へと辿り着いていた。
自分の居場所がバレるとは思っていなかったのか男は驚きの表情を隠せない。
「どうやっても何も、貴方が出している魔力を辿ってきたのよ?」
「馬鹿なっ、確かに私は魔力であ奴らを操っているが……辿ってこれるほどの魔力ではないはず」
「あら、ちょっとでも魔力の糸が繋がっていれば私には簡単な事よ……これでも女神だからね」
「女神……だとっ……いや、貴様……そうか、闇の女神か!……だが貴様は魔王様に」
「ええ、殺されたわ……でも、復活しちゃった♪」
「ぐ……あ……」
闇の女神であるディータの力を感じ取ったのか魔族は一歩、後ろへとさがる。
「さて、あの人たちを解放してもらおうかしら?」
「ぐ……ふ、ふふふふふ」
「何がおかしいの?」
「いいのか?あ奴らを解放して?」
「どういう意味?」
解放すれば、あの帝国の兵士たちはカモメ達の力に恐れをなして逃げる筈、そう思っているディータであるのだが……この敵の魔族は何がいいたいのか?
「無駄に人間を殺す必要はないもの……正気を取り戻してもらって逃げてもらうわよ」
「ふふふふふふ」
「何がおかしい!」
魔族の態度に苛立ちを覚えたディータが声を荒げる。
「闇の女神よ、魔鬼と言うのを知っているか?」
「ええ、知っているわ、あなた達の魔力で人間を化け物に変えた姿でしょう?まさか、私の隙を突いてそれが出来るなんて思ってないでしょうね?仮に出来たとしても、あそこにいる私の仲間は一人二人魔鬼がいたところでモノともしないわよ?」
「ほう、それは頼もしいな」
そう言われても、笑みを崩さない魔族に、ディータは不安を覚える。
確か、魔鬼を作るには時間が掛かったはずだ……魔力の種を人間に植え付け、徐々に人間の魂を蝕む、そして、人間の命が尽きた時その体を変質させるのだ。
今、砦で倒された者たちは魔鬼には変わっていない、となると、現状では魔力の種は植え付けられていないと言えるはずだ。
「果たしてそれはどうだろうな?魔鬼への変貌を私が操り、止めているとしたら?」
「何ですって?」
「あそこにいる人間たちがすでに死んでいて、私が操ることで生きているように見せているだけ……だとしたら?」
「っ!?」
ミャアがあの者たちをゾンビと言っていたのはあながち間違いではないという事か。
「そしてぇ!私が死ぬことで私の干渉は溶ける!」
「ちっ!」
「数十万の魔鬼……果たして貴様らになんとかできるのかな……本来はツァインの首都で解放したかったが仕方あるまい!……目覚めよ亡者たち!我が命、魔王様の祈願のために!」
魔族が叫ぶとその体が塵へと変わる。
自ら、滅びたのだ。
そして、砦を襲っていた帝国の兵士たちにも異変が現れた。
今の今まで、動き回り、叫んでいた兵士たちがピタリと動きを止め、その場に倒れる。
「な、何?」
いきなりの事態にカモメ達も混乱していた。
………そして、倒れていた兵士たちは一同共に黒く変質を始めたのだった。
砦の門の入り口で爆発が帝国の兵士たちを纏めて吹き飛ばす。
だが、すぐにまた、次の一団が砦の入口へと押し寄せてきた。
「むぅ……これじゃ、時間かかり過ぎるよ……なんで撤退しないのこの人たち……」
「殺す殺す殺すううううう!」
「電爆撃!そう簡単に殺されたりしないもんね!」
カモメの放つ電撃が再び押し寄せてきた一団を黒焦げにした。
一度は攻められ始めていた砦のツァインの兵士たちだったが、カモメ達の登場で押し返し始めていた。
砦の中に侵入した敵はすべて倒し、レディたちもカモメのいる砦の門近くまでやってくる。
「カモメちゃぁん!」
「レディ!無事でよかったよ♪」
「うふぅん、それはこっちのセリフよぉん、無事に魔力も視力も戻ったみたいねぇん」
「うん、なんとかね」
挨拶を交わす二人に向かって敵が十数体突っ込んでくるが、その敵をレディは斧でカモメはバトーネでなぎ倒した。
「あらぁん、前より魔力が上がってるのかしらぁん、バトーネの威力が上がってるわねぇん」
「さすがレディ、うん、魔力が以前よりも強くなったんだ」
「すごいわぁん、さすがカモメちゃんねぇん」
「えへへ」
和やかに話す二人に再び敵が襲い掛かるも、先ほどと同じく二人の武器に薙ぎ払われた。
「それにしてもこの敵は一体なんなんでしょう……なんというか、自分の意思で戦っている感じがしないのですが……」
「なんかゾンビとかと戦ってる感じだニャ」
「確かに、それに子供や老人までいるのがおかしい、本来なら戦うような年齢じゃないはずだ」
もちろん、中には例外で戦える子供や老人もいるだろう。
だが、クオンやコハクの言う通り、自分の意思で戦っているようには見えなかった。
皆が戦いながら違和感を感じ始めた時、一筋の閃光が近くにいた敵を撃ちぬいた。
「あら、皆さん集まっておりますのね」
エリンシアである、彼女の放った魔弾が敵を撃ちぬいたのだ。
「あれ、どうしたのエリンシア?」
「ディータさんから伝言を頼まれましたの」
「ディータが?」
「どうやら、この帝国の兵士を操っている者がいるみたいですわ、ディータさんはその方を探す為、この場を離れるそうです」
「なるほど、ここから離れた場所でこの一団を操っている者がいるのか」
エリンシアの説明でクオンが理解する。
どうやら、この一団を操っている人物がこの近くに隠れているらしい。
確かに、もし、本当に操っている人物がいるのならこの人数だ、細かな指令を出すことは難しいだろう。
ならば、敵を殺すという単純な命令だけを与えて、手当たり次第にやらせているのだろう。
そして、この一団のターゲットを指定するために近くで様子を見ている筈である。
「なら、そいつを探すのはディータに任せて私達はこの砦を護ろっか」
「そうだね、そいつを倒せば恐らくこの人たちも撤退するだろう」
「ですわね、もうひと踏んばり頑張りましょうですわ!」
再び、各々、敵を撃破し始める一同。
そして、この砦が見える少し離れた森の中では一人の男が口端を上げながら余裕の笑みを浮かべていた。
「ふふふ、いいぞ、もっと殺せ……まだだ、もっと、もっとだ……」
カモメ達が次々に敵をなぎはらう姿を見て笑う男。
自分の仲間がやられているというのになぜ…?
「覗きは良い趣味とは言えないわね」
「っ!?」
「やっぱり、魔族がいたわね」
「貴様……どうやってここに?」
先ほどまで砦で戦っていた一人であるディータがいつの間にか男の元へと辿り着いていた。
自分の居場所がバレるとは思っていなかったのか男は驚きの表情を隠せない。
「どうやっても何も、貴方が出している魔力を辿ってきたのよ?」
「馬鹿なっ、確かに私は魔力であ奴らを操っているが……辿ってこれるほどの魔力ではないはず」
「あら、ちょっとでも魔力の糸が繋がっていれば私には簡単な事よ……これでも女神だからね」
「女神……だとっ……いや、貴様……そうか、闇の女神か!……だが貴様は魔王様に」
「ええ、殺されたわ……でも、復活しちゃった♪」
「ぐ……あ……」
闇の女神であるディータの力を感じ取ったのか魔族は一歩、後ろへとさがる。
「さて、あの人たちを解放してもらおうかしら?」
「ぐ……ふ、ふふふふふ」
「何がおかしいの?」
「いいのか?あ奴らを解放して?」
「どういう意味?」
解放すれば、あの帝国の兵士たちはカモメ達の力に恐れをなして逃げる筈、そう思っているディータであるのだが……この敵の魔族は何がいいたいのか?
「無駄に人間を殺す必要はないもの……正気を取り戻してもらって逃げてもらうわよ」
「ふふふふふふ」
「何がおかしい!」
魔族の態度に苛立ちを覚えたディータが声を荒げる。
「闇の女神よ、魔鬼と言うのを知っているか?」
「ええ、知っているわ、あなた達の魔力で人間を化け物に変えた姿でしょう?まさか、私の隙を突いてそれが出来るなんて思ってないでしょうね?仮に出来たとしても、あそこにいる私の仲間は一人二人魔鬼がいたところでモノともしないわよ?」
「ほう、それは頼もしいな」
そう言われても、笑みを崩さない魔族に、ディータは不安を覚える。
確か、魔鬼を作るには時間が掛かったはずだ……魔力の種を人間に植え付け、徐々に人間の魂を蝕む、そして、人間の命が尽きた時その体を変質させるのだ。
今、砦で倒された者たちは魔鬼には変わっていない、となると、現状では魔力の種は植え付けられていないと言えるはずだ。
「果たしてそれはどうだろうな?魔鬼への変貌を私が操り、止めているとしたら?」
「何ですって?」
「あそこにいる人間たちがすでに死んでいて、私が操ることで生きているように見せているだけ……だとしたら?」
「っ!?」
ミャアがあの者たちをゾンビと言っていたのはあながち間違いではないという事か。
「そしてぇ!私が死ぬことで私の干渉は溶ける!」
「ちっ!」
「数十万の魔鬼……果たして貴様らになんとかできるのかな……本来はツァインの首都で解放したかったが仕方あるまい!……目覚めよ亡者たち!我が命、魔王様の祈願のために!」
魔族が叫ぶとその体が塵へと変わる。
自ら、滅びたのだ。
そして、砦を襲っていた帝国の兵士たちにも異変が現れた。
今の今まで、動き回り、叫んでいた兵士たちがピタリと動きを止め、その場に倒れる。
「な、何?」
いきなりの事態にカモメ達も混乱していた。
………そして、倒れていた兵士たちは一同共に黒く変質を始めたのだった。
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