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蛇の中(本編)
しおりを挟む「................え?????い、今更ァ???????」
俺は............正しくは俺達は、キングサイズのベッドがある、真っ白なワンルームにいた。........俺はさっきまで自室のおふとぅんに居たはずなんだが.....。
セックスしないと出られない部屋。
開かない扉の上に、学級目標かのように掲げられている。
ちょっと前に流行った気がする。某SNSでよく見かけたから覚えてる。扉が開いてもアンアン言ってるやつ、えろくて良かったな........。
って違うんだよ。それは男×女だから萌えるんであってだな。ヌけるんであってだな。
ここには男の俺と、見た目的に明らかに男なやつの2人だけしかいないんだわ??
ん??????セックス??????こいつとセックスをしろというのか??????????????誰得なの???ってかこいつ誰???????
「え、えーーーと、アンタも気づいたらここに居たパターンか?」
「あー.........まぁ。」
「そっか........な、なんかよくわかんないけど............とりあえず、俺は齋藤 静夏。アンタは?」
「............僕は蓮見 神谷。」
「蓮見か。いやーー............どうする?この状況。」
「ん?ん~。まぁ、1個しかなくない?」
「....................まさか、ヤる気とか言わないよな?」
「だって書いてあるし?出れなくていいの?」
「い、いやいやいやいや................そ、そんなこと言ったってだなぁ.................」
この時代だし、LGBTQへの差別はないよ、俺もな??でもな??自分がそうですかと言われたらそれは否なんだよ........!!
「だ、だって俺、お前で勃たないし............」
「.............しずかちゃん。僕をよーく見てご覧。」
「ん....?ってかしずかちゃんて.....」
「僕はしずかちゃんより頭1つ分はデカイね?ガタイもいい。そんな雄を、ただでさえノンケな君は組み敷けない。わかる?」
............たしかに、コイツはでかい。俺、170超えてるんだけど?............ってことは、180後半~190越えってこと?え?羨ましすぎない?しかも惚れ惚れするほど綺麗に筋肉がついている。そして雄みの強いイケメン。そんなコイツを俺が抱く........?無理だろ。すぐにひっくり返される未来しか見えない。
「........ふふ笑 そんな『スンッ』って顔しないの笑 逆に、僕がしずかちゃんを抱くんだったら、しずかちゃんはちんぽ勃たせなくても大丈夫だよね?................大丈夫大丈夫。気持ちよぉく、するよ♡」
蓮見の言葉の端々に色気と欲望を感じて、様子を伺うように、俺は蓮見の目を見た。
目が合ったその瞬間、怖さなのか、寒気なのか、よくわからないけどゾクッとしたものが背中をはしった。な、なんか........食われそう。そんな感覚。
そうだ........コイツって............
「な、なぁ........蓮見........?お前........お前さぁ..............」
蛇っぽいって、言われない?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
じゅぽんッッッッ♡♡
「ア゛ァあ゛ンッッ!?!!!?!♡♡ は、や゛、あ゛ァ、が、あぁぁぁッッ!!!♡♡♡♡」
もう、蓮見のちんぽを受け入れて、何時間くらい経っただろうか。
『さぁさぁさぁ♡』と手招く蓮見にあれよあれよと身体を開かされて今に至る。コイツ、絶対ホモセックス経験者だ。ヤリチンだ。だって、準備とか手慣れてたし、痛くなかったし、それに............
「........なぁに、考えごと?」
ごりごりゅぅっ♡♡
「や゛あぁあぁぁっっっ♡♡ そ゛こ゛や゛ぁ゛って....ぇ!!♡♡」
「うん。知ってる。しずかちゃんの好いトコだよね。手マンした時ここで連続イキして降りてこられなくなってたもんね。............またイキ地獄でふわふわしたい?」
「ヒッ!!や゛あ゛!!!!おねが....ゆるして゛ぇ゛!!!」
「うーん。そっかぁ、しずかちゃんがふわふわしてるとき、ぎゅぎゅぎゅって痙攣して、気持ちぃんだけどなぁ........ねぇ、ほんとにだめ?」
ごりゅごりゅごりゅ♡♡
「んほお゛っっ♡♡!? だ、だめだめだめだめゆるしてない゛っっ!!ちんぽぉ....ごりごりりゃめぇ........!!♡♡」
「『りゃめぇ』はもっと。漫画で見たなぁ。............ね?♡」
「ヒッ!!!え、や、やら、やだぁ.....................」
「さぁ、僕のちんぽ、いーーっぱい、もぐもぐしてねぇ♡」
ごんっ♡ごんっ♡ごちゅっ♡ごりゅぅっ♡
「あ゛ア゛ァぁあぁあぁァァァッッ!!!!!!♡♡♡♡♡♡ と゛ま゛っ゛て゛ぇ゛!!!!!!!そこ゛いじめちゃ................ンイ゛ぎぃいぃぃぃいいぃッッ♡♡♡♡ ア゛ア゛ア゛ァァあ゛ぁぁ゛ッッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
「んっ♡♡ 地獄イったねぇ♡♡ぎゅぎゅってきもち...........♡このままねぇ....このままこのまま........ふふ、結腸イキが上乗せされたらしずかちゃん、どうなっちゃうんだろ。精液はもちろん、潮ももう出ないのにね♡」
「ア゛ァ゛ァ゛ァァァァーーーーーッッ!!!♡♡♡♡♡♡♡♡」
この頃にはもう俺はトんでいた、と、思う。多分?ただただ暴力的な快楽が襲っていたような............そんな、夢?もう、わからない、わからない.............。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
《蓮見視点》
『ねぇ、君の世界からオナ....ンンッ.....生贄、くれるよね?』
そんな約束をしてから結構待たされたが、あの存在にはこの小さな地球は存外大事なモノの様だ。
真っ白な部屋にどれだけ激しくしても壊れないベッド。
「セックスしないと出られない部屋............」
隣の可愛いオナホ........もとい、生贄が無意識に音読している。可哀想に。『蓮見が満足するまでセックスしないと出られない部屋』が本来の文だ。一部見えないようにされているらしい。ま、逃げられても面倒だから、いいけれど。
『とりあえず』と真名を教えてくれた。不用心だな。............まぁ、それを逃す機会はないか、と魂に僕の名を刻み付ける。
これで、もう。
さァ、僕の嫁?僕が満足するまで........ううん。僕の満足しない欲望を、受け止めて、共に溺れてくれるね?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
しずかちゃんが意識をトバしてから数時間。結腸にハメて失禁した時に完全にオチたから........あぁ、それからずっと結腸ぬぽぬぽしてたのか。
「しずかちゃんのナカ........とぉっても名器だよ........♡ こんなにぬぽぬぽしててもぎゅぎゅってしてくれるもん。今までのはこの状態で壊れて何の反応も起きなくなってたもんなァ........」
今までのを思い出し、嫌な気持ちになる。ちょっと天国ふわふわさせただけなのにすーーぐ廃人になっちゃって。弛緩しちゃってるから、ぎゅぎゅって締めてもくれないし。
....................それに比べて............しずかちゃんはいい。
ビューーーーッッ♡♡♡♡ビューーーーッッ♡♡♡♡ビュビュビュッッ♡♡
「んっっ♡♡」
しずかちゃんの胎には僕の精がたんま~り♡入ってる。ぽっこり?ううん。ぼっこりとした胎。嬉しくなって撫でさする。
「ん~♡♡♡♡ はぁ♡♡ まぁ、一先ずこれくらいかなぁ....♡ うーーん................これ、僕、気に入っちゃったなぁ............持って帰っていい?」
返事のようにドアが開く。
ドアの向こうは異なる場所。
蓮見はぐったりと力の入らない静夏を抱え、そのドアをくぐる。後ろを振り返らずとも、先程までいた異なる世界が消えたことを感じる。
スタスタと足早に歩く蓮見が目指すは自らの巣。その中で、蓮見は己の欲望のまま、己の嫁を貪り、味わい、喰らうだろう。静夏は寝ても醒めても、過ぎた快楽の中で藻掻く。逃れられない、蛇の中で。
「壊れる迄、ず~~~っと、一緒だよ♡♡」
終
(明日その後の話をちょっとだけ投稿致します。)
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