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番外編2 学校を作るための話し合い1
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誰でも勉強ができる環境。
読み書き計算
まず、基礎の基礎。
【読み書き】
あいうえお表を絵柄付きで作成する。
自分の名前が書ける
【計算】
数字を覚える
四則計算(足し算引き算を中心)
九九(覚えたい人)
そろばんを作ろう←これ大事
マナー講習会もいいかも?
挨拶は基本。お辞儀の仕方などかな
子供の時から身につければ、大人になっても使える
【産婆さん教育】
出産についての知識が低い
妊娠から出産までの知識
出産後の赤ちゃんの知識
その後、カイザールと義父たちと、学校(寺子屋)の話を詰めていく。募集人員。
教師
【条件】
ナサエル領地に移り住むことが可能
子供が好きな人
教えることが好きな人(人柄重要)
性別問わず(男尊女卑の精神アウトです)
料理人
土魔法士
施設の構想
コの字型平家タイプ
中央に遊具あり 食堂あり 売店あり
先生方の寮(住んでもいいし、別の家でも良い)
乗り物完備 自転車(三輪車あり)
「リリ、建物の構造はなぜ一階で、こういう形なのだ?」
「これはコの字型で、中央に遊び場や食堂、売店を置くことによって、みんなの目が行き届くかなぁと。誰でも中央にくれば誰かいる。すぐ中央に集まれるという考えなの。食堂といっても、軽いものよ。勉強するついでに、子供たちが気兼ねなく食事できるようなメニューよ。大人の人も食べたいのなら食べてもいいし。街に宿屋や飲み屋などがあるので、競合は避けたいの」
「なるほどな。街の食事処は子供達は入れないし、食事があるという理由で来る子供たちもいるだろうな」
「それでいいのよ。食べに来る目的でいいのよ。脳にバランスの良い栄養が必要なのよ。勉強して、脳が疲れたから食事をする。食事して脳が活性化されたから読み書きしようでも、なんでもいいのよ。少しでも、読み書きができるようになれば、そして、それを糧に将来を考えてくれればいいの。路上生活する子達が減ればそれでいいの」
「確かに王都でも,路上生活する子供の数が増えていき、犯罪に手を染める子も少なくないからな」
「国から孤児院に対する補助が各領地へ支給されているのでしょう?それらを活用し、ただ単にお金や物資を渡すのではなく、より良い環境を整備すれば、効率がいいと思うのよ」
「リリちゃん、土魔法士はなぜ募集しているのだ。カイルの先生か?」
「フフフッ、それはですね。お風呂を作ってもらうのです。温泉施設!!それと畑を耕して欲しいかなぁという願いもあるのです。畑で野菜を育てて、それを食堂でご飯を作る、自給自足です。自分たちで育てて、自分たちで食べる。作る楽しみと食べる楽しみ両方楽しみが得られます!現役を退いたおじいちゃん、おばあちゃんたちを集って、子供達と一緒に畑を作ってもらいたいのです。できた野菜は持ち帰っても良しです」
「ちょっと待て。お、おんせんしせつ??リリ、それはなんだね」
「土魔法士に湯船を作ってもらいたいのです。子供達はもちろん無料で入り、身綺麗にする。毎日ではないが、毎日入ってもいいかな、それは追々考えます。大人たちは,うーん、入りたいという人がいれば入れる?そうすると施設が大きくなってしまうし、うーん、そこも追々考えましょう。
それに、地中深くにそういう地熱で温かくなった水が溜まっているところはないか調べて欲しいなぁと考えているのですが、土魔法士は、そんなことできないのですか?」
「はぁ?いや、今まで土魔法士について考えたことがなかったが、カイルが今回土魔法があることが判明したので、土魔法は何ができるのだろうと考えていたのだ。なるほど、まぁ、カイルの先生がてら、土魔法士を探してみよう」
「是非お願いします」
「リリ、そういえば自転車をお披露目するのか」
「そうです、お義父さま。施設を作ろうとする敷地面積が大きいので、とうとうとうとうできた自転車を解禁です。敷地内なら乗れます。私も乗りますわよ」
「頼む、やめてくれ。リリ。淑女はあれには乗らないでくれ」
「でも、実演するのに私が1番乗りこなせます」
「大丈夫だ、部下たちが乗れるようになっている。お前は静かにしていてくれ」
「セルジュ殿。じてんしゃとやらはなんだね」
「うちの商会が作った乗り物です。計画している敷地が広いので、移動する手段として便利かなと思い作りました。リリが考え出したのですがね。初めて乗りこなすのが難しいのですが、慣れれば簡単です。もちろん三輪車も作りましたのでどちらでも大丈夫です。乗ってみますか?」
「「??」」
「ふふふっ、では、あとで乗りましょう」
ここで一旦、お昼ご飯をすることになりました。
学校を作ること以外にも考えることが多い。何を作るのでも、安全第一に考えることは大事なこと。
そして、一度だけの試みではなく、これから将来に向け続けていく子供たちの教育面は基盤が大事。
今回は、確かに気軽に読み書き、計算ができるようにいつでも来て良いスタイルの学校だが、そこから高度教育に進みたい子達もいるだろう。いるかもしれない。たぶん。高度教育を目指す子供たちを見据えて、考えていかなければならない。
貴族だけではない、平民も学べる教育。
教育の平等。
貴族だって教育格差はある。それらを踏まえ、みんな底上げだー。
読み書き計算
まず、基礎の基礎。
【読み書き】
あいうえお表を絵柄付きで作成する。
自分の名前が書ける
【計算】
数字を覚える
四則計算(足し算引き算を中心)
九九(覚えたい人)
そろばんを作ろう←これ大事
マナー講習会もいいかも?
挨拶は基本。お辞儀の仕方などかな
子供の時から身につければ、大人になっても使える
【産婆さん教育】
出産についての知識が低い
妊娠から出産までの知識
出産後の赤ちゃんの知識
その後、カイザールと義父たちと、学校(寺子屋)の話を詰めていく。募集人員。
教師
【条件】
ナサエル領地に移り住むことが可能
子供が好きな人
教えることが好きな人(人柄重要)
性別問わず(男尊女卑の精神アウトです)
料理人
土魔法士
施設の構想
コの字型平家タイプ
中央に遊具あり 食堂あり 売店あり
先生方の寮(住んでもいいし、別の家でも良い)
乗り物完備 自転車(三輪車あり)
「リリ、建物の構造はなぜ一階で、こういう形なのだ?」
「これはコの字型で、中央に遊び場や食堂、売店を置くことによって、みんなの目が行き届くかなぁと。誰でも中央にくれば誰かいる。すぐ中央に集まれるという考えなの。食堂といっても、軽いものよ。勉強するついでに、子供たちが気兼ねなく食事できるようなメニューよ。大人の人も食べたいのなら食べてもいいし。街に宿屋や飲み屋などがあるので、競合は避けたいの」
「なるほどな。街の食事処は子供達は入れないし、食事があるという理由で来る子供たちもいるだろうな」
「それでいいのよ。食べに来る目的でいいのよ。脳にバランスの良い栄養が必要なのよ。勉強して、脳が疲れたから食事をする。食事して脳が活性化されたから読み書きしようでも、なんでもいいのよ。少しでも、読み書きができるようになれば、そして、それを糧に将来を考えてくれればいいの。路上生活する子達が減ればそれでいいの」
「確かに王都でも,路上生活する子供の数が増えていき、犯罪に手を染める子も少なくないからな」
「国から孤児院に対する補助が各領地へ支給されているのでしょう?それらを活用し、ただ単にお金や物資を渡すのではなく、より良い環境を整備すれば、効率がいいと思うのよ」
「リリちゃん、土魔法士はなぜ募集しているのだ。カイルの先生か?」
「フフフッ、それはですね。お風呂を作ってもらうのです。温泉施設!!それと畑を耕して欲しいかなぁという願いもあるのです。畑で野菜を育てて、それを食堂でご飯を作る、自給自足です。自分たちで育てて、自分たちで食べる。作る楽しみと食べる楽しみ両方楽しみが得られます!現役を退いたおじいちゃん、おばあちゃんたちを集って、子供達と一緒に畑を作ってもらいたいのです。できた野菜は持ち帰っても良しです」
「ちょっと待て。お、おんせんしせつ??リリ、それはなんだね」
「土魔法士に湯船を作ってもらいたいのです。子供達はもちろん無料で入り、身綺麗にする。毎日ではないが、毎日入ってもいいかな、それは追々考えます。大人たちは,うーん、入りたいという人がいれば入れる?そうすると施設が大きくなってしまうし、うーん、そこも追々考えましょう。
それに、地中深くにそういう地熱で温かくなった水が溜まっているところはないか調べて欲しいなぁと考えているのですが、土魔法士は、そんなことできないのですか?」
「はぁ?いや、今まで土魔法士について考えたことがなかったが、カイルが今回土魔法があることが判明したので、土魔法は何ができるのだろうと考えていたのだ。なるほど、まぁ、カイルの先生がてら、土魔法士を探してみよう」
「是非お願いします」
「リリ、そういえば自転車をお披露目するのか」
「そうです、お義父さま。施設を作ろうとする敷地面積が大きいので、とうとうとうとうできた自転車を解禁です。敷地内なら乗れます。私も乗りますわよ」
「頼む、やめてくれ。リリ。淑女はあれには乗らないでくれ」
「でも、実演するのに私が1番乗りこなせます」
「大丈夫だ、部下たちが乗れるようになっている。お前は静かにしていてくれ」
「セルジュ殿。じてんしゃとやらはなんだね」
「うちの商会が作った乗り物です。計画している敷地が広いので、移動する手段として便利かなと思い作りました。リリが考え出したのですがね。初めて乗りこなすのが難しいのですが、慣れれば簡単です。もちろん三輪車も作りましたのでどちらでも大丈夫です。乗ってみますか?」
「「??」」
「ふふふっ、では、あとで乗りましょう」
ここで一旦、お昼ご飯をすることになりました。
学校を作ること以外にも考えることが多い。何を作るのでも、安全第一に考えることは大事なこと。
そして、一度だけの試みではなく、これから将来に向け続けていく子供たちの教育面は基盤が大事。
今回は、確かに気軽に読み書き、計算ができるようにいつでも来て良いスタイルの学校だが、そこから高度教育に進みたい子達もいるだろう。いるかもしれない。たぶん。高度教育を目指す子供たちを見据えて、考えていかなければならない。
貴族だけではない、平民も学べる教育。
教育の平等。
貴族だって教育格差はある。それらを踏まえ、みんな底上げだー。
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