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*副団長とルディークの話
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クロスティアナ嬢とルディーク様が居なくなってから団長を動かすのが大変だ。
おかげで書類が溜まってしまってどうしようもない...。
どーも、皆様初めましてでもないですね。
宮廷魔法師の副団長してます。
宮廷魔法師は確かに貴族の二男三男の坊っちゃん達がいるが、残念ながら実力主義。
団長は平民出身だが実力で団長という立場をもぎ取ったほど才能あるのだ。
宮廷魔法師や騎士団は平民出身が多い。
だからこそ、貴族平民関係なくわーわー喚く癖に役立たないやつは容赦なく宮廷魔法師見習いに落とし、それでもダメなら辞めさせる。
ずっと見習いから昇格できない奴もいるが...実力主義だから仕方ない。
団長は魔法大好きだから、喚くやつもそうだが魔法を粗末に扱うやつやサボって練習しないやつは勿論、身分でごり押しするやつは容赦なくボコボコにして、騎士団の方に研修という名の鍛え直しをさせる。
研究という実験台になるときもあるが、大体は魔力枯渇でぶっ倒れるぐらいだな。
んで、騎士団は騎士団で遠征行くときに魔法師をこき使えるから助かっているらしいし、遠征無いときは魔力無くなって何回も何十回もぶっ倒れさせるぐらい厳しい戦闘訓練を強要するから...まぁ、お互い様だな。
それでもダメなら辞めさせるみたいだけど。
勿論、一般人や貴族に向かって魔法を放つのは犯罪だから許可を得た研究や練習場以外は牢屋行きだ。
騎士団と一緒に犯罪者や犯罪組織を捕まえるのは国から許可を得ているから人間に攻撃してもいいが、相手を殺すことや味方に攻撃を放つのは犯罪になって自分が逮捕されるからよっぽど優秀な魔法師か、騎士団の人達と連携を取って動ける魔法師じゃないと任せない。
まぁ、魔法師は基本研究者気質な奴が多いから特に問題はないが...。
研究内容は逐一報告させて研究内容に問題ないか、体調管理を疎かにしていないかのチェックもしている。
そこの采配等の仕事は団長がうまいんだよなー。
ただ、団長は書類仕事も出来るくせに魔法じゃないからとやる気がなくなるのは困り者だ。
俺が出来る限り書類を少なくさせてるのにさー。
今度、サボって良いかなー?
と考えつつ執務室の扉を開けたら、ここには居ないはずの人物が。
「...え?」
「おー、よかった。副団長に会いに来たんだが居なくって困ってたんだ。」
そこには片手を上げてこっちを見てきたルディーク様がいた。
思わずサッと鋭く周囲を見渡し、団長が居ないのを確認する。
よし、居ないな。
確認し終わって安堵した俺は執務室の扉の鍵を掛ける。
そんな俺の姿を見て、ルディーク様は小さく笑ったようだ。
「そういえば、ルディーク様はクロスティアナ嬢と一緒に精霊界に行ってるのでは?私が連絡取ろうにも帰ってくるまで待たないといけないのかと思ったのですが。」
そう言いながら俺はルディーク様が居る自分の執務机に向かう。
流石に目上の精霊王様には「俺」ではなく「私(わたくし)」と使う。
ただ、たまに俺って言いそうになっちゃうけどな...ルディーク様が親しみやすいのが悪い...いや、八つ当たりだな、やめとこう。
「いやー、クロスはあれでも魔法好きだからさ。色んな世界の魔法知識があるから勉強したり改善したりでなー。
少しは俺と一緒にイチャイチャしてくれれば良いんだがな。」
「のろけはいらないです。」
「冷たいな。」
いくら闇の精霊王であるルディーク様であってものろけは遠慮したい。
おかげで書類が溜まってしまってどうしようもない...。
どーも、皆様初めましてでもないですね。
宮廷魔法師の副団長してます。
宮廷魔法師は確かに貴族の二男三男の坊っちゃん達がいるが、残念ながら実力主義。
団長は平民出身だが実力で団長という立場をもぎ取ったほど才能あるのだ。
宮廷魔法師や騎士団は平民出身が多い。
だからこそ、貴族平民関係なくわーわー喚く癖に役立たないやつは容赦なく宮廷魔法師見習いに落とし、それでもダメなら辞めさせる。
ずっと見習いから昇格できない奴もいるが...実力主義だから仕方ない。
団長は魔法大好きだから、喚くやつもそうだが魔法を粗末に扱うやつやサボって練習しないやつは勿論、身分でごり押しするやつは容赦なくボコボコにして、騎士団の方に研修という名の鍛え直しをさせる。
研究という実験台になるときもあるが、大体は魔力枯渇でぶっ倒れるぐらいだな。
んで、騎士団は騎士団で遠征行くときに魔法師をこき使えるから助かっているらしいし、遠征無いときは魔力無くなって何回も何十回もぶっ倒れさせるぐらい厳しい戦闘訓練を強要するから...まぁ、お互い様だな。
それでもダメなら辞めさせるみたいだけど。
勿論、一般人や貴族に向かって魔法を放つのは犯罪だから許可を得た研究や練習場以外は牢屋行きだ。
騎士団と一緒に犯罪者や犯罪組織を捕まえるのは国から許可を得ているから人間に攻撃してもいいが、相手を殺すことや味方に攻撃を放つのは犯罪になって自分が逮捕されるからよっぽど優秀な魔法師か、騎士団の人達と連携を取って動ける魔法師じゃないと任せない。
まぁ、魔法師は基本研究者気質な奴が多いから特に問題はないが...。
研究内容は逐一報告させて研究内容に問題ないか、体調管理を疎かにしていないかのチェックもしている。
そこの采配等の仕事は団長がうまいんだよなー。
ただ、団長は書類仕事も出来るくせに魔法じゃないからとやる気がなくなるのは困り者だ。
俺が出来る限り書類を少なくさせてるのにさー。
今度、サボって良いかなー?
と考えつつ執務室の扉を開けたら、ここには居ないはずの人物が。
「...え?」
「おー、よかった。副団長に会いに来たんだが居なくって困ってたんだ。」
そこには片手を上げてこっちを見てきたルディーク様がいた。
思わずサッと鋭く周囲を見渡し、団長が居ないのを確認する。
よし、居ないな。
確認し終わって安堵した俺は執務室の扉の鍵を掛ける。
そんな俺の姿を見て、ルディーク様は小さく笑ったようだ。
「そういえば、ルディーク様はクロスティアナ嬢と一緒に精霊界に行ってるのでは?私が連絡取ろうにも帰ってくるまで待たないといけないのかと思ったのですが。」
そう言いながら俺はルディーク様が居る自分の執務机に向かう。
流石に目上の精霊王様には「俺」ではなく「私(わたくし)」と使う。
ただ、たまに俺って言いそうになっちゃうけどな...ルディーク様が親しみやすいのが悪い...いや、八つ当たりだな、やめとこう。
「いやー、クロスはあれでも魔法好きだからさ。色んな世界の魔法知識があるから勉強したり改善したりでなー。
少しは俺と一緒にイチャイチャしてくれれば良いんだがな。」
「のろけはいらないです。」
「冷たいな。」
いくら闇の精霊王であるルディーク様であってものろけは遠慮したい。
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