44 / 213
学園編-学園武術会
嫉妬、憧れ
しおりを挟む
異様な光景……
彼女たちのそんな昔語りを俺は知らない……
それでも、目の前の光景は……
俺が異世界《こっち》に来てから、一番最悪だろう事は見て取れる。
あの瘴気のようなものを彼女たちが取り込み続ければ……
化物にでも変わっちまうんじゃないかって……
「なぁ……オトネ」
リングの外で意外と冷静に一緒に観戦しているオトネに……
「万が一の事態が起こりそうなら……頼みたいことがある」
そう……オトネに伝えておく。
それは、仲間たちを裏切る行為なんだろうけど……
裏切《まも》るさ……そうさせろ……。
・
・
・
「いい加減……目を覚ませよっ」
そうツキヨが地を蹴り上げ一気にヨウマとの距離を縮める。
「ばか……迂闊にっ」
突っ込む勇敢《むぼう》な背中を……
「昔とほんと……何も変わらないな……」
そう少し感傷に浸り……
「いくらでも……偽るさ……いくらでも裏切るさ……」
そうこれまでの自分の罪を思い返すように……
クレイも地を蹴りその距離を縮める。
ヨウマは無言で……ただ、二人を気に食わなそうに睨みつけ……
ヨウマの妖刀とツキヨの妖刀がぶつかる。
その妖刀をヨウマは払いのけると、
空いた左の拳《こぶし》が、ツキヨを捕らえる。
「ちっ」
その衝撃にツキヨが後方に飛ばされ……
「ただのパンチであの威力かよ」
クレイは苦笑しながら、空いた隙をつくように一撃を決めるため一気に詰め寄る。
「睡閃……」
黒い刀が空間を切り裂くように……
突撃の体制から刀を目の前に構え防御の体制をつくる。
ツキヨ同様に後方に弾き飛ばされる。
「全く近寄ることすらかなわない……」
……引き取ったはずの妖刀……
私が……あの日……師の手から離れたそれを持ち去り……
それに相応しい担い手になろうと思った……
理由……?
そんなもんは本当にくだらない……聞くに値しない……
私をここまで育ててくれた恩師を……
その手にかけた大罪を……
そんな師がただ妖刀《あこがれ》に……
そんな師が目指した理想になれることで……
私は彼女達《ふたり》の憧れになれるんじゃないかって……
本当にくだらない理由だ……
そんな妖刀の能力者《うつわ》になろうと、私は……
あの日盗み聞いた学園の闇に足を踏み入れた……
師を裏切り二人を裏切り……別の師につき、少しでも力をつけようと……
私一人ではその妖刀《ダリア》の瘴気に耐えられないというのなら……
私の刀《のうりょく》は、他人の血《まりょく》すら欲する……
それを糧にする……だから私を慕う他人《リルト》すら利用し、
私一人では取り込み切れない量の瘴気を分散しようとした……
それがうまくいかなかった……そして目の前の最悪が起きている。
そんな私の願いも……師の理想も……叶えられない器《わたし》に価値など無い。
学園は私を裏切り……知らぬ内に違う器《ヨウマ》を用意していた……
許される訳……ないだろ……
このまま…偽り続けるなんて無理だろ……
諦めろよ……私《クレイ》……
自分《わたし》の血《まりょく》を……刀に吸わせる……
今の私の偽刀……妖刀であるその特性は魔力で能力を上げると同時に、
瘴気を発生させる……それを取り込み続ける事で……
自ずと私自身も強化される……まさに不正《いつわり》……
行き着く先はきっと……障落ち……
それでも……ずっと二人を偽って来たのだろう?
だったら……最後までやり遂げろ……
両膝をリングの地につけるようにしゃがみこむ体制で……
「師を殺した……私が憎いだろ……ヨウマ……」
そうヘイトを自分に向けさせようと言う。
「裏切り……別の師につき……姿を消した私が憎いだろ……ツキヨ」
そう呟き、刀を自分の首下に近づける。
カンッとその首元にかざそうとした刀が地面に叩きつけられ、
さらにそれを右足で踏みつける。
「……なんのつもりだ」
ツキヨが刀を踏み地に刀を固定しながらクレイを見下ろし……
すんとため息をつくように、鼻から息を吐き……
「あんた……何をそんな必死なんだ?」
そう……見下ろす女に言う。
「あんたはあんたらしくいろ……昔のまま……誰《わたし》かの憧れた自分《クレイ》を信じろよ……それができないから、裏切りだって言うんだ」
そう見下ろす女に吐き捨てる。
「あんたみたいに……才能があればいいさ……ずっと……ずっとあんたに嫉妬していた……あんたを超えるために……必死に努力していた……そのためにこうして力を得て何が悪いっ!」
そう、見上げた女に言い捨てる。
つまらなそうに……ツキヨは歩き出しクレイに背を向ける。
「あんたが私が師を手にかけて背負うはずだった罪《てがら》を横取りしたとか……その後、何も言わずに姿を消して、現れたと思ったら、私のあげた縫いぐるみをご丁寧にズタズタにしてくれたとかさ……恨んでいないと言えばうそになるけどさ……それでもやっぱりそんなに気にしてない事だ」
そう言い終え、首だけを曲げて後ろのクレイを見下ろす。
「……知っていたよ……私の憧れる人《あんた》が……苦しんでいるの……知っていたよ……私《だれ》かに嫉妬していることも……そんな憎しみに近い感情を抱きながらも、努力を惜しまず……それでも私たちの先頭に立って必死にその手を引いてくれるような人だぜ?自分《わたし》のためにそこまでする……そんな人《あんた》に憧れない奴っているのか?」
振り返ったツキヨの瞳は膝をつくクレイを見下ろし、過去の私《クレイ》を映す。
「……敵わないわけ……か……」
学園を利用《ふせい》させてまで……
学園に利用《ふせい》されてまで……
全部捨ててまで……裏切《まも》った……つもりだったのにな……
「ちょっとは正しいものが見えたか?だったら立てよ……私の前を歩けっ……そんなあんたが憧《み》えないじゃないか……」
そう再び刃を構える。
「……全くあんたは昔から可愛くない……ずっとずっと私の前を歩けるくせに……」
そうせず……そんな私《いつわり》に甘えてくる……
そして、そんな私たちのうしろをのろのろとそれでも置いていかれないようについてくる……ヨウマ……
本当に……私は……
師よ……私を恨め……
あなたの首を狩り……そんな罪を……それよりも……
刀を拾い……立ち上がる。
・
・
・
「……レス?」
そんな様子を見ていた俺を心配そうにオトネが眺めている。
会場を渦巻く因縁と瘴気……
覚悟を決めろ……手遅れになる前に……
例えそれが……仲間《みんな》への裏切りでも……
その昔話《おもいで》を……
守ってやることくらいしか今の俺にはできない……
タイミングを見誤るな……
今の俺はただ……そのリングの上の戦いを見守ることしかできない。
彼女たちのそんな昔語りを俺は知らない……
それでも、目の前の光景は……
俺が異世界《こっち》に来てから、一番最悪だろう事は見て取れる。
あの瘴気のようなものを彼女たちが取り込み続ければ……
化物にでも変わっちまうんじゃないかって……
「なぁ……オトネ」
リングの外で意外と冷静に一緒に観戦しているオトネに……
「万が一の事態が起こりそうなら……頼みたいことがある」
そう……オトネに伝えておく。
それは、仲間たちを裏切る行為なんだろうけど……
裏切《まも》るさ……そうさせろ……。
・
・
・
「いい加減……目を覚ませよっ」
そうツキヨが地を蹴り上げ一気にヨウマとの距離を縮める。
「ばか……迂闊にっ」
突っ込む勇敢《むぼう》な背中を……
「昔とほんと……何も変わらないな……」
そう少し感傷に浸り……
「いくらでも……偽るさ……いくらでも裏切るさ……」
そうこれまでの自分の罪を思い返すように……
クレイも地を蹴りその距離を縮める。
ヨウマは無言で……ただ、二人を気に食わなそうに睨みつけ……
ヨウマの妖刀とツキヨの妖刀がぶつかる。
その妖刀をヨウマは払いのけると、
空いた左の拳《こぶし》が、ツキヨを捕らえる。
「ちっ」
その衝撃にツキヨが後方に飛ばされ……
「ただのパンチであの威力かよ」
クレイは苦笑しながら、空いた隙をつくように一撃を決めるため一気に詰め寄る。
「睡閃……」
黒い刀が空間を切り裂くように……
突撃の体制から刀を目の前に構え防御の体制をつくる。
ツキヨ同様に後方に弾き飛ばされる。
「全く近寄ることすらかなわない……」
……引き取ったはずの妖刀……
私が……あの日……師の手から離れたそれを持ち去り……
それに相応しい担い手になろうと思った……
理由……?
そんなもんは本当にくだらない……聞くに値しない……
私をここまで育ててくれた恩師を……
その手にかけた大罪を……
そんな師がただ妖刀《あこがれ》に……
そんな師が目指した理想になれることで……
私は彼女達《ふたり》の憧れになれるんじゃないかって……
本当にくだらない理由だ……
そんな妖刀の能力者《うつわ》になろうと、私は……
あの日盗み聞いた学園の闇に足を踏み入れた……
師を裏切り二人を裏切り……別の師につき、少しでも力をつけようと……
私一人ではその妖刀《ダリア》の瘴気に耐えられないというのなら……
私の刀《のうりょく》は、他人の血《まりょく》すら欲する……
それを糧にする……だから私を慕う他人《リルト》すら利用し、
私一人では取り込み切れない量の瘴気を分散しようとした……
それがうまくいかなかった……そして目の前の最悪が起きている。
そんな私の願いも……師の理想も……叶えられない器《わたし》に価値など無い。
学園は私を裏切り……知らぬ内に違う器《ヨウマ》を用意していた……
許される訳……ないだろ……
このまま…偽り続けるなんて無理だろ……
諦めろよ……私《クレイ》……
自分《わたし》の血《まりょく》を……刀に吸わせる……
今の私の偽刀……妖刀であるその特性は魔力で能力を上げると同時に、
瘴気を発生させる……それを取り込み続ける事で……
自ずと私自身も強化される……まさに不正《いつわり》……
行き着く先はきっと……障落ち……
それでも……ずっと二人を偽って来たのだろう?
だったら……最後までやり遂げろ……
両膝をリングの地につけるようにしゃがみこむ体制で……
「師を殺した……私が憎いだろ……ヨウマ……」
そうヘイトを自分に向けさせようと言う。
「裏切り……別の師につき……姿を消した私が憎いだろ……ツキヨ」
そう呟き、刀を自分の首下に近づける。
カンッとその首元にかざそうとした刀が地面に叩きつけられ、
さらにそれを右足で踏みつける。
「……なんのつもりだ」
ツキヨが刀を踏み地に刀を固定しながらクレイを見下ろし……
すんとため息をつくように、鼻から息を吐き……
「あんた……何をそんな必死なんだ?」
そう……見下ろす女に言う。
「あんたはあんたらしくいろ……昔のまま……誰《わたし》かの憧れた自分《クレイ》を信じろよ……それができないから、裏切りだって言うんだ」
そう見下ろす女に吐き捨てる。
「あんたみたいに……才能があればいいさ……ずっと……ずっとあんたに嫉妬していた……あんたを超えるために……必死に努力していた……そのためにこうして力を得て何が悪いっ!」
そう、見上げた女に言い捨てる。
つまらなそうに……ツキヨは歩き出しクレイに背を向ける。
「あんたが私が師を手にかけて背負うはずだった罪《てがら》を横取りしたとか……その後、何も言わずに姿を消して、現れたと思ったら、私のあげた縫いぐるみをご丁寧にズタズタにしてくれたとかさ……恨んでいないと言えばうそになるけどさ……それでもやっぱりそんなに気にしてない事だ」
そう言い終え、首だけを曲げて後ろのクレイを見下ろす。
「……知っていたよ……私の憧れる人《あんた》が……苦しんでいるの……知っていたよ……私《だれ》かに嫉妬していることも……そんな憎しみに近い感情を抱きながらも、努力を惜しまず……それでも私たちの先頭に立って必死にその手を引いてくれるような人だぜ?自分《わたし》のためにそこまでする……そんな人《あんた》に憧れない奴っているのか?」
振り返ったツキヨの瞳は膝をつくクレイを見下ろし、過去の私《クレイ》を映す。
「……敵わないわけ……か……」
学園を利用《ふせい》させてまで……
学園に利用《ふせい》されてまで……
全部捨ててまで……裏切《まも》った……つもりだったのにな……
「ちょっとは正しいものが見えたか?だったら立てよ……私の前を歩けっ……そんなあんたが憧《み》えないじゃないか……」
そう再び刃を構える。
「……全くあんたは昔から可愛くない……ずっとずっと私の前を歩けるくせに……」
そうせず……そんな私《いつわり》に甘えてくる……
そして、そんな私たちのうしろをのろのろとそれでも置いていかれないようについてくる……ヨウマ……
本当に……私は……
師よ……私を恨め……
あなたの首を狩り……そんな罪を……それよりも……
刀を拾い……立ち上がる。
・
・
・
「……レス?」
そんな様子を見ていた俺を心配そうにオトネが眺めている。
会場を渦巻く因縁と瘴気……
覚悟を決めろ……手遅れになる前に……
例えそれが……仲間《みんな》への裏切りでも……
その昔話《おもいで》を……
守ってやることくらいしか今の俺にはできない……
タイミングを見誤るな……
今の俺はただ……そのリングの上の戦いを見守ることしかできない。
0
お気に入りに追加
209
あなたにおすすめの小説
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
人気MMOの最恐クランと一緒に異世界へ転移してしまったようなので、ひっそり冒険者生活をしています
テツみン
ファンタジー
二〇八✕年、一世を風靡したフルダイブ型VRMMO『ユグドラシル』のサービス終了日。
七年ぶりにログインしたユウタは、ユグドラシルの面白さを改めて思い知る。
しかし、『時既に遅し』。サービス終了の二十四時となった。あとは強制ログアウトを待つだけ……
なのにログアウトされない! 視界も変化し、ユウタは狼狽えた。
当てもなく彷徨っていると、亜人の娘、ラミィとフィンに出会う。
そこは都市国家連合。異世界だったのだ!
彼女たちと一緒に冒険者として暮らし始めたユウタは、あるとき、ユグドラシル最恐のPKクラン、『オブト・ア・バウンズ』もこの世界に転移していたことを知る。
彼らに気づかれてはならないと、ユウタは「目立つような行動はせず、ひっそり生きていこう――」そう決意するのだが……
ゲームのアバターのまま異世界へダイブした冴えないサラリーマンが、チートPK野郎の陰に怯えながら『ひっそり』と冒険者生活を送っていた……はずなのに、いつの間にか救国の勇者として、『死ぬほど』苦労する――これは、そんな話。
*60話完結(10万文字以上)までは必ず公開します。
『お気に入り登録』、『いいね』、『感想』をお願いします!
元英雄 これからは命大事にでいきます
銀塊 メウ
ファンタジー
異世界グリーンプラネットでの
魔王との激しい死闘を
終え元の世界に帰還した英雄 八雲
多くの死闘で疲弊したことで、
これからは『命大事に』を心に決め、
落ち着いた生活をしようと思う。
こちらの世界にも妖魔と言う
化物が現れなんだかんだで
戦う羽目に………寿命を削り闘う八雲、
とうとう寿命が一桁にどうするのよ〜
八雲は寿命を伸ばすために再び
異世界へ戻る。そして、そこでは
新たな闘いが始まっていた。
八雲は運命の時の流れに翻弄され
苦悩しながらも魔王を超えた
存在と対峙する。
この話は心優しき青年が、神からのギフト
『ライフ』を使ってお助けする話です。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる