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第6章
#53家
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一体どういうことだ?
明らかにこれは僕の家、お母さんと出て行った後の家だ。
と、とりあえず入ってみよう。
内装も全く一緒だ、どうして同じ家がここに?
他のみんなも自分の家なのかな…
まあちょっと探索しよう、僕の家だけど。
僕の家は二階建てで、2階に2つ部屋がある、僕のとお母さんの。
1階は机と椅子2つとキッチン、テレビもあったはずだが無くなっている。
あれ、部屋をよく見渡すと食器棚に食器が入ってなかったり、所々無いものがある。
次は2階を見よう。
とりあえず僕の部屋…細かい家具は無いけれど机とベッドだけはある、机とベッドの位置だけで安心感が湧いてくる。
ちょっとベッドで横になろうかな…
あぁ…この感じ、久々な気がする。
でももっと硬かった気がするな、買ったばかりの頃はこんな感じだったっけな。
あ、そうだ、机の引き出しは。
うーん、やっぱり何も入ってないか…
お母さんの部屋はどうなんだ?全然中は覚えてないけどちょっと入ってみようかな。
…何も無い、絶対ベッドぐらいはあったはずなんだけどな、なんでだろう。
「え~楽しんでくれてるかな~?今日のミッションを伝えるから最初の広場に集まれ~」
ピンキックの声が外から聞こえた、園内放送のようだ。
「あなたたちに今からスマホを渡すぞ~、もちろん外部には繋がらないし、専用のアプリのみ入っています~、専用のアプリはミッションの説明だったりクリアしたミッションがひと目でわかる機能とか、まあミッションに特化したアプリで~す」
「じゃあ順番に配るわね~っ」
僕らに1台ずつスマホが配られた。
…なんか僕のスマホ、1ヶ所だけ端っこの方が割れてる。
スマホの電源を入れると、4桁の番号を入れる画面になった。
「4桁の番号は家の番号と同じになってるから、それを入れて~」
僕の家の番号を入れるとスマホは開いた。
画面には1つのアプリだけ、背景は真っ白だ。
アプリのアイコンは「ミ」という文字がピンク色と橙色が左右半分ずつ色が付いているだけのシンプルなアイコンだ。
「そしてここでお知らせだ~!」
ピンキックは大声で言った。
「あなたたちの中で1番ミッションのクリア数が少なかった1人は、最終日に落とされるわ」
たしかにまだここで人が落ちるのか落ちないのか話していなかったな、でもさっきまでと違って1人なら…と思ってしまったのが少し悔しい。
もうこの状況に慣れてきているんだ。
「あとミッションの中で落ちることになるかもしれないけれど、今までと同じくあなたたち次第よ~」
ただ遊ぶだけでは終わらないようだ。
ま、まあそうだと思ってたけどね、全然楽しんでなかったもーん。
「じゃ、また後でね~っ」
ダイダイックとピンキックはみんなには紹介されなかった建物へ向かった。
「なあ、稗田っちぃ、ちょっとどこ行くか見に行ってみようぜぇ」
砕が話しかけてきた。
「うーん、バレない程度にね」
「え、じゃあ僕も一緒に行っていい?」
京君も参加してきた。
3人で後を付いていくことになった。
明らかにこれは僕の家、お母さんと出て行った後の家だ。
と、とりあえず入ってみよう。
内装も全く一緒だ、どうして同じ家がここに?
他のみんなも自分の家なのかな…
まあちょっと探索しよう、僕の家だけど。
僕の家は二階建てで、2階に2つ部屋がある、僕のとお母さんの。
1階は机と椅子2つとキッチン、テレビもあったはずだが無くなっている。
あれ、部屋をよく見渡すと食器棚に食器が入ってなかったり、所々無いものがある。
次は2階を見よう。
とりあえず僕の部屋…細かい家具は無いけれど机とベッドだけはある、机とベッドの位置だけで安心感が湧いてくる。
ちょっとベッドで横になろうかな…
あぁ…この感じ、久々な気がする。
でももっと硬かった気がするな、買ったばかりの頃はこんな感じだったっけな。
あ、そうだ、机の引き出しは。
うーん、やっぱり何も入ってないか…
お母さんの部屋はどうなんだ?全然中は覚えてないけどちょっと入ってみようかな。
…何も無い、絶対ベッドぐらいはあったはずなんだけどな、なんでだろう。
「え~楽しんでくれてるかな~?今日のミッションを伝えるから最初の広場に集まれ~」
ピンキックの声が外から聞こえた、園内放送のようだ。
「あなたたちに今からスマホを渡すぞ~、もちろん外部には繋がらないし、専用のアプリのみ入っています~、専用のアプリはミッションの説明だったりクリアしたミッションがひと目でわかる機能とか、まあミッションに特化したアプリで~す」
「じゃあ順番に配るわね~っ」
僕らに1台ずつスマホが配られた。
…なんか僕のスマホ、1ヶ所だけ端っこの方が割れてる。
スマホの電源を入れると、4桁の番号を入れる画面になった。
「4桁の番号は家の番号と同じになってるから、それを入れて~」
僕の家の番号を入れるとスマホは開いた。
画面には1つのアプリだけ、背景は真っ白だ。
アプリのアイコンは「ミ」という文字がピンク色と橙色が左右半分ずつ色が付いているだけのシンプルなアイコンだ。
「そしてここでお知らせだ~!」
ピンキックは大声で言った。
「あなたたちの中で1番ミッションのクリア数が少なかった1人は、最終日に落とされるわ」
たしかにまだここで人が落ちるのか落ちないのか話していなかったな、でもさっきまでと違って1人なら…と思ってしまったのが少し悔しい。
もうこの状況に慣れてきているんだ。
「あとミッションの中で落ちることになるかもしれないけれど、今までと同じくあなたたち次第よ~」
ただ遊ぶだけでは終わらないようだ。
ま、まあそうだと思ってたけどね、全然楽しんでなかったもーん。
「じゃ、また後でね~っ」
ダイダイックとピンキックはみんなには紹介されなかった建物へ向かった。
「なあ、稗田っちぃ、ちょっとどこ行くか見に行ってみようぜぇ」
砕が話しかけてきた。
「うーん、バレない程度にね」
「え、じゃあ僕も一緒に行っていい?」
京君も参加してきた。
3人で後を付いていくことになった。
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