ヤンデレも親ばかもいりません!〜思考が平民以下なので、あなた達の気持ちには答えられません。〜

一人のスラム少女の父と運命の人と名乗る人たちによる、ドタバタ成り上がり?のお話。

少女をどうしても引き取りたい貴族の父と、少女をどうしても娶りたい貴族は、果たして彼女との脈はあるのかっ?!
「うざいです!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうもこんにちは。

私、平民です。名前もありません。
スラムに住んでますから。
あっスラムに住んでいるから平民以下だった。

「やっと見つけた!愛する我が娘…」
「やっと見つけた!結婚してくれ!」

えっ私って貴族だったんですか?
なになに、妻が身ごもった子ごと家出して帰ってこなかった?
一目惚れした?
何それ。

知りませんよ私。勘違いですよ。
スラムの娘が貴族?言い寄られる?貴族に?
ありえませんよ。
貴族にとって私は空気同然ですから。
ですから、さよなら。

私の思考は、平民以下なんです。
だから、貴族だ、玉の輿だ、キャーにはなりません。
冷静に考えて無理なので、あなた達の気持ちには答えられません。

だが、何度追い払っても父と名乗るその人は
毎日会いにやって来る…
そして運命の相手だ!と追いかけてくる貴族も。
うぜー 
今日も少女は、父と運命の相手だ!と言う
その人達から追いかけられている。








少女と少女を愛でたい父親と貴族の男
との攻防戦です。

はっちゃかめっちゃかな話です。

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