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しおりを挟むはろー。悠陽です。
何事もなく学園生活が送れています。
あ、あの入学から3ヶ月後の崩落事故。あれは「バリアだと魔力の残滓でバレる。現場で鉄球自体に別方向からエネルギーを加えた方がいい。たまたま誤った魔法がたまたま鉄球に当たっただけ。と言い逃れが出来るからな。」という晃雅様のありがたいお言葉を頂戴したので、同じく鉄球を闇魔法で操ってぶつけた。
「わあああ!!!ごめんなさいごめんなさい!!!!鉄球に当たっちゃった......!!!!」
なんて演技もしつつ、ね!
本当に上手くいってよかったとしみじみ思う。
「随分わざとらしい演技だったけどね。」
「うううううるさい!!2人もコクコク頷かない!!!むきゃーー!!」
僕の精いっぱいの演技を3人から否定されて、その日1日拗ねた僕は悪くない。
あれからクラスに馴染んでも、ずっと3人で過ごしてる。3人で夜にトランプをしたりして、そのまま寝落ちたり、すごい楽しいんだ!
比賀に美桜に久住宮が集まっているから社交的にもモーマンタイッ!
.........3人とも、ことある事に飴玉を僕の口に入れてくるから虫歯になりそうだな、とは思ってる。入れたら入れたでほっぺむにむにしてくるし。大変なんだぞ。飴玉逃がすの。..........でもお高いやつだったり、僕が食べたことない『駄菓子』的なやつだったり毎回美味しくて..........断れない.......ってか断れないのみんなわかってやってると思う。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「悠陽くん、次、移動だよ。」
「あ、ありがとう!!」
「い、いいえ。良かったら一緒にい「「「悠陽」」」
「あ、晃雅!風磨!快!今行くぅ!」
「なんだか最近みんなから視線を感じるんだけどなんだと思う?気のせい?」
「...........お前の鈍さもここまでくると病気だな(ボソッ)」
「自分の認識の甘いところは本当に変わらないね(ボソッ)」
「魔法力もやばいけどこっちの対処もやばいのに(ボソッ)」
「ん?みんな何か言った?」
「「「いや、何も(言ってないよ)」」」
「そっかー?」
入学してから1年以上経ってるんだけど、僕が快をいじめることはないし、僕はみんなから嫌われてないし、3人は僕とずっと仲良くしてくれてる。
あぁ!僕はちゃんと回避出来たんだ!!!
「ふふふ!幸せーー!」
でも、思わぬ強制力って、潜んでいるものだよね。
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