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第一章 雪山ダンジョン
第63話
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休憩エリアにて焚き火を囲んで暖を取る俺たち3人である。
俺はちらっと守咲の方を見てこいつが突然押しかけてきた日のことを思い出していた。
俺が自身が勤めていたブラック会社ダンジョンを叩き潰して消滅させた時、こいつはそのダンジョンが消え去る瞬間を目にしていた。
疑いようのない現実に最初はかなり戸惑っていたように思う、多分俺自身はそれ以上にビックリ仰天していた。
ダンジョンが消えるなんていう現象自体、俺は以前から探索者をやっていた時も見たことも聞いたこともなかった、精々フィクションの中だけの話だ。
少なくとも俺たち一般人が知れる情報の中でダンジョンを消滅させることに成功したなんて話は一度も聞いたことがなかったからだ。
ダンジョンがこの世界に現れて始めてダンジョンが消滅する。
そんなことを俺がしてしまったわけだ、それを目の当たりした彼女が何をどう思ったのか知らない。
ただ明らかに面倒ごとになりそうだったのでなんやかんやと適当な理由をつけてその場を後にしたわけだ。
ただしここで俺は一つミスを犯していた。
というのもそのブラック会社ダンジョンに挑む時に外とのやり取りをするために守咲に電話番号を教えてしまったのだ。
それが問題だった、あの後もう特に何の問題も起きなかったし新聞とかネットニュースにもダンジョンが消滅したなんて話は出てなかったから大丈夫だろうと思っていたらコイツからバカみたいな鬼電があったのだ。
電話の着信履歴にズラッと並ぶ守咲の電話番号……ちょっと怖くなって着信拒否した。
スマホを新しいのに変えればよかったのだが、諸事情あり少し前に新しくしたので再び新しいのに買い換えるとかしたくなかったんだ。
最初の設定とかって地味に面倒くさいだろう?
そういう事だ。
着信拒否してしまえばもう大丈夫だろうと思っていたのだがそれが甘かった。
コイツはどこからか俺が住んでる住所を突き止め直接やってきやがったのだ。
今でも覚えてる。ピンポンがなっててっきり今宮のやつが来たのかと思って玄関を開けたらそこには満面の笑顔のこの守咲がいた。
めっちゃビビった。
そんな俺に向かってコイツがペラペラと喋りだしたんだよな。
「アッアンタどうやってここを…!?」
「そんな事はどうでもいいじゃないですか、それよりお願いします。私を弟子してください!」
「いきなり何の話ですか? たとえ何の弟子でも嫌ですよ。帰って下さい」
「実は私は警察官をやめて探索者になりました、もう後には引けません」
「…おたくは何言ってんだ?」
「お願いします、私を弟子してください。必ず役に立って見せますから!」
「役に立つ前に俺に迷惑かけてるって自覚はあるか? 勘弁してしろよ…」
「お願いします、私は貴方がダンジョンを消滅させる所を見て確信しました。日影さん、貴方はきっとこの世界のダンジョンを全て消し去り世界を救う存在なんです。私は傍でそんな漫画の主人公みたいな人間の活躍が見てみたいんですよ!」
「………帰れ」
結局、守咲は帰らなかった。
最初あった時は真面目で落ち着いていて真っ当な人だと思ってたのだが違った。
コイツは何でもいわゆる少年漫画とかアニメだとかが大好きなタイプのオタク らしい、とりわけ主人公が世界を救う的な話とか大好きなんだそうだ。
そんでそれを漫画やアニメじゃなくて実際に目にできるかもしれないと考え俺の弟子にってか?
ぶっちゃけ金魚のフンになりたいと押し掛けてきたわけである。
ちなみに本当に警察を辞めたのか知らないが少なくとも探索者となって俺の後をついて回るようになってからしばらく経つがこいつは警察の仕事をしている…というか他の仕事をしているような感じは見えない。
こういう後先考えないバカって現実に目の前に現れると本当に迷惑だ。
だが人間としては嫌いじゃないんだよな…。
多分自分がやりたいことを叶えることができる人間ってこういうやつなんだろうと思うんだよ。
俺自身も『神殺し(偽)』の称号なんて手に入れてからは大分好き勝手やってはいるが本当に自由な奴っていうのは元々がこんな感じなんだろう。
変な話だがある意味尊敬できる人間なのかもしれない、そんな思いもあり結局はこの守咲も今宮のやつと一緒にポンコツ探索者として面倒を見ているわけだ。
「…歩さん、正直ダンジョンに入ったのはいいですけど。ここはずっと焚き火の番をしてるというのも心細いのですが…」
「そうだなそろそろ頃合いだろう、凛にもちょっと頑張ってもらうとするか」
「本当ですか!? ありがとうございます」
「……ぬぅ~~ん」
「なんだよ今宮」
「べ~つ~に~~」
何故か知らないが守咲は俺のことを下の名前で呼ぶようになった、だから俺も守咲のことを下の名前ので呼んでいる。
ただ下の名前で呼んでいると今宮のやつが若干不機嫌になるのが少し困ったところなのだ。
それなりに体も温まったので焚き火の火を消して3人でダンジョン探索に乗り出すとする。
俺はちらっと守咲の方を見てこいつが突然押しかけてきた日のことを思い出していた。
俺が自身が勤めていたブラック会社ダンジョンを叩き潰して消滅させた時、こいつはそのダンジョンが消え去る瞬間を目にしていた。
疑いようのない現実に最初はかなり戸惑っていたように思う、多分俺自身はそれ以上にビックリ仰天していた。
ダンジョンが消えるなんていう現象自体、俺は以前から探索者をやっていた時も見たことも聞いたこともなかった、精々フィクションの中だけの話だ。
少なくとも俺たち一般人が知れる情報の中でダンジョンを消滅させることに成功したなんて話は一度も聞いたことがなかったからだ。
ダンジョンがこの世界に現れて始めてダンジョンが消滅する。
そんなことを俺がしてしまったわけだ、それを目の当たりした彼女が何をどう思ったのか知らない。
ただ明らかに面倒ごとになりそうだったのでなんやかんやと適当な理由をつけてその場を後にしたわけだ。
ただしここで俺は一つミスを犯していた。
というのもそのブラック会社ダンジョンに挑む時に外とのやり取りをするために守咲に電話番号を教えてしまったのだ。
それが問題だった、あの後もう特に何の問題も起きなかったし新聞とかネットニュースにもダンジョンが消滅したなんて話は出てなかったから大丈夫だろうと思っていたらコイツからバカみたいな鬼電があったのだ。
電話の着信履歴にズラッと並ぶ守咲の電話番号……ちょっと怖くなって着信拒否した。
スマホを新しいのに変えればよかったのだが、諸事情あり少し前に新しくしたので再び新しいのに買い換えるとかしたくなかったんだ。
最初の設定とかって地味に面倒くさいだろう?
そういう事だ。
着信拒否してしまえばもう大丈夫だろうと思っていたのだがそれが甘かった。
コイツはどこからか俺が住んでる住所を突き止め直接やってきやがったのだ。
今でも覚えてる。ピンポンがなっててっきり今宮のやつが来たのかと思って玄関を開けたらそこには満面の笑顔のこの守咲がいた。
めっちゃビビった。
そんな俺に向かってコイツがペラペラと喋りだしたんだよな。
「アッアンタどうやってここを…!?」
「そんな事はどうでもいいじゃないですか、それよりお願いします。私を弟子してください!」
「いきなり何の話ですか? たとえ何の弟子でも嫌ですよ。帰って下さい」
「実は私は警察官をやめて探索者になりました、もう後には引けません」
「…おたくは何言ってんだ?」
「お願いします、私を弟子してください。必ず役に立って見せますから!」
「役に立つ前に俺に迷惑かけてるって自覚はあるか? 勘弁してしろよ…」
「お願いします、私は貴方がダンジョンを消滅させる所を見て確信しました。日影さん、貴方はきっとこの世界のダンジョンを全て消し去り世界を救う存在なんです。私は傍でそんな漫画の主人公みたいな人間の活躍が見てみたいんですよ!」
「………帰れ」
結局、守咲は帰らなかった。
最初あった時は真面目で落ち着いていて真っ当な人だと思ってたのだが違った。
コイツは何でもいわゆる少年漫画とかアニメだとかが大好きなタイプのオタク らしい、とりわけ主人公が世界を救う的な話とか大好きなんだそうだ。
そんでそれを漫画やアニメじゃなくて実際に目にできるかもしれないと考え俺の弟子にってか?
ぶっちゃけ金魚のフンになりたいと押し掛けてきたわけである。
ちなみに本当に警察を辞めたのか知らないが少なくとも探索者となって俺の後をついて回るようになってからしばらく経つがこいつは警察の仕事をしている…というか他の仕事をしているような感じは見えない。
こういう後先考えないバカって現実に目の前に現れると本当に迷惑だ。
だが人間としては嫌いじゃないんだよな…。
多分自分がやりたいことを叶えることができる人間ってこういうやつなんだろうと思うんだよ。
俺自身も『神殺し(偽)』の称号なんて手に入れてからは大分好き勝手やってはいるが本当に自由な奴っていうのは元々がこんな感じなんだろう。
変な話だがある意味尊敬できる人間なのかもしれない、そんな思いもあり結局はこの守咲も今宮のやつと一緒にポンコツ探索者として面倒を見ているわけだ。
「…歩さん、正直ダンジョンに入ったのはいいですけど。ここはずっと焚き火の番をしてるというのも心細いのですが…」
「そうだなそろそろ頃合いだろう、凛にもちょっと頑張ってもらうとするか」
「本当ですか!? ありがとうございます」
「……ぬぅ~~ん」
「なんだよ今宮」
「べ~つ~に~~」
何故か知らないが守咲は俺のことを下の名前で呼ぶようになった、だから俺も守咲のことを下の名前ので呼んでいる。
ただ下の名前で呼んでいると今宮のやつが若干不機嫌になるのが少し困ったところなのだ。
それなりに体も温まったので焚き火の火を消して3人でダンジョン探索に乗り出すとする。
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