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学園編-学園武術会

学園武術会

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 「私、アストリア、スコール、ナイツ、ツキヨ、レイン、クリア、クロハ、ヴァニそして……レス」
 ライトはそう10名の名をあげ、そして……もう一人紛れた薄っすらと水色かかった白い長い髪の女性を見る。

 「セティ=トラップフィールド……」
 そうその一人を紹介する。

 「宜しく」
 そう短くセティと呼ばれた女は挨拶する。


 「全部で12名だろ……後、一人はどうする」
 そうスコールがライトに言う。

 少し沈黙が続いた後……

 「僕じゃダメ?」
 そう一人の女子生徒が入ってくる。
 1年の特別クラスに集まっていた、そのメンバーに恐れることなく、
 一人のクラスメイトが名乗り出る。

 「マリア=ガンビット……」
 正直、同じクラスながらも未だ話したことがあったかどうか……

 「邪魔になるつもりはない……」
 注目を浴びながらも……ひるむ事はなく……

 「良いのではないか……1つの試合に参加するのは2名の3組だ」
 そうアストリアが言う。


 学園武術会……
 この学園の生徒ならば学年クラスの区別はなく自由にチームを組める。
 16組のチームのトーナメント方式。
 1チーム、12名まで登録できるが、一つの試合に参加できるのは、
 ダブルス戦を3試合行ない、2勝した方が勝利となる。
 もちろん次の試合でメンバーは入れ替え可能なので、
 温存や休憩を考慮してメンバーを入れ替え、試合を進めていくことになる。


 実質、2回勝利すれば3回戦目が必要なくなるため、
 大将戦よりも1、2戦目が重要となりそうだ。

 勝者にはそれなりの報酬が約束されている……ようだが……

 「学園の闇を潰すチャンスだ……失敗は許されない」
 そうライトが言う。

 「……そして、主に、私、アストリア、スコール、ナイツの4名はこの騒動に紛れ、裏で秘密裏に動く……もちろん手の空いている時は怪しまれないよう私たちも試合に参加するが、基本は8名で試合をすると思ってくれ」
 学園の裏を探るため……学園でもトップを張る能力者が4名も抜ける。
 この大会に勝利しただけでは、学園の闇は払えない。
 裏を潰すには、全ての闇を暴き、そして大会に勝利し……
 その勝者の権利を駆使し、徹底的に追い詰める……

 それが、ライトが持ち出した提案だ。

 試合を勝ち進めるには……逆にこの4名を残した方がいいような気もするが……
 それこそ、試合よりもずっと危険が伴うのだろう。

 「レス……頼んだ、必ず私たちが目的を達し合流する……それまで勝ち残ってくれ」
 そうライトが俺に請う。

 「……俺なんかよりもずっと……頼りになる奴なら沢山いるよ」
 そう返す。

 「それでも……誰より君がその者たちを取りまとめられるさ」
 そうライトが言う。

 


 闘技場にて開催式がおこなわれる。

 並ぶ、16チームの中には見知った顔も何名か見受けられる。


 会場の観客席の前方にある大きなスクリーンに対戦表が映し出される。


 「チーム名……コムラッド?」
 そうレインが読み上げる。

 ライトに言われチーム名は俺が好きにつけさせてもらった。

 「いい……名前だろ?」
 俺はそう言うがレインは少し不服そうに……

 「もうちょっとかっこいい名前あっただろうに」
 そう返す。


 「取り合えず、記念すべきコムラッドの最初の相手は……インコンヴィーニエント……割と同じようなセンスみたいだな」
 そうツキヨが言う。

 開催式が終わり……出番が来るまで控え室に入る。
 
 「それじゃ……後は頼むぞ」
 そう言って、ライトとアストリア、スコールとナイツはその場を立つ。

 「まぁ……私は残る、安心していいよ」
 そう、セティは得意げに笑みを浮かべて言う。
 一人だけ残る3学年……頼りにしていいのだろう。

 ライトたちが去り、しばらくすると……
 自分たちのチームのお呼びがかかる。

 リングに向かうと……すでに客席からは熱気の声が飛び交い、
 すでに白熱するバトルが広げられていたようだ。

 相手のリーダーと思われる人物。
 全身を覆うフードに身を隠している。

 「ミスト=ダーク……」
 そして……その隣に並んでいるのは……

 これで3度目か……ハイト=クロックタイム

 ついに……闇に足を踏み入れたのか。
 割とプライドが高く孤高な奴だと思ったのだが……


 「先鋒戦……各チーム選手を2名選びステージにのぼってください」
 おなじみのラビがそう告げる。

 ハイトがステージに上がる。
 まるで、俺を誘うようにその目で俺をにらみ付ける。

 これまでの屈辱を晴らすと言いたげに……

 「……まったく、勝手に一方的に恨むなよ」
 そう言いながらも……前に出ようとするが……

 「ここは、譲れ……少年」
 微妙な二人称で呼ぶ女性……

 セティは俺の肩に手を置くとぐいっと前に出る。

 「頼れる先輩ってのを見せて置かないとねぇ」
 そう言ってリングに上がる。
 もう一人はヴァニがリングに登る。

 敵も見知らぬ男が一人登ってくる。



 「それじゃ、チーム:コムラッド対チーム:インコンヴィーニエント……先鋒戦開始ッ!!」
 その合図と共に……

 ハイトの相方により……ハイトの魔力の強化が行われる。
 以前の相方よりもその強化能力は優秀なようだ。
 この手の大会に選ばれるだけのサポーターということか。

 「初心にかえるか……」
 俺はそう呟き……
 確かに……時間が止まる中で動けるのは自分ひとり。
 そして、その能力を最大限に活かすには自分の能力を底上げすることが一番。
 間違ってはいない……が。

 相変わらず、開始早々突っ走るヴァニを他所に、

 「1歩も動かず、わたしはかぁーーーつ!」

 あんな事を言ってリングにあがったセティは、開始から全く身動きすることなくその様子を見ている。



 「止まれ……」
 その言葉と共に一瞬意識が飛ぶ感覚……

 今まで以上にヴァニの身体がリング中央から端の方まで吹き飛ぶ。


 「無駄だ……身の程を知れ、お前の能力でと僕の能力では……その差を埋めることなどできない……あの時はあの男《レス》の小細工にまんまとはめられただけなんだよっ」

 再び時間が止まる。

 もう一度、今と同じだけの攻撃を浴びせれば場外に持ち込める。
 それでも……

 ヴァニをもてあそぶ様に、今度はリングの中央にヴァニの身体が吹き飛ばされる。

 時が戻り……ゆっくりと自分が吹き飛ばしたヴァニの元に歩き始める。


 再び時を止める。

 また、さっきとは逆のリングの端にヴァニの身体を吹き飛ばす……


 時が戻る……。

 再びヴァニの元に歩き出すが……


 「!?」
 なんだ……?
 周囲を見渡す……
 何が起きた……

 吹き飛ばしたはずのヴァニの身体がそこには無い。

 力が余って場外に飛ばしてしまったか?


 後ろを振り返る……

 自分の攻撃を受けてぐったりしているヴァニの姿がある……

 間違いなく攻撃は届いている……

 ……そして、初めて不気味に黙っている女に目を向ける。


 相変わらず……開始から一歩も動いてなどいない。

 「なにを……した?」
 そう女に向けてハイトが言う。


 「べーつに……てめぇが自分の歩く方向間違えただけなんじゃないの」
 そう冷たい笑みでハイトを見る。

 「舐めるなっ……女だからと容赦などしないぞ」
 そうハイトはセティを睨みつける。

 「はーーーい、お手柔らかに、未来の王様」
 そう馬鹿にするような笑みを浮かべる。

 「止まれ」
 ハイトがそう言い……セティの方に歩み寄る。

 容赦なく宣言通りに一撃をくわえようとする。

 灰色の世界に……ジジジとノイズのようなものが走る。

 一瞬、頭を抑え……その自分の世界の異変を気にせず、
 再びセティの方を見る。

 「な……んで……」
 目の前にセティの姿が消えている。

 後ろを振り返る……

 セティの姿がある……

 「いつのまに……」
 しかも……俺のこの能力の中……どうやって動いた?

 現に俺の能力の中……身動きを取れている様子はない。

 「まて……」
 ラビの位置とあの女の位置を見る。
 あの女は動いてなどいない……

 なら……動いたのは俺?

 ヴァニの方を見る……

 あの女の言った通り……ヴァニを吹き飛ばした方角からヴァニは動いていない……

 俺が方角を間違えた……訳がわからなくなる。


 「どぉ……このフィールドはもう私のテリトリーの中だよぉ」
 そうセティは言い……

 「あ、えっと……ヴァニ君?あんたも余り動き回らないでねぇ、間違って私のトラップに引っかかってもらってもめんどいからさぁ」
 そうセティは冷たく笑う。


 「やめた方いいよぉ」
 再び時を止めようとしたハイトにセティが言う。

 「能力には相性ってのがあってさぁ……どれだけあんたの能力がチート級だって言っても……私に勝つのはちょっと無駄かなぁって」
 そうセティが言う。


 「……時を止めている間も他人の魔力は干渉される……てめぇの能力に私の能力が干渉できるってことだろ」
 そうハイトに忠告する……が


 「舐めるなよ……止まれ」
 そうハイトは再び言って……

 「今度は……何が……どうなって……」
 いつの間にか自分が……もう吹雪の雪に埋もれる大地に立っている。

 周りを見渡す……

 セティの姿を見つける。

 「くそっ……」
 雪に足をとられる中、セティの元に向かい進む……

 が……一向にその距離は縮まらない。


 そして……急に足が軽くなると……
 現実世界に戻される。

 「錯覚ではない……トラップだよ」
 そうセティが頭の整理が追いつかないハイトに向けて言う。

 「幻覚ではなく、実際に君は自分の動ける5秒間だけ、私の作ったトラップ世界を体験していたってことさ」
 そうセティが言う。


 「……トラップ発動条件をてめぇの時止め時の魔力の波動に合わせたのさ……断言しよう、次……てめぇが能力を発動したら……私の勝ちだ」
 そうセティが宣言する。


 「なめるな……」
 プライドの塊……ハイトがそのセティの挑発に乗る……

 「出血大サービス、私のトラップでてめぇの能力の時間を延長してあげるよ」
 そのセティの言葉が引っかかりながらも、ハイトは能力を発動する。


 世界が灰色に変わる……

 雪世界ではない……安心したようにハイトが歩き出す……

 途端に自分の右側で爆発が起こる。


 「なんだ……」
 その爆風に驚き、とっさに身体を爆風とは逆の位置に動かす。
 今度は細いワイヤーのようなものが左腕に絡まる。

 「なんなんだ……」
 懸命にそのワイヤーを解こうとするが……

 そのワイヤーを伝うように電流が流れ込んでくる

 「ぐっ……」
 何が……何が起きている。

 俺の世界で……俺が王である世界で……

 この女は……

 何とか……ワイヤーを振りほどく……

 強い痺れがまだ、身体に残っている……

 そろそろ……時間が戻る。

 一度現実に戻る……現状を見渡すため一度、それでいい。


 「あれ……?」
 もう5秒は経過した……はずだ。
 戻らない灰色の世界。
 俺が王となる世界。

 ハイトは始めて自分の世界に恐怖する。
 現実に戻れぬことに恐怖する……

 再び横で爆風が起こる。

 ずるっと植物のツタのようなものが伸びてきて、
 ハイトの足を絡めとると上空に放り投げられる。

 爆発や電流……さらなるトラップの数々がハイトを襲う。


 「やめろ……時間よ戻れ……戻れぇーーーー」
 そう叫ぶ


 「よかったな……」
 いつの間にか動き出した時間。

 セティがそう冷たくハイトに笑いかける。


 「しまった……宣言したのに仕留めそこなった……どうする、もう一度、てめぇの能力を使うか?」
 そうセティがハイトに冷たく笑う。

 「く……ひぃ……」
 完全に心が折れたように……能力が封じられてしまったハイト。
 

 「ヴァニ君……そんじゃ、後宜しくね」
 そうセティがヴァニに言う。

 ヴァニの全力の一撃……
 それよりも、この女の前で自分の能力を使うことの恐怖が勝る。

 能力を封じられたハイトは、
 ヴァニの一撃で2度目の場外負けとなった。



 宣言通り……
 セティは一歩も動いていない。

 周囲には何が起きたかさえわからない。

 彼女の恐ろしさはハイトにしかわからない。


 「先鋒戦、勝者……チーム:コムラッド」
 ラビの声が場内に響く。

 ハイトにとっては長い戦いだった……はずだが……
 周りにはほんの一瞬の出来事。

 
 「そんじゃ、次は頼んだよ少年」
 リングにあがる時どうように、リングから降りたセティは、
 俺の肩に手を置くとそう告げる。

 断言できる……ハイトとの相性云々ではなく、
 この人の能力もまた……規格外だ。

 さておき……まずは1勝…か。


 ライトたちは大丈夫だろうか……

 それよりも……次鋒戦の心配だよな……
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