80 / 141
本編
第75話 みんなではしゃぐ
しおりを挟む
お酒?という単語を聞いたアグリ様が徐に尋ねてきた。
「アイリ嬢、あとでそのお酒のところも見学したいのですがダメですか」
「すみません、お酒は秘匿なのでダメですが飲むことができます。今日の夕食に出します。お酒のところは契約者以外は入れないようになっているのでダメです」
「でも、飲めるのですね、楽しみです。陛下がお越しの時は我々は飲めないですから、今回の視察楽しみにしていたのですよ。少し羽を伸ばしてしまおうかなぁ。王都だと忙しいし」
アグリ様お疲れなのね。それならお風呂ゆっくり浸かってほしい。でも、お酒飲んだあとはダメ。ここは言い聞かせないといけない。
「アグリ様、お酒飲んだあと、お風呂に入ってはいけません。なので、ご飯前にでもお風呂へどうぞ。お兄さまも一緒にお願いしますね。色々教えてください。私は入れませんので.その間に夕飯の支度とお酒の用意してますね」
「アイリ嬢、なぜ酒を飲んだあとお風呂に入ってはダメなのだ?」
「お酒を飲んだあとの重要なことなのでよく覚えておいてください。飲酒後にお風呂に入ると、血液の循環を早くする傾向にあります。アルコールの回りも早くなるため、酔いを加速する可能性があります。酔いが加速すると眠くなる方も多く、湯船に浸かったまま寝てしまい、溺死してしまう、というリスクもあります。そして、飲酒後のお風呂は血圧の低下や心拍数の増加を引き起こしやすい状態となり不整脈や心臓発作、脳卒中などの思わぬ病気に発展する可能性もあるので、飲酒後のお風呂は注意してください。わかりましたか?」
「ノウソッチュウ?フセイミャク?シンゾウホッサ?とはなんだね」
「それはですね、まず人は身体中に血液が巡り巡っているのです。頭の中にも血管があり、脳卒中はその脳の血管が破裂するということです。不整脈、心臓発作はここ、心臓です。心臓にも血液が流れているので、これが止まって死んでしまうことがあるのです。だから、お酒飲んだあとはシャワーなどがいいですよ」
「な,なるほど。お酒飲む前にお風呂に入るよ。飲んだらシャワーの方がいいのだね」
アイリ嬢はすごいな。これが転生者という知識か。宰相と私だけは聞いているがこれはまたすごいな。人の体の構造なども知っているということか。陛下に報告だな。それにしてもすごいなここは。あいつがここを知ったら、いつでも来たいというだろうな。まぁ、その時は宰相に仕事を丸投げし、俺も一緒にくればいい。宰相、あいつにはここの良さを知らせない方がいいな。はははっ。
コテージ?今から行くところも楽しみだな。こんなワクワクする視察はいいな。
アグリ様の考えていることなどまったく気にせず、コテージの方へ案内した。
一階は大きい海を見渡すことができるリビングダイニング、隣には食堂室、大浴場、プール。宿泊部屋が数部屋。2階は全て宿泊部屋。
「これはまたすごい。海が一面に見える。こんな様式の部屋見たことがない」
「父上、アレク、すごい景観が良いですよね。これはくつろげて癒されるなぁ」
「アイリ、お前またとんでもないものを作ったな。外から見た邸もすごいと思ったが中は、はぁ。これは父上に早く来てもらわないといけないな」
ため息混じりでお疲れのご様子のお兄さま。ここは癒されるためのコテージなのよ。そんな呆れたような、遠い目をしているお兄さま、ダメよ、癒されてちょうだい。
「アイリ嬢、次,次を案内してほしい」
急かすアグリ様。
「今度は大浴場と家族風呂です。本当は宿泊部屋に行き,こう言った部屋着に着替え、お風呂に来てほしいです。そして、こちらの赤い方が女性、紺色が男性のお風呂です。ここで自分の分のタオルを取り、こちらに脱いだ洋服を入れて、お風呂に行きます」
入り方を伝授しないとダメかな。お兄さまは家でしているからわかっているけど、とりあえず作法だけ教えておこう。
「こちらの桶でぬるいお湯で1、2掛けして体の汚れを流します。こちらの洗い場で体を洗ってから、湯船に入ってもいいですし、全て髪から体まで洗ってから、湯船に入る、どちらでも構いません。体だけは始めに洗ってください」
それからボディーソープ、シャンプー、トリートメントなどを教え、温泉の効能は塩化物温泉。
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病。
効能を説明した。お風呂から出る時は洗い流さないようにと伝えた。出たら水を飲んでいただき、ドライヤーなどで髪を乾かしてください。自分で乾かすことができるならご自分でどうぞと付け加えた。化粧水もココヤシから作った自然化粧品を説明。ここもご自分の化粧品をお使いくださいと伝えた。
「早く入りたいな。部屋に部屋着があるのか?それを着てここに来れば良いのだな」
「父上、早く入りたいですね」
この親子、旅行へ来ているようなかんじよね。視察では?
「アグリ様、ここまで不満や問題点などございましたでしょうか?ただ心配なのは女性陣のドレスなどです。暑いですし、歩きにくいかなぁと思っています」
「そうですね。ドレスはここでは難しいですね。そうだ、ジャポング皇国がいらっしゃった時のドレスなら大丈夫ではないですか?それを私から進言しますね」
「ありがとうございます、アグリ様」
「アイリ嬢、楽しいですね。ウキウキしますよ」
子供のようにはしゃいでいるアグリ様なのですが、リドリード様を見ると、首を振って呆れていた。
「そうだ、お兄さま、プールにお水入れてください。今入れておけば太陽の熱で温かくなるのでお願いします」
「リビングの前にある四角い溝か。あそこに水を入れればいいのだな」
皆で、外のプールへやってきた。
「お兄さま、ここに水入れてください。お願いします」
「アレク、俺がやるよ。ここに来て何もしていないからそのぐらいするよ」
リドリード様が、水を出した。おおー、水面がキラキラしたプール。これよこれ。リゾートというかんじ。
「暑い時はこのままの水温でも、あとは太陽の熱でそのうち水が温かくなると思うので、自分の好きな水温で調節してくださいい。少し、温かくしたい場合は、火魔法少しお願いします」
「なるほど、冷たすぎるのも、体が冷えてしまう。太陽の熱で水が温まるなら、朝早く水を入れておけば、遊ぶ時いい水温になっているな」
本当にアグリ様先ほどから子供のようですよ。
最後は宿泊部屋。王族の広さと私たちの広さは違うからなぁ。狭いと感じるよね。
「アグリ様すみません。ここと隣が1番広い部屋なのですが、王族の方々には狭いと思うのです。どうしましょう」
部屋を案内した。一応、ソファ、ベッド、洗面所、トイレ、浴室一通りは完備しているが、狭いと思うのよね。
「いい部屋じゃないか!あいつがそんなこと気にしないよ。王妃様も大丈夫だよ。十分だよ。隣も同じ構造?」
アグリ様、国王陛下陛下をあいつ呼ばわりですか。すごいですね。
「だいたい同じですが、雰囲気が違うだけです」
「ここはシンプルに白を基調としている。隣は、ザ・リゾート。水色とハイビスカスなどのカラフルなかんじです」
「隣も行こう!」
アグリ様が率先して行ってしまった。
「ほー、こちらもいいなぁ」
隣の部屋からアグリ様の声が聞こえてくる。
「アイリ嬢、父がすまない。はしゃぎすぎている。困った人だ」
「いえいえ、楽しんでいられるので、嬉しいです。作った甲斐があります」
「この隣は何かな」
アグリ様,この先の部屋に行きましたね。
「アイリ嬢,早く来てください。いろいろな部屋があって楽しいですね」
大きな声で呼ばれている。どの部屋に入ったのだろう?
部屋から顔を覗かせたアグリ様がいた。
「父上、はしゃぎすぎです。我々は国王陛下がここに来た時不便なことがあるか、安全に問題がないかの視察に来ているのですよ。あなたが楽しんでどうするのですか!」
「リドリード、すまない。楽しくて楽しくて。目的はわかっているから大丈夫だよ。アイリ嬢、1階を一通り見て、部屋着というのはサイズがいくつもあるのかい?」
「そうです。子供用から女性用のサイズがいくつかと、男性用のサイズがいくつか用意してます。もちろんご自分の愛用するものでも大丈夫です。そちらも案内しましのうか?」
リネン室も案内した。シーツ、枕カバー、タオル類、室内着、室内履きが綺麗に並んでいる。
「室内着はサイズや絵柄など様々あるので選んでください。今日のを選んでください。そして着心地など教えてください。汚してしまったらいつでも変えられますので、安心してください。男性用はこちらです。お兄さまも選んでください」
「俺もか?」
「お客気分で味わってみて、それで足りないところを教えてね」
「そうだな、わかったよ」
久しぶりの頭撫で撫でだ。お互い顔を見合わせて笑った。
「アイリ嬢、あとでそのお酒のところも見学したいのですがダメですか」
「すみません、お酒は秘匿なのでダメですが飲むことができます。今日の夕食に出します。お酒のところは契約者以外は入れないようになっているのでダメです」
「でも、飲めるのですね、楽しみです。陛下がお越しの時は我々は飲めないですから、今回の視察楽しみにしていたのですよ。少し羽を伸ばしてしまおうかなぁ。王都だと忙しいし」
アグリ様お疲れなのね。それならお風呂ゆっくり浸かってほしい。でも、お酒飲んだあとはダメ。ここは言い聞かせないといけない。
「アグリ様、お酒飲んだあと、お風呂に入ってはいけません。なので、ご飯前にでもお風呂へどうぞ。お兄さまも一緒にお願いしますね。色々教えてください。私は入れませんので.その間に夕飯の支度とお酒の用意してますね」
「アイリ嬢、なぜ酒を飲んだあとお風呂に入ってはダメなのだ?」
「お酒を飲んだあとの重要なことなのでよく覚えておいてください。飲酒後にお風呂に入ると、血液の循環を早くする傾向にあります。アルコールの回りも早くなるため、酔いを加速する可能性があります。酔いが加速すると眠くなる方も多く、湯船に浸かったまま寝てしまい、溺死してしまう、というリスクもあります。そして、飲酒後のお風呂は血圧の低下や心拍数の増加を引き起こしやすい状態となり不整脈や心臓発作、脳卒中などの思わぬ病気に発展する可能性もあるので、飲酒後のお風呂は注意してください。わかりましたか?」
「ノウソッチュウ?フセイミャク?シンゾウホッサ?とはなんだね」
「それはですね、まず人は身体中に血液が巡り巡っているのです。頭の中にも血管があり、脳卒中はその脳の血管が破裂するということです。不整脈、心臓発作はここ、心臓です。心臓にも血液が流れているので、これが止まって死んでしまうことがあるのです。だから、お酒飲んだあとはシャワーなどがいいですよ」
「な,なるほど。お酒飲む前にお風呂に入るよ。飲んだらシャワーの方がいいのだね」
アイリ嬢はすごいな。これが転生者という知識か。宰相と私だけは聞いているがこれはまたすごいな。人の体の構造なども知っているということか。陛下に報告だな。それにしてもすごいなここは。あいつがここを知ったら、いつでも来たいというだろうな。まぁ、その時は宰相に仕事を丸投げし、俺も一緒にくればいい。宰相、あいつにはここの良さを知らせない方がいいな。はははっ。
コテージ?今から行くところも楽しみだな。こんなワクワクする視察はいいな。
アグリ様の考えていることなどまったく気にせず、コテージの方へ案内した。
一階は大きい海を見渡すことができるリビングダイニング、隣には食堂室、大浴場、プール。宿泊部屋が数部屋。2階は全て宿泊部屋。
「これはまたすごい。海が一面に見える。こんな様式の部屋見たことがない」
「父上、アレク、すごい景観が良いですよね。これはくつろげて癒されるなぁ」
「アイリ、お前またとんでもないものを作ったな。外から見た邸もすごいと思ったが中は、はぁ。これは父上に早く来てもらわないといけないな」
ため息混じりでお疲れのご様子のお兄さま。ここは癒されるためのコテージなのよ。そんな呆れたような、遠い目をしているお兄さま、ダメよ、癒されてちょうだい。
「アイリ嬢、次,次を案内してほしい」
急かすアグリ様。
「今度は大浴場と家族風呂です。本当は宿泊部屋に行き,こう言った部屋着に着替え、お風呂に来てほしいです。そして、こちらの赤い方が女性、紺色が男性のお風呂です。ここで自分の分のタオルを取り、こちらに脱いだ洋服を入れて、お風呂に行きます」
入り方を伝授しないとダメかな。お兄さまは家でしているからわかっているけど、とりあえず作法だけ教えておこう。
「こちらの桶でぬるいお湯で1、2掛けして体の汚れを流します。こちらの洗い場で体を洗ってから、湯船に入ってもいいですし、全て髪から体まで洗ってから、湯船に入る、どちらでも構いません。体だけは始めに洗ってください」
それからボディーソープ、シャンプー、トリートメントなどを教え、温泉の効能は塩化物温泉。
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病。
効能を説明した。お風呂から出る時は洗い流さないようにと伝えた。出たら水を飲んでいただき、ドライヤーなどで髪を乾かしてください。自分で乾かすことができるならご自分でどうぞと付け加えた。化粧水もココヤシから作った自然化粧品を説明。ここもご自分の化粧品をお使いくださいと伝えた。
「早く入りたいな。部屋に部屋着があるのか?それを着てここに来れば良いのだな」
「父上、早く入りたいですね」
この親子、旅行へ来ているようなかんじよね。視察では?
「アグリ様、ここまで不満や問題点などございましたでしょうか?ただ心配なのは女性陣のドレスなどです。暑いですし、歩きにくいかなぁと思っています」
「そうですね。ドレスはここでは難しいですね。そうだ、ジャポング皇国がいらっしゃった時のドレスなら大丈夫ではないですか?それを私から進言しますね」
「ありがとうございます、アグリ様」
「アイリ嬢、楽しいですね。ウキウキしますよ」
子供のようにはしゃいでいるアグリ様なのですが、リドリード様を見ると、首を振って呆れていた。
「そうだ、お兄さま、プールにお水入れてください。今入れておけば太陽の熱で温かくなるのでお願いします」
「リビングの前にある四角い溝か。あそこに水を入れればいいのだな」
皆で、外のプールへやってきた。
「お兄さま、ここに水入れてください。お願いします」
「アレク、俺がやるよ。ここに来て何もしていないからそのぐらいするよ」
リドリード様が、水を出した。おおー、水面がキラキラしたプール。これよこれ。リゾートというかんじ。
「暑い時はこのままの水温でも、あとは太陽の熱でそのうち水が温かくなると思うので、自分の好きな水温で調節してくださいい。少し、温かくしたい場合は、火魔法少しお願いします」
「なるほど、冷たすぎるのも、体が冷えてしまう。太陽の熱で水が温まるなら、朝早く水を入れておけば、遊ぶ時いい水温になっているな」
本当にアグリ様先ほどから子供のようですよ。
最後は宿泊部屋。王族の広さと私たちの広さは違うからなぁ。狭いと感じるよね。
「アグリ様すみません。ここと隣が1番広い部屋なのですが、王族の方々には狭いと思うのです。どうしましょう」
部屋を案内した。一応、ソファ、ベッド、洗面所、トイレ、浴室一通りは完備しているが、狭いと思うのよね。
「いい部屋じゃないか!あいつがそんなこと気にしないよ。王妃様も大丈夫だよ。十分だよ。隣も同じ構造?」
アグリ様、国王陛下陛下をあいつ呼ばわりですか。すごいですね。
「だいたい同じですが、雰囲気が違うだけです」
「ここはシンプルに白を基調としている。隣は、ザ・リゾート。水色とハイビスカスなどのカラフルなかんじです」
「隣も行こう!」
アグリ様が率先して行ってしまった。
「ほー、こちらもいいなぁ」
隣の部屋からアグリ様の声が聞こえてくる。
「アイリ嬢、父がすまない。はしゃぎすぎている。困った人だ」
「いえいえ、楽しんでいられるので、嬉しいです。作った甲斐があります」
「この隣は何かな」
アグリ様,この先の部屋に行きましたね。
「アイリ嬢,早く来てください。いろいろな部屋があって楽しいですね」
大きな声で呼ばれている。どの部屋に入ったのだろう?
部屋から顔を覗かせたアグリ様がいた。
「父上、はしゃぎすぎです。我々は国王陛下がここに来た時不便なことがあるか、安全に問題がないかの視察に来ているのですよ。あなたが楽しんでどうするのですか!」
「リドリード、すまない。楽しくて楽しくて。目的はわかっているから大丈夫だよ。アイリ嬢、1階を一通り見て、部屋着というのはサイズがいくつもあるのかい?」
「そうです。子供用から女性用のサイズがいくつかと、男性用のサイズがいくつか用意してます。もちろんご自分の愛用するものでも大丈夫です。そちらも案内しましのうか?」
リネン室も案内した。シーツ、枕カバー、タオル類、室内着、室内履きが綺麗に並んでいる。
「室内着はサイズや絵柄など様々あるので選んでください。今日のを選んでください。そして着心地など教えてください。汚してしまったらいつでも変えられますので、安心してください。男性用はこちらです。お兄さまも選んでください」
「俺もか?」
「お客気分で味わってみて、それで足りないところを教えてね」
「そうだな、わかったよ」
久しぶりの頭撫で撫でだ。お互い顔を見合わせて笑った。
1,110
お気に入りに追加
2,567
あなたにおすすめの小説
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
静かなる魔王!!
友坂 悠
ファンタジー
〜魔王の娘は次期魔王? 能力チートの絶対魔王は平凡な冒険者として平和な世界でスローライフをおくりたい〜
パーティーのポーターとして働くシズカははしっこいのが取り柄な下級冒険者。
でも実は魔王の娘で次期魔王と目されていたのだけど、自分の中に流れる魔王の血を嫌って家出中だったのです。
力の無いふりをしながらパーティーが危機になった時だけこっそり助けたりしてました。
このまま平和なスローライフを送れるかなぁと思ってた矢先、父の魔王が寿命で消失。
後継者争いの果て地上の平和が脅かされるのを見過ごせなくなったシズカはなんとかしようと奮闘するのですが……。
実は最強の魔王シズカが繰り広げる最強最カワイイファンタジー!
前世で処刑された聖女、今は黒薬師と呼ばれています
矢野りと
恋愛
旧題:前世で処刑された聖女はひっそりと生きていくと決めました〜今世では黒き薬師と呼ばれています〜
――『偽聖女を処刑しろっ!』
民衆がそう叫ぶなか、私の目の前で大切な人達の命が奪われていく。必死で神に祈ったけれど奇跡は起きなかった。……聖女ではない私は無力だった。
何がいけなかったのだろうか。ただ困っている人達を救いたい一心だっただけなのに……。
人々の歓声に包まれながら私は処刑された。
そして、私は前世の記憶を持ったまま、親の顔も知らない孤児として生まれ変わった。周囲から見れば恵まれているとは言い難いその境遇に私はほっとした。大切なものを持つことがなによりも怖かったから。
――持たなければ、失うこともない。
だから森の奥深くでひっそりと暮らしていたのに、ある日二人の騎士が訪ねてきて……。
『黒き薬師と呼ばれている薬師はあなたでしょうか?』
基本はほのぼのですが、シリアスと切なさありのお話です。
※この作品の設定は架空のものです。
※一話目だけ残酷な描写がありますので苦手な方はご自衛くださいませ。
※感想欄のネタバレ配慮はありません(._.)
ドン引きするくらいエッチなわたしに年下の彼ができました
中七七三
恋愛
わたしっておかしいの?
小さいころからエッチなことが大好きだった。
そして、小学校のときに起こしてしまった事件。
「アナタ! 女の子なのになにしてるの!」
その母親の言葉が大人になっても頭から離れない。
エッチじゃいけないの?
でも、エッチは大好きなのに。
それでも……
わたしは、男の人と付き合えない――
だって、男の人がドン引きするぐらい
エッチだったから。
嫌われるのが怖いから。
【R18】ひとりで異世界は寂しかったのでペット(男)を飼い始めました
桜 ちひろ
恋愛
最近流行りの異世界転生。まさか自分がそうなるなんて…
小説やアニメで見ていた転生後はある小説の世界に飛び込んで主人公を凌駕するほどのチート級の力があったり、特殊能力が!と思っていたが、小説やアニメでもみたことがない世界。そして仮に覚えていないだけでそういう世界だったとしても「モブ中のモブ」で間違いないだろう。
この世界ではさほど珍しくない「治癒魔法」が使えるだけで、特別な魔法や魔力はなかった。
そして小さな治療院で働く普通の女性だ。
ただ普通ではなかったのは「性欲」
前世もなかなか強すぎる性欲のせいで苦労したのに転生してまで同じことに悩まされることになるとは…
その強すぎる性欲のせいでこちらの世界でも25歳という年齢にもかかわらず独身。彼氏なし。
こちらの世界では16歳〜20歳で結婚するのが普通なので婚活はかなり難航している。
もう諦めてペットに癒されながら独身でいることを決意した私はペットショップで小動物を飼うはずが、自分より大きな動物…「人間のオス」を飼うことになってしまった。
特に躾はせずに番犬代わりになればいいと思っていたが、この「人間のオス」が私の全てを満たしてくれる最高のペットだったのだ。
私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。
木山楽斗
恋愛
伯爵令嬢であるアルティリアは、婚約者からある日突然婚約破棄を告げられた。
彼はアルティリアが上から目線だと批判して、自らの妻として相応しくないと判断したのだ。
それに対して不満を述べたアルティリアだったが、婚約者の意思は固かった。こうして彼女は、理不尽に婚約を破棄されてしまったのである。
そのことに関して、アルティリアは実の父親から責められることになった。
公にはなっていないが、彼女は妾の子であり、家での扱いも悪かったのだ。
そのような環境で父親から責められたアルティリアの我慢は限界であった。伯爵家に必要ない。そう言われたアルティリアは父親に告げた。
「私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。私はそれで構いません」
こうしてアルティリアは、新たなる人生を送ることになった。
彼女は伯爵家のしがらみから解放されて、自由な人生を送ることになったのである。
同時に彼女を虐げていた者達は、その報いを受けることになった。彼らはアルティリアだけではなく様々な人から恨みを買っており、その立場というものは盤石なものではなかったのだ。
【R18】溺愛される公爵令嬢は鈍すぎて王子の腹黒に気づかない
かぐや
恋愛
公爵令嬢シャルロットは、まだデビューしていないにも関わらず社交界で噂になる程美しいと評判の娘であった。それは子供の頃からで、本人にはその自覚は全く無いうえ、純真過ぎて幾度も簡単に拐われかけていた。幼少期からの婚約者である幼なじみのマリウス王子を始め、周りの者が
シャルロットを護る為いろいろと奮闘する。そんなお話になる予定です。溺愛系えろラブコメです。
女性が少なく子を増やす為、性に寛容で一妻多夫など婚姻の形は多様。女性大事の世界で、体も中身もかなり早熟の為13歳でも16.7歳くらいの感じで、主人公以外の女子がイケイケです。全くもってえっちでけしからん世界です。
設定ゆるいです。
出来るだけ深く考えず気軽〜に読んで頂けたら助かります。コメディなんです。
ちょいR18には※を付けます。
本番R18には☆つけます。
※直接的な表現や、ちょこっとお下品な時もあります。あとガッツリ近親相姦や、複数プレイがあります。この世界では家族でも親以外は結婚も何でもありなのです。ツッコミ禁止でお願いします。
苦手な方はお戻りください。
基本、溺愛えろコメディなので主人公が辛い事はしません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる