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8.Happy Birthday
7 *
しおりを挟む「幸世っ、……んぁ……、いいっ……」
後孔の刺激に、麻琴の身体はどんどん熱くなる。麻琴自身はすっかり勃ちあがり、先走りを流していた。先走りは竿と会陰を辿り、後孔を濡らす。
麻琴が気持ち良さそうにしているのを確認して、幸世は指の動きを大胆にしていく。ストロークを速くして、前立腺を捏ねると、麻琴はびくびくと身体を揺らした。
「ああっ、そこっ……!もっと、して……」
麻琴の甘い声が浴室に反響する。幸世は指を三本に増やして、抽挿を続けた。浴室にはぐちゅぐちゅと淫らな音と麻琴の喘ぎ声が充満する。肉壁は悦んで指を咥え、すっかり受け入れる器官に変わってしまった。離さないとばかりに、幸世の指をぎゅうと締め付ける。
「あっ、ああ……、ゆきよっ、きもち、いっ」
「イく?」
「うんっ、イきたい、あっ、あ、ちんこもっ」
「ちんこは自分で触って」
幸世の左手は麻琴の腰を支え、右手は後孔に入っている。麻琴は自らの手で、そそり立つ自身を扱く。先ほどフェラをした時から、出したくて仕方なかった麻琴は、がむしゃらに手を動かした。
「あ、あっ、も……っ、イくっ、からっ」
「麻琴、こっちでもイッて」
幸世は攻めたてるように指を動かす。前立腺を何度も刺激され、麻琴は背中を反らして感じ入った。
「そこぉ、いい、っ……あ、ああっ」
「麻琴、いいよ、イッて」
「うんっ、イく、あ、あっ、あああっ」
一際大きく声を出し、麻琴は前と後ろの両方で達した。麻琴の白濁は、二人の腹に飛び散る。久しぶりの中イキに、麻琴は息を荒げ、深い余韻に浸った。頭の中が真っ白になる感覚に、麻琴は酔いしれる。
しばらくして、ようやく絶頂から降りてきた麻琴は、勃起したままの幸世自身に気づく。
「それ、そのままでえぇの?」
ヒクヒクと主張する性器を心配して尋ねた麻琴だが、幸世はこれ以上無駄打ちしたくないと我慢することにした。
「気にしないで」
「そんなん言われても気にするわ」
「出すなら、麻琴の中で出したいから」
「ほどほどにしといてや」
麻琴は軽口で返したが、内心は興奮していた。まだ始まったばかりだ。
二人は風呂から出ると、かろうじてバスローブを身に着けた。バスローブは備え付けのもので、肌触りがいい。しかし、ベッドにたどり着くと、二人ともすぐに脱いでしまった。
「なんかもったいないわ」
ベッドの上でキスを交わしながら、麻琴は呟いた。
「あとで着ればいいよ」
「幸世のバスローブ姿、めっちゃ似合ってたで」
「ありがと」
幸世は返事もそこそこに、麻琴にキスの雨を降らせる。その勢いで、麻琴をベッドへと押し倒した。先ほど射精しなかった幸世の性器は腹に付くほど反りかえっていて、麻琴はごくりと唾を飲みこむ。
「麻琴、足開いて」
麻琴は指示された通り、足を開く。麻琴の性器も期待して、ゆるく立ち上がっていた。
幸世は持参したローションを取り出し、手で温めた後、麻琴の後ろへと指を入れる。浴室で解したおかげで、指はぬるりと入り込む。
「あっ……、はぁ……」
指の挿入に、麻琴は熱い息を吐く。すっかりと受け入れる状態になった後孔は貪欲に指を貪る。ローションの滑りを借りて、指は二本、三本と増えていった。
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