33 / 52
ルート分岐
④遙真ルート
しおりを挟むトプンッ
「お、お兄様ぁ~~~~!!泣」
お兄様は1年前から家督を継いでいる。お父様とお母様は田舎でのんびりしたいんだそうだ。丁度執務室にいたみたい。僕はどうしても怖くて、逃げるのはお兄様の所しか考えられなかった。
「は、悠陽!?ど、どうし!?え、どこから!?」
あ、そういえばお兄様に魔法力ゴリゴリ上げてたの言ってなかったかも.......
ガシッ!
「は~る~ひ~?何があったのか、何を隠しているのか........洗いざらい吐きなさい......?」
ひ、ひ~~~~~~~~っ!!泣
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「──────と、いうわけです.......」
「なるほどね.......。」
僕の前世から、不安だったこと、してきた事や、今何があって、何から逃げてきたかも全て吐きました。悠陽です......。
ついでに手枷と足枷は外してぽーいってしておきました。
.........それにしても.......。久しぶりに会ったお兄様、かっこいいなぁ........。
会ったら絶対ぎゅってしてくれるお兄様。僕と兄弟なのに、なんでこんなイケメンなんだろ。身長も全然高い。同じ両親から産まれて、髪色も瞳の色も一緒なのに.........。
「..........なに考えてるの?」
ビクーッ!?
「え!?い、いや.....!?」
「悠陽............?」
ひ、ひぃ~~~~泣 黒いオーラ.....泣
「う゛.........ッ ...............お、お兄様、かっこいいな.........って.............」
「...................ねぇ、悠陽?お兄様は常日頃から、悠陽は可愛いから気をつけて、男はみんな野獣だって、言ってたよね?」
「う、うん.........」
え、な、なに.......?すごい怖い笑顔なんだけど.......え?え?え?
「そんなに自分の認識が甘いなら...............いっそすべてから隠してしまおうか。」
「............え?」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ずぷ~~~ッ♡
「は、ぅ、う~~~~♡お、おにぃしゃま........♡」
「悠陽.......♡」
何でこんなことになってるんだろう。
お兄様に優しくベッドに連れて来られたと思ったら、たくさんたくさん気持ちよくされて........気づいたらお兄様のちんこが僕のお尻に...........
たちゅッ♡たちゅッ♡たちゅッ♡
「あ♡あ♡あぁッ♡や、ぁんッ♡はぁ......ッ♡ お、にいしゃ、♡ら、めぇッ♡んッ♡んッ♡んぅ♡」
「可愛い可愛い俺の悠陽........ッ!はッ、..... 至る所で上位の家門の子息を引っかけて..........最近他の家からも婚約の打診が大量に来ているの、知ってた.......ッ?」
婚約の........打診?
ずちゅ♡ぱちゅ♡ずりゅ♡
「ん......え......しりゃな、あッ♡しょこ、しょこずりずり......♡は、あ♡きもちぃ♡お、おにいしゃまぁ♡」
「可愛い可愛い俺の、弟........ッ 絶対、他の男になんて、やるもんかッ!」
そ、そんなこと、思って、くれてたの........?
「あ♡お、おにぃさまぁ.........」
「ん.....ッ?なんだい?悠陽.......?」
「気持ちいい?」と聞きながら、優しく頬を撫でてくれた。僕はその手の温かさを感じながら思う。
いつも優しい僕のお兄様。ぎゅーってして膝にのせてくれるお兄様。いつも僕を心配して、僕を1番に考えてくれるお兄様。僕に婚約の打診........。僕は他の男と結婚しなきゃいけないのかな...........。お兄様と、一緒にいれない........?お兄様は長男............お兄様は、女の人と..............
い、いや..........。
嫌、だ.......。
僕の目から涙が溢れ出す。
「ぃ、やあ.......お、にぃさまぁ........!おにいさまは僕のぉ!!」
ぎゅぅぅぅぅっ
「は、悠陽.......?」
驚いた顔をしているお兄様。今、言わなければいけない気がした。今言わなければ、僕の1番欲しいものは永遠に手に入らない。そんな予感。
「お兄様は、僕の、なの、ぉ!結婚、しちゃやだあ!!」
ワガママなのはわかってる。それでも。
お願い、お兄様。
「...................」
ずぷ~ッ♡とちゅッ♡ぱちゅッ♡どちゅッ♡!
「んぁッ!?♡お、おにぃ....... ッや、うごか......あんッ♡あ、は、んあ゛~~~~~~ッッ!!!♡♡(ビクビクンッ)」
「悠陽ッ!悠陽ッ!俺は悠陽のものだよッ!一生一緒にいよう.........ッ お前が.......ッ それを望んでくれるなら......!好きだ...... 好きだ....... 愛してる.......ッ!ずっと、ずっと!」
ぱんッ♡ぱんッ♡ぱんッ♡ぱんッ♡
「あ゛~~~ッッ!!♡♡い、イった!今イ........♡ぅ、あ゛、あ゛♡あ゛ぁ゛ぁ゛~~~~~~~~ッ!!♡♡♡(ビクビクビクッ)」
「ぐ.........ッ!」
ビュ、ビューーーーッ♡ビュルッビュルルル♡ビュッ♡
あ..........♡ お兄様の.........いっぱい........出て.......♡
「はぁーーーッ♡はぁーーッ♡あ、あはぁ♡き、きも、ち.......♡おにいさまの.......せぇ、し♡」
「はぁ....ッはぁ.....ッ 」
「おに、さまぁ♡あいしてる、って.......ほ、んと.......?」
「あぁ。本当だよ。俺の天使............」
「う.......れし♡おにい、しゃまぁ♡」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
あれから、僕は学園をやめた。
精神的ショック、という理由をつけたらしい。
晃雅や風磨、快は連日家に来ているようだけど、お兄様が上手いこと言ってるのかな。
僕を誘拐した百里川は捕まったし、家には久住宮家から訴えてるから大丈夫だろう。
全部お兄様がしてくれてるから、僕は何も心配してないよ。
キィィ.......
「悠陽........♡」
「お兄様ぁ♡やっときた♡ねぇ.......ぎゅーして?♡」
「あぁ......。勿論だよ。」
ぎゅう.....
お兄様の腕の中で僕は問う。
「ねぇ、お兄様.......女の人と結婚、するの?」
「ううん.........孤児の子供を養子にもらおう。今までそういうことが無かった訳じゃないみたいだ。.........兄弟全員男しか愛せないとか......ね。」
「ほんと......?お兄様は全部僕の.......?精子も唾液も全部僕の........?♡」
「うん........♡全部悠陽のものだよ....... 。その代わり、悠陽も全部、俺に頂戴.......?」
「うん......♡うん........♡あげるぅ......♡お兄様ぁ.........♡」
僕はお兄様のものに、お兄様は僕のものになった。
お兄様の部屋が僕の居場所。お仕事の時以外はずっと僕の側にいてくれる。不安なんて感じない。むしろ、逆なんだ。
やっと..........、やっと............♡
「お兄様ぁ........?ずっと僕を愛してね.......♡」
④遙真ルート・メリーバッドエンド
トラウマによる共依存。
73
お気に入りに追加
3,143
あなたにおすすめの小説
ご主人様と性処理ペット
如月 永
BL
現在では動物の遺伝子を取り入れた人間が増えて、純粋な人間はいなくなった。
かつて性処理用ペットとして生み出された獣人は、動物保護法により今は金持ちの娯楽として愛玩ペットになっていた。
しかし一部例外として性処理用として売られる場合があった。
それは買い手に性欲過多の特殊遺伝子を持つ場合だ。
ライオン種の御主人様に飼われた猫獣人や、ドSな御主人様に飼われている犬型獣人の話。
<説明&注意>
安定のぼんやり設定。エロ度は普通。犬獣人はハート喘ぎ気味。
誤字脱字、後出し設定が不自然でも許してくれる人向け。
2000文字程度で33話まで投稿予約済み。それ以降は未定。
まだ中編くらいの長さだけど、続きそうなので長編設定。
<キャラクター覚え書>
●玄道 嵐志(げんどうあらし):
ライオン種とウサギ種の遺伝子を持つ絶倫御主人様。純の飼い主。30代半ば。
●シロ→純(じゅん):
猫型獣人。短毛種の白猫で金と水色のオッドアイ。世間知らずの17歳。年齢より見た目も言動も幼い。
●御子神 恭一朗(みこがみきょういちろう):
絃真の飼い主。絶倫動物の遺伝子を持つが、何の動物かは教えてくれない。ドS。玄道の仕事を通しての友人。20代後半。
●絃真(けんしん):
犬型獣人。ドMに調教されている。エッチの時しか御子神をご主人様と呼ばない。15歳の時に買われ、ペット歴5年。成人までの成長速度が違うため2年間で成人して現在23歳。
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
お隣の大好きな人
鳴海
BL
引っ越した先で友達ができず泣いていた幼稚園児の真。
そんな真に優しくしてくれたのは、お隣に住む小学生の直樹だった。
直樹と知り合ったおかげで、人見知りで引っ込み思案だった真は少しずつ変わっていく。
笑顔が増え、性格も明るくなっていった。友達が増え、もう寂しいと思うこともない。
それでも真にとっての一番は、世界で最も大好きなのは直樹なのだった。
どんな手を使ってでも、直樹くんを絶対に僕のモノにしてやるんだもんね!!
真はそう決意したのだった。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
配信ボタン切り忘れて…苦手だった歌い手に囲われました!?お、俺は彼女が欲しいかな!!
ふわりんしず。
BL
晒し系配信者が配信ボタンを切り忘れて
素の性格がリスナー全員にバレてしまう
しかも苦手な歌い手に外堀を埋められて…
■
□
■
歌い手配信者(中身は腹黒)
×
晒し系配信者(中身は不憫系男子)
保険でR15付けてます
ヒロイン不在の異世界ハーレム
藤雪たすく
BL
男にからまれていた女の子を助けに入っただけなのに……手違いで異世界へ飛ばされてしまった。
神様からの謝罪のスキルは別の勇者へ授けた後の残り物。
飛ばされたのは神がいなくなった混沌の世界。
ハーレムもチート無双も期待薄な世界で俺は幸せを掴めるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる