僕、魚になりました！

第１章 魚に転生した！

転生したわけ。そして告白

　「や、やってしまいました！あぁあれほど創造神様に気をつけろ！と言われたのに！」
　　はぁ。つまりは叡智さんは女神で何故か僕のスキルで喋ってたってわけね。わかったよ僕はすごいんだねぇってなるか！どー言うことだよ！なんで女神が僕のスキルをやってるんだよ！しかも神様なんだから、忙しいんじゃないのか？僕一人のために仕事さぼったりしないよな？
　「お、落ち着いてください！これにはちゃんとしたわけがあるんですから。ご、ごまかしたりしませんからね？私はいつでも誠実で心の広い女神ですから。ええ！」
　叡智さんよ、絶対ごまかす気だろ、、、でも、いったな？ごまかしたりしないって！それに誠実で心が広いとも言ったよな?すてきなすてきなまさに理想の女神様は嘘なんて言いませんよね？
　「えぇはい　あなたの言うとおりですね。わかりました。本当のことを言いましょう。」
　やっとか！さすが女神様！太っ腹～！
　「コホン！　ことの始まりは私が気まぐれであなたの前世の世界を覗いたことから始まるんです。あの日私は転生させる人を探していたんです。転生させられる人は、心のきれいな人だけなんです。でも、この今あなたのいる世界、すなわち私達の管理する世界の人間はくさってしまいつつあります。貧しい人は己の欲を満たすことができず狂い暴力をふるいそれを悪びれもせず、、裕福な人は貧しい人を助けようとせず、自分の富と権力を好き勝手にふるう。互いに互いをけなし合い、変なプライドだけは立派。そんな人が増えてしまっているんです。そして正しい考え方の人を自分たちと考えが違うからと、亡きものにするのです。私はそんな世界を救いたいと思いました。そこで他の世界を、参考にしようと思い、あなたの世界を覗いたんです。そしたら、あなたを見つけたのです。なんとなくあなたに興味を持って少し、見てみたいな、と思ったのです。そしたら、どうでしょう！あなたは人を迷いもせず、命をかけて助けたのです。私は、その姿に、感動し、そして、その、、、ほ、ほれたんです!!」
　は？今なんて？幻聴じゃなければ嬉しいけど。
「ほ、ほんとうですか?!　ま、まあそれはあとにして、そしてあなたは亡くなられました。しかし、私はあなたは転生させる条件に、じゅう分すぎるくらいに当てはまると思いました。そして、あなたに、今居る世界で、龍まで進化し、結婚し、正しい考え方のものを、増やしてもらいたいんです！しかも、龍というのは、人間で言えば災厄になるくらいの影響力があります。これを気に、心を入れ替えてくれる人がいればいいな、とも思っています！それを、創造神様に全てお話したら、創造神様も、賛成してくれたんです。そして、いま、あなたはここにいるんです。わかっていただけましたか？そ、それからその、、、わ、私を妻に、してはいただけないでしょうか？あっもちろん創造神様の許可も、もらっていますよ？！そして、私は、創造神様から、あなたを、全力で、サポートしろ!と、仰せつかったのです。そのためなら、仕事も休んでいいと、全て、私と部下でやろう！と、いってくださったのです。」
　あ、ああ。　妻にするのは、嬉しい誤算なんだが、僕は、魚だぞ？進化をしても龍だ。女神様と、結婚なんてできるのか？
「大丈夫です！私は転生神ですが、龍神でもあるんです。つまり、私の姿は、龍なのですよ。まあ、いつもは人化してますけれど。」
　そうなのか！じゃあ僕が龍になったら結婚してくれるか？もし、答えがハイ、ならば、僕が龍に進化するまで待っててくれるか？
「はい！もちろんです！」