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6章
竜王アークミスラ
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「凄いですわね……」
――――――――――青い空、白い雲、そして広がる大草原。
洞窟に一歩足を踏み入れるとそこには雄大な景色があった。
「ここがドラゴンたちの住む場所なのか」
「そんなにすごいの?」
「うん………大自然って感じだ」
目の見えないカモメにクオンはその凄さを口で説明しようとするが、うまい言葉が出てこない。
それほどに壮観な景色なのだ。
「ふんっ、人間に褒められても嬉しくはないがな」
「レガロールよ、もう少し素直になったらどうじゃ?」
「私は素直だ」
「……」
「黙って見つめるな」
どこら辺が素直なんじゃ?と言いたいところであるが、そう言ったところで否定されるのが見えているので、ジト目で見つめることを選ぶラガナ。……思ったより効いているのか、とても嫌そうな顔をした。
「ところで、あそこに見えるのは街ですの?」
「ああ……」
「ドラゴンって街を作ったりするんですのね」
当然の疑問である、魔物と言われているドラゴンがまさか街を作っているなんて思いもしなかったのだ。
だが、そのサイズはドラゴンたちが住むだけあってとても大きい。人間が住むにしては大きすぎるといった具合であった。
「そうね、人間には魔物と言われているけど、それ程には変わらない生き物なのよ」
「そうなんですのね……ってアネルさんは知ってらしたんですの?」
「あ、え、えっと、そう、昔そんなことを聞いたことがあったような?」
「なんで疑問形なんですの?」
「おバカ…」
ついつい、女神の知識で話をしてしまったアネルにディータがポコリと頭を叩く。
「私が話したのよ、女神である私は昔ドラゴンとも一緒に戦ったこともあるしね」
「ああ、そうなんですのね」
ディータがフォローを入れると、エリンシアは納得したようだった。
「王の所に案内する……ついてこい」
そう言うと、カモメ達の前を歩き出す、レガロール。
そのレガロールの後をついていきながら、ドラゴンたちの街を見渡すエリンシアがひとつのことに気付く。
「なぜ、作りかけの建物がこんなにあるんですの?」
「言っただろう、前の住処は魔族に襲われたのだ。ここはまだ新しく作っている最中だ」
「いつ頃からここに引っ越したんですの?」
「二日前だ」
「ああ、そうなんですのね……って二日!?」
エリンシアがビックリするのも無理はない。
なにせ、竜達の街は作りかけの建物があるものの、見た目的には殆ど出来上がっているのだ。
街の大きさもツァインとほとんど変わらないくらいの大きさである。
それをたったの二日で…。
「我々は人間とは違う、怠惰に無駄な時間を過ごしたりはしない」
「ほぇー」
「カモメみたいに間抜けな顔をしているのじゃ」
「え!エリンシアが!?……くぅ……見たかった」
「し、してませんわよ!?」
自分の顔が間抜けだと言われているにも関わらず、エリンシアの呆けた顔を見たがるカモメに、クオンは『そこは否定しようよ』とツッコミを入れるのであった。
「ここだ」
そこには六角形の建物がひとつ建っていた。
王のいる場所ということで、お城のようなものを期待していた一同であったが、意外な形に驚きを隠せない。
「レガロール様」
「王への話は通っているか?」
「はい、お会いになられるようです、円卓の間にいらっしゃいます」
「わかった」
どうやら、先に飛んで帰ったドラゴンたちが、すでにカモメ達のことを話していたようだ。
カモメ達はレガロールに導かれるまま、その建物の奥へと入っていった。
そして、一際大きな扉の前に立つと、その扉が自ら開く。
その扉を潜ると、レガロールは人間の姿からドラゴンの姿へと戻るのであった。
「アネル殿よ、よくいらした」
円卓の机と椅子がある、その奥で、一際大きなドラゴンがディータ達を見てそう言う。
「久しぶりね、アークミスラ」
アークミスラというのはドラゴンたちの王の名前のようだ。
威厳たっぷりのアークミスラはドラゴンの顔でありながら優しそうな雰囲気を出していた。
「して、用と言うのは、そこの馬鹿息子の事ではあるまいな?」
「息子?ラガナさんは竜の王さんの息子でしたの?」
「……一応そうなのじゃ」
これまた、ビックリである。
ということは、ラガナはドラゴンたちの王子様というわけだ。
「余は唯の付き添いじゃ、それよりもじっさまに頼みがあるのじゃ」
「誰がじっさまじゃ!ワシはまだ若いわい!!」
突然の咆哮に目の見えないカモメは驚き、クオンに抱き着く。
クオンはその行動に顔を真っ赤にしながらもカモメの頭を撫でてあげていた。
「あらあら、役得ですわね」
「ち、ちがっ」
揶揄うエリンシアに、さらに顔を赤くするクオンであった。
「アークミスラ、カモメに竜の秘宝というのを使わせてもらえないかしら?」
「なんじゃ、このぬいぐるみは?」
「誰がぬいぐるみよ!!ふざけたこと言うとぶん殴るわよ!」
「ぬ?……お主もしや?」
「久しぶりね……千年前の戦い依頼だけど、随分歳を取ったみたいね」
どうやら、千年前の戦いの時に女神の姿だったディータと面識があるようだった。
「あの後、色々大変だったみたいね」
「闇の女神殿か……そうか、新たな希望が見つかったのだな?」
「ええ、とてもいい子が見つかったわ」
「そうか、それがドラゴンじゃないのは残念だが、あなたが戻ってこられたことは素直に嬉しいぞ」
やはり、アークミスラも人間たちにはいい感情を持っていないようだった。
いや、人間たちに襲われた当時から生きているアークミスラこそ、その怒りは一番大きいのかもしれない。
「という事は、その娘がここに来た理由というわけか……それにしても竜の秘宝の存在をどこで……いや、そこの馬鹿息子だろうな」
「ええ、ラガナから聞いたわ……今カモメは自分の魔力が大きくなりすぎて制御できないでいるの。なぜいきなり魔力がこんなにも膨れ上がったのか、それが知りたくてここに連れて来たわ」
「ふむ、他ならぬ、ディータ殿の頼みじゃ……許可をしよう」
「こちらについてまいれ」
そう言うと、竜の姿から人間の姿に変わるアークミスラは椅子の裏にあった仕掛けを押す。
すると、王座の後ろに通路が出来た。
「この奥だ」
アークミスラはその通路の先へと歩いていくのであった。
――――――――――青い空、白い雲、そして広がる大草原。
洞窟に一歩足を踏み入れるとそこには雄大な景色があった。
「ここがドラゴンたちの住む場所なのか」
「そんなにすごいの?」
「うん………大自然って感じだ」
目の見えないカモメにクオンはその凄さを口で説明しようとするが、うまい言葉が出てこない。
それほどに壮観な景色なのだ。
「ふんっ、人間に褒められても嬉しくはないがな」
「レガロールよ、もう少し素直になったらどうじゃ?」
「私は素直だ」
「……」
「黙って見つめるな」
どこら辺が素直なんじゃ?と言いたいところであるが、そう言ったところで否定されるのが見えているので、ジト目で見つめることを選ぶラガナ。……思ったより効いているのか、とても嫌そうな顔をした。
「ところで、あそこに見えるのは街ですの?」
「ああ……」
「ドラゴンって街を作ったりするんですのね」
当然の疑問である、魔物と言われているドラゴンがまさか街を作っているなんて思いもしなかったのだ。
だが、そのサイズはドラゴンたちが住むだけあってとても大きい。人間が住むにしては大きすぎるといった具合であった。
「そうね、人間には魔物と言われているけど、それ程には変わらない生き物なのよ」
「そうなんですのね……ってアネルさんは知ってらしたんですの?」
「あ、え、えっと、そう、昔そんなことを聞いたことがあったような?」
「なんで疑問形なんですの?」
「おバカ…」
ついつい、女神の知識で話をしてしまったアネルにディータがポコリと頭を叩く。
「私が話したのよ、女神である私は昔ドラゴンとも一緒に戦ったこともあるしね」
「ああ、そうなんですのね」
ディータがフォローを入れると、エリンシアは納得したようだった。
「王の所に案内する……ついてこい」
そう言うと、カモメ達の前を歩き出す、レガロール。
そのレガロールの後をついていきながら、ドラゴンたちの街を見渡すエリンシアがひとつのことに気付く。
「なぜ、作りかけの建物がこんなにあるんですの?」
「言っただろう、前の住処は魔族に襲われたのだ。ここはまだ新しく作っている最中だ」
「いつ頃からここに引っ越したんですの?」
「二日前だ」
「ああ、そうなんですのね……って二日!?」
エリンシアがビックリするのも無理はない。
なにせ、竜達の街は作りかけの建物があるものの、見た目的には殆ど出来上がっているのだ。
街の大きさもツァインとほとんど変わらないくらいの大きさである。
それをたったの二日で…。
「我々は人間とは違う、怠惰に無駄な時間を過ごしたりはしない」
「ほぇー」
「カモメみたいに間抜けな顔をしているのじゃ」
「え!エリンシアが!?……くぅ……見たかった」
「し、してませんわよ!?」
自分の顔が間抜けだと言われているにも関わらず、エリンシアの呆けた顔を見たがるカモメに、クオンは『そこは否定しようよ』とツッコミを入れるのであった。
「ここだ」
そこには六角形の建物がひとつ建っていた。
王のいる場所ということで、お城のようなものを期待していた一同であったが、意外な形に驚きを隠せない。
「レガロール様」
「王への話は通っているか?」
「はい、お会いになられるようです、円卓の間にいらっしゃいます」
「わかった」
どうやら、先に飛んで帰ったドラゴンたちが、すでにカモメ達のことを話していたようだ。
カモメ達はレガロールに導かれるまま、その建物の奥へと入っていった。
そして、一際大きな扉の前に立つと、その扉が自ら開く。
その扉を潜ると、レガロールは人間の姿からドラゴンの姿へと戻るのであった。
「アネル殿よ、よくいらした」
円卓の机と椅子がある、その奥で、一際大きなドラゴンがディータ達を見てそう言う。
「久しぶりね、アークミスラ」
アークミスラというのはドラゴンたちの王の名前のようだ。
威厳たっぷりのアークミスラはドラゴンの顔でありながら優しそうな雰囲気を出していた。
「して、用と言うのは、そこの馬鹿息子の事ではあるまいな?」
「息子?ラガナさんは竜の王さんの息子でしたの?」
「……一応そうなのじゃ」
これまた、ビックリである。
ということは、ラガナはドラゴンたちの王子様というわけだ。
「余は唯の付き添いじゃ、それよりもじっさまに頼みがあるのじゃ」
「誰がじっさまじゃ!ワシはまだ若いわい!!」
突然の咆哮に目の見えないカモメは驚き、クオンに抱き着く。
クオンはその行動に顔を真っ赤にしながらもカモメの頭を撫でてあげていた。
「あらあら、役得ですわね」
「ち、ちがっ」
揶揄うエリンシアに、さらに顔を赤くするクオンであった。
「アークミスラ、カモメに竜の秘宝というのを使わせてもらえないかしら?」
「なんじゃ、このぬいぐるみは?」
「誰がぬいぐるみよ!!ふざけたこと言うとぶん殴るわよ!」
「ぬ?……お主もしや?」
「久しぶりね……千年前の戦い依頼だけど、随分歳を取ったみたいね」
どうやら、千年前の戦いの時に女神の姿だったディータと面識があるようだった。
「あの後、色々大変だったみたいね」
「闇の女神殿か……そうか、新たな希望が見つかったのだな?」
「ええ、とてもいい子が見つかったわ」
「そうか、それがドラゴンじゃないのは残念だが、あなたが戻ってこられたことは素直に嬉しいぞ」
やはり、アークミスラも人間たちにはいい感情を持っていないようだった。
いや、人間たちに襲われた当時から生きているアークミスラこそ、その怒りは一番大きいのかもしれない。
「という事は、その娘がここに来た理由というわけか……それにしても竜の秘宝の存在をどこで……いや、そこの馬鹿息子だろうな」
「ええ、ラガナから聞いたわ……今カモメは自分の魔力が大きくなりすぎて制御できないでいるの。なぜいきなり魔力がこんなにも膨れ上がったのか、それが知りたくてここに連れて来たわ」
「ふむ、他ならぬ、ディータ殿の頼みじゃ……許可をしよう」
「こちらについてまいれ」
そう言うと、竜の姿から人間の姿に変わるアークミスラは椅子の裏にあった仕掛けを押す。
すると、王座の後ろに通路が出来た。
「この奥だ」
アークミスラはその通路の先へと歩いていくのであった。
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